三川みりのレビュー一覧
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久しぶりの新章にふさわしい物語完結編でした。謎の男ギルバートは本当にアンの父なのか?人の心を読んだり操れるフラウの真の目的は?
わずかな手がかりがあるコッセルの町に来た一向はどうやって真実にたどり着くのか?
アンは自分の両親も巻き込まれた17年前の抗争を悼む鎮魂祭の砂糖菓子を任されることになるのだが、それはどうなるのか?
各シリーズでは最後に大作の砂糖菓子を作りあげるアンですが、それが物語の流れと合致して何時も輝くような読後感があります。アンが両親のことを探るという命題と、寿命が特に長い妖精(何から生まれた妖精かで寿命は違うという設定なのだけど)たちが、人と心を通わせたとき、愛する人が先に死んでしまう必然をどう受け止めるかという大きな疑問にも解決が提示された作りとなっていました。
小学生でも概ね大丈夫な内容のシリーズですが(挿絵はおっぱい強調などなし、キスシーンあり)時々人より身分の低い妖精(物語のスタートでは妖精は基本奴隷だった)なので、閨系お仕事が匂わされたりとかがあります。基本は中学校から。 -
購入済み
うちの若殿はひとたらしなので
表紙とタイトルから、ほのぼの妖怪コメディかと思ったら違った。筋立てはシンプルな少年マンガ的。若と小姓が、殿を守るため奮闘する話。健気な若にほだされる。力を貸す妖怪たちのキャラクターも味がある。仕える覚悟のくだりもなかなか熱くて好き。
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ネタバレ今回の話は好きだったな〜!
昔の人が定めた犯してはいけない法律があって、それに背いたら罰する。
それは現実でも同じ事だけど、暴君から国民を守る為にいけないと分かりながら王を殺し、その罪を隠して善政を敷く。
国民を10年間騙していたのは確かにそうだけど、果たしてその罪は斬首されるほどの罪なのか?
罪かどうかを決めるのはあくまで『人』であって神ではない。龍が本当に居る世界の話ではあるけど、人の世界に龍が介在しているだけで龍は特に手を出してこなない。人間の思うようにとか、人間に力を貸すために龍が何かをすると言う事が無いのがこのシリーズの面白いところ。
日織の身体も心配だし、次はどうなるのだろう… -
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前巻から間があいちゃって熱が下がっていたのと、最近星5に出会うの多めだからそこまで入り込まないかな?と思ってたけど、大変申し訳ありません。やっぱりすごくエグくて面白かったです。
愛する人のために身を引いて、愛する人のためにできることを模索して出ていった悠花。結構大それたことをやります。
私が和気なら、悠花の行動原理を知ったら結構絶望しそう。でも悠花の行動原理の揺らぎが人間らしくていい具合なんですよねぇ。日織と自分の価値みたいなものの天秤を測るところが、最上ではないと分かりつつも自分の気持ちやエゴを時に優先して選ぶところがすごく好き。
2024.5.19
79 -
Posted by ブクログ
終わってしまいました。
寂しいけれど、3人が幸せで、3人らしく元気に
過ごしている姿も見れたし、アンの両親の事も
知ることができたし、3人がこの先どんな風に
生きていくのか想像もできるので、きれいな終わ
り方だと思います。
でも将来、三川さんが3人の今後について「書き
たい」読者に「伝えたい」という事があれば単発
ででも…と願う思いも。
(でも誰の最期も読みたくはないです)
妖精と人間が共存する世界で人間と妖精が恋に
落ち…なんて単純な少女小説だと思い読んでない
人も(アニメを見てない人も)いるのではないかと
思い、それが個人的には残念だと思います。
片羽を奪って奴隷にする設定、単に精製すればいい
だけじゃない砂糖林檎、妖精の(生と死など全般)
設定…どれもよく考えられていて、独特で、とても
興味深く、読んでいて本当に楽しかった。
シュガーアップル・フェアリーテイル、出会えて良
かったです。 -
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ネタバレ外伝とはいえ、これを読まずにどうする?というエピソード。
キース、ヒュー、キャットのちょっとその後の物語。
キースはほんといい奴だな。そして、ヒューとキャット、ほんと仲良しだね。うらやましいわ。
そして、シャルがどうやってアンのもとに帰ってきたかの物語。
これにはラファルも登場。ん?みんなが知ってるラファルではない様子。
シャルが考えたようにラファルにも砂糖菓子が幸運をもたらしたのだろう。
ラファルにとっての幸運。記憶を失くしていることこそが幸運なのだろうか。
もしも記憶が戻ったらどうなる?心配はあるけれど。
そして、アン。大好きなアン。ほんとよかったなあ。
エリルの素敵な代価。やるやん、妖精王。
エリルが悩んで、いろいろ考えてたどり着いた選択肢がいまの世界だと思う。
ああ、エリル、ありがとう。きっといい王様になれるよ。
最後、みんな出てきてくれた。よかった。ルルがいないのはさびしいけれど。
そしてオーラス。ミスリル~
頼むよ、野望を何としてでもかなえてくれよな!
あとがき、泣きそうになりました。
「これでもう二度と、アンやシャルたちの物語を書くこともないのだろうな」
いやいや、そんなことなかったですよ!新章書いてますよ!
それに先生が作った世界、アニメになりましたよ!
僕はそれでこのすばらしい世界を知ったんですよ! -
Posted by ブクログ
衝撃の1巻ラストから続けて2巻へ
やっと大きな試練を乗り越えられ、
遊子(神に見放された子)を例外なく国外追放する令を廃することができると思ったのに。
主人公の日織と側近の空露が目指すゴールはさらに遠くに置かれた。そして現れる遊子の引き取りに外の国の使者。いくらなんでも早すぎる。時間がない中で焦る日織。後継者選定から即位の儀まで、何もかも歴代と異なるだけに狼狽する大臣や祈社(神に遣える人の本拠地)の者たち。
日織は真に尊皇として認められ悲願は叶うのかー
1巻から引き続き一言の重みで締めくくる。このラストの形がとても好みです。新たに登場する他国からの使者も隠密部隊隊長も(あえて悪く書きます)クソガキも魅力たっぷり。
そして悠花との仲も深まって…
ドキハラワクキュン全て詰まった一冊でした。
3巻にも期待! -
Posted by ブクログ
龍の声を聞くことができない女性は14の歳に追放される。そういう子をこの国では遊子(ゆうし)と呼ぶ。遊子である主人公、日織は生きるため、遊子にまつわる令を変えるため男として生き、皇位を狙う。皇位は代々男のみ。女であること、それも遊子であることは、絶対にバレてはいけない。日織の願いは叶うのか。
「男女みたいな主人公がかっこいいなぁ」くらいの感覚で手に取った一冊。大当たり。
ファンタジーとミステリーとアドベンチャー(?)のバランスが大変良く、ハラハラドキドキ、
そして最後のページの文書がカッコ良すぎる。
世界観にあわせ漢字の読みが古語っぽくなっているが、各章ごとにルビが振り直されるので後半はすんなり入ってくる。1巻を読んだら2巻に行かずにはいられない。楽しみ! -
Posted by ブクログ
ネタバレ今までで一番一気に読んでしまったかも。
さすがに最終巻直前。次が気になって仕方がない。
三者三葉の妖精王。
人間と妖精の共存できる世界を目指して悩みながらも
奔走するシャルがかっこいい。
それにしても人間王。もうちょっとしっかりしてくれんかなあ。マルグリットがあの場にいなかったらジエンドだったのでは?
逃亡者となったエリル。とにかくラファルに見つからないように!
まさかのベンジャミン、ミスリルとの出会い。
ていうかミスリルは覚えてないんか~い。まあそらそうだな。
もうそのまま一緒に行動しておいてほしいね。
そしてラファル。ついにやっちまったな。
なんだか可哀想な気もするけれど、滅亡するしかないだろう。
さていよいよ次でラストか。結末を楽しみたいと思います。