佐藤究のレビュー一覧
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ネタバレアメリカ合衆国ユタ州のウィットロー高校で銃乱射事件が起こる、その犯人達の心の中と、決意に至るまでの過程を細かく描写されてるお話。
バーナム・クロネッカーは、ダークヒーローなのかな?
独特の世界感だよね、、、相変わらず。
バーナム、どこ行ったー。
タキオ、優秀なオタクだった。
二人して、屈折してて面白い、会話が、なんとも言えない雰囲気を醸してて好き。
アボットくん、標的にされても文句はいえないよね、、、頭が悪いって表現が一番シックリくるわ、嫌い。
それはそれとして、最後、これは、どう解釈すれば?ここで終わりなのよね。
バーナムどうなっちゃうのかしら、、、。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ初めて読んだ作家さん
出版区で誰かの回で紹介されてて気になって読んだ、読みやすくて映像が浮かびやすい
面白かった、男心くすぐられる作品
三葉虫に目をつけるところがイカしてる、不気味だけどなんかカッコ良い、ダークヒーロー感ある
夢という単語がよく出てきたけど、実際に夢で見そうな映像が浮かんだ
バーナムがいじめられた理由がわからない
化石オタクで静かだから?急に矛先が向いた事がよくわからない
バーナムの境遇がきつすぎる、信頼してた父さんは死ぬし、母の当たりはキツイし、不倫してるし、バーナムの性格は環境のせいだろうなあ
そんな中でもタキオを想って行動したことはかっこよかったな -
Posted by ブクログ
チンパンジーが絡んでくる話というのは当然知った上で読んでいた。前半の類人猿の説明がとても緻密で確実に読後の自分は少し賢くなった。
ただ、その説明パートもスルスルと頭に入ってきてページを捲る手は遅くならない。導入が長すぎるとダレてしまうことも多々あったが『Ank』は違う。
SFなのだが設定がリアルで現実にも起きうる惨劇に感じられ(もちろんありえないのだが)、他のパニック小説よりも恐怖感が生々しい。
類人猿と人間の違いに対する描写もおもしろかった。
自分は環境破壊の話などを見聞きすると常々「人間の行動も他の動物然り自然の一部ではないのか?人間の行動だけ特別視するのは自然に対しておこがましくはないか -
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「幽玄F」(佐藤究)を読んだ。
〈三島由紀夫作品をモチーフに〉とあったので、私の中での食わず嫌いのビッグネームの筆頭が三島由紀夫であることを鑑みればなかなか手が出ないのも宜なるかな。なのである。
まあ最後まで一気に読んだので面白いのかと問われれば面白いって答える。
三島由紀夫思想が前面に出て鼻につくということは全くなくてというか私は気づかないまま戦闘機の描写に驚いているうちにラストを迎えていた。
まあ主人公は何かしらの矜持を貫いたとなと頷く。
物語の舞台がバングラデシュに移ってからの展開がマジか!?と唸る。
やっぱり感想としては〈面白い!〉でいいんだろうと思う。 -
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ネタバレ戦闘機の速さに魅入られた男、易永透。最初は天才パイロットの成功小説かと思っていたが、そこは佐藤究氏。そんなもので終わるはずがない。舞台は日本、タイ、バングラデシュへと移り、不思議な物語へと誘われていく。
三島由紀夫の豊饒の海シリーズ、「暁の寺」「天人五衰」がモチーフになっている。昔、通読した際に、ちんぷんかんぷんで空気感だけは味わった記憶が蘇ってきた。
輪廻転生、ウロボロスの蛇、真言宗の経文、死と生の境界線、空の青…。
ラストがいい。
狂っている。でも透が本望を遂げて光になったその先は…。おそらく昇華し生まれ変わったに違いない。悲しみは無く、達成感に包まれるむしろ幸福を感じる読後感となった。 -
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ネタバレアナーキー!
佐藤究さんの作品の割には、暴力が暴力を呼ぶような描写は出てこないな……と思いましたが、やってることはどこまでも純粋なのに、本当に周囲も世界も自身の願い以外どうなってもよい、という突き抜け方は半端なかったです。
漫画とかではありそうな話ですが、それらより世界観がリアルなので、余計に戦争とか貧困とか、ピリついた国同士の事情など影の部分が見えてきて、主人公の行動がどんな結果を招くかということが、否応にも意識させられます。
だけど、本当に自由に空を駆けていくときの瑞々しく澄み切った描写、果ては撃ち落とされた時の神々しさすら感じられる描写によって、一種の爽やかさすら感じました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ小さな頃から飛行機に憧れて、ついには戦闘機のパイロットとなった易永透(やすながとおる)は、しかし、訓練中に超音速で呼吸困難を起こして、戦闘機パイロットから外された。透は自衛隊を辞めた。自分が乗れない戦闘機を見たくなかった。
透はタイへ行く、さらにはバングラデシュへ。
バングラデシュの貧しい孤児ショフィクルに懐かれ、やがて打ち明けられた彼の友だちのメルドンドの話に、透は衝撃を受ける。
間に挟まれた伏線が回収されるにつれ、どんどん引き込まれて行く。
賢いショフィクルらしいエピローグに救われた。
精神的な事や仏教の教えが僧侶である透の祖父を通して描かれる。
孔雀のお経が蛇から身を守るものとして授けら -
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幽霊の話?と思ってたら全然違いました。
『金閣寺』そしてなぜか『カモメのジョナサン』が思い出されます。
戦闘機への偏愛と、護国。
水平と、垂直。
そして蛇を食らう鳥、孔雀…。
難しい話は一旦おいといて
一読目はひたすらカッコいい空を飛ぶシーンに浸るのがいいかなと思います。
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Fー35Bは亜音速に至り、遷音速に至り、ついには音速の壁をつらぬいた。ソニック・ブームで空気をゆるがしながら、なおも加速した。マッハ1.0、マッハ1.1、マッハ1.2。
――――――――――(p305)
主人公と一緒に9Gの加速を体感しましょう。
ただし、くれぐれも空間識失調(バーティゴ) -
Posted by ブクログ
段々と文学的に奥深くなっていく佐藤究の渾身作。
主人公・易永透は2000年生まれの青年。
幼少期から空に強く惹かれ、航空機への執着は夢というより呪いに近いものだった。
やがて航空宇宙自衛隊に入隊し、最新鋭戦闘機F-35Bを
操る天才パイロットとして名を馳せるが、
不慮の出来事で自衛隊を離れることになる。
その後、透は空を求めてタイやバングラデシュへと流浪し続ける。
そんな空に取り憑かれた男の一生を描く物語。
まさに読んでいて狂気という言葉以外思い浮かばなかった。
派手なドッグファイトなどの戦闘描写はなく、
飛べなくなった時間の重みや、空への欲望の哲学的探求に重きを置いている。
三島由紀夫 -
Posted by ブクログ
ネタバレ佐藤究のデビュー作。
あまり有名ではない?し評価も高くなかったので正直あまり期待していなかった。
が、他の作品同様かなり読み応えのある作品で佐藤究作品の狂気が溢れている。
主人公が賭博にのめり込み、どんどんと狂気にまみれていくわけだが、読んでいるこちらまで頭がおかしくなるような読むドラッグのような作品。
特に後半、薬師寺やスキンヘッドの男との会話のシーンは殴られてるかのようなヘビーさとテンポ感で中弛みすることなく世界観にのめり込んだ。
特にこの作品から何かを学んだりすることは少ないかもしれない。
ただ、エンタメという観点で言えば最高にエキサイティングでスリリングなエンタメ作品だ。