三川みりのレビュー一覧

  • 龍ノ国幻想1 神欺く皇子(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    面白くて一気読み。
    よくある設定だけど、ある意味それが読みやすさとなっていて良いし、展開も面白い。
    悠花の正体も、月白の行方も今後の展開を考えるとなるほどー、そうするのがベストなのかと納得。

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    2022年02月23日
  • 一華後宮料理帖 第五品【電子特典付き】

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    理美は、立后式に向け朱西から厳しい皇后教育を受け、立后式で和人に蔑みの心を持つ伊文亮の妨害にもめげず、機転を利かし難しい問答を切り抜ける。
    鳳家に出入りする朱西を問いただそうと出かけた理美に伊文亮の凶手が迫るが寸鉄に救われる。寸鉄は大けがを負う。なんと理美の作った料理のにおいで意識を取り戻すが、朱西は既にとんでもないことを企てていた。
    とまあ、筋だけ言うと目まぐるしいのだが、それぞれの登場人物の思いが詳細に描かれ、読みごたえがあるのだ。寸鉄の生い立ちも明かされ、その立ち位置も変わってくる。朱西も思い切ったことをする。決して、理美をあきらめていないのだ。

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    2022年02月21日
  • 龍ノ国幻想2 天翔る縁(新潮文庫nex)

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    空露が日織に敬語使いながら呼び捨てにするとこが、ぐっとくる。主を呼び捨てにする従者は斬新。
    前巻が、えーっ!?ここで!!?ってとこで終わってたので、すごく先が気になっていた第2巻。
    ハラハラするばかりの怒涛の展開で、でも、日織のぶれないところ、悠花と気持ちが通じ合うところ、伴有間の台詞から滲み出てくるキャラクター等々、要所要所がしっかり描かれてて、読後は爽快でした。
    ここで終わらないよね!?次巻も期待しています。

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    2022年02月16日
  • 一華後宮料理帖 第四品

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    今回は、話の筋に料理が非常に重要だという感じはなかったが、相変わらず文章、上手いなあ。旧都で怨霊に理美たちがたたられて、密かに愛する人たちが幻となってやってくるというもの。理美は朱西との愛を、朱西の居場所を守るために思い切る。本当にこれでいいか。こういう系の話だと、絶対にこのままでは終わらないと思う。一波乱も二波乱もこれからありそうだ。それにしても珠ちゃん(五龍)は可愛いね。

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    2022年02月14日
  • 一華後宮料理帖 第三品

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    料理をテーマにしたシリーズ。今回は西沙国の料理(明らかにインド料理だね)と崑国の料理(こちらは中華料理)の融合の話。崑国にやって来たが、なかなか交易の交渉に応じてくれない西沙国の帝弟と人として心を通わせるため、四夫人、朱西、理美が奮闘する。理美と朱西が互いの恋心を確かめ合うが、許されない恋だと認識する。鳳徳妃の祖父が登場して怪しげな行動を取る。朱西と伯礼の運命が大きく変わるかもしれない。
    よくある陰謀渦巻く後宮物でないところが非常に面白い。物語の展開もよくこなれていて感心する。

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    2022年02月01日
  • 龍ノ国幻想1 神欺く皇子(新潮文庫nex)

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    ★4.5 オススメ!
    日本の古代を舞台にしたすめらみことをめぐるファンタジー。
    話はわかりやすく、登場人物も多すぎず、物語がグダグダしていなくてどんどん進むので、楽しく読み進めていったら先が気になって止まらなくなってあっという間に読み終わった。

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    2022年01月18日
  • 一華後宮料理帖 第二品

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    4人の姫妃が王の横に並ぶ式典が近づいてきた。誰が皇帝のすぐ横に並ぶかで争いが起きそうなのだ。和の国から来た料理が得意な理美と食学博士の朱西は、毎晩4人に料理を出すことになる。4人のことをよく知って、それに合った料理を出そうと奮闘する理美。しかし、式典に必要な蓮花散華宝玉が盗まれてしまい、理美に疑いがかかる。この後の解決のところが感動的だ。理美のおかげで、だれもが事情を抱えていることを知った4紀妃たちが、互いに手を取り合うのだ。若き皇帝の式典での序列の問題の解決法もいい。普通は醜い争いが常態の紀妃たちを、皇帝を支える臣下としてしまうのだ。これも、理美の働きがすべての根源だ。こういうのはいい。

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    2022年01月16日
  • 龍ノ国幻想1 神欺く皇子(新潮文庫nex)

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    世界の成り立ちとしてら、十二国記を感じざる得ないが、ファンタジーとはこうゆうものだろう。
    世界観がしっかりしており、続きが気になる。
    ただ、なかなか漢字の、読み方が特異で、慣れるまで読みにくかった…

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    2022年01月13日
  • 一華後宮料理帖

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    大陸の崑国に貢物として、和国の皇女理美が贈られる。神と斎宮の料理番だった理美は、和国の料理をすることによって、自分の居場所を見つけていく。
    食学博士の周朱星、宦官の蔡伯礼、皇帝の龍祥、五龍の珠ちゃんなど、登場人物たちは個性的だが、理美は料理によって、彼らの間に素晴らしい波紋を広げていく。ハラハラさせるけど、最後に温かい気持ちにさせてくれた。

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    2021年12月23日
  • 龍ノ国幻想2 天翔る縁(新潮文庫nex)

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    まだ2巻なのにいろいろあったな……いろんな問題が起こって収斂して、後味がよい。なんといっても男女逆転夫婦が非常に滾る。極上美女な妻が夫のこと「可愛らしい」と思ってるのめちゃくちゃよい。

    外の国の話も出てきたし、またまだ序章だろうけど、2巻まででひとつの区切りついたので読むなら今!

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    2021年12月18日
  • 龍ノ国幻想1 神欺く皇子(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    不思議な話だった。

    読後感は悪くないが、言葉にするのは難しい。この物語を読んでいると、男だとか女などとかは些細なことに思えてくる。
    そもそも人間は皆同じで、男女の性差も「個性」であり「特性」なのだろうか。男であること、女であることは、その人を形作るあまたの要素の一つに過ぎないのかもしれない。
    壮大なスケールで、展開される物語りは日本のはるか昔、古代神話時代を彷彿とさせる。
    女性ながら男として天皇に即位した主人公。「彼」が妻として娶った先代の皇女が実は男だという設定は、とりかへばや物語を思わせた。
    先が読めないと書かれている方がいたが、それはあまり感じられなかった。が、夫婦のこの男女逆転劇だけ

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    2021年10月15日
  • 龍ノ国幻想1 神欺く皇子(新潮文庫nex)

    購入済み

    ヨミオワッテシマッタ

    大事に大事に。一気に読むのはもったいないので、通勤中など時間の制限のある時だけ読みました。ドキドキが止まらず、謎の答えを知りたいような、知ってしまうと終わってしまうジレンマの中で。今後どのような展開になるのか?また、楽しみに待ちます‼️

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    2021年09月15日
  • 転生佳人伝 寵姫は二度皇帝と出会う

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    ネタバレ

    転生して最愛の人に再会して、相思相愛…とは全然いかない。曲者の大家。正直黒幕はわかりやすかったけど、花珠と紫英のやりとりが好きだったので全てよし。にゃんこはかわいいよね。

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    2021年07月08日
  • 一華後宮料理帖 第九品【電子特典付き】

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    ネタバレ

    後半ずっと泣きっぱなしだった。
    こういう親子のすれ違いの話に弱いので、文字通り涙が止まらなくてページがふやけないように気を遣ったわ。
    でも、良かった良かったーってならないのがこの一華後宮料理帖。
    今回もめちゃくちゃ引きが強い。
    慌てて次の巻を読まなくては。

    正直、最後祥飛が突き落とされるんじゃないかとヒヤヒヤしたけど、心理的には突き落とされてしまったね。

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    2021年06月24日
  • 一華後宮料理帖 第六品【電子特典付き】

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    皇帝の成長が著しい。
    ずっと朱西推しだったけど、ここへ来て皇帝推しになってしまった。
    物語的にはきっと朱西とくっつくんだろうけど、彼には幸せになって欲しい。

    あと、今回の料理も美味しそうだった。
    卓いっぱいの沢山の料理、作りたくはないけど(笑)食べてみたい!

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    2021年06月21日
  • 仙文閣の稀書目録

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    ネタバレ

    一生懸命なヒロインは大好き。それにしても裏切り者の正体はショック。他にいないんだけどさ、好きなキャラだったのに普通に人でなしでがっかり。

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    2021年05月24日
  • 一華後宮料理帖 第五品【電子特典付き】

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    ネタバレ

    孝仁は朱西を嫡子としていたのに、朱西が鳳家の当主になったら後継はどうするんだろう?
    まさか、丈鉄が継ぐのかな。
    なにより、吹っ切れたような朱西のこの後が気になる。

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    2021年05月05日
  • 仙文閣の稀書目録

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    この著者の他の本も読んだが、多分こういう話を一番書きたいというか、著者の好みなんだろうなーと感じた。
    建物とか言葉とか世界観など、随所にこだわりというかフェチを感じる笑

    本を守る人たちの戦い。
    これは中華風だけど、もし和風(江戸時代とか?)や西洋の国ならどんな組織や書庫になるんだろうとか、色々考えてしまう。
    他の国のパターンでも読んでみたいから、三川さん書いてくれないかな〜

    ひとつだけ気になったのは、表紙のイラスト。
    麗考の瞳の色は話の中でとても重要なのに、関係のない文杏の瞳を赤にしたら世界観が混乱するので、普通に黒かこげ茶くらいにして欲しかった。


    追記
    この話を思い出そうとすると、風

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    2021年04月17日
  • 一華後宮料理帖 第三品

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    大きく話が動いてますます先が気になってきた。
    3人の恋の行方も気掛かりだけど、珠ちゃんの秘密も早く知りたいなあ。

    それから他にも気になるといえば、理美はイラストではいつも華やかな装いだけど、あれで料理したら袖に火が燃え移ったり濡れたりしないんだろうか。
    実はたすき掛けをしているのかもと思ったり。

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    2021年04月13日
  • 一華後宮料理帖 第二品

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    今回もきれいに収まった。
    前巻では料理帖と言いつつやや料理のインパクトが弱かったが、今回は理美の持ち味が生かされてとても良かった。
    新たに出てきた四夫人の面々も、個性や背景は様々だけど皆憎めない人たちでストレスなく読めた。

    ミステリ要素もあるがメインは人間の成長で、今回一番成長したのは皇帝かな。

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    2021年04月08日