龍ノ国幻想7 神問いの応(新潮文庫nex)

龍ノ国幻想7 神問いの応(新潮文庫nex)

825円 (税込)

4pt

4.3

龍ノ原(たつのはら)に攻め入る附孝洲(ふのこうしゅう)軍から逃れた日織(ひおり)は、八洲に二つの三国同盟を成立させ、奪還する策を講じる。約定を結ぶため各々の国に三手に分かれ、日織は附道洲(ふのどうしゅう)へと向かう。だがその道中、原因不明の体調悪化に苛まれる。龍ノ原を離れたことで、龍の怒りにより下された罰なのか。漸く附道洲に臨幸するも、何故か国主から面会を拒まれてしまう。命賭す皇尊(すめらみこと)の旅路に待ちうける応(いら)えとは。

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龍ノ国幻想 のシリーズ作品

1~8巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~8件目 / 8件
  • 龍ノ国幻想1 神欺く皇子(新潮文庫nex)
    781円 (税込)
    神の眷属である龍が支配する龍ノ原では、女たちは龍の声を聞く。その能力をもたず生まれた者は闇に葬られる理。異端の一人である日織はその身を偽り男として生き、皇尊崩御にあたり次期皇位を目指す。命の尊厳を守る国に変えるために――皇位を狙う男たちの野望渦巻く闘いに日織は勝ち得るのか。そして日織の二人の妻たちを待ち受ける運命とは。壮大なる男女逆転宮廷物語、開幕!
  • 龍ノ国幻想2 天翔る縁(新潮文庫nex)
    825円 (税込)
    日織は二十年来の望みを果たし皇位に即いた。だが、新しい御代の始まりを龍ノ原に知らしめる宣儀の場で、龍を呼ぶ笛が鳴らない。日織を妬む者の仕業か。一方、反封洲の有間が訪れ、一原八洲の律を犯すことを要求する。そして、妻の悠花が消えた。全ての試練は、偽りで御位を手にした己への罰なのか――最愛の妻を取り戻し、国を守るために下す途轍もない決断とは。男女逆転宮廷絵巻!
  • 龍ノ国幻想3 百鬼の号令(新潮文庫nex)
    649円 (税込)
    央大地(ひさしだいち)の八洲の一つ、反封洲(たんのほうしゅう)国主の長子・伴有間(とものありま)。冤罪により母と共に深い大地の亀裂へと落とされ、尊厳を踏みにじられて生き延びた壮絶な過去を持つ。ようやく救い出され臣下から信頼を得るも、父からは再び亡き者とされ、次期国主の座を義弟に奪われそうになる。だが龍ノ原(たつのはら)より帰国した有間は、皇尊より賜った書札を携え戦へ。復讐の鬼と化した男の壮絶なる国盗りが幕を開ける!
  • 龍ノ国幻想4 炎ゆ花の楔(新潮文庫nex)
    649円 (税込)
    日織(ひおり)は、女の身であることを明かし、皇尊(すめらみこと)として龍に認められた。しかし世継ぎを残すために、はやく夫を迎えるよう進言する者が現れる。一方、御位を争った宿敵不津王(ふつのおおきみ)が、その座を狙い動き出す。左(さ)の大臣(おとど)・小勢乙名(こせのおとな)が彼を推すのは何故……。日織は信頼できる臣下もなく疲弊するなか、唯一心の支えである悠花(はるはな)の秘密を公にし、添い遂げたいと思うのだが、最愛ゆえに悠花が下した決断とは。
  • 龍ノ国幻想5 双飛の闇(新潮文庫nex)
    825円 (税込)
    日織(ひおり)が皇位を全うすることを願い、悠花(はるはな)は「妻」の座を捨て、龍ノ原(たつのはら)を出立した。女として生きた姿を護領衆・悠火(ゆうび)に変えて、龍ノ原の北に隣接する逆封洲(さかのほうしゅう)へと潜入する。そこは若き国主・末和気(すえのわき)が治める豊かな国。だが、政(まつりごと)は、母の遠音(とおね)が牛耳っていた。日織が隣国との関係を築けるよう、知謀の才を尽くす悠火。しかしその頃、日織に不津王(ふつのおおきみ)が皇尊(すめらみこと)の譲位を迫る一触即発の危機が襲う!
  • 龍ノ国幻想6 双飛の暁(新潮文庫nex)
    781円 (税込)
    悠花(はるはな)が姿を消し、日織(ひおり)は失意のなかにあった。そこへ不津(ふつ)が附孝洲(ふのこうしゅう)国主・目戸(まと)と共に軍勢を率いて龍ノ原(たつのはら)へと進軍する。龍に守られし神聖なる地が戦場となることを避けるため、護領山(ごりょうさん)を越える決意をした日織。向かうは反封洲(たんのほうしゅう)・有間(ありま)の許へ。神に背く行為は、はたして英断か。そして仮の夫である夏井(なつい)に、悠花を捜す役目を託すのだが……。はたして、皇尊の謀(はかりごと)は希望への導きとなるか!?
  • 龍ノ国幻想7 神問いの応(新潮文庫nex)
    825円 (税込)
    龍ノ原(たつのはら)に攻め入る附孝洲(ふのこうしゅう)軍から逃れた日織(ひおり)は、八洲に二つの三国同盟を成立させ、奪還する策を講じる。約定を結ぶため各々の国に三手に分かれ、日織は附道洲(ふのどうしゅう)へと向かう。だがその道中、原因不明の体調悪化に苛まれる。龍ノ原を離れたことで、龍の怒りにより下された罰なのか。漸く附道洲に臨幸するも、何故か国主から面会を拒まれてしまう。命賭す皇尊(すめらみこと)の旅路に待ちうける応(いら)えとは。
  • 龍ノ国幻想8 呱呱の声(新潮文庫nex)
    781円 (税込)
    日織(ひおり)は、志を共にする国主たちの協力により二つの約定締結まで一歩。附孝洲(ふのこうしゅう)軍を挟み討つ準備が進むなか、続く体調の異変が懐妊のためと解る。喜び溢れるなか、胎(はら)の子が通常の六倍の早さで育つことに煩悶していた。一方、報を受けた悠花(はるはな)は、日織の許に向かうため、逆封洲(さかのほうしゅう)の若き国主が母を殺(あや)めるに至らせた己の罪を晒(さら)す覚悟を決める――龍ノ原(たつのはら)奪還の戦火燃えたぎる中、産声は上がるのか。

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龍ノ国幻想7 神問いの応(新潮文庫nex) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「考えずに従うだけは楽だが、それで良かった安楽な世は終わっているのだ。」
    …これは今現在の世にも云える事。

    0
    2025年10月18日

    Posted by ブクログ

    このシリーズは基本的に後味が悪いような人間臭い描写が少なく、問題が起きる→解決する、がフラットに続くことが多いけれど、
    そこが最大の魅力に感じます。
    程よくハラハラしたい、でも悲しい気持ちになりたくない、という私にぴったりでした。
    キャラクターもみんな魅力的で、イライラすることが少ないです。
    読後の

    0
    2025年03月24日

    Posted by ブクログ

    前巻から間があいたのでエンジンかかるまでに時間がかかったが、ことが露見してからは一気読みでした。

    理か、とはいえの現実か、そんなことを問う巻でした。
    血が流れなかったわけではないが、落ち着くところに落ち着いた感じです。

    それにしても夏井王がいい人すぎて、そろそろ裏がないか疑いたくなってくる笑

    0
    2025年03月01日

    Posted by ブクログ

    皇尊が国を出てからのお話。他の国の人達の話しが前巻から続く。他の国の事はその国に行ってみないと分からないのは今も同じだし、他国を分かったつもりになっても実は表面上の理解だった…なんて事も同じ。大事なのは、寄り添う事。難しい。次巻はいよいよ国に帰るのかな?きっとすんなりとはいかないだろうけど、国に為、

    0
    2025年02月05日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今回の話は好きだったな〜!
    昔の人が定めた犯してはいけない法律があって、それに背いたら罰する。
    それは現実でも同じ事だけど、暴君から国民を守る為にいけないと分かりながら王を殺し、その罪を隠して善政を敷く。
    国民を10年間騙していたのは確かにそうだけど、果たしてその罪は斬首されるほどの罪なのか?
    罪か

    0
    2024年09月06日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    二つの三国同盟を成立させるため、日織の腹心達は各国へ行く。
    しかし、各々自国の利益を優先する国主を前に一朝一夕にはいかない。
    日織は体調が悪化するなか、附道洲に向かうが、国主に会えないでいた。そんな中白に忍び込んだ日織は国主が亡くなっている事、政は御前衆3人で10年行っていた事と、自分が懐妊している

    0
    2025年03月24日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    八洲に隣合わない国どうしによる二つの三国同盟を結ぶため,4方向に分かれて動き出す.要になる附道洲に向かった皇尊日織の困難に一時はどうなるかと思ったけれど,懐妊も含めて良き方に進む気配が見えてほっとした.いよいよ次巻で,大きく動くのか期待が高まります.

    0
    2024年11月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日織の体調については想像どおり。
    附道洲についても概ね予想どおり。
    ただ、子の育ち方については想像を超えてたので、どうなるのか楽しみ。
    あと、日織を探している龍に早く会わせてあげてほしい。

    夏井さんが良い人すぎて逆に胡散臭く思えてしまうのは私だけかな。

    0
    2024年09月10日

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