佐藤究のレビュー一覧

  • 幽玄F

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    佐藤究の幽玄Fを読んだ
    幽玄とは何かChatGPTで調べてみた
    幽玄(ゆうげん)**とは、日本の美意識を代表する言葉で、
    はっきりとは言葉や形に表せない、奥深く、静かで、余情のある美しさを指します。

    簡単に言うと
    •すべてを見せず
    •すべてを語らず
    •想像の余地を残す美
    わびさ人の違いも調べてみた
    ① 幽玄(ゆうげん)
    見えない奥行き・余情の美
    •すべてを明かさず、想像に委ねる
    •神秘的・深遠・静かな感動
    •「その向こうに何かがある」と感じさせる
    ② わび(侘び)
    不完全・不足の中に見いだす美
    •簡素、質素、控えめ
    •欠けているからこそ心に響く
    •人の心の在り方に近い美
    ③ さび(寂び)

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    2026年01月10日
  • Ank : a mirroring ape

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    面白いすぎる。読む手が止まらなかった。
    論理的に納得できるSFが大好きなのもあり
    どストライクの作品だった。

    主人公は霊長類研究者、
    人類の進化の過程や、
    その遺伝子を含む膨大な過去から
    人間を人間たらしめる何かを探ろうとする。
    作者の知識量に驚かされる。
    人類の進化に全く詳しくない私は
    全てを信じてしまう。
    綻びのない完璧に作り込まれている論理。
    その誠実さ、緻密さが恐ろしい。
    一体どれ程の時間を費やしているのだろう。

    ただ純粋におもしろく、
    どこまでも引き込んでくれる。
    論理の流れに運ばれていく快楽、
    本当に素晴らしい作品。

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    2026年01月08日
  • サージウスの死神

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    私は作者の表現する世界観のファンなので評価は高いですが、物語を追いかけて楽しむ要素はあまりないと思います。物語性を楽しむのであればテスカトリポカ、アンクなどを読んで欲しいです。

    狂気や幻視まみれの脳みその中身を、作者の鋭い言葉の羅列で主人公と共有していく作品です。
    詩的でナンセンスで洒落ててクール。
    そういうものの、詰め合わせです。
    無粋な言い方をすると大人のイカした厨二病です。

    嫌いなわけがない!!

    良質な映像作品のテーマになると思います。
    カットアップされたみたいに場面がちらついている世界を見ていたかと思えば、気がつけば日常の昼。
    その境目が次第に曖昧になり始め、世界観を支えるワード

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    2026年01月06日
  • トライロバレット

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    三葉虫をこよなく愛する少年
    バーナムは同級生から壮絶な嫌がらせを
    受けることになる
    そしてもう1人タキオも
    またターゲットだった
    2人は仲良くしつつ
    お互いの知らないところで
    とてつもないことを企てていた

    そんな中全く別のところで
    退役軍人のフランクは
    仲間が次々と自殺することに
    苦悩しつつ
    自らも悪夢にうなされる毎日を送っていた

    そしてある日バーナムの高校で
    それは起こった

    生々しい戦場の出来事が
    頭から離れないフランクと
    なぜか予知夢のような妄想を見てしまう
    バーナムはどこか同じで病んでいる

    なんだかモヤモヤの残る小説

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    2026年01月05日
  • トライロバレット

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    乾いた鉄みたいな作品だなと感じました。
    最初は変身という帯に機龍警察のような特撮ライクな話かと思ってたら重厚なクライムサスペンスでした。
    アメコミ的ヒーローとかダークファンタジーでは無いような気がします。キック・アスみたいなイメージなんでしょうか。それにしても骨太すぎる気がします。子供には読ませられません。

    鋭い狂気が誇張されてエンタメになる前に塊で出されてきたような感覚です。
    さぁ狂ってクールな主人公が登場です!はい!ここが見せ場!とかが無い。

    淡々と内面の狂気と向き合い、超えては行けない線を散歩のように超えていくいい意味でエンタメ性のない暴力と狂気が味わえます。
    映画のタクシードライバ

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    2026年01月02日
  • Ank : a mirroring ape

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    テスカトリポカから作者を知り、本作を読んでいます。

    京都暴動というクライムサスペンスの皮を被った、進化と自己鏡像認識がテーマのゴリゴリのSF作品です。
    SFにサスペンス要素がひとつまみ入ってる感じでしょうか。QJKJQでもそうでしたけど、単純なサスペンス、グロテスクで終わらないのが作者の凄さですね。

    話が動き始めるまでに時間がかかります。
    テーマ自体が壮大なため、物語の中に前提知識を入れ、かつ、説明くさくならないようにするためにはどうしてもこのページ数がいるのでしょう。
    物語は中盤から加速し始めて、疾走感のあるシーンも相まって、400ページくらいから一気に読み進められました。

    少しとっつ

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    2026年01月01日
  • トライロバレット

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    佐藤先生ワールドを感じれる作品でした。
    最初はどんな事件かと思い読んでいましたが、
    最終的にはなるほどという展開になっていきました。
    いじめのシーンは学生の
    低俗な理不尽さがしっかりと描写されてました。
    手軽に佐藤先生を感じたいならおすすめの作品です。

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    2026年01月01日
  • QJKJQ

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    猟奇殺人鬼一家で育った主人公:市野亜李亜。亜李亜だけでなく家族全員が殺人を続ける中、兄が自室で殺害され、その死体も跡形もなく消え去り、次の日には母の姿をも無くす。不可解な点が幾つも存在する中、残された亜李亜と父に隠された秘密とは..

    読み進めていく度に、亜李亜を覆っている秘密が持つ魅力に惹き込まれる。秘密そのものに魅力があるのは勿論だけど、明らかになった後に現れる「殺人」という事象に関する問いに関する記述がとにかく面白い。論理的に事を組み立て、人による殺人の本質を研究した結果が最後のようになるのが人間の面白いところだなと思う。
    個人的には同作家による直木賞受賞作である「テスカトリポカ」よりも

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    2026年01月01日
  • Ank : a mirroring ape

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    最高やん、この小説。
    読む手が止まりませんでした。ずっと読んでました。

    猩々たちと人類の垣根とはなんだろうか。その問い自体はカモフラージュで、人類がなぜホモサピエンスしか存在しないのか、という問いこそが、京都暴動の根幹を為していると思ってしまった。

    チンパンジーとボノボは似ているが、互いに存在している。類人猿は姿形こそ違えど、似たようなコミュニケーションを取る。

    人間はなぜ、一種しかいないのだろうか。

    そして、なぜ、類人猿の進化は止まったと、我々人類は錯覚しているのだろうか。

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    2025年12月11日
  • 幽玄F

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    側からみたら転落人生かもしれないけど、空を飛ぶことを追い求め、追い求められた人生で幸せなのかなと思った。
    あとどんな人間が周りにいるかって大事。
    展開が読めなくてすごくおもしろいし、蛇のところとか、修行僧のところとか理解しきれず2回目も読みたくなる本。

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    2025年11月16日
  • Ank : a mirroring ape

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    京都にある霊長類研究所から一匹のチンパンジーが脱走したことからはじまる「京都暴動」の無慈悲な顛末。猿とチンパンジーの違いなど、理系な要素が物語の核になっています。探究心が台風みたいに暴走している小説だと思いました。

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    2025年10月24日
  • 幽玄F

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    戦闘機の知識は全くないのに、とても引き込まれた。美しい空と、戦闘機に魅入られた男の一生が、華々しく、哀しく、美しく描写されていた。

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    2025年10月24日
  • 幽玄F

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    プロローグ

    運行管理者より「スクランブル」がかかった

    第5世代戦闘機F-35A通称ライトニングⅡは、一流の整備士の調整によっていつでも翔べる状態にある

    8は颯爽とコックピットに乗り込むとキャノピーを閉じた
    因みにコックピットの語源は文字通り“闘鶏場”だ

    密閉された空間に束の間緊張感が走る

    息を整えた8は、スロットルレバーを押してアフターバーナーを点火させた
    雲一つない青緑(シアン)の空を一目するやいなや
    強烈なGが8を襲うと同時にライトニングⅡは大空へと羽ばたいた
    幽玄を纏った飛行機雲を一筋残したライトニングⅡは、数秒後には、青緑(シアン)の空に消えていた!




    本章  おびさん

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    2025年10月16日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    よすぎ!!!!!!!!!!
    チ。から広がってしらない界隈の人の話がきけるのまじ心に栄養。朝井リョウの小説泣くて

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    2025年09月13日
  • Ank : a mirroring ape

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    壮大なスケール、知性と暴力が入り混じった傑作。
    コロナ、AIの世界より前にこの作品を書ける作者の想像力は脱帽。
    テスカトリポカに繋がると言うのも納得

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    2025年09月11日
  • Ank : a mirroring ape

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    初読み作家さん
    どこまでが科学的事実でどこがフィクション部分なのかが分からないくらい、その圧倒的な専門知識量にビビりました˙ᴥ˙

    他の作品も読みたいと思いました

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    2025年08月19日
  • Ank : a mirroring ape

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    テスカトリポカが面白かったので、買ってみました。比較的ボリューミーな本だけど、『早くこの先を知りたい!』という気持ちが強すぎて、ページを捲る手が止まらない。文庫本のカバーデザインもすごくいい。読み終わってから見ると、よりいい。

    ジャンル分けするとしたらSFになるのだろうか。
    でも、現実にも起こりそうな感じがして、類人猿を見ると恐ろしい気持ちになるリアルさ。
    アンクも望もこんな結末は望んでいなかっただろうと思うと心が痛い。
    これは多分再読する作品。

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    2025年08月10日
  • 幽玄F

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    ネタバレ

    面白い!
    三島由紀夫をモチーフに執筆されたという作品。
    純文学のように内省的で、かつしっかり中身はエンタメしているところが唯一無二な作品だと思った。

    主人公の易永透は『豊穣の海』に出てくる人物「安永透」のオマージュらしい。自分は『豊穣の海』未読で、三島作品とのつながりを満足に把握できていなかったと思うが、それでも佐藤究特有の危険な熱によって最後まで夢中で読まされた。
    「護国」というワードを真に腹落ちせず、最終的には初期衝動のまま実に身勝手に死んでいった主人公には不思議な魅力がある。その頑固で一本気な姿勢をなんとなく三島由紀夫と重ねた。

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    2025年07月29日
  • QJKJQ

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    ネタバレ

    佐藤究作品の中でも特にミステリ要素が強い話。いわゆる信頼できない語り手の作品で主人公は記憶障害と認知障害を抱えていると思われる。ありがちな叙述トリックかと思いきや後半怒涛の勢いで展開する『殺人学』に圧倒される。どれだけ突飛な世界観や物語でも説得力のある文章の強さが好き。

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    2025年06月14日
  • 幽玄F

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    圧巻の⭐︎5。最初は一体何を読まされてるのかわからないまま読み進めていくうちに、その不穏な湿気を感じる世界にどっぷりはまってしまう。話の展開は終わってみればまるでファンタジーなんだけど、終盤まで突飛なことは全然起ころうとしないし、主人公は無愛想で会話もおもしろくないし、途中で飽きてもおかしくないはずなのに、どんどん読むのが止まらなくなる不思議な読書体験をさせてもらった。感謝。

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    2025年06月13日