三川みりのレビュー一覧
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ネタバレ日織が、ますます強く、大胆で、面白くなっている。
振り回される(良い意味で)真尾や空露や大臣たちには
同情するけど、龍ノ原(央大地)の運命がかかってるの
で、多少は我慢してもらわなきゃ。
龍ノ原で起こりうる問題は知れてるだろうけど、相手に
してるのは八洲の国主と民。お互い知らないことばかり
だし、思い通りに、スムーズにいかないのが当然。
それでも、附道洲の国主が皇尊に会うのを拒否するとは
思わなかった。国民に支持される国主の態度とは思えな
かったので理由は想像できたけど、その問題の落とし
どころを日織がどうつけるのかは興味深かった。
それにしても、馬木と鳥手が本当に優秀。いや、皆優秀
なんだけど、日織がどこにいても安心できる。
皆それぞれ性格に合う最適な形で日織の補助になってる
ので、読んでいて楽しい。
6倍の速さで成長する胎児…日織の身体はついていける
のか心配になるけど、ついていけるからそうなんだろう
ね。日織の身体の変化がやっぱり興味深い。
有間が相手した附敬洲の国嗣・深池も面白い。有馬とと
もに戦うことで考えは変わるかな? -
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ネタバレ「一附二封の約定」と「二附一封の約定」の意図に感心
してしまった。必要に迫られてとはいえ、日織の成長に
は驚く。
それに比べ不津。この状況下でも、未だに日織の皇尊は
神の過誤であり、相応しいのは自分だと言い切る。
神というより、慣習(人間の解釈)を信じてる。
皇尊が龍ノ原を出たことで、龍ノ原に水害が起こるのか
と思ったら、全く逆の現象で驚いた。
皇尊を探して龍たちも八洲にいるようなので、龍が不安
になると起こる現象??
老婆に激怒した時、日織の体に起こったことも興味深い。
あれは何だったんだろう。
神は存在するの?という幼い子の疑問に、激怒で応えた
国主は間違ってたと思う。それだけ神を畏れていたという
ことなんだろうけど、信じるって、人に言われて出来る
ことでも、する事でもない。自分に罰が下されなかった
から、神は存在しないと結論づけた目戸も理解できる。
でも、姉を殺しておいて「清々しい」はない。
神を信じないこととは別問題。
久しぶりに再会した日織と悠花は、平行線。
誰よりも悠花が皇尊としての日織の力を信じてないと
いう指摘は悲しかった。でもどうだろう。そうじゃない
のかもしれない。生まれた時から隠されて、隠れて、
偽って生きてきた悠花には、彼にしかわからない苦悩が
あると思う。自己肯定感はきっと低い。
久しぶりの有間!夏井はなかなか面白い。 -
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ネタバレ日織の元を離れ、逆封洲で国主・和気に接触する悠花。
附孝洲の国主・目戸の協力を得て龍ノ原に向かう不津。
悠花が、男として日織の側に立つ選択肢を全く考えて
なかったというのは、とても残念だった。
でも、外に出たことは良かったと思う。あのまま日織の
側に居続けたら、外の世界も、自由というものも、何も
知らずに一生を終えた可能性が大きい。
それは悲しすぎる。
離れてみて初めて気づくことも、改めて感じることもあ
ると思う。
それは読者も同じかも。
悠花の日織への気持ちがこれほど深いとは思わなかった。
いつも日織のことを考えてる。
日織の方は、悠花を連れ戻すことに必死だったので心配
だったけど、冷静になってて安心した。
…不津のせいでそれどころじゃなかったけど。
神を畏れない国主の存在が暴露されたのは良いけど、
目戸は人の命さえ軽んじていて、本当に恐ろしい。
遠音の方は片付いたのに。
護領山を超えたらどうなるんだろう。楽しみ。
乙名の「たまたまそう生まれただけ」は良かった。
そう思ってる人は案外多いのかもしれない。遊子を皇尊
と龍が認めるなら、禍皇子(誰だよこんな名前つけたの)
だって龍にとって悪い事でも何でもないと、どうして思
えないのだろう。 -
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ネタバレ日織があまりに感情的で、自滅するかと思ってハラハラ
した。でも、こういう事がなかったら、長い間乙名のこと
は誤解したままだったかもしれない。
遠音のことは胡散臭いとは思っていたけど、日織がすぐに
でも約定を結ぼうとしたのは驚いた。まだよく知らない
国に、自国に入る権利を容易く与えてはいけない。
悠花がしたことの意図はわかる。でも、自分のことを公
にするのが嫌だっただけ?それでは少し説得力に欠ける。
他にも何かあって欲しいと思ってしまう。
夏井が良い人で良かったし、日織のことを知ってもらう
機会にもなって良かった。
有間の方は、壱岐とはさらに良い関係を築けそう。
美矢比は、やっぱりそうなるよね。相手には驚いたけど。
不津は予想通りに太々しい。 -
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ネタバレ有間にはいつかまた会えたらいいなと思ってたけど、
これほど早く実現するとは。
主に、有間が反封洲に帰り、父・異母弟と対峙する話。
10年間穴で過ごし生存したのは伊達ではない。
頭の回転でも精神力でも透谷・敬谷では相手にならない。
特に透谷…あの女の本性さえ見抜けず、のこのこやって
来るとは。次期国主なんて、とんでもない。
日織の方はというと、子を産め、という圧力。
それは仕方がない。悠花をどう表に出すかだよね。
それにしても、顔は一切見せないのに、どちらにも名前
が出た不津王。憎たらしい。
結局血筋か。どんな人間であろうと、血筋が大事と…
血筋は大事かもしれないけど、実際権力を握る立場には、
倫理的、道徳的な人を求める。
日織が色々変えていけると良い。
不津王と同じくらい気持ち悪さを感じたのが美矢比。
したたかだから、男を騙しながら生き延びそう。
でもいずれは激怒する男に殺されそう。
あっでも、反封洲には人喰い獣もいるんだっけ。 -
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ネタバレ全体としての評価☆☆☆☆☆
とても読み応えがある内容だった。後宮を舞台にした歴史ファンタジーで、当代の人気作家の競作オムニバスの第二弾。第一弾もそれなりに読み応えがあったが、第二集となる今作は更に内容が充実していたように思う。大変魅力のある企画なので、是非、続刊も期待したい。
一つ一つの物語について言及したいところなのだけれど、今回は的を絞って特に印象深かった作品についての感想にとどめたい。
☆「夜明」 小野はるか作
いわゆる李氏朝鮮王朝を舞台にした韓流もので、中華ものが多い中で、異彩を放っていた。個人的ではあるが、自分も同じジャンルの作品を書いているので、大変興味があった。お恥ずかしい話なのだけれど、実のところ、この時代を舞台にした韓流ものを読んだのはライトノベルに限定すれば、初めてである。とても学ぶところが多かったと共に、楽しく読めた。
☆十式部物語 三川みり作
こちらも中華ものが多い中では珍しく、日本の平安時代を舞台にしている。どうしても大河ドラマの世界を想像してしまった。名家の姫君は父親と一族の期待を一身に担い入内する。政略で結ばれた帝は冷淡で、他の女君をこれみよがしに寵愛しても、嫉妬さえ許されない。可憐な笑顔の裏で降り積もる情念を短編という制約がある中で見事に描いていると思った。これだから、女性は怖ろしいと言われるのかもしれない。
☆皇后の花園 伊勢村朱音作
一見、冷徹で非情とされる皇后の意外な優しさや、人間らしさが胸を打つ作品。宦官と皇后の男女の情を介在させない不思議なつかの間の心の触れあいが最後、心に迫った。
☆金の鱗を持つ娘 白川紺子作
これは、もうベテランらしい大変重厚でありながらも、読者を最後まで飽きさせない構成、物語になっている。
読み終えた後、不思議な夢の世界から抜け出したような浮遊感を感じる。古典的な香りもする佳作。
この作品をオムニバスの最後にもってきたのは非常に効果的だと感じた。 -
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ネタバレ面白かったーーー!
悠花が和気の元に戻ってからずっと悠火呼びでストーリーは、進んでいくのに悠花が龍の原を想うところは、悠花呼びになってる表現がすごくよかった!やっぱり悠花は、日織と悠月と一緒にいたいよね!って。
戦ったことのない民たちが戦ってるシーンもスピード感があってすごく好き。附考洲軍からの視点で進んでいくからこそ自分たちの国じゃない未知の恐怖みたいなのが、日織の作戦を味わってる感覚になってこういう表現も好き。
有間さんね!!!かーーーっこよい!
希望の光。ファフナーのエクゾで交戦規定αが発動された時に現れたザインとニヒトのようにかっこよい!!でも、わたしは悠花、日織推しなの。
だって、向志柵であんな作戦立てちゃう人よ。そりゃあね!もうさ、自分で龍の原来る気満々であの作戦立てたでしょ?ねぇ!って言いたい!
次からもっと速度早めにストーリー進むのかな?すごく楽しみです。コミカライズも楽しみ。好きな漫画家さん。 -
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ネタバレ飛べない龍の場面はとても悲しかった。
人間を恨む事なく、あの状態で何(万?)年も生きてきた…
日織の声に応えたのは理解は出来るけど、自分のものを
取り戻しただけで、応える必要は全くなかった。
日織の気持ちが伝わって嬉しかった。それもあの数!
秘密を公にするのに、宣儀はこの上ない機会だった。
スッキリ。早く悠花も自由にしてあげなきゃ。
日織の立場を脅かす存在になるかと思った有間だけど、
嬉しいことに、その心配を裏切ってくれた。
信頼関係を築けたようだし、国は離れていても、同じよ
うな価値観を持った友人がいるのは心強い。
悠花との距離も縮まりつつあるようで… -
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ネタバレ面白かった。一気読み。
シュガーアップルフェアリーテイルが大好きだったのに、
時代ものは少し苦手なので、手を出してなかった。
でもシュガーアップル同様、設定がしっかりしてて独特
で面白い。
退屈する暇なく話はどんどん進むし、キャラも興味深い
人ばかり。
どんな風に龍ノ原を変えていくのか、変えていけるのか?
楽しみ。
それにしても、人間って…と思ってしまった。
龍の意志だと、勝手に、都合の良いように解釈する。
フィクション、現実社会、時代に関係なく、力を欲しがる
人間がすることはいつも同じ。
月白の事は想像すらしてなかったので、悲しかった。
それなのに、いつも笑顔で、幼いとさえ思わせる振る舞い。
日織の妻になれて、少しでも楽しみや喜び、平穏を感じて
過ごせたのならいいな。
山篠はあっけなく逝きすぎた。 -
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ネタバレこのシリーズ最終巻がすっぽ抜けるという。。。いったいなぜ??
と自分のポンコツぶりにひとしきりがっかりした上で、読み始めた完結巻。
久しぶりに読んでも、みんなの声がアニメ版のcvで聞こえてきてうれしかった。
ていうか脳内で場面がしっかりと色付きで浮かんでくるもんなあ。うれしかったのだ。
アンの誰も置いていかないところが大好きで、それはエマから受け継いだものだった。
エマが健在ならなんて考えてしまって泣きそうになる。いかんいかん。
もうアンはしっかり職人として歩き出しているのだ。
パパのお墓の場面。フラウが走り出したところで、目の奥がカッと熱くなった。
アン、よかったね。パパに会えたね。
そして、様々な人や妖精の体験、感情、記憶に思いをはせて、砂糖菓子の形を掴む職人がそこにはいた。
これこそ、アンの真骨頂。
応援している貫井柚佳さんきっかけでアニメ作品と出会い、そして続きの物語がどうしても知りたくて、原作を読んだ。
もう3年前のことか。アン、シャル、ミスリル・リッド・ポッド。
これからもずっとどこかで続いているであろうフェアリーテイル。
この出会いにただただ、感謝感謝。 -
Posted by ブクログ
ネタバレついに日織が母に。
性別は、そう来たか!と予想外で驚きました。
6倍早くお腹の中で育った子は、生まれてからも6倍早く成長するんでしょうか?
悠花は日織とようやく会えたけれど、和気との約束があるから、すぐに戻ってしまう?
日織・悠花贔屓だからか、和気には「そんなに悠花に依存せんでも……」と思ってしまいました。
頼れる男・有間は、甘ちゃん国嗣にお疲れ気味でしたが、やっぱりブレずにかっこいい。
そして、どこまでも他責を貫き、周りを見下す不津王はただただ不快。
ラストに日織が、言いたいこと全部言ってくれてスッキリ。
別に改心しなくていいので、それ相応の報いを受けてほしいです。
龍ノ原に戻った日織ですが、目戸や地龍とどう対峙するのか、それに御子がどう成長していくのか、気になることがいっぱいなので、早く次を読みたいです!