おおたとしまさのレビュー一覧
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男子校御三家の麻布についての本。
率直な感想は「麻布」っていいなということ。
この年になってみると、麻布に通ってみたかったと思える魅力的な学校。
自分が子供の頃にはどう思ったかわからないけど。
自由な学校で有名だけど、本当の自由があるように感じる。
自分がその年の頃には考えもしなかった、
・自由と責任
・相互承認
こんなことが当たり前で、この中でありのままの自分で、
大事な思春期を過ごすことができる。
多様性の研修とか会社であったりするけど、麻布では大昔から当たり前。
ありのままの個性がそのまま認められ、先生がそれを守ってくれる。
おおたとしまささんが東大生に聞いたとのこどだけど、なんで -
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ネタバレ話題の本とのことでとても気になっていた本書。
感想を一言で言うならば「スカッとした!!」
私は中学受験を経験しており、我が子がもし中学受験をするのであれば10年近く先の話になります。
私が受験をした頃よりも多くのことが変わったことに驚かされました。
おおたさんの、数字を用いた客観的なデータ(中学受験者数の増減や、学校と模試の偏差値のカラクリ等)、数多の学校への取材を通して得られた各々の学校の特色や志望校の選び方のポイントなど(なぜ中学受験をするのか、どのようなメリットとデメリットがあるのか、高校受験との違い等)は、大変気づきが多く、頭の中をスッと整理することが出来ました。
一方で安浪先生 -
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この手の本は、ややもすると首都圏の名門中高一貫校の受験事情や塾選びのポイントのみに終始してしまいそうですが、幅広い選択肢を取り扱っていらっしゃって大変参考になりました。個人的には、特にインターナショナルスクールの話が印象的でした。日本型教育とは対極にありそうなスクールの創立者の方がそれを称賛されているというのは驚きであり、いろいろと問題が指摘される日本の教育制度ですが、何も我々はそれを卑下する必要もないということを思い知らされました。とは言え、本来人生を豊かなものにするための手段である教育が目的化している感は否めないので、何かを変えなくてはいけないでしょう(個人的には変わるべきは社会の方だと思
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ネタバレ本の前半でなるほどと思った部分を以下に。後半は男女関係ないよう。
・一見フェアな世の中になったように見えるが、フェアな競争がイメージできるのは大学入試や就職まで。そこからうまくいかないのは自分の能力がないからだと納得させられてしまう巧妙な罠
・女性リーダーが効果的とみなされるのは、そのリーダーがマネジメントに女性的な面を活かしている場合のみ
・女性は職場において、女性としての好感ももたれながら、男性以上の結果も出さなければならない状況にある
・グレタさんが男性だったら、批判はより少なかったかも
・心が育つ時期に、ある意味守られた、特別な環境に身を置くことに意味がある
・女子校にいる間に -
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安定の「おおたとしまさ」さんの本ですが、女子校の先生たちからの言葉が、帯の通り「幼児~思春期」について進路や娘に対する見方にとても参考となりました。
P98 時代が求めるもの
・競争より共栄
・平和教育が必要であり、性教育が必要であり、人権教育が大切。
いじめ、虐待、経済格差の問題が解消される。
P108 日本の教育
・日本の教育は男の子向きで、
女の子向きの教育が受けられない。
・女子はプレッシャーに弱く、競争を嫌う方向。
男女混合の競争的な教育環境が
心理的な意味で女子に不利に働いている可能性。
・女の子は共感して寄り添って安心感を与えないと
なかなか力を発揮しない傾向がある -
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とにかく示唆に富んでいて夢中で読み進めることが出来ました。
印象に残った考えは下記の通りです。
幼児期にすべきことは身体を作ること。そして感性を磨くこと。
感性を磨くことはAI時代には必須。機械が自動で判断してくれる社会には、それを補正して人間関係を円滑にする感性が重要。
では、そのためには親が何をさせればいいか?
①自然に親しむこと
②遊ぶこと
③人と関わること
①の例としては、山に行ったり、川に行ったり、とにかく自然に溶け込み、植物や動物、水や火、空気など皮膚感覚を養う経験をいっぱいさせること、いわば映像や文章では味わえない実体験を数多く体験させ、想像力を養う上でも重要。
②身体を