佐藤究のレビュー一覧

  • サージウスの死神

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    佐藤究氏が「佐藤憲胤」名義で著したデビュー作。いわゆるギャンブル脳の描写であるとか狂気の描写が面白い。しかし、本作品にあるのは推敲のうえ作られた「狂った世界」であり「テスカトリポカ」のような緊張感や迫力にも欠ける。とはいえデビュー作ならではの熱量や良い意味で肩に力の入った筆圧が伝わってくる。

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    2023年02月20日
  • Ank : a mirroring ape

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    発送が凄い 事実に裏付けられた事柄とフィクションの融合の仕方が非常にうまくて、ありえないけど、本当の話であるかのように感じてしまう。コマ切れの切れ方が短すぎるせいで、現実に引き戻されがちなのが若干の欠点かな?

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    2026年01月12日
  • サージウスの死神

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    佐藤究氏の純文学作品。ただ、今後のエンタメ作品の感性も感じさせる描写が見られ、引き込まれるタイプの純文学に感じました。

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    2021年10月17日
  • サージウスの死神

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    著者は、純文学とエンターテイメントを併せ持ったものをつくっていると、どこかのインタビューを読んだことがある。たしかにこの作品の半分過ぎまではどんどんストーリーに引き込まれ、先が気になる展開であった。しかし、後半一気にたたみかけるように、深い世界へひきずり込んでいくところが、何かを主張するような、別の作品ではないかと思わせるような内容であった。著者の初期の作品ということで力強さを感じたが、もう少し後半をシャープにまとめてれると良かったと思う。

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    2021年08月06日
  • Ank : a mirroring ape

    購入済み

    初めてこの作者の本を読みました

    初めてこの作者の本を読みましたが面白かったです!
    人間と猿の決定的な違いが言語であると同時にその差が言語でしかないということ。
    それを証明するように人間の記憶に刻まれた本能。
    それが物語を加速させ引き込まれてしまいました

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    2021年04月25日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    ネタバレ

    淡々と明確な表現で文章から得られるエンタメをぶつけてくれる良作。
    痛かったり、悲しかったりしながらも心を心地よくざわつかせてくれる表現と記述。テスカトリポカが大絶賛されているのでいつか読みたいな・

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    2026年03月25日
  • トライロバレット

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    ネタバレ

    学校ではジョックにいじめられ、家庭環境はボロボロの化石オタク(というか三葉虫オタク)・バーナムが、ジョックに復讐する話ー。

    と書くと、典型的なストーリーに見えるけど、当のバーナムは淡々としている。この小説、セリフも地の文として扱っているから、感情が伝わりづらいというか、すべて客体的に見える。なのに、精神の異常さがありありと伝わってくる。
    それから、バーナムとは別に、PTSD(?)に悩まされる退役軍人がその根源として学校を襲撃するのと結節して、銃乱射事件に発展していくのだが、そちらもそちらで、だいぶ異常をきたしているのだ。

    話の筋はわかりやすいし、ある意味でアメリカ社会が抱えるいくつかの問題

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    2026年03月25日
  • テスカトリポカ

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    リアリティが凄かった。麻薬カルテルと闇医師と小児臓器売買の話だけど、色んな人の視点で話が進みアクションや闇に対する描写が圧巻だった。臓器売買は実際にもある話だから取材力が凄かった。終始圧倒されて次から次に展開する闇医師の話が面白しかった。メキシコの神々と織り交ぜて進む信仰心の話にどっぷりでした。

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    2026年03月25日
  • トライロバレット

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    エピソード1はちょっと退屈だったけど、エピソード2からは一気読み!
    バーナムが手作りの三葉虫スキンを着て出てくるシーンを想像すると笑いが込み上げてくる。状況は全く笑えないけど笑

    バーナムには冷めてる印象を持っていたけれど、三葉虫がアノマロカリスに撃ち勝つシーンは自分の中で盛り上がった。やってることは駄目だけど、冷静に淡々とこなしていくフィンチさんの銃撃戦のシーンもかっこいい。

    文庫本表紙の三葉虫は何かの紋章みたいでかっこいいなと思うけど、実際の三葉虫を調べたら「おぉ…」

    虫嫌いな人は調べない方がいい。
    アノマロカリスはなんか可愛いと思ってしまった。

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    2026年03月23日
  • テスカトリポカ

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    ふだん読まんタイプの小説やったけど、いろんな人の視点で進んでいくストーリーがどこに着地するのか気になって読み進めれた。神話とかに興味あるともっと楽しめそう。

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    2026年03月23日
  • テスカトリポカ

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    メキシコカルテルのボスが殺され、メキシコが大変なことになっているとのニュースで、積読していたこちらを読もうと決意。
    アステカの神についての会話や記述、スペイン語(ナワトル語?)がたくさん出てくるので、読書家ではない自分としてはやや読みづらく、Audibleと単行本セットで読んだ(正解だった)。
    残忍な表現が繰り返し出てくるため、食事と同時に読むことはできなかった。不穏な空気は物語全体から消えることはなくて、想像にしない展開に息が詰まる。かと言って、あっと驚くめくるめく展開、といったわけではなく、突飛な展開、のほうが近いように感じた。クライムノベルを読み慣れていないせいなのか、そういう本なのかは

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    2026年03月22日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    なかなかのハードボイルドな短編集
    爆弾予告の小学校に向かう爆発物処理班
    細かな設定と
    専門的な原子力学
    なんだかよくわからないが
    凄すぎることは確か
    この爆弾を作った人って凄すぎる
    どの短編も思わず背けたくなるような
    内容も多い
    戦後の混乱の時期の話しや
    アメリカの元警察官の
    思いがけない趣味の世界
    クラゲの毒を持った化け物や
    恐怖でしかない
    佐藤究さんらしい世界で
    あふれていた
    ぞわぞわが止まらない

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    2026年03月22日
  • 幽玄F

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    空のスピードに魅せられたある男の物語。何度か大きくシーン転換があるが、導入のシーンがそのまま続いたらどうなるのだろう?という期待感が裏切られた感じではあるが、それはそれで楽しめたかなという展開。

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    2026年03月07日
  • テスカトリポカ

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    長すぎる。
    おもしろいっちゃおもしろいけど、
    抑揚がないし、なにより知らない言葉出すぎてサクサク読めなかった。
    でもアステカ文明のこともっと知りたいって思った。

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    2026年02月11日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    経験したことのないバイオレンスで狂気的な物語ばかりなのに、どれも妙なリアルさを感じる短編集だった。
    収録作ではジェリーウォーカーが一番好き。

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    2026年01月21日
  • Ank : a mirroring ape

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    ネタバレ

    すごい本だとはわかる。
    最初は時系列を把握できなくて、わけもわからず読んでた。とりあえず暴動にはチンパンジーが関わってるんだなと。
    難しい話だったけど、何故かロマンを感じずにはいられなかった。誰も知り得ない8分19秒。ロマンやん!科学は不可欠だな、科学者は考えることを止めない。すごい。ただ、最後は悲しい終わり方だな。希望としてはAnkは無事保護されて……みたいなんを想像してた。
    難しい話だけど、面白かった。テスカポリトカも鏡出てこなかったっけ?たしかアステカの話で。あれが面白かったのでAnkも買った。

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    2026年01月17日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    トリビュートの中には哲学的で難しい話もありましたが、宇宙飛行士の野口聡一さんとの対談が、実際に宇宙空間を経験した人にしかわからない孤独や常に死と隣り合わせだったということが感じられてとても興味深かったです。

    朝井リョウさんの小説は読み始め、なんのことを言ってるのか頭の中が「?」でしたが読み進めていくうちに『チ。』の世界観の現代・未来版のようで着眼点が素晴らしいと思いました

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    2026年01月15日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    ある意味興味をひいたが難しい側面もあった。
    結末がどうなるか?は気に入ったところ。
    そこまで裏は無かったが…

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    2026年01月10日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    色気ってのは腹が据わった覚悟の有る人間が醸し出すもんだ 知る事の、大切さも無意味さも素晴らしさも恐ろしさも全てこの作品が描いています。 娘ヨレンタがノヴァクの感情の部分に触れる唯一の存在であるのにも関わらず 以降は信念というよりは最早執着 それこそ「アポリア」(相反する二つの見解が等しく成立する場合、解決の糸口を見出せない難問)だと思うんですけど。 ある意味、完全オリジナルを作るという欲望は幻想だったり。もう流石にこの世界には蓄積が有り過ぎるから、どういう組み合わせで更に新しい事があるかなって事を皆探求していると思います。 文化は大きな川の流れであるという事を良く言っているんですけど、文章、文

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    2026年01月03日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    なかなか手が出なかった作家さんを初読み

    各篇とも独特な世界観で引き込まれる
    今度は長編に挑戦してみたい

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    2025年12月23日