三川みりのレビュー一覧

  • 龍ノ国幻想1 神欺く皇子(新潮文庫nex)

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    龍の棲まう地、龍ノ原。
    そこに住む人々のうち、皇の一族に連なる女性は龍の声を聞くことができる特性を持つ。
    声を聞くことができない女性は遊子(ゆうし)と呼ばれる。翻って男性で声を聞く者は禍皇子(まがつみこ)として、いずれも闇に葬られる定め。
    生まれ持った特性で命を決められることの理不尽を打ち砕くため、
    日織皇子は重大な秘密を抱えて、皇位を目指す。

    遊子や禍皇子は現代の差別の比喩だと強く感じる。
    遊子への不津王の態度や考え方と同じような人は、悲しいかな現代日本に少なからず存在するであろうことは想像に易くて。
    なにが寛容な態度だ。傲慢以外の何物でもないじゃないか。
    不津王に対して、ふんぬ〜!と鼻息が荒くなる。

    人死にも出るサスペンス色もありつつ、日織の秘密が暴かれちゃうの?!とドキドキするファンタジー。
    安倍智里さんの八咫烏シリーズにも通じるところがあるかも。
    続きも楽しみなシリーズです!

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    2022年02月19日
  • 龍ノ国幻想2 天翔る縁(新潮文庫nex)

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    龍(神か)と人、人と人との信頼を歌い上げた素晴らしい物語だ。人間の根本にある差別の心、固定概念への挑戦でもある。男女逆転のファンタジーであるがゆえに、するっと心に染みてくるのかもしれない。
    新しい皇尊の宣儀の場で、龍を呼ぶ笛がすり替えられていることが分かり、日織は窮地に陥る。それを解決するために、力ずくの手段ではなく、信頼という武器で乗り切った日織が素晴らしい。龍の声が聞けない女子を遊子として忌避する令を排した時に、龍の声が聞ける禍皇子も排してしまえばよかったのに。物語を続けていくタネを残したんだろうけど。

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    2022年02月19日
  • 龍ノ国幻想1 神欺く皇子(新潮文庫nex)

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    三川みり作品、男女逆転、ファンタジー……私の好きな要素が詰め込まれた作品でどうして2巻出るまで存在を知らなかったのか悔やまれます…

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    2022年02月19日
  • 龍ノ国幻想1 神欺く皇子(新潮文庫nex)

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    海に囲まれた央大地は、一原八州からなり、その中心の龍が住む一原の龍の原の物語。皇尊が亡くなり、次の座を狙う日織には秘密があった。皇族の女子は龍の声を聞くことができ、聞けない女子は遊子と呼ばれ忌む存在であり、隔離され適齢になれば他国に嫁に出される。が、その実は殺されるのであった。日織の姉も遊子として殺された。日織も遊子であったが、男として偽り皇子となったのだ。逆に、男で龍の声を聞けるものは、禍皇子として忌む存在でもある。
    遊子を家に隠しているのを見つけ出して脅迫し、関係を迫る卑怯な者も出てくる。この物語は、人間の勝手な決めつけで差別される者たちを描く優れた物語なのだ。現実の差別の比喩としての遊子や禍皇子なのだと思う。
    次の皇尊が決まるまで龍の原に雨が降り続き、81日で水の中に沈んでしまう。候補は3人。皇尊になるためには、特別な箱に入れる龍鱗を見つけなければならない。いろいろな事件が起こって、物語はますます緊迫感を増していく。

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    2022年01月22日
  • 龍ノ国幻想1 神欺く皇子(新潮文庫nex) 無料お試し版

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    独特の世界観

    復讐仇討ちモノという点だけでは他にも作品は多くありますが、龍ノ国幻想ではこれに加えて独特な世界観から生まれる様々な要素(例えば性別、神の声など)を組み合わせて主人公に狭い制限を課しており、読者を飽きさせないドキドキ感を生んでいます。

    #怖い #ドキドキハラハラ

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    2022年01月01日
  • 龍ノ国幻想2 天翔る縁(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    無事皇尊の位に日織が着いたはいいけど、そこからまた遊子の法を排するための道がとにかく前途多難すぎる…
    これ大丈夫?
    そうそうに失脚してしまうのでは…
    と言う焦りに加えてまさかの龍を呼ぶ儀式の失敗に他の国が無茶難題を押し付けてきたり悠花が龍に攫われたりと…色々大変な事態に陥るけど、最後がとても綺麗に全ての事態がうまく治まって終わった。
    終わったけど、これってもう終わりなのかな!?
    もっと読んでいたいし、いいキャラも出てきたのにこれで終わりなんてなんだか勿体ない気もする…
    けど、綺麗に事が治まって終わったからこれはこれでいいのかな…完結とは何も書いてなかったから続編が出るならそれを期待はしたい。

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    2021年12月06日
  • 龍ノ国幻想2 天翔る縁(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    待望の続巻。

    念願の皇尊となった日織。入道を果たしたが、肝心の宣儀で龍をよぶことが出来なかった。

    それは龍を呼ぶ笛が偽物と取り換えられてしまったからだった。

    誰が笛を偽物と交換したのか、調べ始める日織。
    そんな時に反封洲の国主の長子が龍ノ原へとやってくる。

    皇尊になっても、経緯が経緯だけに日織に反発している勢力はあざとい手を使いますなぁ。

    この物語は神話世界をとてもうまく構成されていて、私はとても面白いです。

    その中に現在でも存在する差別の問題などもあって、今後の展開が楽しみです。

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    2021年11月30日
  • 仙文閣の稀書目録

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    続きが出ていないことに驚く。すごく面白かった……!
    最後の最後にようやく舞台が明らかになって世界が広がって、ここを舞台に成長していく主人公の話もまた読みたいなあと思う。ので続き希望。

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    2021年11月22日
  • 龍ノ国幻想1 神欺く皇子(新潮文庫nex) 無料お試し版

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    待ってました

    三川先生の世界観大好きです。こんなに早くからネタばらしをしても、続きが気になって仕方ありません。ばれずに、どこまで突き進めるのか?壮大な物語の始まりにワクワクが止まりません。

    #ドキドキハラハラ #タメになる #感動する

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    2021年08月18日
  • 【合本版】シュガーアップル・フェアリーテイル 全17巻

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    一気読みしました

    本当に面白くて、気がついたらのめり込むように一気読みしてしまいました!魅力的な登場人物たちと、ほっこり可愛らしくもあり感動的なストーリー。もっとはやく出会いたかった作品です。

    #感動する #ハッピー

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    2021年06月14日
  • 【合本版】シュガーアップル・フェアリーテイル 全17巻

    購入済み

    愛しいキャラクターたち

    砂糖菓子という、いかにも少女趣味なモチーフがこっ恥ずかしいおとぎ話でしたが(笑)、人間と妖精の種族を超えた愛や信頼、自分の仕事や生き方への誇りなど、読み応えのあるモノがぎっしり詰め込まれていて良かったです!

    キャラクターが、一人一人とても魅力的!
    主人公のアンやシャルも勿論良いけど、個人的にやたら好きなのがミスリル・リッド・ポッドとキースかな。
    自らを妖精王と勘違いしたミスリルが、「国民のために働くぞ!」と生き生き手伝いをするのを見たアンが「ミスリル・リッド・ポッドみたいな妖精王で、いいじゃない」と思うモノローグ(?)に、激しく同意。
    また、キースはどこまでも本当に真摯。アンがシャルを選んだことを知ったキースが、「君(シャル)を嫌いになれたら良かったのかもしれないけど…」とシャルに語り、シャルが「こんな清廉な人間がいるのか」と驚愕するシーン。こちらも共感しました。

    ベンジャミンとかエリオットとかも良いな。ダウニング伯も好きになった。

    17冊合本版で買ってしまったので、一度読み始まると丸2日、他に何もやる気がなくなるのが玉に瑕だったわ~(笑)

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    2021年05月25日
  • 転生佳人伝 寵姫は二度皇帝と出会う

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    ネタバレ

    転生ものにはつきものの前世の縁を何処まで引きずるか問題。
    特に今回は主人公側はしっかり覚えているけれど、相手は一切覚えていないというパターン。
    しかも、相手は地位こそ同じ立場にいながら性格も政治に対するスタンスも正反対と言っていいほどの別人。
    それでもあなたは、愛した人の転生した相手だからと同じように命を賭けて守れますかと。

    この点の折り合いをつけるだけでも骨が折れそうなのに、皇帝の周りは「死」の気配が色濃く漂っている。
    実際犠牲者は出るし、彼を襲う者は生者ばかりとは限らない。
    それなのに、彼の周りはびっくりするほど信頼できる人がいない。
    読んでいるこちらも、中盤までは誰が味方で誰が敵か分からず随分びくびくしながら読む羽目になった。
    こういう時、優しい人ほど怪しかったりするし、露骨に怪しい人ほど逆に大丈夫だったりするし。
    見極めが難しい。
    それを皇帝はずっと一人で続けてきたのかと思うと、後に化け物とまで称される裏側になっても致し方なしと思う。

    陛下に言い渡された予言の真意。
    誰が本当の敵で、誰が本当の味方か。
    そして、自分の命と引き換えに神様に願い転生を果たした主人公の想いと、彼女が選ぶ未来とは。
    どれもそれだけで一本お話が書けそうな内容の濃さなのだが、それぞれを丁寧に、それでいて納得できる展開と答えを用意してくれたことが本当に見事。
    そのままだと化け物になっていたかもしれない皇帝を「人」として留めた展開は特に痺れるほど良かった。
    このエピソードのために、謎解きとしてはよりややこしい真実となったが、主人公が取ってきたスタンスが今後の皇帝にとっていいものになると確信できた展開になっていたので余計に。
    これだけの内容を一冊にまとめてきて、破綻せずに魅力的な作品に仕上げているのだから、本当に凄いとしかいいいようがない。
    これは必読の作品だと思う。

    前作の『仙文閣』も痺れるほどよかったんですけど、それを上回ってくるなんて(個人的感覚では)
    三川先生、恐るべし。

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    2021年01月31日
  • 【合本版】箱入り王女の災難 全3巻

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    読みやすくて面白い

    シュガーアップルから、みり先生とあき先生のファンです。ヒロインが明るくひたむきなところが、すごく好きです。恋愛も重くなりすぎず、笑えるところもあり、読んでいてほんわかします。

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    2020年11月22日
  • 仙文閣の稀書目録

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    ネタバレ

    本を守りたい主人公のまっすぐなところが好ましい。そして周りの人からの支えがあって己が立っていると自覚した時の主人公の心情描写に感動した。
    麗考も良い奴。2人の関係が好き。
    本好きなのでこういう本を守る話に心が擽られた。
    ただ白雨が裏切ってるだろうなーというところは予想出来てしまったのがちょっと残念。白雨のちょっと狂ってる感じも萌えポイント←

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    2020年06月23日
  • 仙文閣の稀書目録

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    ネタバレ

    「本が永遠に残るわけではない」
    作中で文杏が答えを見出す問いだが、読みながら自分もどういう意味なのだろうとずっと考えていた。
    電子媒体に比べて紙の方が保存期間は長いと言われるが、物理的に消滅してしまうことはあるだろう。
    例えば、これも作中にあった焚書のように。
    あるいは不注意によるもの、事故によるもの。
    可能性だけなら、いくらでも提示できる。

    ただ場所が場所だけに、そのような可能性が限定されてしまう。
    舞台は仙文閣。
    あらゆる書物が大切に保管されている書庫。
    本を大事に思う者たちが管理している場所。
    そしてそこはそもそも神仙が作った場所でもある。
    恐らく世界で一番書物を大事にしている場所で、それでも「本が永遠に残るわけではない」と、よりによって仙文閣の人間が言うのかと。
    そういう間違いが起きないために、あなた方がいるのではないのかと。
    今にして思うと、文杏と同じく、視野狭窄に陥っていたと恥入るばかり。

    本に限らず「存在しているのに存在していない」物は、それこそ身の回りにも溢れているだろう。
    また、その価値が分からない者にとっては、例え目の前にあってもないのと同意であることも。
    ならば、それを大事に思う者が取る行動とは。
    「永遠に残す」ためにできることとは。
    その一つの例が、答えが、この物語の中にある。

    師の残した書物を守り通そうと奮闘する少女と、仙文閣で目録を整えようとしている青年の不器用な交流を
    通して、実に様々なことを考えさせられたし、教えていただいたと思う。
    体は滅びても言葉は残る。
    それを残そうという意志が受け継がれる限り。
    きっとそれは前述通り、本だけとは限らない。
    様々なもの、ことに共通する大切な「もの」が、この物語の中では確かなものとして息づいている。
    本好きにはたまらない巨大書庫という魅力的な世界観を堪能しつつ、その大切な「もの」に気づかせてくれるという、本当に魅力的な物語だった。

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    2020年05月14日
  • ここは神楽坂西洋館

    こんな下宿に私も住みたい。

    登場人物の思いやりに、心が温まりました。忙しく寂しい日常の中で、息抜きに読むにはピッタリ。読んでいる間、安心出来る。登場人物も愛おしいです。

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    2020年05月03日
  • 一華後宮料理帖 第十一品【電子特典付き】

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    読み込みたいひとにおすすめ

    いろいろな人の感情や背景が絡み合い、とても内容のつまった物語です。何度も読み返して一人一人の心情をもっと読み込みたい。

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    2020年04月02日
  • 【合本版】シュガーアップル・フェアリーテイル 全17巻

    購入済み

    大作❗️です

    最後の刊まで、飽きる事なくハラハラドキドキしながら一気に読ませていただきました。
    1巻からの大人買いだったので不安もありましたが、買って大正解❗️でした。
    少女から大人への過程が、綺麗事だけじゃなく、恋愛オンリーでも無く、まわりの人達も丁寧に描かれていてとても好きです。
    レビュー等で勧めてくださった方、当然作家さんに感謝❗️
    ありがとうございました😊
    次回作楽しみです

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    2019年02月06日
  • もってけ屋敷と僕の読書日記(新潮文庫nex)

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    住宅街に現れた謎の自販機。いかにも手作りで、売っているのは本。どんな本が出てくるのかわからない。最近は書店でも、書名やカバーをあえて隠して売っていることもあるから、それと似ているけど、この自販機の場合は、売ることが目的ではない。家の中に有り余っている本を処分したいという男が中にいる。処分というよりも、適切な人に勧めたいという願望があるのだと思う。適当に選んで渡しているようでいて、その時々で適切な本になっている。まぁ、物語のためではあるのだけれど、人は本から色々なメッセージを受け止めているんだとも思う。

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    2018年12月05日
  • 【合本版】シュガーアップル・フェアリーテイル 全17巻

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    とても良かったです

    最初に漫画版を読んで、続きが読みたくて探したらラノベしかないと知りました。初めてお金を出して読んだラノベですが、とても良かったと思います。もっと続いて欲しかったです。

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    2018年08月24日