佐藤究のレビュー一覧

  • テスカトリポカ

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    巻末の膨大な参考資料からもわかるとおり圧倒的な濃厚さがすごい。
    国と時代を超越した目まぐるしい物語展開と、残虐な暴力描写がもたらす不思議な酩酊感。
    ラストは意外とこじんまりとしていたのは意図的なんだろうか。

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    2026年07月12日
  • QJKJQ

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    テスカトリポカ、アンクと共に佐藤サンの小説は恐ろしさを感じる。今 生きている世の中が本当はこれらの闇
    を持っているのではないか?と思わせる。
    平和ボケしている自分達、しかし世界では戦争など悲しい現実が起こっていて、私がただその場に居なかった事に感謝しなければいけないと感じました。

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    2026年07月07日
  • テスカトリポカ

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    麻薬密売人と、臓器密売人により展開されるクライムノベル。
    アステカ神話を背景に、メキシコから逃れてきたバルミロが、インドネシアから日本に逃れ、闇ビジネスを展開していく。
    血みどろの展開が苦手な人は勧めないが、とても面白かった。

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    2026年07月04日
  • テスカトリポカ

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    ・ゲーム「FGO」の影響から手に取るきっかけとなった作品。約700ページという小説の中では大作であるが、題材とする密売のスケールの大きさと展開の早さでどんどん読み進められてしまう。

    ・メキシコの超巨大麻薬組織カルテルの利権争いという無縁の世界の出来事に驚嘆していたら、ものの数ページで主人公が変わり、いつの間にか本拠地が日本に移っている。地球の裏側の出来事として遠巻きに観戦していたつもりが、実は身近で起きていることだと自覚した瞬間が恐ろしい。

    ・神話アステカの文明を色濃く受け継ぐカルテルの一員が、新たな取引として持ち出すものが、まさにアステカ神話を想起させるものだった。古代アステカ人の神に対

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    2026年06月25日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    ジャンル分けを拒否するように様々な世界を引き摺る回される感じです。
    語り口も物語の雰囲気も違っていて、ある意味取り留めのない気もするけど得体の知れない不気味さは唯一共通していて「テスカトリポカ」にも通じるところですね。
    短編なので途中で投げ出された感はありますが、小説に起承転結が必須なわけではないし結末が気になるモヤモヤも読書の楽しみだと思える物語の深みがあって良い読後感でした。

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    2026年06月22日
  • QJKJQ

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    虚言、幻想、妄想、夢オチ…
    文章読む限り一旦信じるしかないからそういう類のトリックがあまり好きではないんだが、

    そこから二転三転、一捻り二捻りあって中盤少々中弛みするものの終盤怒涛の展開をみせつつ、丁寧に伏線を回収していて好感

    巻末の解説でピラミッドを創った奴がライバルと言ってる作者の佐藤さんのぶち上げぶりに他の作品も読みたいと思った。

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    2026年06月18日
  • サージウスの死神

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    ギャンブル辞めますか、それとも人間死(や)めますか。⁡
    ⁡⁡
    ⁡ってな事で、佐藤究の『サージウスの死神』⁡
    ⁡⁡
    ⁡ギャンブルやった事ある人には解る脳汁ドバドバな人間になるのはちょっとしたキッカケからなんじゃけど、華田はちょっとどころじゃない事からギャンブルの泥沼へハマって行く。⁡
    ⁡⁡
    ⁡ええ、わしもギャンブルしますよ⁡
    ⁡きっかけは高校の時に友達に誘われてパチンコに行ったのが初めで、そこでビギナーズラックと言う死神様からのご加護を授かりまして、脳汁ドバドバ初体験を味わってしまったから、パチンコ、スロットとハマりましたよ⁡
    ⁡⁡
    ⁡競馬は福山競馬があった時にちょこっとお馬さんの運動会を観たり

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    2026年06月16日
  • テスカトリポカ

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    海外の文化、犯罪組織、麻薬、医療、密売、暴力、刺激的な題目が混ぜられ、この世の話とは思えないが、どこか身近でおきている話のようにも感じられた。人が生きる為には、このような闇を作っていかなければいけないのか。闇の中で行き続ければ、生きていけないのか。

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    2026年06月13日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    スリラーサスペンスからホラーまで、ジャンルは幅広く、どれも「どうなるんだこれ?」な内容でとても楽しめました。短編集の割にご見ごたえとカロリー高めです。

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    2026年06月09日
  • テスカトリポカ

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    小説を読み進めていて、ある場面でちょっと気分が悪くなった気がした初めての本。
    それほど重厚な重たさを感じられるのは、テーマや筆力はもちろんのこと、作者の緻密な情報収集によるリアルな情景描写によるところが大きい気がしました。
    南米での生活経験があるのかなあ。
    このビジネスがあながち絵空事では無いような気もしてきて、余計にモヤモヤしてしまいます。

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    2026年06月06日
  • QJKJQ

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    よかった!!!

    最初は和製アダムスファミリー、和製ウェンズデーっぽいな、と。ただのちょっとスカしてる殺人一家ミステリかと思いきやもちろんそんなことはない。

    この作者の作品、最初読んだのはトライロバレットだった。あのラストまでじわじわ静かで、何か起きそうで起きない感じが眠たかったのだが(失礼)(でもその退屈さをラストでぐっちやぐちゃに掻き回された爽快感が病みつき) 

    今回は最初から重厚、重厚
    面白くて一気読みだった

    現実と虚構と、入り混じってどんどん説得感が増してくる

    すべて妄想の中かと思いきや、真実の愛情めいたものがあり、人間とは、殺人とは、なにか、そう問うまなざしが力強い作品だった

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    2026年06月06日
  • Ank : a mirroring ape

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    ずっと読みたかったけど、本屋で手に取るたびに思ったより分厚いな、と思って後回しになってた作品。
    分厚さをまったく感じさせないほどおもしろくて一気に読めた。
    逃げるチンパンジーを追うように展開していく各地での暴動のパートは疾走感があり、それが続いてちょっとダレるタイミングで新たな事実が明らかになり、と話の運びがめちゃくちゃうまいなと思った。
    真相は、私にはちょっと難しかったけど、この長編で出てくるあらゆる人物や過去がちゃんと綺麗に収まってて凄すぎた。

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    2026年06月05日
  • テスカトリポカ

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    直木賞を受賞した話題の犯罪小説。表紙もインパクトがある。
    メキシコの麻薬密売人が始める臓器売買ビジネスと、それに巻き込まれていく人たちが題材。随所にアステカの神様や文化が出てくる。

    戦争小説、ミステリー、ルポなどとは一線を画すレベルで悪。どこまでも悪。
    これほど残虐でグロテスクで悪意に満ちた小説を読んだことがない。途中あまりにしんどくて読むのをやめたこともあった。
    ただし、面白い。とんでもない残虐な描写が続いても不思議と引き込まれて行く。

    正直キツい内容なので、面白いとはいえ、おすすめとは言い難い。
    覚悟して読んでいただきたい。

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    2026年06月05日
  • Ank : a mirroring ape

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    ネタバレ

    まずstsat配列の話が現実のものであるという事実に驚いた。現実とフィクションとの境界線を曖昧にすることで作品の深さが大いに異なってくると思う。そういった意味で著者の作品はそれが抜きん出て得意であるように感じる。これはフィクション作品での定石かもしれないが、境界線が分かりきってしまうとどうしても影がつきまとい話への没入感が薄れてしまう。それが全く感じられずスムーズに最後までページを捲ることができた。フィクション作品における評価点を軽々と突破している点で(上からで申し訳ないが他に形容しうる言葉を知らない)感動を覚えた本であった。ただひとつあるなら、中盤の、起承転結の転にあたる物語の展開の大きな転

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    2026年05月29日
  • テスカトリポカ

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    『テスカトリポカ』を読み終えてまず感じたのは、これは単なるクライム小説ではないということだった。メキシコの麻薬カルテル、日本の臓器売買、少年兵、宗教、移民問題といった現代的なテーマを扱いながら、その奥ではずっと「神話」が流れている。

    タイトルにもなっている“テスカトリポカ”は、アステカ神話における破壊と運命の神だ。つまり本作は、現代犯罪を描きながら、同時に“生贄の歴史”を描いている。

    この視点が非常に異様だった。

    カルテルの暴力も、臓器売買も、人間を消費するシステムも、単なる現代社会の歪みとして描かれているわけではない。むしろ、「人類が昔から繰り返してきた構造」として描かれている。

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    2026年05月23日
  • Ank : a mirroring ape

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    地球上に我々しか現生しない人類。人類がいかにして人類になったのか、その鍵を握るのは鏡。本書の終わりには多数の科学論文等の参考文献が掲載されており、主人公鈴木望の立てる仮説がどこまで真実味があって、どこまでが完全なフィクションなのかが分かりません。いや、読み終わった後も彼の仮説を信じて疑わない自分がいます。自分の姿を知ったのはいつか、鏡や水面に映る自分はなぜ自分と言えるのか。毎日当たり前に見ている鏡を見るたびに、太古の祖先に思いを馳せるようになってしまいました。進化論について全く明るくありませんが、私の起源を学んでみたいと思わされます。動物園のあの柵の向こうからホモ・サピエンスを見つめるチンパン

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    2026年05月22日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    なんだこの、現実と非現実のあいだをうまくとったような、サイコ的な短編集。いや、すごいな…!どれもおもしろかった。こんなの書こうと思っても書けないだろ。魚の骨が喉に引っ掛かったようなこの後味の悪さがまたなんとも…(褒め褒め)
    量子力学とか出てきた時は、ウワ…わたしみたいなばかには理解できんぞ…って思ったけど、気づいたら楽しく読めてしまったから、たぶん信じられんくらいわかりやすく書いてあったんだと思う。作者、めっちゃ頭いい人なんだろうな。

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    2026年05月02日
  • テスカトリポカ

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    古代の言葉がかっこよさげに多用される犯罪小説。暴力的な描写がメインで、その気持ち悪さに目を瞑れば、ストーリーはさすが直木賞ということもあり、引き込まれる。別の世界の出来事と思って読むといいのかもしれない。

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    2026年04月29日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    爆薬処理の話に、クリーチャーの話、ヤクザの指詰めの話など、どれも予測不能の、バラエティに富んだちょっと変わった意外なストーリーでした!全て短編ですが、話につながりはなく、気軽にサッと読めました。何となく結論がわかるものから、そうなんだと思わせるものまでさまざま。また機会があれば、この著者の違う作品を読んでみてもいいかもしれません。

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    2026年04月25日
  • テスカトリポカ

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    初佐藤究!途中挫けそうになるも何とか完走〜!

    見慣れない横文字が多くてあんまり楽しめなかったのでいつか再読することになると思う。
    漫画版挟んでからにしようかな…

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    2026年04月23日