佐藤究のレビュー一覧

  • サージウスの死神

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    佐藤究氏が「佐藤憲胤」名義で著したデビュー作。いわゆるギャンブル脳の描写であるとか狂気の描写が面白い。しかし、本作品にあるのは推敲のうえ作られた「狂った世界」であり「テスカトリポカ」のような緊張感や迫力にも欠ける。とはいえデビュー作ならではの熱量や良い意味で肩に力の入った筆圧が伝わってくる。

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    2023年02月20日
  • サージウスの死神

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    佐藤究氏の純文学作品。ただ、今後のエンタメ作品の感性も感じさせる描写が見られ、引き込まれるタイプの純文学に感じました。

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    2021年10月17日
  • サージウスの死神

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    著者は、純文学とエンターテイメントを併せ持ったものをつくっていると、どこかのインタビューを読んだことがある。たしかにこの作品の半分過ぎまではどんどんストーリーに引き込まれ、先が気になる展開であった。しかし、後半一気にたたみかけるように、深い世界へひきずり込んでいくところが、何かを主張するような、別の作品ではないかと思わせるような内容であった。著者の初期の作品ということで力強さを感じたが、もう少し後半をシャープにまとめてれると良かったと思う。

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    2021年08月06日
  • Ank : a mirroring ape

    購入済み

    初めてこの作者の本を読みました

    初めてこの作者の本を読みましたが面白かったです!
    人間と猿の決定的な違いが言語であると同時にその差が言語でしかないということ。
    それを証明するように人間の記憶に刻まれた本能。
    それが物語を加速させ引き込まれてしまいました

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    2021年04月25日
  • テスカトリポカ

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    読み替えが多くて少し読みづらかったが、内容は面白かった。
    グロい描写が多いので、好き嫌いは分かれそう…。

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    2026年01月02日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    色気ってのは腹が据わった覚悟の有る人間が醸し出すもんだ 知る事の、大切さも無意味さも素晴らしさも恐ろしさも全てこの作品が描いています。 娘ヨレンタがノヴァクの感情の部分に触れる唯一の存在であるのにも関わらず 以降は信念というよりは最早執着 それこそ「アポリア」(相反する二つの見解が等しく成立する場合、解決の糸口を見出せない難問)だと思うんですけど。 ある意味、完全オリジナルを作るという欲望は幻想だったり。もう流石にこの世界には蓄積が有り過ぎるから、どういう組み合わせで更に新しい事があるかなって事を皆探求していると思います。 文化は大きな川の流れであるという事を良く言っているんですけど、文章、文

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    2026年01月03日
  • テスカトリポカ

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    親となり"清く正しい"生活を送るようになってからというもの、暴力や性描写の激しい映画や小説を摂取するのを避けているように思う。意識してそうしているわけではないのだけど、大体そうした作品は重すぎて数日間頭の中で引きずってしまう。それにどっぷり浸れる時間と心の余裕があれば良いのだけれど、子供と向き合っているとそうもいかない。というわけで、現時点の私に適した作品ではなかったんだなぁというのが感想です。
    ただ、それを置いといたとしても、ページを開けば一瞬でこの世界に引き込まれてしまい、抜け出せない。自分の日常とはかけ離れた倫理観を持つ登場人物たちが、おそらくこの世には実際に存在する

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    2025年12月26日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    なかなか手が出なかった作家さんを初読み

    各篇とも独特な世界観で引き込まれる
    今度は長編に挑戦してみたい

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    2025年12月23日
  • テスカトリポカ

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    歴史の信仰の設定は面白かったが、自分には若干くどく感じた…
    闇社会と信仰と、どちらに主軸をもっていきたかったのかなんともわならなかった

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    2025年12月21日
  • QJKJQ

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    「殺人」とは何なのか。その本質は何か。
    ミステリーとしては絶対的ともいえる要素についての本質を解きながらも、殺人一家という異常な設定を使った物語。
    最初は猟奇殺人一家の中で起きた殺人事件という面白そうな設定で、全員容疑者の中犯人を探す話かと思って楽しんでいました。
    ところがどっこい笑
    現実的に「殺人」を起こす人間とは何なのか、その本質について語られ始めて。
    空想上の設定や物語がなぜか現実に足を踏み込んできた感覚でした。そしてこのタイトルが何なのか。
    あらゆる所にテーマが散りばめられて、伏線回収をしているのに全てが自分で回収というより、登場人物の言動によって思わぬところから引っ張ってこられる感覚

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    2025年12月21日
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン

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    著者の知的探究心と発想力を凝縮したような珠玉の短編集。量子力学や生物科学から暴力や狂気が持つ昏い魅力まで、幅広いモチーフをエンタメとして昇華。白眉は「量子の相補性を利用した爆弾」処理の顛末を描く表題作。爆発物処理を巡る硬質な“お仕事ミステリ”と量子エンタングルメントを巡る知の巨人たちによる“哲学的思索”が絡み合う見事な一作。大好物です。

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    2025年12月17日
  • テスカトリポカ

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    ついに読みました

    おもしろかったですが、メキシコの麻薬カルテルの王みたいな人が、再起のためとはいえ、わざわざ日本で面倒な臓器密売ビジネスをリスク承知で展開しますかねぇ?というところが、最後まで腑に落ちず。

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    2025年12月14日
  • QJKJQ

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    佐藤究ネームでの再デビュー作にして、乱歩賞受賞作。

    主人公の妹、父、母、兄の全員が猟奇殺人鬼という市野家。ある日、兄が殺害され、翌朝には母が失踪。ここから怒涛の展開を見せ、全く予想のつかない結末を迎えます。

    この一冊で、著者の大ファンになってしまいました。

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    2025年11月30日
  • トライロバレット

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    ネタバレ

    三葉虫好きの男子高校生と退役軍人を主人公で進んでいくスリラー

    正直三葉虫好きの要素は必要をあまり感じなかった。
    いじめられてる高校生が父の死により狂気に呑み込まれるのと退役軍人のPTSDを対峙させていたアイディアはいいが乱射事件をもっとダイナミックに描いて欲しかった。
    後半は迫力あって読むスピードが上がった!
    文章力は高いと感じたので同作者の別作品を読んでみようか

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    2025年11月27日
  • トライロバレット

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    文学的だなぁと読み進めてラストで捲られる。退役軍人さんのトラウマとスクールカーストにおける鬱屈が物語を灰色に染めていた。

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    2025年11月19日
  • トライロバレット

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    なぜ、作者はここで三葉虫を選んだのだろうか。
    カバーの白い部分は三葉虫の形状。
    カフカ『変身』の先“あの虫”の形状を思い描いたとき、作者のイメージに近いものが三葉虫だったのではないか?そんな想像をしてしまう。
    カフカ『変身』は、お好きなようで作中でも
    語られています。

    舞台は、アメリカのハイスクール。依然としてカースト制度が根強く残っているという。私はその種の物語をあまり読まないため詳しくはないが、本作ではカースト下位に置かれた生徒が、日々、上位の生徒からの嫌がらせに耐える姿が描かれる。
    そしてある日、彼は自ら“三葉虫的な形状”を具現化し、いわばカフカ的な「変身」を遂げる。

    だが興味深いの

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    2025年11月16日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    チ。の世界観、込められた思いなどを魚豊さんの対談や数々の執筆陣を通してさらに知ることが出来た。そんな風に言語化するのか…と驚き物語への解像度がさらに上がった。これを読んだ後に原作を読むとまた違った味わいがあると思う。

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    2025年11月12日
  • テスカトリポカ

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    祖母が丁寧に話してくれる内容が入ってこず、理解するのが難しかったです。

    序盤なかなか話が進展しないので、しばらくほったらかしにしてしまいました。笑

    麻薬密売人と闇医者が接触したときは海の向こうの遠い国での話だなと思っていたけど、元保育士が薬を吸ったり真相のわからない仕事をしている様子には身近にも密売組織が存在するのかもしれないとゾッとしました。

    何でこんなに異国の話が鮮明に表現できるのだろうと思ったらたくさん調べて書いたんですね…
    お疲れ様です☺️

    異文化理解を深めたい方は面白いと思います!

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    2025年11月10日
  • QJKJQ

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    著者の哲学全開という感じでそこは好きでした。
    後半はほとんどネタ明かしに終止しておりなかなか読み進まなかったが、読後感はスッキリしていて良い。

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    2025年11月02日
  • テスカトリポカ

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    最初とっつきづらいけど、ぐんぐん引き込まれる。
    国語力が足りない自分にとっては、宗教儀式の記述が多すぎて正直わかりづらかった。
    それを読み飛ばせば本当にスリリングで引き込まれる犯罪小説。

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    2025年10月30日