西尾維新のレビュー一覧

  • 暦物語

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    あとがきにある通り、穴埋め的に書かれた話だなぁと思った。長編の合間の補足のような短編というか。でもどれも上手くオチがついてて流石。笑っちゃったのは、ストーンかな。他は、苦笑いもあり、微笑ましい笑いもあり。
    ところでトーラスって、いっそドーナツでも良かったのでは。この中では一番馴染みのない単語だったから。

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    2018年01月28日
  • 掟上今日子の挑戦状(単行本版)

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     忘却探偵シリーズの三冊目。
     今回、三つの事件の話。

     元は競泳選手を目指していた鯨井留可(くじらい るか)、ライバルの選手の殺人容疑のアリバイの話。
     アパレルショップ『ナースホルン』の試着室で起こった密室と言っていいのか微妙だけど密室殺人事件。
     人材紹介会社『縁結人』で起こった殺人事件と、残されたダイイングメッセージ。

     どの話もさくさく読めて面白かったです。
     今回はホームズに対するワトソン的な位置に三人の警部です。

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    2018年01月17日
  • 囮物語

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    ネタバレ

    千石撫子の物語。
    千石が語り手なのはいまひとつ入っていきづらかった。言葉遣いが阿良々木くんとちょっと違うからというのもあるし、作者曰く、撫子ちゃん可愛い可愛いという話らしいが、あまり可愛いと感じなかったせいもある。
    阿良々木×戦場ヶ原からしてみれば邪魔にしかならない彼女。なのにこの二人は、他の誰かに対する態度とまるで変わらない。そこも謎。性格的にかなり問題はあるかもしれないけれど、月火ちゃんのほうがよっぽど可愛いと感じたのですが。
    しかし暦お兄ちゃん、千石から見るのは勿論、妹の目から見てもお兄ちゃんは格好良いのだな。

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    2018年01月10日
  • クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識

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    もしもTOHOシネマズの1ヶ月フリーパスで『傷物語』を観る機会がなければ、私は西尾維新を読むことはなかっただろうと思います。この二次元な表紙、本を開いても時折現れるイラスト。仮にそこに目を瞑って手を出していたとしても、最初の10頁で無理だと判断していたかも。しかし『傷物語』がものすごく面白くて、試しに戯言シリーズの1作目を読んでみたら、おみそれしました。で、2作目。

    語り手は男子大学生「いっちゃん」。周囲にまるで興味のない彼が、ある同級生の誕生パーティーに誘われる。参加者は彼を含めて5人。そのうちの1人がパーティー翌朝に殺される。

    前作同様、この表紙からは私は想像できない面白さ。これまで好

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    2018年01月08日
  • ネコソギラジカル(上) 十三階段

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    全ての終わりは―まだ始まったばかりだ。“世界”を、そして“物語”を終わらせるため人類最悪・狐面の男と十三階段が動きだす。狐面の男に「俺の敵」と認定された戯言遣い・いーちゃんの運命は?「戯言シリーズ」最終楽章、『ネコソギラジカル』三部作の前奏。


    いーちゃんがあまりにも鈍チンで煮え切らなくて少しイライラする。
    出夢くんがすごくいいやつで、いいなぁ。死なないでほしいなぁ。崩子ちゃんもかわいいなぁ。死なないでほしいなぁ。

    死にそうだけど。

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    2018年01月05日
  • ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹

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    ネタバレ

    その場面にいる登場人物の中で主人公残して全員死んでしまったけれど主人公が犯人ではなかった!!


    …斬新。

    1人で2人、2人で1人。1人が2人、2人が1人。
    殺戮奇術の匂宮兄妹。
    なんか悲しくて惹かれる兄妹だったなぁ。
    あとあと、姫ちゃんとの別れと、みいこさんの叱責、友の独占欲。見所いっぱい。

    運命論について、面白かったな。
    でも、定められた運命やら摂理からは逃れられないとなると、個人で努力することの意味が失われてしまうよね。だから狐面のおじさんはちょっと嫌い。

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    2018年01月04日
  • 刀語 第四話 薄刀・針

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    アニメで見て衝撃だったのでいつか原作を読まねばと思っていた。
    台詞、原作そのままっぽくて、いいね!
    あとは七実お姉ちゃんが動き出すお話。

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    2017年12月18日
  • 掟上今日子の婚姻届(単行本版)

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    自分が好きになった人は破滅する……そんな経歴をもつ女性ライターに厄介さんがプロポーズされる話。
    厄介さんは今日子さんにその呪いの解読を依頼して、今日子さんはあっさりと解決するのだが。

    この作品はミステリではない、そう思うと掟上今日子シリーズとしてはかなり楽しめる作品。6冊目になるので、そろそろ今日子さん自身の物語にもう少し踏み込んで欲しいところではありますが。

    今日子さんの推理のやり直しは、厄介さんとのコンビとしての面白さの真骨頂だと思いますし、ラストの一文が秀逸です。掟上今日子シリーズに親しんだ読者にとっては素晴らしい作品だと思います。

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    2017年12月10日
  • 掟上今日子の退職願(単行本版)

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    掟上今日子シリーズの第5弾。

    厄介さんは出てきません。ちょうどドラマの放送に合わせたくらいに刊行された一冊だったと思いますが、個人的にはこの作品集は好きです。

    忘却探偵である今日子さんに警察が密かに依頼するという設定は初期の頃から何度も書かれていましたが、この第5弾では4つの短編で4人の女刑事からの依頼を描いています。
    それぞれの作品の出来不出来よりも、今日子さん自身のキャラクターを強調しすぎず、またそれぞれの刑事さんとの関係性を鋭く描いていて心地の良い読み口になっています。

    特にそれぞれの作品の締め方が良くて、忘却探偵としてのシリーズで積み上げてきている設定がきちんと生かされているよう

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    2017年12月10日
  • 掟上今日子の旅行記(単行本版)

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    ネタバレ

    2017/12/8
    もはや今日子さんがかわいければそれでいい。
    こんかいは厄介くん登場なのでなおのこといい。
    厄介いい奴なんだもの。
    で、特に言及されてないと思うんだけど今日子さんにお誘いされた夜はどうなったの?厄介君。
    据え膳食わなさそうなんだけど。

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    2017年12月09日
  • 美少年椅子

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    マユミが生徒会長になったらなったでいろいろ心配。とはいえ、生徒にスカジャンとバニーガールの格好をさせる近隣中学よりはマシか。不良君のいれてくれた紅茶飲みたいな。

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    2017年12月07日
  • 掟上今日子の裏表紙(単行本版)

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    例によって、最速で読みました(笑)

    “裏表紙”と言う事なので、一体何のことやらと思いましたが、なるほど、そう来ましたか。そうですよね、この手の推理小説シリーズの場合、探偵が一度は犯人として捕まると言う件がありますよね。

    それにしても今日子さん、シリーズが進むにつれて、腹黒さが増しているような気が・・・。大丈夫なのか・・・

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    2017年11月24日
  • きみとぼくが壊した世界

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    ネタバレ

    「世界」シリーズ第3作目。作中作中作中…作中作と目が回るような構造の楽しいミステリ。簡素すぎず、込み入りすぎず、ちょうどいい具合に混乱させられた。結末のつけ方もシニカルながら頷ける。欲を言えば、主人公にもっと活躍してほしかったところ。

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    2017年11月18日
  • 不気味で素朴な囲われた世界

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    ネタバレ

    「世界」シリーズ第2作目。今回は、感じるべきでないカタルシスを感じさせてしまう青春ミステリ。
    前作と比べ、登場人物にある種の振り切れた爽やかさがあり、読んでいて楽しかった。(前作のヒロインが登場するシーンでは、やはり色々思わされてしまうけれども)
    各タイトルの命名も秀逸。次作以降の展開が気になる。

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    2017年11月17日
  • 忍物語

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    モンスターシーズンって、続きますねw
    忍が出てくる物語は面白い。
    さらに臥煙さん、八九神が出てくるとさらに。
    というかオールスター状態で、阿良々木暦の大学生物語が進んで楽しい。

    忍物語にはまだ空白の時間があったような?
    その補いも待ちたい。

    あとは…ひたぎの物語がそろそろ恋しくなったので、モンスターシーズンで出てくるのか?
    終わらない物語。
    そんなお付き合いも良きことナリ。

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    2017年11月05日
  • 掟上今日子の裏表紙(単行本版)

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    今度は今日子さんが容疑者。厄介くんが、彼女の冤罪を晴らすべく奔走する。というか、今回も今日子さんに振り回されて奔走する。今日子さんはずーっと警察の中にいるという設定も、警察側と厄介くんのそれぞれの視点から書かれるという意味でも面白い。といってもこの巻から読むよりは、これまでの巻を読んでこその面白さだと思う。

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    2017年10月27日
  • 美少年椅子

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    生徒会長になったクズ、もとい眉美が奮闘(?)しながら、謎の対立候補の思惑に迫る。副会長のキャラが面白い。⌈学校の勉強は、将来何の役に立つのか?⌋という問いへの答えにそれぞれのキャラクターをしっかり反映させているけれど、こういうところ本当に巧い。

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    2017年10月26日
  • 忍物語

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    犯人が最後に予想外になったので、なかなか面白かった

    でも、あの暗号ネタはちょっと無理がありすぎる

    新キャラも映像でどうなるか見てみたい

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    2017年09月20日
  • 結物語

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    設定上ここに分類されるだけで、別に阿良々木じゃなくても良かったんだろうと思う。
    しかし魅力的なキャラクター達。魅力的なキャラクタを与えられた少年少女。
    ハウマッチ好き。委員長好き。すこし、さびしい。

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    2017年09月15日
  • 掟上今日子の裏表紙(単行本版)

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    ガッキー主演のドラマはもう二年前。ドラマ→原作とハマって以来、シリーズ新刊が出るたび買っている。あとがきで筆者自身が語っているように、厄介視点と刑事視点のハイブリット。親切も本編に結構深く関わってきており、ここまでのシリーズのオールスター感すらある。
    終わりはちょっとモヤッとしてるけど、それもまたよしか。

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    2017年09月11日