佐藤究のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ作者の脳内どうなってるのほんまに
テスカトリポカに続き本作もおもろすぎました、圧倒的な知識量と理知的な文章!もしかしたら本当に鏡への興味、理解からわれわれは進化したのかも知れないし、われわれが文明を築く前に同じように文明を築き栄え滅んで言ったホモ族がいるのかもしれないと思った。われわれも膨大な地球史のうち、ループの中にいる一種の動物にすぎないのかもしれないみたいな、絶対に知ることのできない神秘みたいなの、怖いけどどきどきする。
自然は無意味なデッサンを残さないっていう望の発言は真理で、最後の秒数の光の話につながっていてうまいなとおもった -
ネタバレ 購入済み
凄い!
凄い小説です。とてつもないロマンを感じます。
眼を覆いたくなるような残虐なシーンの一つ一つにも、意味がありました。
途中の暗号のようなやりとりや、実験の本当の目的。ロスト・エイプが絶滅してしまった理由。等々、最後まで読めば分かります。いや、ちゃんとは理解できていないのかもしれませんが、分かった気分になって興奮します。それくらい、丁寧に説明してくれるので、置いてきぼりにならずについていくことができました。
壮絶な展開、悲しい最後ですが、エピローグまで丁寧に書かれているので読後感がとても良いです。そして、類人猿に前よりずっと興味が沸きました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ直木賞受賞のノワール文学。タイトルと表紙を一眼見た時から只者ではない魅力を感じ、常に読む機会を伺っていましたが一気に読破。本作者やジャンルには初めて手を伸ばしましたが、その価値があるパワフルな作品でした。特筆すべきは裏社会を描く圧倒的なリアリティ(っぽさ)とゴア表現、そして物語の根幹となるアステカの狂めいた神秘描写でしょう。麻薬が支配するメキシコから逃げ出し、日本に新天地を求めたルシアによって物語は始まりますが、愛着を持ったのも束の間ブラックマーケットの仕組みの一部として破滅して行く様子は面食らいました。ここで読者は本作の大方の雰囲気を掴んだことと思います。私は覚悟しました。
時は進み、最大級 -
Posted by ブクログ
ネタバレ猟奇殺人犯一家の長女、市野 亜李亜。
母は撲殺。兄は喉元に噛みつき失血死させる。そして父は、相手の自由を奪い、抜血により命を奪う。亜李亜自身もスタッグナイフで殺人を犯す。
人目に触れないように暮らしてきた一家だが、ある日、兄が惨殺され、母が行方不明となる。そして、兄の死体も消えてしまう。
猟奇殺人犯一家の惨たらしい殺人と現場。それを亜李亜が女子高生の目線で語りだす。
女子高生らしく、「煩わしい家族だ」と言わんばかりに。いや、家族に対して、どこか誇らしく愛情を持って。
不思議な関係性とグロテスクさに、グイグイ引き込まれた。
そして、兄の死と母の失踪。謎を追う亜李亜と不可解な記憶。
真実が分か