三川みりのレビュー一覧
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ネタバレついに日織が母に。
性別は、そう来たか!と予想外で驚きました。
6倍早くお腹の中で育った子は、生まれてからも6倍早く成長するんでしょうか?
悠花は日織とようやく会えたけれど、和気との約束があるから、すぐに戻ってしまう?
日織・悠花贔屓だからか、和気には「そんなに悠花に依存せんでも……」と思ってしまいました。
頼れる男・有間は、甘ちゃん国嗣にお疲れ気味でしたが、やっぱりブレずにかっこいい。
そして、どこまでも他責を貫き、周りを見下す不津王はただただ不快。
ラストに日織が、言いたいこと全部言ってくれてスッキリ。
別に改心しなくていいので、それ相応の報いを受けてほしいです。
龍ノ原に戻った -
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久しぶりの新章にふさわしい物語完結編でした。謎の男ギルバートは本当にアンの父なのか?人の心を読んだり操れるフラウの真の目的は?
わずかな手がかりがあるコッセルの町に来た一向はどうやって真実にたどり着くのか?
アンは自分の両親も巻き込まれた17年前の抗争を悼む鎮魂祭の砂糖菓子を任されることになるのだが、それはどうなるのか?
各シリーズでは最後に大作の砂糖菓子を作りあげるアンですが、それが物語の流れと合致して何時も輝くような読後感があります。アンが両親のことを探るという命題と、寿命が特に長い妖精(何から生まれた妖精かで寿命は違うという設定なのだけど)たちが、人と心を通わせたとき、愛する人が先に死ん -
購入済み
うちの若殿はひとたらしなので
表紙とタイトルから、ほのぼの妖怪コメディかと思ったら違った。筋立てはシンプルな少年マンガ的。若と小姓が、殿を守るため奮闘する話。健気な若にほだされる。力を貸す妖怪たちのキャラクターも味がある。仕える覚悟のくだりもなかなか熱くて好き。
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ネタバレ今回の話は好きだったな〜!
昔の人が定めた犯してはいけない法律があって、それに背いたら罰する。
それは現実でも同じ事だけど、暴君から国民を守る為にいけないと分かりながら王を殺し、その罪を隠して善政を敷く。
国民を10年間騙していたのは確かにそうだけど、果たしてその罪は斬首されるほどの罪なのか?
罪かどうかを決めるのはあくまで『人』であって神ではない。龍が本当に居る世界の話ではあるけど、人の世界に龍が介在しているだけで龍は特に手を出してこなない。人間の思うようにとか、人間に力を貸すために龍が何かをすると言う事が無いのがこのシリーズの面白いところ。
日織の身体も心配だし、次はどうなるのだろう… -
Posted by ブクログ
前巻から間があいちゃって熱が下がっていたのと、最近星5に出会うの多めだからそこまで入り込まないかな?と思ってたけど、大変申し訳ありません。やっぱりすごくエグくて面白かったです。
愛する人のために身を引いて、愛する人のためにできることを模索して出ていった悠花。結構大それたことをやります。
私が和気なら、悠花の行動原理を知ったら結構絶望しそう。でも悠花の行動原理の揺らぎが人間らしくていい具合なんですよねぇ。日織と自分の価値みたいなものの天秤を測るところが、最上ではないと分かりつつも自分の気持ちやエゴを時に優先して選ぶところがすごく好き。
2024.5.19
79 -
Posted by ブクログ
終わってしまいました。
寂しいけれど、3人が幸せで、3人らしく元気に
過ごしている姿も見れたし、アンの両親の事も
知ることができたし、3人がこの先どんな風に
生きていくのか想像もできるので、きれいな終わ
り方だと思います。
でも将来、三川さんが3人の今後について「書き
たい」読者に「伝えたい」という事があれば単発
ででも…と願う思いも。
(でも誰の最期も読みたくはないです)
妖精と人間が共存する世界で人間と妖精が恋に
落ち…なんて単純な少女小説だと思い読んでない
人も(アニメを見てない人も)いるのではないかと
思い、それが個人的には残念だと思います。
片羽を奪って奴隷にする設定、単に精製すれ