佐藤究のレビュー一覧
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佐藤究さんの著書、自分にとって2作品目。前回読んだ「テスカトリポカ」が最高に面白かったのでこちらの作品も期待していた。
作品は本当に面白く、色んな知識が散りばめられていてそのほぼ全てが新な勉強になる作品だった。作者の膨大な知識と裏付けの為のレファレンスが凄い。執筆の苦労は容易に想像でき、難作だった...続きを読むPosted by ブクログ -
『テスカトリポカ』から2冊目の佐藤究。相変わらず大迫力。今回は京都が舞台で、なんと拠点が亀岡とか、知った地名がたくさん出てきたのでより臨場感を受けた。いつも小説の舞台は東京だったり海外だったりするので、どこか他人事感があるけど、今回は自分の住んでるところが思いっきり出てた笑。
アンクがひたすら可哀想...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かった。
Ankの作者って事で手に取ったけど予想を裏切らない面白さだった。
普段短編集はあんまり読まないが、読まず嫌いだったな。と反省。
長編に比べて作品にのめりこめないだろう。と思っていたが短いながらも濃密なストーリーで凄く良かった。
お気に入りは表題の「爆発物処理班の遭遇したスピン」と「...続きを読むPosted by ブクログ -
めちゃくちゃ面白かった。
結構難しい内容も書かれてるけど何故かスラスラ読めた。
書いてあることがどこまで真実なのか分からないけど説得力はあった。
鏡像認識について考えたことはなかったけど動物が水に映る自分を見たときにそうなる可能性は0じゃないよなと。
なんとなくこの世の事象はほとんど解明されてる...続きを読むPosted by ブクログ -
佐藤究作品は、『QJKJQ』『テスカトリポカ』を既読。その中では、一番好きでした。
相変わらずの暴力描写が目を惹きますが、科学的な考察、知見、そこから繋がる悲劇のストーリーは一本軸が通っていて、説得力があるように感じました。
中盤〜後半からのパルクールを混じえた追走劇は、とても画面映えしそうで、映...続きを読むPosted by ブクログ