櫻井祐子のレビュー一覧
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以下、思い出しての備忘。
・解雇の部分が真骨頂かもですが、ここ以外はずいぶんと考え方は似てるなというのが初見。ただし、ひとりで実践するにはリスクも大きい。
・将来必要となる仕事、いまいるメンバーでできるのか。M&Aと同じように、すべてを内部育成して対応できるほど、時間に余裕があるわけではないとするなら、人の入れ替えこそが最適解。
・これと同じだけど、できない仕事をアサインすることは結構慎重になる。仕事を通じてできるようになるわけでもあるけど、そのストレッチの範囲が重要。
・ごく常識と考えられている人事・労務管理の実務・慣習について、それ、本当に顧客サービスの向上につながってますか?とい -
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「ゼロから考える」とは何か?
それは、子供のように考えることである。
分からないことを、素直に「分からない」と言ってみる。
世の中の「当たり前」に対して、「どうして?」と聞いてみる。
そして、どんな無茶なアイディアだろうと臆さずに口にする。
これは簡単なようで、実はすごく難しいことだ。
子供から学ぶことはとても多い。
また問題を解決する時に、「正しい」と「間違っている」で考えないことも重要だ。
人は、自分が正しいと思った瞬間に視野が狭くなってしまう。
だが、「正しさ」は人や立場によって違う。
「道徳のコンパスが判断を狂わせる」という表現は、まさに至言だと思う。
本書には、ゼロか -
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【0ベース思考を読んで】
経済学界の異端児、スティーブン・レヴィットによる至極の一冊!
この本を読む前に著者のことについて少し知っておく必要があるでしょう。
スティーブン・レヴィットは2003年に、40歳未満で最も優れたアメリカの経済学者に贈られる「ジョン・ベイツ・クラーク・メダル」を受賞、2006年に、「世界で最も影響力のある100人」に選出されるなど世界の注目を集める存在。
しかし、彼の経済学へのアプローチは極めて異端で、本人も「経済学は詳しくない」と言うほど。では、彼は経済学をどう考えているのか?
「経済学は、答えを出すための道具は素晴らしくよく揃った学問だが、面白い質問に欠ける。」と -
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『最近の風潮として 、問題を解決する方法には 「正しい 」方法と 「まちがった 」方法があるという思い込みをもつ人が増えている 』
自分の中では、「正しい」と思っている解決策は、実は間違ってるかもしれない。過去の経験だとか、法則とかを無視して、子供心に捉え直してみると、解決策や、そもそも解決しなければならない問題が、全く違ったものに見えるかもしれない・・・。
それが、この本でいうところの「0ベース思考」であると私は思います。
素早く解決するためには、過去の経験を基にした、無意識の判断が、役に立つことはよくありますし、実際それで得をすることは多いです。
ただ、時にはじっくり腰を据えて考え -
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序章に記載があるように、本書は「事業環境の急激な変化に柔軟に適応できる、ハイパフォーマンス文化を育むための方法を、あらゆるレベルのチームリーダー向けに説明する本」である。NETFLIXの企業文化とされる「自由と責任の規律」をベースとした、あるいはそれを育む過程で編み出された人事の戦略や施策が全編に渡って紹介される。
事業を成功させるために、ハイパフォーマンス文化の維持向上を徹底するにあたり、人事考課や休暇制度、従業員特典など企業が当然に揃えている人事制度は、その価値を全面的に否定される。
「従業員は元々力を持っている」「従業員を大人として扱う」ことを前提とするNETFLIXにおいては、従業員 -
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ネタバレ良本です。以前にご紹介しました、【予想どおり不合理】と同じ作者さんです。
その中でもお気に入りは。
嫌なことは休憩さずにやる。
まず実験協力者A、B、Cに、掃除機の爆音を聞いてもらい、不快な度合いを答えてもらった。
A 掃除機の爆音5秒間
B 掃除機の爆音40秒間
C 掃除機の爆音40秒間で数秒中断し、また5秒爆音
結果一番不快だと言ったのはAだった。順番でいうと、A C Dの順である。
これは「慣れ」が生じることで、不快の度合いが軽減するという結果であるが、Cに関しては
少し間を空けたことにより、「慣れ」が中断されてしまって
また不快感が戻ってしまったという結果である。
つ -
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1.行動経済学が読みたくなり、人気教授と評判だったので、購入しました。
行動経済学の視点から、どのような習慣づくりをしていけば良いのかを学ぶ。
2.ダンアリエリー教授に寄せられた日常で起こる質問に対して行動経済学の視点から教授が答えていくような作りになってます。また、それぞれの答えを示した後にキーワードが3つ提示されており、自分なりの答えも考えられるようになってます。
日常で疑問に思うような質問ばかりなので、自分に当てはめながら答えを出していくとより面白く読める一冊です。
3.時折でてくる素直すぎる意見に笑ってしまいました。例えば、p.236の「新年の誓いに意味ってある?」の答えに対して、 -
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ネタバレクリステンセンのイノベーションに対する取り組み仮説について記した本。名著
イノベーションにおける名著。イノベーションに関連する各重要論点に対してどう取り組んでいくべきかについての示唆を与えてくれる。
<メモ>
・イノベーションのプロセスでは中間管理職が極めて重要な役割を果たす。信憑性を担保するために主要顧客の肯定意見や成功類似製品から将来に関する裏付けがもたらされる。成功しやすいもの、過去に成功したものに似せる力が働くことになる。
・破壊的イノベーションにおける新市場型とローエンド型の存在。
・アイデアを破壊的戦略として形成するためのリトマス試験
1 金道具スキルがないためにできなかった