おおたとしまさのレビュー一覧
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現場の実例を丁寧に捉えた上で、社会構造としての問題を、無料塾という機能から見える課題や機会から炙り出す。また、組織開発や哲学、教育社会学など多面的な視点で考察しているので、一元的にこれはいい、ダメだとならない視点が学びになった。
・生まれ→学力学歴→収入地位の単線モデルから、より一人一人の強みを活かせる複線のモデルへ
・社会のしくみとして何らかの指標が必要なので、能力や貢献という概念を便宜上仮置きしているが、あくまでもそれは手段であって目的にしてはいけない
・無料塾の子どもたちが得ているものは、学力だけでなくて、世の中にはこれだけ善意が残っているという手触り
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Posted by ブクログ
ネタバレ現場の実例を丁寧に捉えた上で、社会構造としての問題を、無料塾という機能から見える課題や機会から炙り出す。また、組織開発や哲学、教育社会学など多面的な視点で考察しているので、一元的にこれはいい、ダメだとならない視点が学びになった。
・生まれ→学力学歴→収入地位の単線モデルから、より一人一人の強みを活かせる複線のモデルへ
・社会のしくみとして何らかの指標が必要なので、能力や貢献という概念を便宜上仮置きしているが、あくまでもそれは手段であって目的にしてはいけない
・無料塾の子どもたちが得ているものは、学力だけでなくて、世の中にはこれだけ善意が残っているという手触り -
Posted by ブクログ
この春に地元の公立中学に通う息子に勧めてみようと思って購入。
息子の前に、父として読んでおかねばと読んでみたが、悩める父親としても学びが多く、けっこう救われた。
普段から読書の最中に大切だと思ったところをスマホのメモに書き写しているのだが、この本はそれが多すぎて、〇〇ページ丸っと、と端折っていかないと指がつりそうだったくらいだ。
どんな学校に行こうが行くまいが、多くの子どもと、その親、そして先生たち、学校や教育を構築し管理し運営している大人たち、いろんな人に読んでもらって、なるべく多くの人で力を出し合って、いい国にしていくために、微力ながらできる範囲で協力していこうと思った次第です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ中学受験の本でとても参考になると思いました。
以下私にとって心に残った言葉。
•どんな学校にでもいじめはある。
でも起こっていないことに過剰に反応するのではなく、うちの子はどんな学校に行っても大丈夫だからって自信をもって送り出せるように育てるのが親の役割。
•学校選びでは子供自身目が輝いているか、体が躍動しているか、心が安らいでいるか....。
小さい頃からいかに自分のこどもを見る目を養ってきたかが重要。
•「やらないよりはやったほうがいいかも」を積み重ねていったらきりがない。一方、子供の時間も体力も有限だ。負荷が多すぎて子どもが潰れてしまうよりは、多少余裕があるくらいの子どもはいきいきする。余裕がない状態にまで追い込んでいたら、やる気を出す暇もなくなる。
•親子で未熟さをさらけ出し合い、正しさについて話し合い、新たな信頼関係を結び直すことで、それが親子双方の人生を支える。
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Posted by ブクログ
教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏の中学受験に関するスタンスのエッセンシャル版と言える一冊。
中学受験で、意中の学校に必ず受かる"必勝法"は存在しないが、親子ともどもにとって中学受験を良い経験・意味ある経験とする"必笑法"なら存在する――
中学受験の目的、というと、志望校への合格や、進学先での恵まれた環境で送る充実した6年間を手に入れること、がまず思い浮かぶ。
しかしそれ以上に中学受験のプロセス自体に意義があることに目を向けるべし、というのが著者のスタンスだ。
少々長いが引用。
「中学受験勉強の目的は、どんな手段を使ってでも第一志望に合格することではなく、定めた目標に対して努力を続ける経験を積むプロセス自体にあります。さらに、どんな結果であれそれを最終的には前向きに受け入れ、人生の新たな一歩を踏み出す姿勢を学ぶことにあります。
つまり、自分の努力で自分の人生を切り拓き、仮に結果が100%の思い通りでなくても、腐ることなく歩み続けることのできるひとになるための経験なのです。」
中学受験はともすると、誰よりも親が"合格"に向かってのめり込みすぎてしまいがちだが、そうではなく、あくまで"子"の挑戦であり、成長機会であると説く。
読者が、受験をそう捉えられるよう、本書では、心構え、塾との付き合い方、志望校の考え方、親子関係の4つの切り口から解説されている。
各章の間に挟まれる生々しい親御さんからの実際の悩み相談なども交えて、著者の受験観のエッセンスを余すところなく表現した一冊と思われる。
どうしても我が子には大きな期待を持ってしまい、暫くすると視野が狭くなっていく。
そのたびに戻ってきたい境地である。