筒井康隆のレビュー一覧

  • ダンシング・ヴァニティ(新潮文庫)

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    まさに吃りの小説。何度も何度も同じ文章が繰り返されるが、繰り返される度に少しずつ主人公の心情やら他人に対する印象やらで新しい情報が盛り込まれ、徐々に描かれている状況が理解できるようになるような気がする。

    繰り返されて来たエピソードたちが一堂に会す瞬間は、不思議なカタルシスがある。

    白いフクロウや兵隊、匍匐前進や鳥の羽ばたく姿など、多分に示唆的なキーワードが多く出てくる。「夢」というキーワードも重要。それらを丁寧に紐解くことはとても興味深いのだと思う。読み進めながらだと、同じ言葉の繰り返しでだんだん頭がボーッとしてくるので、あまり考えられなかった。

    同じ文章をひたすら読むという行為に途中か

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    2012年12月15日
  • 時をかける少女 TOKIKAKE

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    本当は講談社文庫「霊長類南へ」です。
    筒井さんお決まりのドタバタ小説でした。おわりの部分の、あることを知っていてそれを確信しているなら、それは当人にとって真実である。という命題は、ワタシには確信できます。
    また、ラストの放射能ゴキブリの描写は、地球上の生物のおしまいをうまく描いていると思いました。
    それにしてもこの「BOOK asahi」は探せない本がたくさんありますね、ワタシの探し方が良くないのですかねぇ…。

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    2015年03月18日
  • アホの壁(新潮新書)

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    アホな人のアホな行動を見て、「ああ、アホだな〜」と思う自分もアホである。世の中皆アホである。アホを笑いつつも、裏ではアホを礼賛する。エロスとタナトスである。

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    2012年08月18日
  • 時をかける少女 TOKIKAKE

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    ネタバレ

    チャンスは突然来る。
    そのチャンスを活かすにはそのチャンスを活かす知識、知恵が必要で
    何も知らなければチャンスはチャンスでなくなってしまう。

    主人公は馬鹿で真っ直ぐで一見いい奴風だけど
    自分の思い通りに他人を動かそうとして
    独善的で自分勝手で気分悪くなった。

    色々な意味でやっぱ馬鹿嫌いだわ~。
    無駄にある行動力は分けて欲しいくらいだけど

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    2012年08月12日
  • 恐怖

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    ミステリというより筒井先生に「恐怖とはなんぞや」という講義を受けているような内容。おもしろいとかおもしろくないではない。

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    2012年05月21日
  • 時をかける少女 (角川つばさ文庫)

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    アニメの方は、時をかける少女は元気いっぱいな感じ♪( ´▽`)
    だけど、この本の時をかける少女は、おとなしめでどちらかといえば、図書室で本を読んでそう
    ( ´ ▽ ` )ノ
    でも、その違いが面白いです
    ( ´ ▽ ` )ノ

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    2012年05月17日
  • 日本以外全部沈没 パニック短篇集

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    世の中のあれやこれやを皮肉った超ナンセンス短編集。よくこんなの書いたなっていう過激な内容。人によってはかなり不快に感じるんじゃないだろうかって感じ。取り扱ってるテーマも人種差別や核問題、国家間の抗争だったりとわりとデリケートなものばかり。こんなこと書いて大丈夫なんだろうか………って感じでヒヤヒヤした。ほんとナンセンス。

    中では「ヒノマル酒屋」がなかなか面白かった。

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    2012年04月22日
  • 夢の木坂分岐点(新潮文庫)

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    文章の軽快さが著者の魅力だ。しかしついていけなかった。敷居が高いように思える。
    中学生の頃、背伸びして大江健三郎を読んだことを思い出した。
    軽快すぎて置いていかれた本書にいつかリベンジしたい。

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    2012年04月13日
  • 男たちのかいた絵(新潮文庫)

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    高校生のとき、なぜか友人が無理矢理貸してくれた本。
    あまり接していたくなくて(笑)
    大急ぎで読んで早々に返却したことを思い出す。
    様々な性格・性癖を持つヤクザたちの群像で、
    各短編にジャズ・ナンバーのタイトルが付されているが、
    内容はかなりお下劣。
    二重人格で嗜好が異なり、
    コーヒーを飲むか紅茶を飲むかで揉める「二人でお茶を」が
    一番苦痛を覚えずに読めた。

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    2014年04月18日
  • アホの壁(新潮新書)

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    もともと筒井康隆のファンなので、特に感想はない。
    一応書いておくべきこととしては、あれだな、ふりが
    な。

    P111で枢機卿という文字にたいしてなぜか すうききょう とルビがふってある。
    いったいなぜ?

    この本ではP61あたりから読み間違いについて論じている部分があるが、それに関係するのかな?



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    2012年03月04日
  • 恐怖

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    疑心暗鬼で臆病で発狂という筒井康隆らしいミステリ。話が面白い反面、薄く字がでかいので、あっという間に読めてしまって物足りない。「邪眼鳥」の方が好み。

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    2012年02月09日
  • 愛のひだりがわ(新潮文庫)

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    ほのぼの怖い表紙と裏腹に、マッドマックス風近未来における冒険活劇。復活以来、波乱万丈を割と淡々と淡白に表現するようになったなーと。最後の下げは半分読んだ時に皆さん思いつきます。落語的です。

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    2012年02月09日
  • アホの壁(新潮新書)

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    いろんなアホが紹介されていて、おもしろい。やばいほど自分に当てはまる。ただ、私はフロイトに共感できないのに、随所に引用されていて、きつかった。女性を劣っている者ととらえているのも不愉快。

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    2012年01月12日
  • アホの壁(新潮新書)

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    フロイト等の学説も引用して、アホがどれだけ困った存在かを説いている。しかし、アホのいない世界も無味乾燥なものになるだろうだって。

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    2012年01月05日
  • 時をかける少女 TOKIKAKE

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    アニメ版の『時をかける少女』が大好きすぎたので、買ってしまいました。
    少し、ページ数の関係(?)でアニメと少し違っている部分があります。
    私は、アニメを先に観たからか、アニメの方が好きです。
    ただ、アニメでははっきり描かなかった部分が描けているので、『時をかける少女』は、色々な解釈ができる作品ですが、解釈を一つにはっきりしたい人には向いているかもしれません。

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    2011年12月25日
  • アホの壁(新潮新書)

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    ネタバレ

     エロスの対償行為としての文化の発展が遣る可くもないタナトスとしての戦争を抑止することになるというフロイトアインシュタインの往復書簡の引用。女性の脳漿が男性のそれよりも太いことによると思われる感情を理性によって抑えることが女性はしがたいという養老孟司説を披露。その他諸々の知識の断片を興味深く解説している点において価値がある。あとは最近の先生の作風によく見られる「おじいちゃんの愚痴」。あっさりと適当に流した仕事のように読めてしまう。

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    2011年10月22日
  • 男たちのかいた絵(新潮文庫)

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    筒井康隆のヤクザ小説短篇集。オナニー中毒のヤクザが出てくる「夜も昼も」、ホモセクシャルの壮絶な生きざま「恋とは何でしょう」、描写がグロテスクすぎて若干飛ばしかけた「星屑」、犬好き(というか獣姦)の男が気味悪い「素敵なあなた」 あぁ気持ち悪い、そう思いつつも爽快感すら感じる思い切った描きっぷりだと思う。

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    2011年10月11日
  • 夢の木坂分岐点(新潮文庫)

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    夢をはさんで主人公の名前や肩書きが変わる…。それが収拾つかなくなるかと思いきや、意外としっかり着地する。

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    2011年08月08日
  • 男たちのかいた絵(新潮文庫)

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    コンプレックスや性癖を題材にした短編小説。
    面白かったが、題材が題材だけに読後感が多少悪い。

    表題作の「男たちのかいた絵」で繰り返しが起きるシーンがあったがこれはどういうことだろう?やり直したいという願望?

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    2011年07月19日
  • 恐怖

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    ミステリーorホラーかと思いきや、
    恐怖を覚える人間の心理が延々と書き連ねられる一作。
    ある意味肩すかしでもあり、
    人が恐怖をつのらせていくプロセスが楽しくもあり。

    ただまあ、もう少しストーリーとして
    まとまってほしかったかもなぁという気も。

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    2011年07月18日