佐藤究のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
凄い!
凄い小説です。とてつもないロマンを感じます。
眼を覆いたくなるような残虐なシーンの一つ一つにも、意味がありました。
途中の暗号のようなやりとりや、実験の本当の目的。ロスト・エイプが絶滅してしまった理由。等々、最後まで読めば分かります。いや、ちゃんとは理解できていないのかもしれませんが、分かった気分になって興奮します。それくらい、丁寧に説明してくれるので、置いてきぼりにならずについていくことができました。
壮絶な展開、悲しい最後ですが、エピローグまで丁寧に書かれているので読後感がとても良いです。そして、類人猿に前よりずっと興味が沸きました。 -
Posted by ブクログ
この人の本、QJK…もankも読んだけど登場人物全員が倫理なきパワー(暴力)の嵐という感じで圧倒的な奔流に自分もひきずりこまれそう。タイミング悪く不夜城の後に読んだものだから裏の社会の話続きで薬と金と人身売買でちょっと疲れてしまった。
それは別としてアテスカの神テスカトリポカ、言い伝えのいけにえと鏡と心臓、暗闇と復活の喜びのイメージが日本で繰り返される、それが日本とメキシコの混血児の登場人物達とスペイン語を交えながらバルミロに構築される闇の家族(ファミリア)、ほんとにそんなのありかよと思いつつも独特の雰囲気と力強さを持っています。ナイフ工芸師のパブロと無垢のコシモだけが救い。