佐藤究のレビュー一覧

  • Ank : a mirroring ape

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    京都にある霊長類研究所から一匹のチンパンジーが脱走したことからはじまる「京都暴動」の無慈悲な顛末。猿とチンパンジーの違いなど、理系な要素が物語の核になっています。探究心が台風みたいに暴走している小説だと思いました。

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    2025年10月24日
  • 幽玄F

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    戦闘機の知識は全くないのに、とても引き込まれた。美しい空と、戦闘機に魅入られた男の一生が、華々しく、哀しく、美しく描写されていた。

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    2025年10月24日
  • 幽玄F

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    傑作
    戦闘機に魅入られて自衛隊に入隊した主人公透。透は自衛隊に入隊し、あれほど夢見た戦闘機を操縦することになるが、音速飛行における原因不明の窒息に悩まされる。
    自衛隊を辞職し、観光用フライトのパイロットに転職した透。なぜ戦闘機に心を奪われたのかと改めて自問する。透は重力や地上のしがらみの束縛を断ち切り、血の補色である空を切り裂く力が欲しかった。領土の奪い合い(戦争)が水平的であれば、それを脱してはじめて垂直的。それが少年期に夢見た自由な飛翔。あの窒息は地上(水平)のしがらみにまみれた「護国の空」の息苦しさからくるものであった。フライトがただの仕事と割り切れるほどに、自分を見失っていた透は、バン

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    2025年10月15日
  • 幽玄F

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    プロローグ

    運行管理者より「スクランブル」がかかった

    第5世代戦闘機F-35A通称ライトニングⅡは、一流の整備士の調整によっていつでも翔べる状態にある

    8は颯爽とコックピットに乗り込むとキャノピーを閉じた
    因みにコックピットの語源は文字通り“闘鶏場”だ

    密閉された空間に束の間緊張感が走る

    息を整えた8は、スロットルレバーを押してアフターバーナーを点火させた
    雲一つない青緑(シアン)の空を一目するやいなや
    強烈なGが8を襲うと同時にライトニングⅡは大空へと羽ばたいた
    幽玄を纏った飛行機雲を一筋残したライトニングⅡは、数秒後には、青緑(シアン)の空に消えていた!




    本章  おびさん

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    2025年10月16日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    よすぎ!!!!!!!!!!
    チ。から広がってしらない界隈の人の話がきけるのまじ心に栄養。朝井リョウの小説泣くて

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    2025年09月13日
  • Ank : a mirroring ape

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    壮大なスケール、知性と暴力が入り混じった傑作。
    コロナ、AIの世界より前にこの作品を書ける作者の想像力は脱帽。
    テスカトリポカに繋がると言うのも納得

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    2025年09月11日
  • Ank : a mirroring ape

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    膨大なページ数と圧倒的な情報量。そして説得力。安定の佐藤究。もう一つの猿の惑星。

    容赦無いバイオレンス描写の解像度にゾッとさせられ、鏡像を鏡像と認識する当たり前な事象から解き明かされていく、ヒトとチンパンジーの謎と繋がりに膝を打つ。

    難易度は高めであるが為に、全ては理解出来ないが確かに面白いし、達成感と学びがある。秀作。

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    2025年08月23日
  • Ank : a mirroring ape

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    初読み作家さん
    どこまでが科学的事実でどこがフィクション部分なのかが分からないくらい、その圧倒的な専門知識量にビビりました˙ᴥ˙

    他の作品も読みたいと思いました

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    2025年08月19日
  • 幽玄F

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    ネタバレ

    面白い!
    三島由紀夫をモチーフに執筆されたという作品。
    純文学のように内省的で、かつしっかり中身はエンタメしているところが唯一無二な作品だと思った。

    主人公の易永透は『豊穣の海』に出てくる人物「安永透」のオマージュらしい。自分は『豊穣の海』未読で、三島作品とのつながりを満足に把握できていなかったと思うが、それでも佐藤究特有の危険な熱によって最後まで夢中で読まされた。
    「護国」というワードを真に腹落ちせず、最終的には初期衝動のまま実に身勝手に死んでいった主人公には不思議な魅力がある。その頑固で一本気な姿勢をなんとなく三島由紀夫と重ねた。

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    2025年07月29日
  • QJKJQ

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    ネタバレ

    佐藤究作品の中でも特にミステリ要素が強い話。いわゆる信頼できない語り手の作品で主人公は記憶障害と認知障害を抱えていると思われる。ありがちな叙述トリックかと思いきや後半怒涛の勢いで展開する『殺人学』に圧倒される。どれだけ突飛な世界観や物語でも説得力のある文章の強さが好き。

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    2025年06月14日
  • 幽玄F

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    圧巻の⭐︎5。最初は一体何を読まされてるのかわからないまま読み進めていくうちに、その不穏な湿気を感じる世界にどっぷりはまってしまう。話の展開は終わってみればまるでファンタジーなんだけど、終盤まで突飛なことは全然起ころうとしないし、主人公は無愛想で会話もおもしろくないし、途中で飽きてもおかしくないはずなのに、どんどん読むのが止まらなくなる不思議な読書体験をさせてもらった。感謝。

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    2025年06月13日
  • トライロバレット

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    テスカトリポカの時にも思いましたが、この圧倒的な取材力とリアリティー、描写や展開もそうですが文体ももちろんオマージュしてるものへの筆致が凄まじい。それがオリジナルで、この人にしか描けない世界だった。これからも風呂敷広げまくって、マジ?全部やるの?と思わせて、本当に全部やる気持ちよさを楽しみにしています。

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    2025年04月11日
  • 幽玄F

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    戦闘機、または音速、それとも"ナニカ"に取り憑かれてしまった天才パイロット。
    トップガンマーヴェリックとは真逆を攻める波瀾万丈にも程がある狂気的な物語の着地に考察が捗る。
    圧倒的な情報量とディテール、あらゆる価値観にカルチャーが混沌していく世界観は安定の佐藤究スタイルで読み応えは抜群。

    突き抜ける美学、格好良き!


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    2025年02月06日
  • 幽玄F

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    本棚登録忘れてたやつ
    主人公が一貫して空を飛ぶことが好きなところがよかった
    最後はバッドエンドかもしれないけど主人公的には救われた感じもあって個人的には好き

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    2024年12月05日
  • Ank : a mirroring ape

    購入済み

    またまたこれは。。。

    すごい作家と出会ってしまった。今野氏が言うように、陰惨にならない筆力には驚きでしかない。
    もっと読みたい!

    #怖い #ドキドキハラハラ

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    2024年11月23日
  • Ank : a mirroring ape

    ネタバレ 購入済み

    凄い!

    凄い小説です。とてつもないロマンを感じます。
    眼を覆いたくなるような残虐なシーンの一つ一つにも、意味がありました。
    途中の暗号のようなやりとりや、実験の本当の目的。ロスト・エイプが絶滅してしまった理由。等々、最後まで読めば分かります。いや、ちゃんとは理解できていないのかもしれませんが、分かった気分になって興奮します。それくらい、丁寧に説明してくれるので、置いてきぼりにならずについていくことができました。
    壮絶な展開、悲しい最後ですが、エピローグまで丁寧に書かれているので読後感がとても良いです。そして、類人猿に前よりずっと興味が沸きました。

    #深い #怖い #タメになる

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    2024年10月11日
  • QJKJQ

    購入済み

    凄い・・・。

    とにかく夢中で読んでしまいました。読み始めたら、続きが読みたくて止まらず、あっという間でした。
    グロはあります。が、グロが好きな人にというよりグロが大丈夫な人にぜひ勧めたい!いや、誰にでもは勧められないかな?
    でも、グロいけどグロいだけじゃないのです。
    別作品「テスカトリポカ」を読んだ時も思ったのですが、とにかく表現が凄く上手です!物語に入り込んで、登場人物達と一緒にクラクラ出来ます!

    #ドキドキハラハラ #怖い #深い

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    2024年09月06日
  • テスカトリポカ

    購入済み

    おもしろい

    クライムアクションなのかな。久々に一気読みした。ゾゾっとする描写あるけど、これはしょうがない。この人の作品を読みたくなった。

    #ドキドキハラハラ

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    2024年08月06日
  • テスカトリポカ

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    ネタバレ

    この本の中で唯一人間してたのがパブロだった。
    終始頭のおかしい悪者しか出てこないけど、パブロだけは巻き込まれた、ただただ優しい男。
    パブロの弟子、コシモが初めて作ったナイフを試すために二人でステーキ屋に行くシーンで泣いてしまった。

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    2026年09月08日
  • テスカトリポカ

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    ネタバレ

    第165回直木賞と第34回山本周五郎賞のダブル受賞作。やっとの事で読み終わった。

    メキシコで麻薬密売組織の抗争があり、組織を牛耳るカサソラ四兄弟のうち三人は殺された。生き残った三男のバルミロは、追手から逃れて海を渡りインドネシアのジャカルタに潜伏、その地の裏社会で麻薬により身を持ち崩した日本人医師・末永と出会う。バルミロと末永は日本に渡り、川崎でならず者たちを集めて「心臓密売」ビジネスを立ち上げる。一方、麻薬組織から逃れて日本にやってきたメキシコ人の母と日本人の父の間に生まれた少年コシモは公的な教育をほとんど受けないまま育ち、重大事件を起こして少年院へと送られる。やがて、アステカの神々に導か

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    2026年09月06日