佐藤究のレビュー一覧

  • サージウスの死神

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    ネタバレ

    佐藤究のデビュー作。
    あまり有名ではない?し評価も高くなかったので正直あまり期待していなかった。
    が、他の作品同様かなり読み応えのある作品で佐藤究作品の狂気が溢れている。

    主人公が賭博にのめり込み、どんどんと狂気にまみれていくわけだが、読んでいるこちらまで頭がおかしくなるような読むドラッグのような作品。
    特に後半、薬師寺やスキンヘッドの男との会話のシーンは殴られてるかのようなヘビーさとテンポ感で中弛みすることなく世界観にのめり込んだ。
    特にこの作品から何かを学んだりすることは少ないかもしれない。
    ただ、エンタメという観点で言えば最高にエキサイティングでスリリングなエンタメ作品だ。

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    2023年07月06日
  • サージウスの死神

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    佐藤究氏が「佐藤憲胤」名義で著したデビュー作。いわゆるギャンブル脳の描写であるとか狂気の描写が面白い。しかし、本作品にあるのは推敲のうえ作られた「狂った世界」であり「テスカトリポカ」のような緊張感や迫力にも欠ける。とはいえデビュー作ならではの熱量や良い意味で肩に力の入った筆圧が伝わってくる。

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    2023年02月20日
  • Ank : a mirroring ape

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    発送が凄い 事実に裏付けられた事柄とフィクションの融合の仕方が非常にうまくて、ありえないけど、本当の話であるかのように感じてしまう。コマ切れの切れ方が短すぎるせいで、現実に引き戻されがちなのが若干の欠点かな?

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    2026年01月12日
  • サージウスの死神

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    佐藤究氏の純文学作品。ただ、今後のエンタメ作品の感性も感じさせる描写が見られ、引き込まれるタイプの純文学に感じました。

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    2021年10月17日
  • サージウスの死神

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    著者は、純文学とエンターテイメントを併せ持ったものをつくっていると、どこかのインタビューを読んだことがある。たしかにこの作品の半分過ぎまではどんどんストーリーに引き込まれ、先が気になる展開であった。しかし、後半一気にたたみかけるように、深い世界へひきずり込んでいくところが、何かを主張するような、別の作品ではないかと思わせるような内容であった。著者の初期の作品ということで力強さを感じたが、もう少し後半をシャープにまとめてれると良かったと思う。

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    2021年08月06日
  • Ank : a mirroring ape

    購入済み

    初めてこの作者の本を読みました

    初めてこの作者の本を読みましたが面白かったです!
    人間と猿の決定的な違いが言語であると同時にその差が言語でしかないということ。
    それを証明するように人間の記憶に刻まれた本能。
    それが物語を加速させ引き込まれてしまいました

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    2021年04月25日
  • テスカトリポカ

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    長すぎる。
    おもしろいっちゃおもしろいけど、
    抑揚がないし、なにより知らない言葉出すぎてサクサク読めなかった。
    でもアステカ文明のこともっと知りたいって思った。

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    2026年02月11日
  • テスカトリポカ

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    ネタバレ

    麻薬密売人のバルミロと長身で無敵のコシモとその仲間が出会い、犯罪に手を染めていく話。
    序盤はカタカナの名前の多さや大規模な話についてけず、読み進められなかったけど、中盤からやっと全体が見えてきて面白かった。
    バルミロは祖母に幼い頃から教わってきた話や神という存在を信じ、宗教じみたものを感じる。
    コシモは孤独で学校も行かなくなり友達もいなかったからこそ、自分が犯罪を犯している事に気づいてない(犯罪が何かも分かってない)ようなある意味純粋な本当はきっと優しい青年だからこそ辛かった。
    全体的に自分には難しい作品だった!

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    2026年02月01日
  • テスカトリポカ

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    第165回直木賞受賞作
    圧倒されるクライム小説
    しかし、スペイン語があちこちで使われ、正直読みにくい(笑)
    そして、あまり人にはお勧めできない。

    麻薬、暴力、子供臓器ビジネスとダークな世界観!
    加えて、アステカの神話がグロです。

    メキシコの麻薬カルテルを仕切るバルミロは、敵対する組織から攻撃され、一人ジャカルタに潜伏。
    そこで、日本人の臓器ブローカーの末永と知り合い、日本で臓器ビジネスを立ち上げます。
    さらに、殺し屋になれる者たちを集め、殺しのトレーニングも進めていきます。

    コシモは、小学生ぐらいの知識しかなく、かつ、2Mもの巨体+パワーを持つ人物。手先が器用で、ナイフの作成を学ぶ。しか

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    2026年01月25日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    経験したことのないバイオレンスで狂気的な物語ばかりなのに、どれも妙なリアルさを感じる短編集だった。
    収録作ではジェリーウォーカーが一番好き。

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    2026年01月21日
  • Ank : a mirroring ape

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    ネタバレ

    すごい本だとはわかる。
    最初は時系列を把握できなくて、わけもわからず読んでた。とりあえず暴動にはチンパンジーが関わってるんだなと。
    難しい話だったけど、何故かロマンを感じずにはいられなかった。誰も知り得ない8分19秒。ロマンやん!科学は不可欠だな、科学者は考えることを止めない。すごい。ただ、最後は悲しい終わり方だな。希望としてはAnkは無事保護されて……みたいなんを想像してた。
    難しい話だけど、面白かった。テスカポリトカも鏡出てこなかったっけ?たしかアステカの話で。あれが面白かったのでAnkも買った。

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    2026年01月17日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    トリビュートの中には哲学的で難しい話もありましたが、宇宙飛行士の野口聡一さんとの対談が、実際に宇宙空間を経験した人にしかわからない孤独や常に死と隣り合わせだったということが感じられてとても興味深かったです。

    朝井リョウさんの小説は読み始め、なんのことを言ってるのか頭の中が「?」でしたが読み進めていくうちに『チ。』の世界観の現代・未来版のようで着眼点が素晴らしいと思いました

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    2026年01月15日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    ある意味興味をひいたが難しい側面もあった。
    結末がどうなるか?は気に入ったところ。
    そこまで裏は無かったが…

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    2026年01月10日
  • テスカトリポカ

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    神話と暴力に巻き込まれてすごく疲れた。
    分厚いけど読みやすく壮大な物語に一気に連れていかれる。面白い。でも体力も持っていかれる。

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    2026年01月09日
  • テスカトリポカ

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    読み替えが多くて少し読みづらかったが、内容は面白かった。
    グロい描写が多いので、好き嫌いは分かれそう…。

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    2026年01月02日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    色気ってのは腹が据わった覚悟の有る人間が醸し出すもんだ 知る事の、大切さも無意味さも素晴らしさも恐ろしさも全てこの作品が描いています。 娘ヨレンタがノヴァクの感情の部分に触れる唯一の存在であるのにも関わらず 以降は信念というよりは最早執着 それこそ「アポリア」(相反する二つの見解が等しく成立する場合、解決の糸口を見出せない難問)だと思うんですけど。 ある意味、完全オリジナルを作るという欲望は幻想だったり。もう流石にこの世界には蓄積が有り過ぎるから、どういう組み合わせで更に新しい事があるかなって事を皆探求していると思います。 文化は大きな川の流れであるという事を良く言っているんですけど、文章、文

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    2026年01月03日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    なかなか手が出なかった作家さんを初読み

    各篇とも独特な世界観で引き込まれる
    今度は長編に挑戦してみたい

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    2025年12月23日
  • QJKJQ

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    「殺人」とは何なのか。その本質は何か。
    ミステリーとしては絶対的ともいえる要素についての本質を解きながらも、殺人一家という異常な設定を使った物語。
    最初は猟奇殺人一家の中で起きた殺人事件という面白そうな設定で、全員容疑者の中犯人を探す話かと思って楽しんでいました。
    ところがどっこい笑
    現実的に「殺人」を起こす人間とは何なのか、その本質について語られ始めて。
    空想上の設定や物語がなぜか現実に足を踏み込んできた感覚でした。そしてこのタイトルが何なのか。
    あらゆる所にテーマが散りばめられて、伏線回収をしているのに全てが自分で回収というより、登場人物の言動によって思わぬところから引っ張ってこられる感覚

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    2025年12月21日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    著者の知的探究心と発想力を凝縮したような珠玉の短編集。量子力学や生物科学から暴力や狂気が持つ昏い魅力まで、幅広いモチーフをエンタメとして昇華。白眉は「量子の相補性を利用した爆弾」処理の顛末を描く表題作。爆発物処理を巡る硬質な“お仕事ミステリ”と量子エンタングルメントを巡る知の巨人たちによる“哲学的思索”が絡み合う見事な一作。大好物です。

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    2025年12月17日
  • QJKJQ

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    佐藤究ネームでの再デビュー作にして、乱歩賞受賞作。

    主人公の妹、父、母、兄の全員が猟奇殺人鬼という市野家。ある日、兄が殺害され、翌朝には母が失踪。ここから怒涛の展開を見せ、全く予想のつかない結末を迎えます。

    この一冊で、著者の大ファンになってしまいました。

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    2025年11月30日