西尾維新のレビュー一覧

  • パノラマ島美談

    Posted by ブクログ

    ひとみのキャラがぶれぶれです。良くもなければ悪くもないが。

    籠の鳥と、壮大でいて人間くさい芸術の謎解き。
    自然の利用と駆逐は隣り合わせなのかもしれない。

    0
    2017年05月20日
  • D坂の美少年

    Posted by ブクログ

    今回はなかなかよくできた面白いストーリーだった。  
    ミステリーとしても。 生徒会選挙戦としても。    
    やっぱりリーダーはリーダーだね。    

    ――かけがえのない今に乾杯。

    0
    2017年05月18日
  • 結物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    物語シリーズ、オフシーズン最終巻。
    この後もモンスターシリーズという新シリーズが始まるらしいけれど、とりあえず完結。本編の最終巻同様、読後感の爽やかな良いエンディングだった。

    物語の締めとして、語り手は久しぶりに阿良々木暦。23歳になった彼と、かつて彼を取り巻いていた少女達の現在が語られる。
    一番感慨深かったのは羽川の章。人間同士の関係性が変わっていくという当然のことについて、しっかり書こうとしていたシリーズだったことを改めて感じる。

    0
    2017年05月16日
  • 掟上今日子の旅行記(単行本版)

    Posted by ブクログ

    パリへと出張した掟上今日子。
    そこで偶然にも語り部の隠館厄介と出会う。
    エッフェル塔を盗むという怪盗淑女の犯罪を防ぐため、まずはホテルへ入るが、そこで眠らされてしまう。
    起きてきた今日子さんは、忘却探偵ではなく忘却怪盗として活動を始める。

    0
    2017年05月02日
  • 続・終物語

    Posted by ブクログ

    すべてのひとに、20%はあるのだろう。
    それが良いことかどうかは分からないけれど。
    抑圧されてきた気持ち。
    叶わなかった思い。
    他人にはわからないし、なくても成立するように思える。
    それでも確実に存在する20%を汲んでやれる者を知己と呼ぶ、のかもしれない。
    心の裏側まで見られたくない。それくらいなら親友も恋人も、覚悟をせねば持てないなあ。

    0
    2017年04月29日
  • 結物語

    Posted by ブクログ

    オフシーズン最終巻。
    23歳になった暦はなんとキャリア警察官になっていた。
    まじか!(笑)
    いやまあ、両親も警察官だったけどね。
    しかも、火憐ちゃんも警察官になっていたとは。
    いやこっちは予想通りか。

    本巻は怪異がらみのエピソードもあるにはあるけど、それよりも5年たった登場人物たちの消息がメイン。
    神原が医者を目指していたことはちょっと驚きだけど言われてみれば納得だし、
    撫子はちゃんと漫画家になれて良かったし、
    良かったと言えば老倉さんがちゃんと職を得て社会生活を送っていたのもホントよかった。

    そして、羽川さんのぶっ飛びようが半端ない!
    なにその職業『国境消し士』みたいなの。
    スケールでか

    0
    2017年04月27日
  • 終物語 (下)

    Posted by ブクログ

    長年読み続けて来たこのシリーズも本作をもって完結となるようだ。最終局面で急に現れた感のある押野扇の正体がわかったことで完結ということであろう。まだ続・終物語というのがあるらしいので読まざるを得ない。ところで本作のアニメ化がないというのはどういうことだろうか、アニメを完結しないつもりかそれとも映画化してもう一儲けということか。

    0
    2017年04月24日
  • 掟上今日子の旅行記(単行本版)

    Posted by ブクログ

    このところの作品をイマイチに感じていたのだが、これは久々に面白かった。なんと舞台はパリで、怪盗紳士と対決ってル・パンですか。私がホームズではなくル・パン派だったので、思わず引き込まれます。さらにイギリスに渡るそうで、それにも期待!

    0
    2017年04月23日
  • 掟上今日子の家計簿(単行本版)

    Posted by ブクログ

    「合宿二日目の零時過ぎ頃、何者かに頭部を強く殴られ、昏倒しました ー 凶器はグランドピアノです」
    「は?」

    『『日本国民全員から一円ずつもらえば、一億円儲かりますよ』と言われているのと大して変わらない、机上の空論である。』

    「いえね。叙述トリックを仕掛けてみようと思いまして ー 私自身に」

    0
    2017年04月19日
  • 終物語 (中)

    Posted by ブクログ

    録画しておいたアニメを見てから読んでみた。アニメを補完しながら読むことができ、このシリーズのメディアミックス戦略にまんまとはまってしまっている。流石終わりというだけあって色々整理されていってこのシリーズもいよいよ佳境だなという風体である。アニメでは終物語下はやってなかったと思うので、下巻は性根をいれて読まねば。

    0
    2017年04月14日
  • 終物語 (上)

    Posted by ブクログ

    BS11でオンエアしているけど既に地上波でやっていたんだ、録画していたのを見てやっと思いだしてきたが、ほとんど忘れている、やはり原作を読まないことには記憶には定着しないようである。上巻では記憶の話のようであったが、たしかに自分では忘れてしまっているようなことも他人にとってはとても大事な記憶となっているようなこともあるだろう。よくいじめっ子は忘れているがいじめられた方は一生恨んでいるなんてことよくあるんじゃないかな。

    0
    2017年04月11日
  • 掟上今日子の婚姻届(単行本版)

    Posted by ブクログ

    「とある小説家いわく、『人間が想像しうることは、すべて現実の世界でも起こり得る』そうです ー これは、世界が秘めたる無限の可能性と多様性を言い表す言葉として知られていますけれど、しかし意地悪く、逆向きに読み解くこともできそうですね。すなわち、『人間の想像力なんて、その程度のものだ』という風に ー 」

    『その分マイナスだ。
    生きているだけでマイナスとは、なんて人生なのだろう。
    これでは死んでるほうが効率がいいということになりかねない。
    そんなバランスシートがあってたまるか。』

    「冤罪を避けることは、難しい。と言うより、ほとんど不可能です。どれだけ用心しようとも、ある日突然、あらぬ疑いをかけら

    0
    2017年04月09日
  • 掟上今日子の婚姻届(単行本版)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    待ってましたの厄介登場回。
    一冊を通して厄介と今日子さんのやり取りが
    (今回は大サービスで)楽しめるのでたまらなかった。

    相変わらずの繰り返し文章で好きじゃないけれど、
    それが厄介の心の声だと思うと気にならない。
    (西尾さんごめんなさい)

    今回は少し突っ込んだ内容というか
    今日子さんの過去?に少し触れたような気がするけれど、
    その分「記憶って何なんだろう」と考えさせられた。
    今日子さんの特殊能力を使って感情さえも書き換えたつもりでも
    やっぱり今日子さんにはお見通し・・・。
    だとしたら、失った記憶って必要なのだろうか?
    何年も積み重なる失われた記憶をもってしても
    進化した文明も人間の感情も「

    0
    2017年04月08日
  • 掟上今日子の婚姻届(単行本版)

    Posted by ブクログ

    今回は誰も死にません(自殺は昔の話だし)
    厄介が最後に囲井さんにかけた言葉に、彼のやさしさと人の良さといつも損をしている理由が見えた。
    今日子さんのおかしな伝言は、普通に書けばすぐ嘘を見破ってしまう自分にメッセージに従うよう伝えるためだったのかな。

    0
    2017年04月06日
  • 業物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    スーサイドマスターのキャラがお茶目でたのしい。しかし最後の叙述トリックにはやられた。
    山登り話はまあそこそこの面白さ。羽川さん話はちょっと小粒過ぎたしご都合主義展開すぎる感。

    0
    2017年04月04日
  • 押絵と旅する美少年

    Posted by ブクログ

    美少年探偵団の部室である美術室に向かう途中、座敷童のような姿の川池湖滝と出会う眉美。
    悪魔が持ち込んだと思われる巨大な押絵羽子板の謎に挑む。

    ・人間飆
    陸上部の美脚のヒョータが出る大会に応援にきた眉美。
    髪飾中学の応援団に囲まれピンチに陥る。

    0
    2017年03月29日
  • D坂の美少年

    Posted by ブクログ

    今回も相変わらずの美少年探偵団。そして美眼のマユミが意外にも大活躍。やっぱり好きだなぁこの子たち。そしてやっぱりリーダーは本当美しい。

    中学生という年代だからこその彼ら。大人になって行かねばならない彼ら。
    彼らの成長ができるだけゆっくりと、優しく美しいものであればいいなぁとこそりと願う。

    そして続きも楽しみ。

    0
    2017年03月27日
  • 掟上今日子の婚姻届(単行本版)

    Posted by ブクログ

    これもシリーズ6作目。久しぶりにガッキーの今日子さんの新作も見たいものだ。特に厄介君のところに押し掛けるとことか ^_^

    0
    2017年03月20日
  • 結物語

    Posted by ブクログ

    書き下ろし

     なんと阿良々木暦が上級職の警察官に合格し、警部補として直江津署で研修する。そんな不自由なつまらないヤツになっていいのか!と思ってしまう。

     配属された「風説課」は臥煙さんが仕込んだらしい奇妙な部署で、濡れると魚に変身したり、ゴーレム(泥人形)で土に帰れたり、狼に変身したりする職員がいて、怪異がらみの事件を解決するのが仕事らしい。

     一番驚いたのは羽川翼が世界中を回り、紛争地域を救う活動をしていたのが、国境をなくす平和を創り出す活動を始めたために国際秩序を破壊する危険人物と見なされるようになっていたことだ。彼女の帰国には厳重な監視が付いたのだが、なぜか阿良々木家で寝ていて、暦

    0
    2017年03月14日
  • 結物語

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いよいよ最終章ということで、いきなり5年後の世界が描かれる。暦くんはなんとキャリア官僚の警察官になっており直江津署風説課で研修中。
    風説課のいろいろな先輩と組んで謎を解いたり旧交を温めたりというのが大まかな筋立て。
    皆それぞれの道を歩んでいるのだけど神原さんのシーンがすごく少ないのがとっても残念。真宵ちゃんに至っては結局登場しないし。
    題名からきっと最後はひたぎさんとの結婚式を想像していただけに裏切られたというか肩透かしというか。
    唯一羽川さんだけが予想の右斜め上を行っていたのがまぁ救いというところか。読んでて寂しくなったのも事実だけど。。。
    なんかこれで終わりというのもなぁと思っていたら、な

    0
    2017年03月11日