西尾維新のレビュー一覧

  • 傾物語

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    物語シリーズを逸脱して悲鳴伝シリーズになってるんじゃないかという話だけれど、まあ、忍、八九寺との絡みは楽しめました。

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    2018年10月26日
  • 偽物語(下)

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    ネタバレ

     どうしようもない人間の、どうしようもない偽物なお話……でした。
     個人的に、魅力的な「女の子」っていうのには限りがあると思っていたのだけれど……出てくるわ、出てくるわ個性的な女の子。
     もちろん、個性的な男の人もいるのだけれど、それ以上に圧倒的に、個性的な女の子の方が多い……
     そして、下巻なのに新しい登場人物登場。
     これもう、上巻・下巻関係ないのでは……と思わず天を仰いでしまった。それくらい上巻と下巻は独立した話です。
    「上巻」が上の妹「火燐」の話であるのならば、「下巻」は下の妹「月火」の話。
    「ファイヤーシスターズ」なんてひとくくりにされているから、同じような理由で偽物なのかと思ってい

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    2018年10月15日
  • 偽物語(上)

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    ネタバレ

     時は素直に進んで、暦が高校生の夏休みの話。
    「上」「下」と書いてあって、「続く」的な終わりをするのかなあ……と思ったら、ちゃんと完結しました。
     つくづく、この作者さんは読者の期待を裏切ってくれる……
     おまけに「気が向いたら続きを書きます」的なことまであとがきに書いてあって「上」巻なのに……となったりもしたり……(苦笑)

     そういうのとっても好きです。
     そして、本題に入る前に繰り返されるおなじみのキャラクターとおなじみのやり取り。

     正直、えーっと、「さっさと本題に入れ……」と思わなくもない。
     それでもテンポのいいやり取りなので、読んでて苦にならないけど、私は一体何を読まされてるん

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    2018年10月11日
  • 掟上今日子の家計簿(単行本版)

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    ネタバレ

    面白かった
    叙述トリックの話、まさか犯人を書かないとは思わなかった。
    「意外な犯人」なので直前に今日子さんが挙げた推理研と軽音部のメンバーは違う
    叙述トリック⑬、人数の誤読でやたらと煽った言い方の(印象に残る言い回しの)「管理人はいるでしょ」のくだりを考えると犯人は合宿所の管理人
    これなら犯人名の5文字にもあてはまるし、意外性もある
    そして今日子さんは腕に書いた登場人物にいなかったから不思議がった
    (といっても管理人の存在は明示されていないが)
    というような推理を楽しめてよかった

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    2018年09月25日
  • 傷物語

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    ネタバレ

     化物語の主人公である阿良々木暦が、怪異に次々と遭遇することになったきっかけの話。
     物語の時間軸としては、化物語より少し前。
     化物語で、何度も何度も出てきた、春休みの事件。
     阿良々木くんが愚かでどうしようもなくバカだったお話。

     順番としては、こちらを先に読んだのかもしれませんが、物語が全体的に回想として書かれているので、化物語が終わった後、登場人物の説明があらかた済んでいる前提で物語が進行するので、こちらを先に読むと話がわからないかと思います。

     彼がどうしてあそこまで自分を卑下するのか、「吸血鬼に襲われたのは自分が悪いのだ」と考えるのか、正直よくわからなかったんですが、これを読ん

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    2018年09月19日
  • 屋根裏の美少年

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    今作も面白かったけど、やっぱりちょっと物足りない。

    前作でも同じような感想になってしまったけど、もっとボリュームアップしてほしい…できるはずなのにあえてしていないんだろうなとは思うんだけど(若者向けだから?)それでももっと団員たちが活躍する姿を見たいなあ。

    さておき簡単な感想。

    前作の敵(?)ふだつきくん再登場。今作でなんだかすっかり好きになってしまった。次回も出てほしい。将来的にめちゃくちゃいい男になりそう。
    あと眉美ちゃんのひねくれっぷりに拍車がかかっているような?1巻のときのほうが好きだったな。
    それから天才児くん、天井に絵を描いた理由がとっても可愛い。いつかもっとおしゃべりしてほ

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    2018年09月14日
  • ぺてん師と空気男と美少年

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    今作も面白かった~!

    前作でも思ったけど、ぶっちゃけもっと掘り下げて長くしてほしい!読み足りない!あっという間に読み終わってしまう。
    せっかく個性豊かなメンバーなのだから全員がまんべんなく活躍するお話を読みたい(現状でもしてると言えばしてるけど、影が薄い子もいるように感じる)

    あとてっきり、探偵もののオーソドックスな始まり方である「依頼人がやって来て物語が始まる」のを期待していたので、ちょっと肩透かし。
    外部から見た、眉美ちゃんも加わっての美少年探偵団といものを見てみたい。今後に期待。

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    2018年09月14日
  • 美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星

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    初の西尾維新作品。正直、あなどってました。

    10年ぶりくらいのライトノベルということで挿絵があったら外で読むの恥ずかしいな…と思っていたら、なかったので安心してしまいました(笑)

    それはさておき、内容の感想。

    何を置いても語彙がすごい。なんだこれ。なんの単語だこれ。という言葉がぽんぽん出てくる。文章もテンポが良い。横道を逸れることもあるけど飛び跳ねるよう本筋に戻っていく。

    ミステリとしては微妙だけど、個性あふれるキャラクターと彼らだからこその解決法、そして読後感のよさが素晴らしい。すっかりはまってしまいました。眉美ちゃんの今後の活躍に期待しています。

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    2018年09月11日
  • 結物語

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    ネタバレ

    第一巻目でまだ高校生だった暦たちが大人になって就職していて、時間の流れの速さを感じた。
    暦と同じように不死身になった職場の、新キャラも出てきて相変わらず名前が凄い。
    羽川は、まるで「十二大戦」の猿のように平和を目指しているけど、どこかで狂ってしまっている。
    忍野メメに言われた通り、羽川は気持ち悪くて 、暦ももう関わりたくない感じで、世間は広くて狭くて、人って変わることを見せつけられた。
    ひたぎが現れるまでは二人は実は両想いだったけど、暦にはやはりひたぎがお似合いだと思った。
    阿良々木家に来たのは、本物の羽川だと思う。
    八九寺や忍野や貝木が出てこなかったのは残念だけど、第一巻から成長したり色んな

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    2018年08月26日
  • 化物語(1)

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    小説は未読でアニメだけ。そのアニメ印象からの判断になるけれど、大暮維人さんのイラストがとてもピッタリ。あと本当に絵が美しい……もともとアニメもセリフが多かったので漫画も多いけれどとにかく絵が美しい。
    話はなにも知らなかったら???になりそうだけれど、(アニメの範囲内で)知っているのでこの先も楽しみ。

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    2018年08月22日
  • 撫物語

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    千石撫子が語り部の物語。
    式神により増えた何体もの撫子が大暴れする。
    過去と今と向き合い、最後は自分をきっちり受け入れて未来に進もうとする神すらも通過点に過ぎなかった漫画家志望のひとりの女の子の成長を描いた作品。

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    2018年08月17日
  • 宵物語

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    ドキドキしながら読んだけど、まさかそういう怪異だとは。今どきの家庭ではありえそうでちょっと怖くなった。

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    2018年08月10日
  • 忍物語

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    大学生になった暦が高校の後輩女子高生たちがミイラ化する事件の解決に関わるお話。

    物語シリーズは元々ミステリー的謎解きの要素が高いのだけど、今回はミスリードあり替え玉有り、どんでん返し有りの結構本格的なミステリー仕様だった。
    まあ個人的にはいつも通り謎解きにはあまり興味がないので(笑)こよみんといつもの面子とのやり取りを楽しく読ませてもらった。
    でもまあ、大学生になったことで、いつもの面子よりも新たな面子の方が多くなって、それはそれでシリーズが長く続いた結果なのかと楽しみではある。

    それにしてもパジャマパーティのバスケ部OGの面子が濃いな(笑)
    ぜひまた登場願いたい。

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    2018年08月05日
  • 宵物語

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     宵物語、だけど今回の主人公は「まよいスネイル」では阿良々木くん、「まよいスネイク」は撫子で、あんまり真宵ちゃんは関係ない。

     後輩の友達の友達の妹が誘拐されたみたい。
     阿良々木君は神原の友人、みとのんからの人探しの依頼をされる。
     しかも、誘拐された家のポストには、その子の引っこ抜かれた前歯が入れられていたという物騒な案件。
     大学では、その子の義理の姉にも会い、話を聞くことに。
     その後、みとのんから送られてきた写真は、義理の姉とはまるで別人だった。
     捜査を続ける阿良々木くんが、隣町で見つけたものとは。

     そして、久しぶりに撫子だよ!
     過去の悪行の禊に行う神事に、八九寺への献上と

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    2018年07月23日
  • 宵物語

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    ネタバレ

    『物語』シリーズ第24巻。阿良々木暦の大学1年生時のエピソード。本編では阿良々木が、短編では千石撫子が、それぞれの過去の失敗に向き合い、今できる形でそれをやり直そうとする構図になっている。
    本編がかなり暗いけれど、八九寺真宵の台詞でだいぶ和らぐ。重いテーマは読む側にとっても扱いづらいけれど、ハッピーエンドのあえて一歩手前で物語を締めるのは説得力があると思う。

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    2018年07月19日
  • ベスト本格ミステリ2018

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    昨年発表された本格ミステリ短編のベスト集。
    同じ趣旨の『ザ・ベストミステリーズ』(こちらは広義のミステリ短編)と比べられがちだが、ここ数年は後者の方がバランスが良くて面白かった。だけど、今作は数年の不振を一掃する位に傑作が揃った。本格好きとして大いに喜ばしい。
    特に大山誠一郎さんの作品は凄い。犯人が被害者の顔を潰す理由で、こんなに斬新なアイデアを考え付くとは! これだけでこの一冊を読んだ価値あり。

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    2018年07月12日
  • 結物語

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    オールキャストとはいかないまでも、色んなキャラクターの5年後を読むことができて、嬉しかった楽しかった面白かった。     
    阿良々木警部補、神原後輩、扇くんちゃん、火憐ちゃん月火ちゃん、ツバサ・ハネカワ、老倉さん(ほんと好き結婚したい)、戦場ヶ原、蕩れ。

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    2018年07月07日
  • 緑衣の美少年

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    胎教委員会の主催する映画祭に締め切り1日前に応募する美少年探偵団。
    それぞれの美意識による5作品。
    堂島眉美は定期健診のため活動謹慎となる。
    たまたま?出会った沃野禁止郎、彼?彼女?は私立アーチェリー学院の制服姿だった。
    自身の視力の限界を知る眉美は最後に潜入捜査へと向かう。

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    2018年06月27日
  • 化物語(1)

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    雑誌「週刊少年マガジン」に連載されている西尾維新原作、大暮維人作画の「化物語」の第1巻です。本巻は「第一話 ひたぎクラブ」の途中までです。なぜ今更コミカライズなのか多少疑問が残りますが、原作やアニメと違って、終始シリアスモードと言いましょうか、そこまで大きくキャラが崩れたりしないのが特徴です。原作自体、そしてアニメもすごく癖があるものだったのですが、漫画版は第三の化物語として楽しめるのではないでしょうか。このまま原作どおりにコミカライズされていくのかな?

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    2018年06月23日
  • 化物語(1)

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    「化物はやってこない。はじめからそこにいる。いつも。どこでも。誰の。中にでも。」

    化物語のコミカライズ。
    大暮の流石の画力と独特な魅せ方が作風にあっている。原作を読んでいても独自の会話も挟まれていて面白い。

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    2018年06月22日