西尾維新のレビュー一覧
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ネタバレ今日子さんが忘却探偵であることを読者は知っており
登場人物の方が知らないという状況を楽しめるのも二作目ならではだなと思いました。
もちろんこの本から読んでも普通に楽しめるのも良いところです。
推理小説ですが、人は死なないしちょっと無茶のあるトリックが出てくるようなこともなく
淡々と読み進められます。
ドラマも好きで見ていましたが、新垣結衣さんがはまり役で
小説を読んでいても全部新垣結衣さんのビジュアルと声で再現されるようになりました。
ドラマでは都合上依頼人は厄介さんでしたが、小説版では親切さんという警備員さんが主人公です。
記憶を無くす設定が生かされていないという声もありますが
その設定を知っている読者への騙しというかお遊びな感じがして自分は好きでした。
わかっているからこそ振り回されるのも面白いです。
自分は厄介さんが出てこない本作にがっかりするよりも
1日しか記憶が保存されなくても、今日子さんの交友関係が少しでも広がるのが
なんだか嬉しいなと感じました。
最後のタイトルに繋がる”オチ”もとても良かったです。
たとえ記憶になくても、今日子さんは絵を見て嬉しい気持ちになるのではないかなと思うのです。 -
Posted by ブクログ
忘却探偵、掟上今日子シリーズの4作目。
冤罪体質の主人公、隠館厄介。厄介の名が体を表すとばかりに次々と災難が降りかかる。何か災難がある度に、有能な探偵、掟上今日子に世話になっている。掟上今日子は、依頼を受けた仕事はその日のうちに必ず解決する。なぜなら、記憶を一日で失ってしまうからだ。
隠館厄介は仕事場の古書店が入っている雑居ビルから外に出たとたんに、屋上から投身自殺する女子中学生の直撃を受ける。
厄介は辛くも命をとりとめ骨折ですんだが、女子中学生の方は意識不明で生死の境をさまよっているという。
女子中学生がなぜ自殺を図ったのか、その一因に関わっている理由から、掟上今日子に依頼することになるが……。
あっという間に読めます。隠館厄介の目線で話が進んでいきます。だからか、ポンコツなオイラはどうなるのか、だいぶあとの方まで皆目見当つかないままでした。
内容を詳しくは書けませんが,面白かったです。 -
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いやあ真宵は良い神様やってるんだなあ。
なんか嬉しくなったよ。
物語的にはかなり悲惨な境遇の子供キャラが登場する今回。
こういう展開は物語シリーズ的に久々だなあと思った。
最近は既存のキャラの掘り下げ的なお話が多かったからね。
だから久々に新しい怪異の登場でなんだか初期に戻ったような印象だ。
暦が昔できなかったことをやり直そうとしていることにも関係しているのかな?
ハイライトはやっぱり真宵が紅孔雀ちゃんの言う事を全肯定してあげる場面。
読んでてぐっと来てしまった。
そして撫子ちゃんはもしかしたらシリーズ最強能力者になろうとしているのか?(笑)
次巻(かな?)での派手な活躍を期待している。
あ、あと、ひたぎさんの扱いが何気にひどくないか?
そんなんだから暦は、云々……(笑) -
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アニメ「化物語」の第1話冒頭に一瞬だけ、前日譚である本作品のダイジェスト映像が流れる。
私は、羽川のパンツが見えてしまうシーンしか記憶になかった。きっと同士は大勢いるだろう。
などという私は、この「傷物語」(来年劇場版公開)が気になり、初めて西尾維新氏の原作を手に取った。
講談社BOX文庫は、通常のラノベと異なり、イラストはボックスカバーと冒頭のイラストのみである。
絵師さんは、台湾の方だという。知りませんでした。
文章も二段組みと珍しい体裁である。
作風は、非常に読みやすい。ほとんど雑談、冗談(文字あそびが多い。アニメ化しにくいw)が多い。
しかし、主人公の一人称スタイルで内省するポイントも押さえており、バランスがいいなという印象。
本作品は、化物語でまず見られなかった直接的なグロシーンが多い。
また、3人のパンパイアハンターとの胸熱バトル物かと期待すると肩透かしを食う。
10歳位年上の女性と夜通し語り明かしたい向きにはストライクかもしれない。
そのときは、つまみが切れても、決して買出しに行かないように。
しかし、羽川は、見られたり、見せたり、脱いだり、外したりと身体を張っての大活躍。
なんで、メインヒロインの座を明渡してしまうことになったのだろう。
作者は、嫁にしたい委員長タイプより、ツンデレ属性なのか…? -
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ネタバレどうしようもない人間の、どうしようもない偽物なお話……でした。
個人的に、魅力的な「女の子」っていうのには限りがあると思っていたのだけれど……出てくるわ、出てくるわ個性的な女の子。
もちろん、個性的な男の人もいるのだけれど、それ以上に圧倒的に、個性的な女の子の方が多い……
そして、下巻なのに新しい登場人物登場。
これもう、上巻・下巻関係ないのでは……と思わず天を仰いでしまった。それくらい上巻と下巻は独立した話です。
「上巻」が上の妹「火燐」の話であるのならば、「下巻」は下の妹「月火」の話。
「ファイヤーシスターズ」なんてひとくくりにされているから、同じような理由で偽物なのかと思っていたのですが、それはまったく違う理由だった。
まあ、それぞれが別な人格である以上、それは当たり前なことなのだけれども、それを直前まで意識させなかった構成はさすがだと思いました。
そして、偽物としては、「火燐」よりも「月火」の方がとても致命的で悲しい……。
本物を知らない以上、それが「偽物」か「本物」かなんてどっちでもいいんだと思うんだけれど、そこは、暦は悲しいくらいに厳密なんだよね。心の中で。
人にはそれぞれ生きていく上での判断基準があって、それが悲しいくらいに相容れないのだという話――だと思っています。
月火ちゃんの背負っているものはとても痛すぎる…… -
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ネタバレ時は素直に進んで、暦が高校生の夏休みの話。
「上」「下」と書いてあって、「続く」的な終わりをするのかなあ……と思ったら、ちゃんと完結しました。
つくづく、この作者さんは読者の期待を裏切ってくれる……
おまけに「気が向いたら続きを書きます」的なことまであとがきに書いてあって「上」巻なのに……となったりもしたり……(苦笑)
そういうのとっても好きです。
そして、本題に入る前に繰り返されるおなじみのキャラクターとおなじみのやり取り。
正直、えーっと、「さっさと本題に入れ……」と思わなくもない。
それでもテンポのいいやり取りなので、読んでて苦にならないけど、私は一体何を読まされてるんだ……? と、ちなみにアニメ化の内容に触れる話もちょいちょい出てきますが、アニメも好きなので見るといいよ!
それこそ、流し見できない感じなので、見るの一苦労なんですが……
いつもの、それこそいつものちょっと不思議な怪異の話なんですが、暦の上の妹に対する思いだとか、扱いだとか、そして何よりもそのキャラクターが明かされる話なので、ぜひ、楽しんでもらえれば、と思います。
分厚いので、根性はいる笑 -
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ネタバレ化物語の主人公である阿良々木暦が、怪異に次々と遭遇することになったきっかけの話。
物語の時間軸としては、化物語より少し前。
化物語で、何度も何度も出てきた、春休みの事件。
阿良々木くんが愚かでどうしようもなくバカだったお話。
順番としては、こちらを先に読んだのかもしれませんが、物語が全体的に回想として書かれているので、化物語が終わった後、登場人物の説明があらかた済んでいる前提で物語が進行するので、こちらを先に読むと話がわからないかと思います。
彼がどうしてあそこまで自分を卑下するのか、「吸血鬼に襲われたのは自分が悪いのだ」と考えるのか、正直よくわからなかったんですが、これを読んで、ようやくわかりました。
まさしく、身も蓋もないですが、阿良々木君が悪い。
申し訳ないですが、そこにフォローの余地はまったくありませんでした。
そして、あえて言います……。
優しくない話だなあ……
通りすがりの弱っている人を助けた
それだけであれば、本当に本当に美談だったのだけれど、そこから始まったのはとっても悲しいお話。
誰も幸福にならない。
不幸の連鎖なお話。
道端で泣いていた吸血鬼であるキスショットにも。
吸血鬼になってしまった阿良々木君にも。
優しくない。
本当に優しくない話であった。
そして、私はこの優しくない話が好きなのだ。
別に物語が人にやさしくないといけないなんてルールはどこにも存在しないので、私はこの優しくない物語を愛そうと思っている。
世界は残念ながら、大多数の理不尽でできている。 -
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今作も面白かったけど、やっぱりちょっと物足りない。
前作でも同じような感想になってしまったけど、もっとボリュームアップしてほしい…できるはずなのにあえてしていないんだろうなとは思うんだけど(若者向けだから?)それでももっと団員たちが活躍する姿を見たいなあ。
さておき簡単な感想。
前作の敵(?)ふだつきくん再登場。今作でなんだかすっかり好きになってしまった。次回も出てほしい。将来的にめちゃくちゃいい男になりそう。
あと眉美ちゃんのひねくれっぷりに拍車がかかっているような?1巻のときのほうが好きだったな。
それから天才児くん、天井に絵を描いた理由がとっても可愛い。いつかもっとおしゃべりしてほしい。
次巻も楽しみに読もうと思います。 -
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初の西尾維新作品。正直、あなどってました。
10年ぶりくらいのライトノベルということで挿絵があったら外で読むの恥ずかしいな…と思っていたら、なかったので安心してしまいました(笑)
それはさておき、内容の感想。
何を置いても語彙がすごい。なんだこれ。なんの単語だこれ。という言葉がぽんぽん出てくる。文章もテンポが良い。横道を逸れることもあるけど飛び跳ねるよう本筋に戻っていく。
ミステリとしては微妙だけど、個性あふれるキャラクターと彼らだからこその解決法、そして読後感のよさが素晴らしい。すっかりはまってしまいました。眉美ちゃんの今後の活躍に期待しています。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ第一巻目でまだ高校生だった暦たちが大人になって就職していて、時間の流れの速さを感じた。
暦と同じように不死身になった職場の、新キャラも出てきて相変わらず名前が凄い。
羽川は、まるで「十二大戦」の猿のように平和を目指しているけど、どこかで狂ってしまっている。
忍野メメに言われた通り、羽川は気持ち悪くて 、暦ももう関わりたくない感じで、世間は広くて狭くて、人って変わることを見せつけられた。
ひたぎが現れるまでは二人は実は両想いだったけど、暦にはやはりひたぎがお似合いだと思った。
阿良々木家に来たのは、本物の羽川だと思う。
八九寺や忍野や貝木が出てこなかったのは残念だけど、第一巻から成長したり色んなことを経験した暦たちが見れて良かった。
次のシーズンは大学生時代の暦の話で、そろそろ綺麗に終わってもいいと思う。