佐藤究のレビュー一覧

  • QJKJQ

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    最初はアダムスファミリーのノリかなって思って読んでたけど、全然違くて、最後の方はどうなるんだろうっていうハラハラ感があった。

    解説に書いてあった、佐藤究は哲学者だ、っていうのにすごく納得した。人間について佐藤究が考えたことを小説として消化してるように思う。

    とりあえず刊行されてる長編は全部読めたのかな?次回作も楽しみ。

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    2025年09月15日
  • トライロバレット

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    所はアメリカユタ州ニューオグデン。戦場におけるPTSDを抱えた元少尉、虐めを受けている三葉虫オタクの高校生とコンピューターオタクの高校生。それぞれの魂の必然に従ってとある計画(偶然に同じ)を立てる。たんたんと遠くから語っていく佐藤究の文体。前半なかなか何がどうなるのか分からずもどかしいが、二部の事件の顛末は面白い。三者三様結末は違った立場になるのも面白い。しかし、今回も『テスカポリトカ』ほどの興奮は感じられなかった。やはりあの傑作を超えるのは難しいのか。それとも当方の読みの力が足りないのか。

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    2025年08月02日
  • QJKJQ

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    2016年第62回江戸川乱歩賞

    最近、佐藤究さんの「幽玄F」を読んで、感動したんだけどレビューはまだまとめられそうになく
    他の作品も読んでみようかなっと

    まずは再デビュー作
    冒頭導入が激しい
    殺人鬼一家の女子高生の語り
    早々に街に男狩り
    マウスピースで噛み殺すタイプの兄は惨殺死体となって見つかるのだけど 何処かへー
    ここまでなら時折お見かけする猟奇殺人系ミステリーと思いきや、ここからあっという間に捻じ曲げられた記憶と妄想の中に引きずり込まれる

    小説の中にIQが高いという表現が出てくるが
    著者もかなりでは?と思う
    妄想の入り組み方に加えて殺人心理、偏狭な国家保安論等知識が深くてなかなか全てをすっきり理解できるかというと
    有栖川先生が平成の「ドグラ・マグラ」と評されたのもちょっとわかる
    江戸川乱歩賞に相応しい怪奇さでした

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    2025年07月15日
  • サージウスの死神

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    佐藤究のデビュー作。
    「QJKJQ」「アンク」「テスカトリポカ」を読んで
    独特の世界観を知ったつもりだったけど、このストーリーは、主人公や他のキャラクターのギャンブルに対する哲学が独特過ぎて、面食らった。
    佐藤究の言葉の繋ぎ方、表現がオリジナル過ぎていて、他に比べる小説家が思い浮かばない

    サージウスが宝石というタイトルは、途中でようやく納得した
    呪われた宝石らしい
    終盤にオリジナル過ぎるギャンブルがあって、ギャンブルの最中の主人公の心の独白が、クスリでトリップしてるやつの心境みたいで迫力あった。

    少年時代にやったアゲハの幼虫の遊びは、想像しただけで、気持ち悪くなったけど

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    2025年07月05日
  • 幽玄F

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    戦闘機に魅せられた主人公の話。
    読み手に考えさせる内容で、最終的に何かあっと驚く結末がある話ではなかったが、面白く読めた。
    作者の他の作品に比べて、内容が大人しい印象だった。

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    2025年06月26日
  • QJKJQ

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    序盤がとても良い。最後の展開はチープな感じではあったが、序盤とキャラクターで一気に読める感じ。漫画ならもう少し没入できたかも。キャラクターが上手い

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    2025年06月24日
  • トライロバレット

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    三葉虫マニアの高校生が主人公。スクールカーストで言えば底辺とも言える。そこに現れるスクールカーストの頂点の男。毎日ロッカーの扉を接着剤で固められる。

    同じくいじめを受けていたもう1人の人物。いじめられっ子同士意気投合。放課後も遊ぶようになる。

    主人公、現実に嫌気がさし、壮大な計画を準備。

    新学期、主人公は自身が考えたヒーロー?『トライロバレット』に変身して、いじめていた奴を銃殺しようとするが、先に現れた近所の金物店のオヤジ。

    オヤジとの対決、もう1人のいじめられっ子の計画、主人公の逃亡。

    ヒーロー小説との触れ込みではあるが、よくあるヒーローものではなく、ややダークで、悪を退治するようなヒーローではない。三葉虫に変身する斬新さ。主人公からすれば三葉虫は人生であり彼のヒーローであることは間違いない。

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    2025年06月16日
  • トライロバレット

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    ネタバレ

    三葉虫の化石と、アメリカ陸軍退役軍人と、いじめ。社会問題を古代生物の痕跡でひとつにまとめ上げた不思議な作品でした。

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    2025年06月08日
  • QJKJQ

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    あらすじを読んでも、んなことあり得るか?
    と思いつつ読み進めると、なるほどな世界に引き込まれる。
    辻褄合わないようで、合ってる。

    唯一無二の世界観に浸れるのは、佐藤究の凄さだと思う。

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    2025年06月02日
  • QJKJQ

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    両親と兄という殺人者一家に生まれた女子高生
    疑問なく殺人を行うところから始まる
    父との会話の中で殺人についての考察が繰り広げられる。主観とともに物語が進んでいき飽きさせない。表現に繊細さと知性が感じられ心地よかった。

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    2025年05月30日
  • サージウスの死神

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    純文学色が強い初期作、というかデビュー作
    読み慣れたエンタメ系の他作品とは違った趣
    ギャンブルで頭の中がグッチャグチャ、終始体調の悪い主人公
    文章から脂汗が滲んでくるようで
    読んでるこっちも具合が悪くなってくる

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    2025年04月30日
  • トライロバレット

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    【2025年46冊目】
    バーナム・クロネッカーは三葉虫を愛する男子高校生である。スクールカーストで言えば下の方に位置し、目立たない学生生活を送っている。ところが彼のロッカーが接着剤で癒着される事案が発生。同級生のタキオも同じ目に合っており、スクールカースト上位者のコール・アボットの嫌がらせなのだという。妄想と夢の狭間で彼は次第に現実を失っていく。

    なかなかの難解さ!読みやすさはピカイチなんですけど、これは夢?現実?いや彼らはどこから狂っていたのか?それともずっと正気なのか?と、こっちも迷宮に迷い込んだ気持ちで読んでいました。そして、まさかの結末。メリーバッドエンドじゃないか…?

    なんとこの小説、普通の小説にあるはずの2つのものがないんです。それは「」と解説。「」なくても小説って成り立つんだという衝撃と、解説をなくしたことで最後の最後まで現実味を奪っていくという建付け。

    物語をどう味わうかは難解な一作ですが、これはこの作者じゃないと書けないなと思わせてくる筆力の高さ。

    1周回って怖い笑

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    2025年04月27日
  • 幽玄F

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    感想を書くのが難しいのだけれど、良かったなあ。
    小川洋子さんとか、村田沙耶香さんに出会ったときの感覚に近い。
    他の著作も読んでみたいな。

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    2025年04月13日
  • トライロバレット

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    ネタバレ

    三葉虫オタクの冴えない高校生と日本人の血が混じったコンピューターオタクの男子高校生2人は、学校ヒエラルキーの頂点にいるコール・アボットに毎日の様に嫌がらせを受ける。
    合間合間に入る退役軍人の過去に苦しむ描写。
    この話の行き着く先は一体どこなのだろう……
    と思っていたらまさかのそんな展開!?
    と言う終わりだった。
    毎度思うけど究さんの話は何処か神話的な雰囲気を感じる。

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    2025年04月11日
  • サージウスの死神

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    冒頭の独特な雰囲気と主人公がどんどん壊れていく展開を楽しめた。
    中盤以降話概念的な話が多くなるにつれて置いてけぼりにされている感覚が強くなってしまった。
    積読していたのを二日酔い気味の日に一気読みしたけれど、ある意味良いタイミングで読めたと思う。

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    2025年03月20日
  • サージウスの死神

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    主人公がギャンブルの世界にはまっていく話?
    一つ一つの文章のスピード感がすごくて一気に読んでしまった。
    どれが現実でどれが虚構で過去なのか未来なのか現実なのかすべてわからなかった。

    正直話の内容は理解できなかった。ただ、本を読み進めることを辞めたいとは最後まで思わなかった。

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    2025年02月24日
  • サージウスの死神

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    ネタバレ

    アンク以来の、1年越しに佐藤究さんの作品を読んでみた。
    この作品がデビュー作とのこと以外はほとんど何も知らない状態で読みました。
    深夜3時でも新たに仕事が舞い込んでくるような、ブラックな職場で働いている主人公。
    ひょんなことで同僚から裏カジノに誘われ、そこで行われている「ルーレット」に心を奪われる。
    頭の中に数字が浮かび上がる能力がわかった時点では、これはギャンブルで勝負していく展開の話なのかな?!と思いきや、全然違いました。
    まあひたすらに荒れ狂った世界が淡々と描かれていました。
    主人公が”ギャンブル”を通じてどんどん破滅へと向かっていく姿が終わりまでひたすら続きます。
    怒涛の展開!みたいなものはあまりないのですが、淡々と描かれている分「ギャンブル」というものへの恐れが、読み終わってからは増しました。
    何を見せられているんだ?みたいなシーンも沢山ありましたが、人間の理解を超えた部分が少ないページ数ながら満遍なく描かれていました。

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    2024年04月30日
  • サージウスの死神

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    ネタバレ

    いずれ文庫化する「テスカトリポカ」のために過去作をぼちぼち読んでいるが、これは2005年の群像新人文学賞の優秀作らしい。
    純文学の章にしてはソリッド……当時の流行りだったのか。中原昌也とか。
    しかしのちの「QJKJQ」「Ank: a mirroring ape」につながる衒学はたっぷり。
    そして鏡のモチーフ。
    思弁的作風も、デビュー当時から。

    が、どうしても「ホムンクルス」(2003~2011)を思い出してしまい、ノイズに。
    安易にいえばドストエフスキー「賭博者」だが、本作のハセガワという独特の人物は一歩抜けている。
    が、そうはいってもさらに村上龍を連想したりして、既視感の糸にこんがらがってしまうのだ。

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    2023年08月02日
  • サージウスの死神

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    直木賞作の『テスカトリポカ』と同じ作者の群像新人文学賞優秀作ということもあって読んでみる。
    死とギャンブルとカネの狂気というか、難解という内容とも感じないが、分からないというのが正直な感想。
    21-32

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    2021年09月18日
  • サージウスの死神

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    ミステリを期待して買ったけど、純文学の方でした…
    話のスピード感がすごい。そして難解。目の前で飛び降り自殺を見てからギャンブルにハマっていく男の話だけど、全体的に煙がかった世界な上に眩暈のする気分。

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    2021年08月19日