佐藤究のレビュー一覧

  • Ank : a mirroring ape

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    自己鏡像認識のこととか、勉強になる内容も多くて面白い。
    霊長類の解像度が上がる。今度モンキーパーク行こう。

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    2026年03月28日
  • テスカトリポカ

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    ものすごいリアリティ
    現地の人なのかと思うぐらい取材しているような感じで、犯罪の世界を覗き込む感覚だった

    メインのキャラクター達がやっていることがあまりにも邪悪、善性がゼロなので、よっかかるもの、向かう先が見えない。誰が滅んでも関心が湧かない、殺伐とした感情。

    一方でアステカの信仰、ドラッグ、血、が混ざり合うトランス感のある文体は、映像的な迫力も感じさせるほどで、ひとつひとつのシーンが鮮やか。

    一般的なストーリー性のあるエンターテイメントというよりも、ドキュメンタリー、もしくは神話のようなものを見た気がした。

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    2026年03月21日
  • テスカトリポカ

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    ノンフィクションと錯覚する程登場人物の背景が詳しく書かれている。それも一人二人ではなく全員についてそうなのだから作者の取材量、知識量に感服した。
    ただその魅力的な登場人物たちが登場するだけで半分くらい過ぎていたので、その後に彼らの人生が交錯するところをあまり見れなかったのは残念だ。
    臓器ブローカーという犯罪にアステカの儀式という視点が入るだけで見え方が変わるのは面白かった。

    パブロいい奴すぎる。

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    2026年03月16日
  • テスカトリポカ

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    要はどんな話?と聞かれると答えられないが遠い国の裏社会を日本を舞台に綺麗に物語にした作品
    長かったが面白く読み進めることができた

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    2026年03月12日
  • Ank : a mirroring ape

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    幽玄Fにすごく感動したので佐藤究作品を探してみました。
    時系列が前後していたり、結構激しめなシーンが続くので読んでいてずっと面白い。生物学というか進化の話は難しく100%理解は(したいけど)難しいと感じた。
    鈴木望のコアの部分が、幼少期の虐待と心中なのが悲しいというか、やっぱりそこになってしまうんだなというか、最後は切なかった。

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    2026年03月08日
  • テスカトリポカ

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    結末からすると結局なんだったんだという印象を受けました。
    ただ、話の構想自体はすごく面白くよくねられていて、説得力がある内容でした。

    遠くの国で実際にありそうな闇の仕事を日本に落とし込んでおり、読み終わるまで長いですが最後まで面白く読めました。

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    2026年03月07日
  • テスカトリポカ

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    ネタバレ

    直木賞受賞作品です。

    ひたすらに凄惨で、けれど物語に引き込まれて目を逸らすことが出来なくて、描写がリアルにグロすぎるから薄目で読み進めてしまうという、なかなかない読書体験でした。

    悪者ばかりが登場するのですが、頭が切れて感心しきり。かっこいいとは全く違うし心酔するとも違うけど惹かれるというかインパクトがあって、忘れられない存在多数。
    ネグレクトを守る看板の裏で行われる違法ビジネスのえげつなさ。違法臓器売買や麻薬密売等の裏社会と信仰とを同居させ、絶対的な神の力がすごすぎて倒れました。
    闇深いけど、結末はあっけないかも。あれは信仰心??

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    2026年02月28日
  • QJKJQ

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    これはフィクションだけど、実際に人間の脳って自己(自我?)を守るためならどんな狂った設定でも産み出して飲み込んでしまう得るんだろうなと、ありえない話なのに妙な説得力を覚えてしまった。
    お兄ちゃんが殺されたうんぬん辺りから「これってもしかして」という予想は立ってしまうんだけど、それでも最後までスピーディーな展開で面白かった。
    特に主人公が論理的でドライなところがとても好感度高
    いです。
    ちょうどFBIのプロファイリングの成り立ちを書いた本を併読していたので、殺人者の分類の話周りは、知ってる内容が出てきたのがちょっと嬉しかった(笑)

    終わり方が「信じるか信じないかはあなた次第」風で、それはそれで

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    2026年02月25日
  • テスカトリポカ

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    テンポよく話が進んでいくので、厚めの本ですが、割とサッと読めてしまう。
    ハードボイルドで濃厚な映画を見た後のような満足感。

    読んだ佐藤究さんの小説はQJKJQ、Ankに次いで3作品目だったのですが、どれも面白いし、ただのエンタメもので終わらずに哲学を感じさせる。
    映画で言えば、クリストファーノーラン作品のような。悪く言えば小難しい話が差し込まれる。

    この作品で言えば、主人公は闇の世界に住んで様々な非合法な取引に関わる所謂悪人ですが、悪人なりの哲学があり、クールさを感じる。
    そこにおどろおどろしいアステカ神話の話が加わり、独創的な作品に仕上がっている。

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    2026年02月23日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    あの大傑作『テスカトリポカ』の佐藤究の佳作短編集。SFあり、ノワールあり、暗いミステリあり、ジャンル分けしづらい短編集だが、いずれも悪夢めいたトーンが通底している気がする。やるせない不穏な空気。黒い余韻。なかなかの短編集だと思う。一作品の登場人物の名字が(全国で840人ほどしかいない)自分と同じで、妙な気分になった。

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    2026年02月20日
  • Ank : a mirroring ape

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    第20回大藪春彦賞
    第39回吉川英治文学新人賞

    簡単に感想を言えば、すごい、でもムズイ。
    まず苦手な時系列がバラバラな構成。
    暴動の描写はそんなに何パターンも入れなくてもというくらいしつこくて、話が進まない。
    霊長類についての考察や仮説は衝撃的で、どうしてこんな小説が書けるのだろうと感心しきり。
    自己鏡像認識という能力が特に興味深かった。
    難しいけどなんとか理解をしながら読めていたのに、後半になるにつれてゲノムとか塩基とか難しさが更に増してきて、最終的にふわっと浅い理解のまま終わった(笑)

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    2026年02月18日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    どこか理不尽さを感じる作品群で、どれもいいね。個人的には「猿人マグラ」のオチのつけ方が上手に感じて、とても好みでした。

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    2026年02月17日
  • テスカトリポカ

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    「百年の孤独」の現代悪夢版?好きな作家さんが好きな本を読むのが好きです。これは、小川哲さんがYouTubeで紹介していた本。神話×暴力。村上龍が好きな人は好きかもしれない。

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    2026年02月16日
  • テスカトリポカ

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    ネタバレ

    あらすじを読んで、麻薬密売人の話ということであまり興味がわかなかったが、読むほどに引き込まれていった。

    無垢なコシモ、狂気の末永、復讐のバルミロ、一線を越えられないパブロ。

    どの登場人物も個性があって、考えがあって特徴的だった。

    直木賞の作品なので映像化されているかと思えば、そうでは無いようだ。
    読めばその理由がわかる。これば倫理的問題と描写がキツい。情景描写がわかりやすく、場面が鮮明に浮かび上がってしまい、心が苦しくなる部分がかなりあった。

    コシモが「じゅんた」が手術台にいる姿を見て心を痛めているところが印象的であった。


    この頃の直木賞作品はパンデミックに関する内容を含んでいなく

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    2026年02月13日
  • テスカトリポカ

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    死の重圧にとりつかれた者たちの黒い祝祭。暴力と薬に支配された裏社会には、仁義のかけらすらない。しかし気づくのだ。西洋が滅ぼしたはずの文明が、災厄となって、現代に呪いを運んでくることを。

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    2026年02月12日
  • テスカトリポカ

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    作者はこれをどれだけ時間をかけて頭を使って書いたのだろう、、、
    全体的にカタカナが多く難しいし、ずっと暴力的で残虐な描写が細かく描かれているため、実際目にしたこともないのに鮮明に脳内で映像化されてしまって終始吐きそうにもなったけれど、とにかくコシモがどうなるか気になるという気持ちだけで読み切った。折れずに読んで良かった。
    一言で表すと、凄まじい一作だった。

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    2026年02月11日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    「テスカトリポカ」で直木賞、「QJKJQ」で江戸川乱歩賞などいろいろ受賞している作者による短編集。短編それぞれに、というだけでなく、一篇の中でも読み進めていくうちに何のジャンルの話なのか分からなくなってくる。タグ付けが一つしかできないのでミステリーにするかSFにするか悩んだけど、とりあえず直感でミステリーにしてみた。

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    2026年02月09日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    ネタバレ

    テスカトリポカやankに通ずる佐藤究ワールドの要素が詰まってる短編集だった。表題作が1番好き。それそのものがミステリーのようで直感的には理解し難い量子力学の理論。身近に関わることのない爆発物処理班や米軍の特殊部隊。得体の知れない恐さの要素が存分に詰まってた。

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    2026年01月20日
  • トライロバレット

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    暗めのお話、最後はちょっとすっきりする。
    会話のカギカッコがなくて最初はしんどかったけど
    途中からはなんだかスピード感が出て、
    特に主人公とタキオの会話がトントン進む感じが
    漫才みたいで心地よかった。
    佐藤究の他の作品も難しそうだけど
    ミステリーよりの作品は読んでみたいかも。

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    2026年01月18日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    中々読み応えあり過ぎる
    ステーキと焼肉一緒に食べているかの様な
    スリラー、ホラー
    SF、戦後など
    どれも恐怖で触れえる体験をどうぞ

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    2026年01月14日