三川みりのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
好きな場面。
「ーー俺の羽を抱いているんだ。しっかりしろ、かかし。
アンは使役者というよりは、お荷物だ。シャルの羽を抱き込んで離さないから、けして粗略に扱えない。側を離れられない。
シャルにしてみれば、鍵をなくして開けることができない、生きた宝箱を連れ歩いているようなものだ。」
「一生、笑われることはない。人間は、俺たちと違う。人間は、常に変わっていく……。おまえは、あと三年も経てば、驚くほど綺麗になってるはずだ。この髪のも、色の薄い、綺麗な金髪に変わる。そのころには、誰もおまえをかかし呼ばわりしないはずだ。砂糖菓子を作る腕前も、変わっているはずだ。ヒューが言ったことは真実だが、気にする必要はない」
「羽は、ほのかに温かかった。拳を滑らせて、絹よりもなめらかな、ぞくりとするような手触りを確かめる。そして軽く、その羽に口づけた。」
「どうして、と問われたシャルは、むっとして、なんと言うべきか考えあぐねているように見えた。しかし。しばらくすると彼は、降参したようにふっと表情をやわらげた。
答えのかわりに、彼はアンの右手を手に取った。そして。
「アン」
囁くように、呼んだ。はじめて、名前を呼んでくれた。そのことに、アンの胸は熱くなった。
シャルは優しく、アンの指に口づけた。慈しむように。
それは、何かを誓う行為のようだった。」 -
続きがわからない。。
ただただ、シャルがかっこいい!
シャルが素敵すぎる!
はやく、続くが読みたい!
ただ。。。続巻が分からず迷子に
なりました。
作品は面白いのに、続きが分かりづらいのは、問題です。
実際、2巻飛ばしました!
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Posted by ブクログ
ネタバレタイトルの「灰の狼」はそのまんま、妖精商人のレジナルドのことでした。彼の過去を知ると、あんな性格になるのも分かるけど、彼の元にいた労働妖精の誤解が解けてよかった。最後の交渉なんかしないって言ったあたり、かっこよかったです。
また、今回ヒューとキャットもかっこよかった。割合年齢の低い登場人物が多いけど、いつも飄々としてるヒューが銀砂糖の未来のことを考えて行動したり、ヒューにいじられっぱなしのキャットが実はできる男だったと分かったり、大人男子が大活躍です。
ダウニング伯爵も過去の事情を知ると分からないでもないですが、他人の意見は聞かずに暴走したりするところを見ると、やっぱり年をとったということだと思います。交渉せずに押さえつけるだけでは反発だけを生むってこと、最後は分かってもらえてよかったけど、陛下の手紙が間に合わなかったら、ちょっとあぶなかったって思いました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ15巻目。(短編集入れたら16巻?)
銀砂糖妖精筆頭に認められ、最初の砂糖林檎の木から作られた銀砂糖を手に入れたアン。けれど、そこへ不安に駆られたエリルが飛び込んできて、やっと手に入れた大事な銀砂糖を奪っていってしまう。妖精と人間が共に暮らせる世界のため、アンとシャルは自分たちが出来ることをする決意を固め、行動を開始する。次巻のクライマックスに向けて怒涛の展開。
次で最終巻なんですね。寂しい。
けれどクライマックス間近ということで怒涛の展開。やっと銀砂糖妖精筆頭に認められて最初の銀砂糖を手に入れることができてホッとしたのも束の間、エリルがその銀砂糖を奪って逃走。そしてラファル襲来。戦闘。宰相の腹黒さとか狼の貪欲さとか、もう腹が立つ展開がわんさか起こって、アンとシャルがそれに必死に立ち向かおうと頑張ってる姿に胸がドキドキハラハラさせられる。最終巻は夏か秋の発売なのかな?気になる・・・早く読みたい!