佐藤究のレビュー一覧
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購入済み
初めてこの作者の本を読みました
初めてこの作者の本を読みましたが面白かったです!
人間と猿の決定的な違いが言語であると同時にその差が言語でしかないということ。
それを証明するように人間の記憶に刻まれた本能。
それが物語を加速させ引き込まれてしまいました
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Posted by ブクログ
ネタバレこれがノワール小説というやつか。
感想を書くのが難しい作品だった。
犯罪に手を染める者たちの欲望や権力抗争、裏切りと暴力がひたすら描かれている。しかし単なる犯罪小説とも少し違っていた。残酷なシーンも多いが、その根底には古代アステカ文明の信仰や儀式にまつわる行動原理があり、救いようのない展開もどこか神話を見ているような感覚があった。
末永とバルミロの心臓密売ビジネスに対する価値観の違いも興味深かった。
末永は心臓を「商品」として扱い、バルミロはそれを「神への供物」として扱う。同じビジネスをしていても、2人が最後まで分かり合えなかったのは当然だったのかもしれない。
仲間たちに「俺たちは家族だ」 -
Posted by ブクログ
本作は、序盤こそ群像劇として登場人物を丁寧に配置していく構成だが、物語が交差し始める中盤以降、一気に緊張感が高まり、読者を引き込む展開へと加速していく。点と点が線になる快感があり、読み進める手が止まらなくなるタイプの作品だ。
特に印象的だったのは、全体を覆うノワール的な空気感と、アステカ文明や麻薬カルテルといった要素が融合した独特の世界観である。暴力や信仰、欲望が複雑に絡み合い、単なるエンターテインメントにとどまらない重厚さを生み出している。こうした題材はどこか原始的でありながら、現代社会とも地続きであるようなリアリティを感じさせ、「男心をくすぐる」という言葉がしっくりくる魅力があった。
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Posted by ブクログ
ネタバレ学校ではジョックにいじめられ、家庭環境はボロボロの化石オタク(というか三葉虫オタク)・バーナムが、ジョックに復讐する話ー。
と書くと、典型的なストーリーに見えるけど、当のバーナムは淡々としている。この小説、セリフも地の文として扱っているから、感情が伝わりづらいというか、すべて客体的に見える。なのに、精神の異常さがありありと伝わってくる。
それから、バーナムとは別に、PTSD(?)に悩まされる退役軍人がその根源として学校を襲撃するのと結節して、銃乱射事件に発展していくのだが、そちらもそちらで、だいぶ異常をきたしているのだ。
話の筋はわかりやすいし、ある意味でアメリカ社会が抱えるいくつかの問題 -
Posted by ブクログ
エピソード1はちょっと退屈だったけど、エピソード2からは一気読み!
バーナムが手作りの三葉虫スキンを着て出てくるシーンを想像すると笑いが込み上げてくる。状況は全く笑えないけど笑
バーナムには冷めてる印象を持っていたけれど、三葉虫がアノマロカリスに撃ち勝つシーンは自分の中で盛り上がった。やってることは駄目だけど、冷静に淡々とこなしていくフィンチさんの銃撃戦のシーンもかっこいい。
文庫本表紙の三葉虫は何かの紋章みたいでかっこいいなと思うけど、実際の三葉虫を調べたら「おぉ…」
虫嫌いな人は調べない方がいい。
アノマロカリスはなんか可愛いと思ってしまった。 -
Posted by ブクログ
メキシコカルテルのボスが殺され、メキシコが大変なことになっているとのニュースで、積読していたこちらを読もうと決意。
アステカの神についての会話や記述、スペイン語(ナワトル語?)がたくさん出てくるので、読書家ではない自分としてはやや読みづらく、Audibleと単行本セットで読んだ(正解だった)。
残忍な表現が繰り返し出てくるため、食事と同時に読むことはできなかった。不穏な空気は物語全体から消えることはなくて、想像にしない展開に息が詰まる。かと言って、あっと驚くめくるめく展開、といったわけではなく、突飛な展開、のほうが近いように感じた。クライムノベルを読み慣れていないせいなのか、そういう本なのかは