おおたとしまさのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏の中学受験に関するスタンスのエッセンシャル版と言える一冊。
中学受験で、意中の学校に必ず受かる"必勝法"は存在しないが、親子ともどもにとって中学受験を良い経験・意味ある経験とする"必笑法"なら存在する――
中学受験の目的、というと、志望校への合格や、進学先での恵まれた環境で送る充実した6年間を手に入れること、がまず思い浮かぶ。
しかしそれ以上に中学受験のプロセス自体に意義があることに目を向けるべし、というのが著者のスタンスだ。
少々長いが引用。
「中学受験勉強の目的は、どんな手段を使ってでも第一志望に合格すること -
Posted by ブクログ
今年、学習塾に転職した為、中学受験のことを勉強しようと購入。なお、私は中学受験をしていないので、知識ゼロでの転職である。
本書のターゲットは中学受験をする(している)保護者だが、塾側の人間が読んでも学びが多かった。各章の終わりには保護者からの相談コーナーがあり、それに著者が答える形をとっている。こういうのは、保護者面談などで相談された時に役立ちそうだと思った。
中学入試についての知識を得られたのはもちろんだが、子どもとどう向き合えばいいのか、保護者からの教育相談にどのように接していけばいいのか、なども学ぶことができた1冊である。
第1志望の学校に合格できなかったとしても、実りある経験がで -
購入済み
読んでよかった
娘が中学受験したいと言い出し、親の自分は全くメリットを感じてなかったため、参考として読みました。自分の教育感がとても浅かったなと思いました。
著者の中で勧められていた本も読もうと思いました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ第四章については、何度も読み返したい言葉がいくつもあった。もともと、中学受験のメリット・デメリットを知りたくて、本書を読んだが、それ以上に子育てとはどういうことかを考えさせられた。
自分自身の価値観・何に喜びを感じるのかを問い続けること、それが教育であり、子育てなのである。そして、子どもにとっての価値観の足がかりとなるのが学校であり、家庭なのである。
以下、メモ
◆中高一貫教育の意味
小学生は遊ぶことが大事!と言う人もいる。しかし、中学受験生の遊び時間は15分しか減っていない。減っているのはメディア(スマホ、パソコン、ゲーム等)である。であれば、目標に向かって努力する中学受験という経験に -
Posted by ブクログ
ネタバレこの著者の本は、偏った考え方で書かれていないものが多いのでメリットとデメリットのどちらも知ることができます。
子どもが幼児期になり、通える年齢に達する頃になると通うべきなのか悩みだすKumon。
この本を読んで考えさせられたことは、まず第一に学習の習慣化の大切さ。そして第二として、先取り学習がいかにその後の学習を楽にしてくれるかということ。公文式で学ぶことで、全教科の基礎となる国語、数学能力に特化し、受験期にはこれらの勉強時間を短縮化させ、他の教科への時間を捻出することができるようになる。
プリント学習の鬼。石の上にも三年。
Kumonは世界にも進出している。特に発展途上国で人気のある教育 -
Posted by ブクログ
終始育児する父親には厳しいことが書かれているが
子供を持つ前に一度読んでおくといいと思った。
大切なのはこういう例がたくさんあるということを知ること。
■一番良いと思った言葉
「海外のホテルはシャワーの温度が不安定
ちょっと加減で暑すぎたり寒すぎたり
よくなったと思ったら誰かの使用で
水圧が変わり、また調節の繰り返し
仕事と家庭の両立もそんなもんで、
ピタッと適温になることなんてない
常に調整し続ける、でも実はそれこそが面白い
かっこつけず、がまんせず、ああでもないこうでもないと試行錯誤を繰り返す。
ちょっとダメな夫、ちょっとダメな父親として、
家族から笑われくらいがちょうどいい
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