佐藤究のレビュー一覧

  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    短編集でも各話濃厚、油断大敵。
    登場人物の常軌を逸した言動に、虚構と現実の狭間を往来する狂気的世界観。そして、その随所に垣間見える説得力に鳥肌。
    なかでも『シヴィルライツ』は忘れたくても、忘れられない禍々しさ。震えた…!

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    2026年08月29日
  • テスカトリポカ

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    目を背けたくなる嫌な話だ。
    そう感じたことは、経験したこともない世界が舞台なのにリアリティを感じさせられた証左でもある。
    どうか遠い世界の話でありますように。

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    2026年08月27日
  • テスカトリポカ

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    アステカとメキシコカルテルの話
    前半はアステカの説明が多く、なかなか進まないが、中盤からどんどん引き込まれていく
    こういう系はオチが微妙なのも多いが最後まで面白かった
    地上波では難しいけどサブスクならギリ映像化してもいいんじゃないかと思う

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    2026年08月26日
  • テスカトリポカ

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    ネタバレ

    麻薬の密売、無戸籍児童の心臓を闇医者に摘出させての密売、自動車工場での銃の発砲練習、ナイフ作成‥全てが裏の社会での出来事で、頭が追いつかないほど恐ろしかった。殺されるに決まってるのに裏切るのはなぜ?人間はやっぱり真っ当に戻りたくなるのか?

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    2026年08月25日
  • テスカトリポカ

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    メキシコで滅びたアスステ文明
    その文明の儀式や神々を土台として
    犯罪を加速していくナルコ

    逃げ延びてインドネシアから
    臓器売買のビジネスが始まる

    犯罪組織の緻密さ
    圧倒的な暴力が丁寧に描かれている

    後半にかけての収束がもう少し
    作り込まれて欲しかった気がする

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    2026年08月19日
  • 幽玄F

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    半分以降の物語が動きはじめてからはとても面白かった。

    読み解くために私の中に足りてなかったのは三島の純度だなと、、、

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    2026年08月05日
  • テスカトリポカ

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    神への生贄として心臓を__
    違法ビジネス"臓器売買"を通じて描く裏社会の非道さや残忍さ。緻密な文章に心掴まれ、特に中盤からは渦に巻き込まれるようにこの世界観に引き込まれた。純粋さをも飲み込み、肥大化する悪を止めることはできるのか...最後まで気が抜けなかった

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    2026年07月27日
  • サージウスの死神

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    実にアクの強い、でも奇妙な爽快感が脳裏を掠めていくような純文学だなぁ……と感心してしまった。これぞ佐藤究節というか。何作か読んでいて、文末が「〜た」「だった」の短い一文で淡々と事象を挙げていく傾向があるなと気付き、普通は単調に感じてしまいそうなものだけれど佐藤先生の場合はむしろそれが読み手を引き込んでいく独特のリズムを生み出しているのかな?と思ったりしている。解説でも「科学の感触があり、詩の響きがある」と評されており、言い得て妙。
    『カネは変化するものだ。車、工場、ミサイル、心臓、胎児、DNA――』これ、後の作品に繋がってる?(思い当たるものでミサイル→幽玄F、心臓→テスカトリポカ、DNA→A

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    2026年07月26日
  • テスカトリポカ

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    夢中で読んだ
    たくさんの登場人物がいて、どこでどう繋がるのか読めない展開
    麻薬カルテルの恐ろしいストーリーだけど
    それでも救いのあるお話なので
    読み切れた

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    2026年07月24日
  • Ank : a mirroring ape

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    4.5寄り。佐藤究氏はディテールがすごい。経験したことのないものをそれっぽく描く技法。恐らく膨大な調査資料から想像して描いてるのだろうが、それにしてもまるで見て聞いてきたように描く。ストーリーは壮大で、中盤中弛みしたものの、後半ふたたび勢いを取り戻した。科学的な設定も真に迫っており、面白く読めた。

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    2026年07月19日
  • テスカトリポカ

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    とても面白かった最初の100ページくらいはそこそこって感じだったが途中からすごく面白くなり、読む手が止まらなくなった
    アステカ文明の知識や人々の物語が沢山描かれていてその小説に落とし込む力もすごいと思った 4.6!

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    2026年07月18日
  • テスカトリポカ

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    様々なバックグラウンドを持つ者達が臓器売買の世界で生きる物語。登場人物の1人であるコシモに魅力を感じ、彼の行く末も気になりグイグイと物語に引き込まれて行きました。
     
    難解なアステカ文明やその用語に関する箇所は内容をしっかり理解するのは難しかったので、大雑把に先に読み進めました。終始漂う不穏な空気感は読んでいて緊張しっぱなしで、ダークで硬派な物語は読み終えるまで時間もかかってしんどかったです。

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    2026年07月14日
  • QJKJQ

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    ネタバレ

    3.7
    グロテスクな描写はあまり好きではないので、前半はやや敬遠していたが、中盤の兄の死後から、ミステリー要素が強くなったかと思えば、後半は殺人一家のミステリー問題から普遍化され、殺人とは何か、社会に切り込んでいった
    主人公のアリアは統合失調症のように思えるが、作中で明言されるシーンはなく、それは特殊な経験をしたアリアだから幻覚や幻聴があったと言うわけでなく、本当に自分たちの見ている世界は正しく見えているか、と読者に投げかけているように見えた
    Ca→abの存在など、都市伝説的な要素が物語に盛り込まれるのは好きなので、終盤はワクワクしながら読めつつも、誰が正しくて何を信じれば良いのか分からないと

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    2026年07月14日
  • 幽玄F

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    佐藤究さんの『幽玄F』を読んだ。これだよ、これ!簡潔で無駄のない洗練された文体、魅力的な人物たちとその鋭角的な生き様、まるで目の前で展開されているように拡がる純度の高いイメージ、空気感、音や色…前回読んだ『歌われなかった海賊へ』に感じたモヤモヤを一気に晴らしてくれた。全部大好き!

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    2026年07月12日
  • テスカトリポカ

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    巻末の膨大な参考資料からもわかるとおり圧倒的な濃厚さがすごい。
    国と時代を超越した目まぐるしい物語展開と、残虐な暴力描写がもたらす不思議な酩酊感。
    ラストは意外とこじんまりとしていたのは意図的なんだろうか。

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    2026年07月12日
  • QJKJQ

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    テスカトリポカ、アンクと共に佐藤サンの小説は恐ろしさを感じる。今 生きている世の中が本当はこれらの闇
    を持っているのではないか?と思わせる。
    平和ボケしている自分達、しかし世界では戦争など悲しい現実が起こっていて、私がただその場に居なかった事に感謝しなければいけないと感じました。

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    2026年07月07日
  • テスカトリポカ

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    麻薬密売人と、臓器密売人により展開されるクライムノベル。
    アステカ神話を背景に、メキシコから逃れてきたバルミロが、インドネシアから日本に逃れ、闇ビジネスを展開していく。
    血みどろの展開が苦手な人は勧めないが、とても面白かった。

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    2026年07月04日
  • テスカトリポカ

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    ・ゲーム「FGO」の影響から手に取るきっかけとなった作品。約700ページという小説の中では大作であるが、題材とする密売のスケールの大きさと展開の早さでどんどん読み進められてしまう。

    ・メキシコの超巨大麻薬組織カルテルの利権争いという無縁の世界の出来事に驚嘆していたら、ものの数ページで主人公が変わり、いつの間にか本拠地が日本に移っている。地球の裏側の出来事として遠巻きに観戦していたつもりが、実は身近で起きていることだと自覚した瞬間が恐ろしい。

    ・神話アステカの文明を色濃く受け継ぐカルテルの一員が、新たな取引として持ち出すものが、まさにアステカ神話を想起させるものだった。古代アステカ人の神に対

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    2026年06月25日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    ジャンル分けを拒否するように様々な世界を引き摺る回される感じです。
    語り口も物語の雰囲気も違っていて、ある意味取り留めのない気もするけど得体の知れない不気味さは唯一共通していて「テスカトリポカ」にも通じるところですね。
    短編なので途中で投げ出された感はありますが、小説に起承転結が必須なわけではないし結末が気になるモヤモヤも読書の楽しみだと思える物語の深みがあって良い読後感でした。

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    2026年06月22日
  • QJKJQ

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    虚言、幻想、妄想、夢オチ…
    文章読む限り一旦信じるしかないからそういう類のトリックがあまり好きではないんだが、

    そこから二転三転、一捻り二捻りあって中盤少々中弛みするものの終盤怒涛の展開をみせつつ、丁寧に伏線を回収していて好感

    巻末の解説でピラミッドを創った奴がライバルと言ってる作者の佐藤さんのぶち上げぶりに他の作品も読みたいと思った。

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    2026年06月18日