佐藤究のレビュー一覧

  • QJKJQ

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    よく分からない部分もあったけれど、亜李亜の過去と過去を知った時は亜李亜が可哀想に思った。

    この本で最初に思ったことは装画が綺麗!

    キリストの血と肉に見立てたものを食べる。確かに食人だよなぁ…
    兄が殺された後に父がパンを千切っていたのは血肉に飢えていたのか、それとも誰かを呼び出したかったのか…
    登場人物全員が狂ってるよ泣

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    2026年04月18日
  • テスカトリポカ

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    約700ページに及ぶ長編。
    途中で飽きることなく、終始緊張感のある展開が続く。
    麻薬や臓器売買ビジネスに関わる人々が描かれ、多くの命が奪われていく。

    アステカの神が物語のテーマとなっており、生け贄として心臓が捧げられる描写が強烈。
    本作で描かれる神は、キリストのように慈悲深い存在ではなく、凶悪で容赦のない存在である点が非常に興味深い。

    好みは分かれるかもしれないが、読み応えは抜群で、個人的には楽しめる作品だった。

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    2026年04月17日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    ネタバレ

    淡々と明確な表現で文章から得られるエンタメをぶつけてくれる良作。
    痛かったり、悲しかったりしながらも心を心地よくざわつかせてくれる表現と記述。テスカトリポカが大絶賛されているのでいつか読みたいな・

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    2026年03月25日
  • トライロバレット

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    ネタバレ

    学校ではジョックにいじめられ、家庭環境はボロボロの化石オタク(というか三葉虫オタク)・バーナムが、ジョックに復讐する話ー。

    と書くと、典型的なストーリーに見えるけど、当のバーナムは淡々としている。この小説、セリフも地の文として扱っているから、感情が伝わりづらいというか、すべて客体的に見える。なのに、精神の異常さがありありと伝わってくる。
    それから、バーナムとは別に、PTSD(?)に悩まされる退役軍人がその根源として学校を襲撃するのと結節して、銃乱射事件に発展していくのだが、そちらもそちらで、だいぶ異常をきたしているのだ。

    話の筋はわかりやすいし、ある意味でアメリカ社会が抱えるいくつかの問題

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    2026年03月25日
  • トライロバレット

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    エピソード1はちょっと退屈だったけど、エピソード2からは一気読み!
    バーナムが手作りの三葉虫スキンを着て出てくるシーンを想像すると笑いが込み上げてくる。状況は全く笑えないけど笑

    バーナムには冷めてる印象を持っていたけれど、三葉虫がアノマロカリスに撃ち勝つシーンは自分の中で盛り上がった。やってることは駄目だけど、冷静に淡々とこなしていくフィンチさんの銃撃戦のシーンもかっこいい。

    文庫本表紙の三葉虫は何かの紋章みたいでかっこいいなと思うけど、実際の三葉虫を調べたら「おぉ…」

    虫嫌いな人は調べない方がいい。
    アノマロカリスはなんか可愛いと思ってしまった。

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    2026年03月23日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    なかなかのハードボイルドな短編集
    爆弾予告の小学校に向かう爆発物処理班
    細かな設定と
    専門的な原子力学
    なんだかよくわからないが
    凄すぎることは確か
    この爆弾を作った人って凄すぎる
    どの短編も思わず背けたくなるような
    内容も多い
    戦後の混乱の時期の話しや
    アメリカの元警察官の
    思いがけない趣味の世界
    クラゲの毒を持った化け物や
    恐怖でしかない
    佐藤究さんらしい世界で
    あふれていた
    ぞわぞわが止まらない

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    2026年03月22日
  • 幽玄F

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    空のスピードに魅せられたある男の物語。何度か大きくシーン転換があるが、導入のシーンがそのまま続いたらどうなるのだろう?という期待感が裏切られた感じではあるが、それはそれで楽しめたかなという展開。

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    2026年03月07日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    経験したことのないバイオレンスで狂気的な物語ばかりなのに、どれも妙なリアルさを感じる短編集だった。
    収録作ではジェリーウォーカーが一番好き。

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    2026年01月21日
  • Ank : a mirroring ape

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    ネタバレ

    すごい本だとはわかる。
    最初は時系列を把握できなくて、わけもわからず読んでた。とりあえず暴動にはチンパンジーが関わってるんだなと。
    難しい話だったけど、何故かロマンを感じずにはいられなかった。誰も知り得ない8分19秒。ロマンやん!科学は不可欠だな、科学者は考えることを止めない。すごい。ただ、最後は悲しい終わり方だな。希望としてはAnkは無事保護されて……みたいなんを想像してた。
    難しい話だけど、面白かった。テスカポリトカも鏡出てこなかったっけ?たしかアステカの話で。あれが面白かったのでAnkも買った。

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    2026年01月17日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    トリビュートの中には哲学的で難しい話もありましたが、宇宙飛行士の野口聡一さんとの対談が、実際に宇宙空間を経験した人にしかわからない孤独や常に死と隣り合わせだったということが感じられてとても興味深かったです。

    朝井リョウさんの小説は読み始め、なんのことを言ってるのか頭の中が「?」でしたが読み進めていくうちに『チ。』の世界観の現代・未来版のようで着眼点が素晴らしいと思いました

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    2026年01月15日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    ある意味興味をひいたが難しい側面もあった。
    結末がどうなるか?は気に入ったところ。
    そこまで裏は無かったが…

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    2026年01月10日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    色気ってのは腹が据わった覚悟の有る人間が醸し出すもんだ 知る事の、大切さも無意味さも素晴らしさも恐ろしさも全てこの作品が描いています。 娘ヨレンタがノヴァクの感情の部分に触れる唯一の存在であるのにも関わらず 以降は信念というよりは最早執着 それこそ「アポリア」(相反する二つの見解が等しく成立する場合、解決の糸口を見出せない難問)だと思うんですけど。 ある意味、完全オリジナルを作るという欲望は幻想だったり。もう流石にこの世界には蓄積が有り過ぎるから、どういう組み合わせで更に新しい事があるかなって事を皆探求していると思います。 文化は大きな川の流れであるという事を良く言っているんですけど、文章、文

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    2026年01月03日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    なかなか手が出なかった作家さんを初読み

    各篇とも独特な世界観で引き込まれる
    今度は長編に挑戦してみたい

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    2025年12月23日
  • QJKJQ

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    「殺人」とは何なのか。その本質は何か。
    ミステリーとしては絶対的ともいえる要素についての本質を解きながらも、殺人一家という異常な設定を使った物語。
    最初は猟奇殺人一家の中で起きた殺人事件という面白そうな設定で、全員容疑者の中犯人を探す話かと思って楽しんでいました。
    ところがどっこい笑
    現実的に「殺人」を起こす人間とは何なのか、その本質について語られ始めて。
    空想上の設定や物語がなぜか現実に足を踏み込んできた感覚でした。そしてこのタイトルが何なのか。
    あらゆる所にテーマが散りばめられて、伏線回収をしているのに全てが自分で回収というより、登場人物の言動によって思わぬところから引っ張ってこられる感覚

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    2025年12月21日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    著者の知的探究心と発想力を凝縮したような珠玉の短編集。量子力学や生物科学から暴力や狂気が持つ昏い魅力まで、幅広いモチーフをエンタメとして昇華。白眉は「量子の相補性を利用した爆弾」処理の顛末を描く表題作。爆発物処理を巡る硬質な“お仕事ミステリ”と量子エンタングルメントを巡る知の巨人たちによる“哲学的思索”が絡み合う見事な一作。大好物です。

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    2025年12月17日
  • QJKJQ

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    佐藤究ネームでの再デビュー作にして、乱歩賞受賞作。

    主人公の妹、父、母、兄の全員が猟奇殺人鬼という市野家。ある日、兄が殺害され、翌朝には母が失踪。ここから怒涛の展開を見せ、全く予想のつかない結末を迎えます。

    この一冊で、著者の大ファンになってしまいました。

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    2025年11月30日
  • トライロバレット

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    ネタバレ

    三葉虫好きの男子高校生と退役軍人を主人公で進んでいくスリラー

    正直三葉虫好きの要素は必要をあまり感じなかった。
    いじめられてる高校生が父の死により狂気に呑み込まれるのと退役軍人のPTSDを対峙させていたアイディアはいいが乱射事件をもっとダイナミックに描いて欲しかった。
    後半は迫力あって読むスピードが上がった!
    文章力は高いと感じたので同作者の別作品を読んでみようか

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    2025年11月27日
  • トライロバレット

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    文学的だなぁと読み進めてラストで捲られる。退役軍人さんのトラウマとスクールカーストにおける鬱屈が物語を灰色に染めていた。

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    2025年11月19日
  • トライロバレット

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    なぜ、作者はここで三葉虫を選んだのだろうか。
    カバーの白い部分は三葉虫の形状。
    カフカ『変身』の先“あの虫”の形状を思い描いたとき、作者のイメージに近いものが三葉虫だったのではないか?そんな想像をしてしまう。
    カフカ『変身』は、お好きなようで作中でも
    語られています。

    舞台は、アメリカのハイスクール。依然としてカースト制度が根強く残っているという。私はその種の物語をあまり読まないため詳しくはないが、本作ではカースト下位に置かれた生徒が、日々、上位の生徒からの嫌がらせに耐える姿が描かれる。
    そしてある日、彼は自ら“三葉虫的な形状”を具現化し、いわばカフカ的な「変身」を遂げる。

    だが興味深いの

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    2025年11月16日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    チ。の世界観、込められた思いなどを魚豊さんの対談や数々の執筆陣を通してさらに知ることが出来た。そんな風に言語化するのか…と驚き物語への解像度がさらに上がった。これを読んだ後に原作を読むとまた違った味わいがあると思う。

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    2025年11月12日