三川みりのレビュー一覧
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“「にやにやするな。おかしな顔が、さらにおかしい」
塩漬けにした魚のスープを目の前に、シャルがずけっと言う。
「え?にやにやしてた?」
「頭の軽さが、露呈する程度にな」
ひどいコメントに、ミスリルは軽くシャルを睨む。そして、
「シャル・フェン・シャル。いつも注意してるだろう。本当のことを言うもんじゃないぞ」
こちらもけっこうひどいコメントをする。
「だって、嬉しかったから、つい……ごめん。不気味だった?」
「なにがそんなに嬉しいんだ?」
ミスリルはスープのうえに手をかざしながら訊ねた。
「キースが、わたしの砂糖菓子を見て、ほめてくれたの。あんな腕のいい人にほめてもらえたら、本当に嬉しい」
する -
Posted by ブクログ
前回からそれほど経っていない時期。
一体どうやって生活をしているのかが分かる巻(笑)
思った通り苦労してるけど楽しそうだな…と思いきや
まだ出てくるのか、という吾人登場。
もしかしなくても、毎度出てくる予定なんでしょうか…?w
大切なものを失って、支えがなくてどうしていいのか分からない。
それをどうにかしたい、と思い、それを実行できる何かがあるなら
自分のすべてを使って支えを作る。
仕事に対する姿勢も考えもすごい、と敬服しますが
そこは逃げた方がいいのでは…と、とりあえず思います。
けれどここで逃げたら、彼女が彼女たる事はないのでしょう。
仕上げようとした時、作り上げると決めた時。
そして -
Posted by ブクログ
恋、夢、前向き、キラキラ。
強い意志を持って頑張るヒロインは理想。
ただのお姫様より、とても好きです。
頑張ってる様子には勇気づけられるし。
なんとしてもお菓子を完成させるんだ!という意気込みは、とっても応援したくなります。
ヒーローの男の子が、ヒューに言われて一度はヒロインのもとから去ろうとしたその葛藤もよかった。ミスリルの健気な活躍も。
キャラが立ってるんだよなー。
妖精と人との間の確執や葛藤もよんでて面白いです。仲良くしたいけどそうもできなかったりする、世の中のことを描いているようで。
第三弾の発行も決まってるみたいですが、とてもとても楽しみです。 -
Posted by ブクログ
後宮や姫を軸とする人気小説を書いている作家による後宮短編集。どの話も粒揃いで面白かった。舞台が同じ後宮でも国や切り口が全く違っているところも面白かった。ただ、私は後宮だと、不運で埋もれている主人公が、才能など見出されて居場所で輝くとか、シンデレラストーリーみたいなのが好きなので、ハッピーエンドばかりでなかったので★4です。
「後宮の怪聞は蜜の味」天花寺さやか
小琳は貧しい農民から這い上がり皇后つきの次女となった異色の経歴を持つ。後宮での怪聞・奇聞・醜聞などを聞き集める。実は彼女の本心や能力はまだ他にあるのだが、あるとき集めていた噂からとんでもない真実へ行きつき…。
「十式部日記」三川みり
十式