佐藤究のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレアンク以来の、1年越しに佐藤究さんの作品を読んでみた。
この作品がデビュー作とのこと以外はほとんど何も知らない状態で読みました。
深夜3時でも新たに仕事が舞い込んでくるような、ブラックな職場で働いている主人公。
ひょんなことで同僚から裏カジノに誘われ、そこで行われている「ルーレット」に心を奪われる。
頭の中に数字が浮かび上がる能力がわかった時点では、これはギャンブルで勝負していく展開の話なのかな?!と思いきや、全然違いました。
まあひたすらに荒れ狂った世界が淡々と描かれていました。
主人公が”ギャンブル”を通じてどんどん破滅へと向かっていく姿が終わりまでひたすら続きます。
怒涛の展開!みたいな -
Posted by ブクログ
飛ぶことに取り憑かれた天才パイロットの数奇な人生を描く。それだけ言えば、大空を駆け巡る浪漫あふれる激熱ストーリーを想像するだろうが、本作はちょっと違う。確かに急上昇、急展開はあるものの、そこは佐藤究さん得意のアンダーグラウンドな世界に飲み込まれるようなパートも有り、らしさが感じられて良かった。
総評として、主人公の性格が掴みにくいのか、そもそも読み込みが浅いからか、作品が伝えたいことがなかなか汲み取れず、感想をうまくまとめることができないまま、書いては消してを繰り返している。
積読作品が、それなりに溜まってきたので、落ち着いたら頃にもう一度読み、改めることにする。 ★3.0 -
Posted by ブクログ
ネタバレいずれ文庫化する「テスカトリポカ」のために過去作をぼちぼち読んでいるが、これは2005年の群像新人文学賞の優秀作らしい。
純文学の章にしてはソリッド……当時の流行りだったのか。中原昌也とか。
しかしのちの「QJKJQ」「Ank: a mirroring ape」につながる衒学はたっぷり。
そして鏡のモチーフ。
思弁的作風も、デビュー当時から。
が、どうしても「ホムンクルス」(2003~2011)を思い出してしまい、ノイズに。
安易にいえばドストエフスキー「賭博者」だが、本作のハセガワという独特の人物は一歩抜けている。
が、そうはいってもさらに村上龍を連想したりして、既視感の糸にこんがらがって