三川みりのレビュー一覧
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ネタバレ外伝とはいえ、これを読まずにどうする?というエピソード。
キース、ヒュー、キャットのちょっとその後の物語。
キースはほんといい奴だな。そして、ヒューとキャット、ほんと仲良しだね。うらやましいわ。
そして、シャルがどうやってアンのもとに帰ってきたかの物語。
これにはラファルも登場。ん?みんなが知ってるラファルではない様子。
シャルが考えたようにラファルにも砂糖菓子が幸運をもたらしたのだろう。
ラファルにとっての幸運。記憶を失くしていることこそが幸運なのだろうか。
もしも記憶が戻ったらどうなる?心配はあるけれど。
そして、アン。大好きなアン。ほんとよかったなあ。
エリルの素敵な代価。やるやん -
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衝撃の1巻ラストから続けて2巻へ
やっと大きな試練を乗り越えられ、
遊子(神に見放された子)を例外なく国外追放する令を廃することができると思ったのに。
主人公の日織と側近の空露が目指すゴールはさらに遠くに置かれた。そして現れる遊子の引き取りに外の国の使者。いくらなんでも早すぎる。時間がない中で焦る日織。後継者選定から即位の儀まで、何もかも歴代と異なるだけに狼狽する大臣や祈社(神に遣える人の本拠地)の者たち。
日織は真に尊皇として認められ悲願は叶うのかー
1巻から引き続き一言の重みで締めくくる。このラストの形がとても好みです。新たに登場する他国からの使者も隠密部隊隊長も(あえて悪く書きます)ク -
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龍の声を聞くことができない女性は14の歳に追放される。そういう子をこの国では遊子(ゆうし)と呼ぶ。遊子である主人公、日織は生きるため、遊子にまつわる令を変えるため男として生き、皇位を狙う。皇位は代々男のみ。女であること、それも遊子であることは、絶対にバレてはいけない。日織の願いは叶うのか。
「男女みたいな主人公がかっこいいなぁ」くらいの感覚で手に取った一冊。大当たり。
ファンタジーとミステリーとアドベンチャー(?)のバランスが大変良く、ハラハラドキドキ、
そして最後のページの文書がカッコ良すぎる。
世界観にあわせ漢字の読みが古語っぽくなっているが、各章ごとにルビが振り直されるので後半はすんな -
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ネタバレ今までで一番一気に読んでしまったかも。
さすがに最終巻直前。次が気になって仕方がない。
三者三葉の妖精王。
人間と妖精の共存できる世界を目指して悩みながらも
奔走するシャルがかっこいい。
それにしても人間王。もうちょっとしっかりしてくれんかなあ。マルグリットがあの場にいなかったらジエンドだったのでは?
逃亡者となったエリル。とにかくラファルに見つからないように!
まさかのベンジャミン、ミスリルとの出会い。
ていうかミスリルは覚えてないんか~い。まあそらそうだな。
もうそのまま一緒に行動しておいてほしいね。
そしてラファル。ついにやっちまったな。
なんだか可哀想な気もするけれど、滅亡するしかな -
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ネタバレまた一気に読んでしまった。
人間と妖精の誓約を成立させるために出発するアンとシャル。
ルルがお見送り。もう泣ける。「おまえが耐えた五百年の時間に、感謝する。」
アン、認めてもらえてよかったなあ。
「彼女に、世界が変わる瞬間を見せたかった。」さあ急ごう。
銀砂糖妖精筆頭。三千年。けっこう長いな。
アンママ、エマ。ここで登場。そんな過去があったのか。
ルルとの最初の出会いの中で、スッと差し込まれていた"?"がここにつながった。
ママ、やはり只者ではなかったのだな。すごいすごい。
筆頭、どれだけ寂しかったことだろう。
自分の名前は忘れてしまっても、「その少女の名だけは何千年経っ -
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ネタバレ一気に読んでしまった。
なかなか平和な世界は訪れてくれないらしい。
シュガーアップルの世界、大ピンチ。
そうか、去年の不作から始まっていたというわけか。
ルルの登場はうれしい。大好きなキャラ。
「確証をもとめるな、臆病者め。わたしは、信じるからこれでよいのだ」
銀砂糖子爵をピシャリ。
ルルの指導を受けたアン。大切なことを思い出せたのかな。よかった。
人間の王と妖精の王。コレット、邪魔しやがる。紺の宰相、やっぱりワルだったか。
王としての存在とアンへの想い。苦悩するシャル。
エドモンド2世はもうちょっとがんばろうか。
ラスト、ストー登場。こっちもワルだが、好きなワル。
アンのこと心配してくれとる -
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いやーもう本当にやばい…
これは今後本当にどんな展開になるのか気になりすぎる!
神国とされる龍ノ原に進行してきたお隣の国。
主将の目戸は前巻読んだだけだと敬意の心がないサイコパスか?とか思ったけど、今巻の冒頭のエピソードを読めばその気持ちも分からんでもないと言う感じもしてくる。
多分効率だけを凄く重視するタイプではあるのだろうなと言う。
そしてお久しぶりの有間!
やっぱり北国の猛々しい王はいいのぉと読んでいて思った。彼も自国の事で大変なのに国の利益になる日織の案とは言え北に南に大変だなぁ…マジで幸せにいつかなってくれと願わずにはいられない。(勿論いちき(漢字忘れた)も含めて!)
そして日織よ! -
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5巻から一気に急展開!
早く続きが読みたいです!
央大地全体と人と龍までをも巻き込み、日織は神に己の命と計画を賭ける。
日織の怒りに、ゾクッときた。
伴有馬のセリフ
「神は怒らせると手がつけられぬもの。だから人は神を畏れ敬う」
と、
末和気のことば、
「罪をその身ひとつで受けると仰せの方に、従う」
が今回の白眉。
日織は、自分のことを未熟で弱い人間と思ってるけど、人としてもじゅうぶん強く賢く優しくなっている。
そして周囲から見れば、やっぱり神にもっとも近い存在、神の具現体なんだよね。
龍も、日織を探して八州をさ迷い始めた。たぶん、水脈=龍脈のはず。夏井が話していたように、伏流水のように見え -
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ネタバレ悠花はどこに行ってしまったのだろう…( ; ; )
皇尊となった日織の足場は、その生まれ故に非常に不安定で、立っているのもやっとという状態。
迷い、疑いながらも自ら動く中で、信じることを選び、足場を固めるために尽力するものの…悠花は日織の元を去ってしまいます。
悠花もまた日織を想い、日織の地位を安定したものにするために出た行動なのだろうと思いますが…辛い…。
そんな中、有間は父である国主を討つことに成功し、自らが国主となる基盤を固めます。きっと日織の力にもなってくれることと思います。
悠花の行方、日織の背後に忍び寄る不津の影、気になることが満載です。次巻にも期待(^^) -
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ネタバレ短編集。
キャットファンは必読かな。
アンが砂糖菓子職人への道を歩みだしたそのときを知ることができてよかった。だからアンファンも必読ですね。質問コーナーもおもしろかったです。
「アンと猫の砂糖菓子屋」
アンたちとキャットの出会い。アニメの第5話の原作。
「天国の銀砂糖師」
アンが亡くなったママに会いに行く話。
「日と月の密約」
風見鶏亭で砂糖菓子を作っての即売会。
「鳥籠の花束」
ヒューとキャットの昔話。
「猫と妖精の食卓」
ベンジャミン失踪?キャットとベンジャミンの話。
「明日からね」
8歳アンとママの話。砂糖菓子職人への第一歩。 -
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ネタバレ激おこキャットから始まったけど、ヒューとキャットの関係性が素敵な巻でした。
みんなに見せ場があって、おもしろかったです。
妖精商人の親玉レジナルド・ストー。なかなかに魅力的なキャラクター。
誰にだって人に言えない自分の物語があるのだ。
レジナルドとアンのやり取り、とてもよかった。ていうか、アンのがんばり。
あきらめないアンはほんと素敵だなあ。
そしてまたもや立ちはだかるダウニング伯爵に一歩も引かず。
さらにアンが好きになりました。
キースは今回も大活躍!ヒューの窮地を見事に救ってみせた。やるやん。
シャルにも堂々の宣戦布告。シャル、坊やとか言うてる場合じゃないのでは??
ダイヤモンド。あ -
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ネタバレシュガーアップル・フェアリーテイル「銀砂糖師編」、「ペイジ工房編」に続く「銀砂糖妖精編」の始まり。
ノアがペイジ工房で働くことになったようで安心する。
今回は王城へ召集されて銀砂糖妖精ルルから知識と技術を教えてもらうお話。
アンのママのことが少し出てきたな。もっと知りたい。
ダウニング伯爵に一歩も引かずに声をあげるアン。やっぱりこの子はすごい。
いや、違うな。この子は銀砂糖師だ。砂糖菓子職人だ。
その誇りが行動原理ならば、当然の声なのだ。
「知らないものが、怖いなんて思わないでください。きちんと見れば、怖くないんです」
ここでも王妃様が理解してくれた。よかった。
そしてシャルの仕事。一気に物