佐藤究のレビュー一覧

  • テスカトリポカ

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    これはアステカの宗教のお話だ。
    麻薬と信仰。
    自分が信じたことを正しいと思ってやっていても
    本当は、心の奥底ではわかっているはずだ。正しくないと。
    この本に出てきた拷問のシーンは、信じがたいと言うよりは、こんな世界があるって言うことを信じたくはないと言う気がする。

    登場人物が多く出てくるが、その方たちの育った環境であったり、生活の描写が多く出てくるので、登場人物を理解することはできるが、なかなか同じ気持ちで捉える事は難しい。

    結局、テスカトリポカが怖い畏怖の対象だと言う理解には最後まで及ばなかった。

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    2026年07月16日
  • トライロバレット

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    虐げられる若者と、社会生活に戻れない退役軍人。この2人を軸に進む物語。一気読みできる短編だが、どうしても銃社会や退役軍人などに対して少し引いて見てしまうために僕は心からは楽しめなかったな。

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    2026年07月12日
  • テスカトリポカ

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     無宗教である自分としては、ただただ暴力的で残酷で受け入れ難い物語だった。
     遠いメキシコの地で残虐な麻薬密売人が、紆余曲折ありながら最終的には日本で臓器売買のビジネスを実現させる話は読み応えがあった。
     専門用語が多く話の全てを理解できたとは思えないし、これまでも今もこれからも決して自分が目の当たりにすることはない裏の世界。そんな裏の話は小説でもドラマでも映画でも観たことはあるが、ここまで恐ろしく惨憺たるものは初めてで目を背けたい。
     それなのに最後まで読み切ってしまったテスカトリポカには、とんでもない引力があった。
     

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    2026年07月03日
  • QJKJQ

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    佐藤究さんはテスカトリポカ、Ankに次いで3作目です。こういう考えさせられる作品は個人的に好きです。それがミステリーと合わさっていると尚更。
    ただ自分の理解力がついていかなくてまだ結論が出ていない状況なので何回か読む必要がありそう…

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    2026年06月24日
  • Ank : a mirroring ape

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    今まで読んだことのない読書体験。暴動前後と最中を行き来しながら複数人物の断片が重なり、点が線になって真相へ収束していく構成が秀逸。中盤は逃走と混乱の反復でやや冗長に感じたが、圧倒的な情報量とAIと類人猿、鏡を結ぶ視点が刺激的で、知的好奇心を強く揺さぶられ、何度も唸らされた一冊。

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    2026年06月24日
  • Ank : a mirroring ape

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    ほんの少し先の近未来とまで言えない未来のSFを作者は目指したのか?
    AIは確かに進歩している 人は何処へ向かうのだろう

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    2026年06月19日
  • テスカトリポカ 3

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    ネタバレ

    テスカトリポカ3

    子供。母、父に暴力。父、ヤクザ。
    子供、土方コシモ。母、メキシコ人。

    12歳に。身長170。

    公園で爺さんと仲良くなる。
    木の掘り物を爺さんにあげる。

    爺さん、死亡。交通事故。

    どうして俺のともだちを殺した、と父を殴りつける。

    →これ、何の過去編??長すぎてよくわからん。。

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    2026年06月16日
  • テスカトリポカ

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    この作者、初読みです。
    まず、本作、船戸与一のような温度と匂いを感じる小説かと期待して読んだのだが・・・。
    圧倒的な情報量と、自分のいる世界との大きなギャップ読み応えは十分な小説でした。
    ただ、登場人物が多く、ひとりひとりの背景を描ききっているとは言えず、主人公が誰なのかボケた感じがした。
    いっそ、一人に絞って一人称にしたらもっと迫力がでて、傑作となったかも。

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    2026年06月15日
  • トライロバレット

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    帯にあった「ダークヒーロー」という単語に誘われるように買ってみた。スーパーパワーではないが、人の内にある形容し難いドス黒い力が作品のポイントなのかなと感じた。
    起承転結の起承までは後半の盛り上げのために積み木を少しずつ積み重ねている感じがして眠くなるが、後半2割くらいはスッと入ってくる面白さがあった。
    一言で言うならば「映像化したら面白いけど文字で見ていくと途中で読むのをやめてしまうかも」だろうか。そんな気がする。

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    2026年06月08日
  • QJKJQ

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    著者のテスカトリポカが面白かったので
    こちらも読んでみた。

    こちらの作品も凄惨な暴力を振るう人の怖さが存分に描かれている。
    きっと著者は時事であったり、人の歴史の知識を大量に吸収していて、実在とフィクションを交えて書いているので、法外の秘密結社とか、人身売買とか、本の中の世界がどこかに存在していそうな説得力がある。

    主人公は強かに生きて欲しい。

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    2026年05月15日
  • 幽玄F

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    テスカトリポカの時から思っていたんだがこの人の小説、いわゆる物語の縦軸というか、物語性、このお話は何を目的としてどう駆動するのかに酷く無頓着なんだな

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    2026年05月09日
  • サージウスの死神

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    テスカトリポカがおもしろかったので読んでみたが
    しっかり目の純文学で自分には理解できない。
    面白いとか面白くないとかではなく純文学はまったくわからないので⭐︎3で

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    2026年05月08日
  • サージウスの死神

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    内容が理解しきれないのに何故か読む手が止まりませんでした。
    ただ、ラストであら?そこで終わり?と急に突き放されたような気持ちに。今の佐藤究ならもう少し続きを書いたりするのかな、何にせよ狂気に傾いた人間の辻褄の合わなさ、危うさの表現に驚かされました。

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    2026年04月21日
  • QJKJQ

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    よく分からない部分もあったけれど、亜李亜の過去と過去を知った時は亜李亜が可哀想に思った。

    この本で最初に思ったことは装画が綺麗!

    キリストの血と肉に見立てたものを食べる。確かに食人だよなぁ…
    兄が殺された後に父がパンを千切っていたのは血肉に飢えていたのか、それとも誰かを呼び出したかったのか…
    登場人物全員が狂ってるよ泣

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    2026年04月18日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    ネタバレ

    淡々と明確な表現で文章から得られるエンタメをぶつけてくれる良作。
    痛かったり、悲しかったりしながらも心を心地よくざわつかせてくれる表現と記述。テスカトリポカが大絶賛されているのでいつか読みたいな・

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    2026年03月25日
  • トライロバレット

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    ネタバレ

    学校ではジョックにいじめられ、家庭環境はボロボロの化石オタク(というか三葉虫オタク)・バーナムが、ジョックに復讐する話ー。

    と書くと、典型的なストーリーに見えるけど、当のバーナムは淡々としている。この小説、セリフも地の文として扱っているから、感情が伝わりづらいというか、すべて客体的に見える。なのに、精神の異常さがありありと伝わってくる。
    それから、バーナムとは別に、PTSD(?)に悩まされる退役軍人がその根源として学校を襲撃するのと結節して、銃乱射事件に発展していくのだが、そちらもそちらで、だいぶ異常をきたしているのだ。

    話の筋はわかりやすいし、ある意味でアメリカ社会が抱えるいくつかの問題

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    2026年03月25日
  • トライロバレット

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    エピソード1はちょっと退屈だったけど、エピソード2からは一気読み!
    バーナムが手作りの三葉虫スキンを着て出てくるシーンを想像すると笑いが込み上げてくる。状況は全く笑えないけど笑

    バーナムには冷めてる印象を持っていたけれど、三葉虫がアノマロカリスに撃ち勝つシーンは自分の中で盛り上がった。やってることは駄目だけど、冷静に淡々とこなしていくフィンチさんの銃撃戦のシーンもかっこいい。

    文庫本表紙の三葉虫は何かの紋章みたいでかっこいいなと思うけど、実際の三葉虫を調べたら「おぉ…」

    虫嫌いな人は調べない方がいい。
    アノマロカリスはなんか可愛いと思ってしまった。

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    2026年03月23日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    なかなかのハードボイルドな短編集
    爆弾予告の小学校に向かう爆発物処理班
    細かな設定と
    専門的な原子力学
    なんだかよくわからないが
    凄すぎることは確か
    この爆弾を作った人って凄すぎる
    どの短編も思わず背けたくなるような
    内容も多い
    戦後の混乱の時期の話しや
    アメリカの元警察官の
    思いがけない趣味の世界
    クラゲの毒を持った化け物や
    恐怖でしかない
    佐藤究さんらしい世界で
    あふれていた
    ぞわぞわが止まらない

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    2026年03月22日
  • 幽玄F

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    空のスピードに魅せられたある男の物語。何度か大きくシーン転換があるが、導入のシーンがそのまま続いたらどうなるのだろう?という期待感が裏切られた感じではあるが、それはそれで楽しめたかなという展開。

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    2026年03月07日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    経験したことのないバイオレンスで狂気的な物語ばかりなのに、どれも妙なリアルさを感じる短編集だった。
    収録作ではジェリーウォーカーが一番好き。

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    2026年01月21日