あらすじ
日織(ひおり)が皇位を全うすることを願い、悠花(はるはな)は「妻」の座を捨て、龍ノ原(たつのはら)を出立した。女として生きた姿を護領衆・悠火(ゆうび)に変えて、龍ノ原の北に隣接する逆封洲(さかのほうしゅう)へと潜入する。そこは若き国主・末和気(すえのわき)が治める豊かな国。だが、政(まつりごと)は、母の遠音(とおね)が牛耳っていた。日織が隣国との関係を築けるよう、知謀の才を尽くす悠火。しかしその頃、日織に不津王(ふつのおおきみ)が皇尊(すめらみこと)の譲位を迫る一触即発の危機が襲う!
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Posted by ブクログ
日織の元を離れ、逆封洲で国主・和気に接触する悠花。
附孝洲の国主・目戸の協力を得て龍ノ原に向かう不津。
悠花が、男として日織の側に立つ選択肢を全く考えて
なかったというのは、とても残念だった。
でも、外に出たことは良かったと思う。あのまま日織の
側に居続けたら、外の世界も、自由というものも、何も
知らずに一生を終えた可能性が大きい。
それは悲しすぎる。
離れてみて初めて気づくことも、改めて感じることもあ
ると思う。
それは読者も同じかも。
悠花の日織への気持ちがこれほど深いとは思わなかった。
いつも日織のことを考えてる。
日織の方は、悠花を連れ戻すことに必死だったので心配
だったけど、冷静になってて安心した。
…不津のせいでそれどころじゃなかったけど。
神を畏れない国主の存在が暴露されたのは良いけど、
目戸は人の命さえ軽んじていて、本当に恐ろしい。
遠音の方は片付いたのに。
護領山を超えたらどうなるんだろう。楽しみ。
乙名の「たまたまそう生まれただけ」は良かった。
そう思ってる人は案外多いのかもしれない。遊子を皇尊
と龍が認めるなら、禍皇子(誰だよこんな名前つけたの)
だって龍にとって悪い事でも何でもないと、どうして思
えないのだろう。