佐藤究のレビュー一覧

  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    『チ。 -地球の運動について-』公式トリビュートブック!!
    漫画家、音楽家、小説家、詩人、芸人、声優、学芸員、哲学者、宇宙飛行士まで、各界を代表する執筆陣が『チ。』への思いを記す。

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    2024年10月08日
  • サージウスの死神

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    佐藤究のルーツを辿る。
    それは恐慌なる純文学。なぜだろう。妙に感情移入できてしまった。ただ、わたしは一切の賭け事に興味はない。……はず……。侵食。

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    2023年12月10日
  • 幽玄F

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    段々と文学的に奥深くなっていく佐藤究の渾身作。

    主人公・易永透は2000年生まれの青年。
    幼少期から空に強く惹かれ、航空機への執着は夢というより呪いに近いものだった。
    やがて航空宇宙自衛隊に入隊し、最新鋭戦闘機F-35Bを
    操る天才パイロットとして名を馳せるが、
    不慮の出来事で自衛隊を離れることになる。
    その後、透は空を求めてタイやバングラデシュへと流浪し続ける。
    そんな空に取り憑かれた男の一生を描く物語。

    まさに読んでいて狂気という言葉以外思い浮かばなかった。
    派手なドッグファイトなどの戦闘描写はなく、
    飛べなくなった時間の重みや、空への欲望の哲学的探求に重きを置いている。

    三島由紀夫の思想と文学へのオマージュということだが、
    自分的には佐藤究独自の哲学が込められていたように感じた。
    カタルシスをこれでもかと描いた作品ではないだろうか。

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    2025年08月18日
  • サージウスの死神

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    ネタバレ

    佐藤究のデビュー作。
    あまり有名ではない?し評価も高くなかったので正直あまり期待していなかった。
    が、他の作品同様かなり読み応えのある作品で佐藤究作品の狂気が溢れている。

    主人公が賭博にのめり込み、どんどんと狂気にまみれていくわけだが、読んでいるこちらまで頭がおかしくなるような読むドラッグのような作品。
    特に後半、薬師寺やスキンヘッドの男との会話のシーンは殴られてるかのようなヘビーさとテンポ感で中弛みすることなく世界観にのめり込んだ。
    特にこの作品から何かを学んだりすることは少ないかもしれない。
    ただ、エンタメという観点で言えば最高にエキサイティングでスリリングなエンタメ作品だ。

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    2023年07月06日
  • サージウスの死神

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    佐藤究氏が「佐藤憲胤」名義で著したデビュー作。いわゆるギャンブル脳の描写であるとか狂気の描写が面白い。しかし、本作品にあるのは推敲のうえ作られた「狂った世界」であり「テスカトリポカ」のような緊張感や迫力にも欠ける。とはいえデビュー作ならではの熱量や良い意味で肩に力の入った筆圧が伝わってくる。

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    2023年02月20日
  • Ank : a mirroring ape

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    発送が凄い 事実に裏付けられた事柄とフィクションの融合の仕方が非常にうまくて、ありえないけど、本当の話であるかのように感じてしまう。コマ切れの切れ方が短すぎるせいで、現実に引き戻されがちなのが若干の欠点かな?

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    2026年01月12日
  • サージウスの死神

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    佐藤究氏の純文学作品。ただ、今後のエンタメ作品の感性も感じさせる描写が見られ、引き込まれるタイプの純文学に感じました。

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    2021年10月17日
  • サージウスの死神

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    著者は、純文学とエンターテイメントを併せ持ったものをつくっていると、どこかのインタビューを読んだことがある。たしかにこの作品の半分過ぎまではどんどんストーリーに引き込まれ、先が気になる展開であった。しかし、後半一気にたたみかけるように、深い世界へひきずり込んでいくところが、何かを主張するような、別の作品ではないかと思わせるような内容であった。著者の初期の作品ということで力強さを感じたが、もう少し後半をシャープにまとめてれると良かったと思う。

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    2021年08月06日
  • Ank : a mirroring ape

    購入済み

    初めてこの作者の本を読みました

    初めてこの作者の本を読みましたが面白かったです!
    人間と猿の決定的な違いが言語であると同時にその差が言語でしかないということ。
    それを証明するように人間の記憶に刻まれた本能。
    それが物語を加速させ引き込まれてしまいました
    !

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    2021年04月25日
  • 幽玄F

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    ネタバレ

    透の最期がある種爽快で開放感に満ちていた。F35Bとミサイルの接触にウロボロスのイメージが重なるところが、絵画的で美しかった。
    仏教の教えとか哲学的な要素があって難しく感じる部分が半分、物語の上下がエンタメとして面白い部分が半分という感じ。三島由紀夫をモチーフに書かれたということで、章の始めに引用が。三島を読んだことないから分からないけど、読めば違う感想が抱けるのかな。
    過多すぎず、足りなすぎない描写と外国語ふりがなの絶妙さをもって、全く馴染みのない世界に浸らせてくれるのが佐藤究ワールドだなと思った。STOVLとかバーティゴとかマニューバとか言葉の響きがかっこいい。
    マッハを超えると透明な蛇に絞められるところが結局よくわからなかった。なんで最期は現れなかったんやろ?

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    2026年10月25日
  • サージウスの死神

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    ま、エンタメ本としては面白かった。
    トチ狂ったギャンブラーの話。
    グロイの苦手な人はやめたほうがいいかも。

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    2026年10月24日
  • サージウスの死神

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    デビュー作は明らかに群像向けの作品。文体はこの頃からきちんと確立されているが、やはり、純文学で取り留めがない。

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    2026年10月18日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    4つけるべきか迷った。リーダビリティが高く、読み始めはワクワクさせてくれるものの、結末はやや尻切れトンボ的と言うか。長編の方が向いている作家さん。

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    2026年10月17日
  • QJKJQ

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    ネタバレ

    テスカトリポカが面白かったので、他の作品も~と思って読んでみた
    面白かったには面白かったが、どこか物足りなさが残るなという感想。前半のとんでも設定に思ってたのと違う…となり、中盤の謎がわかる過程にワクワクして、終盤はフワッと終わった印象。個人的には中盤の「Ca→Ab」あたりの話や、主人公の出生にまつわる謎が見えてくるところは「あってもおかしくない」というワクワク感がとてもよかった。
    ただ、内容の濃さ、ダークさの割に、語り口調が(特に前半)軽いのが、内容に入りにくいと感じた。読みにくいというか、とっつきにくいというか…

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    2026年10月15日
  • テスカトリポカ

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    裏社会を覗き見る体験はいいけど、生贄とか臓器売買とか、描写が生かましすぎてちょっとツラい。
    あと、アステカの言葉やスペイン語、中国語、インドネシア語のルビがいちいち入るのもうざったい

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    2026年10月15日
  • テスカトリポカ

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    面白かったが、この手の作品は評価が難しい。
    ダークな部分に振り切れて、不のパワーに圧倒されるのだが、クライムノベルは出尽くしてるのかもしれない。
    過去の、たとえば羊の目などの作品群を超えてはこない。
    主人公は誰だったのか?コシモかもしれないが、曖昧なのも評価に悩む。
    まあまあ、面白かった。

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    2026年09月27日
  • QJKJQ

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    ネタバレ

    不思議な本だった。

    中盤以降の怒涛の展開は、それまで自分が認識していた世界ががらりと変わるようで、どんでん返し特有の心地よい驚きがあった。

    一方で、読み終わって最も心に残っているのは、父の娘に対する思い。
    国家的な諜報員であり、殺人を研究する立場にあった父。自らの思想にそぐわない実の娘を殺したほどの人物が、研究対象として育ててきた偽の娘には情を抱き、最終的には彼女がまっとうな人生を歩むことを願って自ら命を絶つ。

    もっと冷徹で、研究者としての目的に忠実な人物だと思っていた。実の娘は殺したのに、偽の娘には生きてほしいと願う。その矛盾がどうにも不思議。

    哲学的でもあり、人間の不可解さを感じる作品だった。

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    2026年09月24日
  • テスカトリポカ

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    人物像やその背景が丁寧に描かれており、後半の展開に期待を持たせるが、結局こんな暴力と金儲けがしたかったの?という感想を持った。アステカの神への信仰心を持っていたらこんなことはしないのでは? 残忍性とインパクトが勝ち過ぎているのでは?

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    2026年09月21日
  • サージウスの死神

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    ネタバレ

    最初の導入はわかりやすいが、ギャンブルが主人公に及ぼす影響による酩酊が進んでいくと純文学らしく「よくわからない」感じになっていく。
    やはり特徴的なのは文体かな、と思う。後の作品の気配を感じさせる、短く暗い、内に閉じて表情が読みづらい文体。でも、最初の方の、ギャンブルにのめり込んでいくまでのパートは、ストーリーが進んでいないゆえに、基本平凡な日常の気配が残っているのだが、そこでの文体、というか主人公と仙崎の会話の違和感とかは結構ある。会話の描写が上手い下手とかじゃなくて、文体としてまだ本気じゃないような感じ。話が進んでいき雲行きが怪しくなってくるとどんどん佐藤究的になってくる、という印象。
    それでも、のちの作品、特に『テスカトリポカ』なんかは、ストーリーはエンタメ的でありつつ、文体の抑制と統一感はずっと洗練されている感じがするように思う。とても興味深いなあ。
    人におすすめする本ではないが、個人的な佐藤究研究として面白かった。

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    2026年09月18日
  • テスカトリポカ

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    アステカ王国の歴史と絡めながら臓器売買のビジネスが進行していく。 壮大なストーリーかと思いきや肝心の心臓売買のビジネスは結局成立せずか? アステカの言葉が難しくてフォローするのが大変だった。

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    2026年09月14日