筒井康隆のレビュー一覧

  • 陰悩録 リビドー短篇集

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    .....自分に照らして本当のことが書けないな。
    。。。読み込むと奥深いんだろうな。。。
    。。。でも、本の読み方を知らない私は、単に 面白い
    とだけで、レビューは終わる。

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    2015年04月16日
  • 恐怖

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    筒井の発想はいつも新鮮である。本作品は筒井流のオリジナル・ミステリーである。本文でのアガサ・クリスティーなどのミステリーの言及も興味深い。爆笑はなかったが、他の筒井作品ともかぶる点が楽しめた。ミステリーとしてはそこそこのできである。

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    2015年03月17日
  • くさり ホラー短篇集

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    安心と安定の筒井節。
    ホラーと銘打ってありますが、所謂ホラー的な物は「くさり」「鍵」位かなと云う印象で、後はシュールだったりコミカルだったり。
    「くさり」は怖いです…盲目の少女の視点(と云うのもおかしいですが)で進むので、情景の暗さ、手探りのみの進行が非常にスリリングでした。
    個人的には「ふたりの印度人」が好きでした…相手の意図が全く分からないだけに恐怖感がある、と云えば殊勝な物ですが…絵的に面白いな~と。
    あと「亭主調理法」も。いいのかこれ(笑)
    手軽く読める一冊。
    町田久美さんの表紙絵も素晴らしいです。

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    2014年12月24日
  • 陰悩録 リビドー短篇集

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    性をテーマとして扱った臭くて汚くて面白い短編集。コミカルでSF的な作品が多くなりますが、その実を見てみると人間の性に関する、一種の真実が描かれていると感じました。社会的に汚い性の話は嫌われますし、性とは愛の到達点であると私も教わってきました。それを信奉している人からすればとても読めない作品だと思いますが、それでもこの本に書かれていることを一概に嘘とは言えないでしょう。男性の性で言えば、「欠陥バスの突撃」、女性で言えば「脱ぐ」「信仰性遅感症」が良かったです。

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    2015年02月14日
  • アホの壁(新潮新書)

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    「バカの壁」の2匹目のドジョウを狙ったアホに関するエッセイ。フロイト理論を根底としており、「失錯行為」「事故多発者」のくだりが面白かった。そして最終章ににんまり。

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    2014年10月27日
  • 陰悩録 リビドー短篇集

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    ネタバレ

    副題の通り「リビドー」=性衝動をテーマにしたお下品炸裂短編集。

    中高生の男子が笑いながら交わすようなエロ話と筒井康隆らしいドタバタ劇が面白おかしくバカになれていい。

    男なら、くだらない下ネタ話好きなはず、読むべし!(笑)

    「七瀬ふたたび」「時をかける少女」を書いたりこんな下ネタ小説をかいたり、改めてこの人の多才さに感服。

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    2014年08月20日
  • 日本以外全部沈没 パニック短篇集

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    SF=近未来、的な妄想を吹き飛ばしてくれる作品。
    強烈な風刺やブラックユーモアが散りばめられた短編集。
    凡人には思いつかない描写や表現が新鮮。

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    2014年08月03日
  • アホの壁(新潮新書)

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    筒井康隆氏によるアホ論。
    この本での「アホ」とは、滑稽、場違い、非論理的、無意識、、などが引き起こす行動や思考のこと。
    筒井氏にしては毒が少ない文章だと思った。
    おもしろさも控えめかな。。

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    2014年08月01日
  • 銀齢の果て(新潮文庫)

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    こんな世界・・・あり得るかも。でもこんなに元気なご老人方なら、有用に活用したほうがいいのではないかと思った。
    まぁ恐ろしいはなし(?)でした。

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    2014年07月28日
  • 愛のひだりがわ(新潮文庫)

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    ゆっくりと進む映画を観ているように、おだやかな心で一気に読めた。
    簡単な設定と分かりやすいストーリー、近未来の話ということで、想像に足るぐらいの荒んだ町。銃や殺人といったような話も当たり前にでてくるが、違和感なく話は進み、人の優しさや美しさだけが余韻のように残る。読後感が良い。

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    2014年07月21日
  • 時をかける少女 TOKIKAKE

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    アニメ版とはいくつかの部分で違いがありますが、これはこれで面白いと思います。僕はアニメ版の方が好きですが 笑

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    2014年07月03日
  • 日本以外全部沈没 パニック短篇集

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    久々の筒井康隆でした。表題作の他、「農協月に行く」も収録。スラップスティック系の短編集。話がどんどん広がっていく様は、数人の男の飲み会が奇想天外な話で盛り上がっていくようで心地よい。

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    2014年06月08日
  • くさり ホラー短篇集

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    久しぶりな筒井作品。
    普通のホラーとは違いやはりちょっと筒井ティストの入った作品集。

    最後の鍵がホラーっぽいといえばぽいか。

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    2015年07月15日
  • 日本以外全部沈没 パニック短篇集

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    色々なお話を集めた短篇集。
    タイトルになっている、「日本以外全部沈没」は、ちょっと昔のお話ゆえ、登場人物の解説が無ければ、若い人には無理。私は、とてもおもしろかったですけどね。

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    2014年05月18日
  • 文学部唯野教授

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    ネタバレ

    再読。
    大学騒動記プラス文芸理論およびその基礎の概観。
    心理学を学んでいたときにも同じ感想を持ったが、文芸理論、どんだけ隙間産業なんだよと。

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    2014年04月05日
  • 日本以外全部沈没 パニック短篇集

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    タイトルに惹かれて。
    日本沈没のパロディ作品の表題作を含む、ドタバタな短編を11編収録。
    どの作品にも通じて言えるが、マスコミという存在に嫌らしさを寄せている。彼にとってはマスコミはそういうものなのだろう。
    また、ドタバタを引き出すために、道化師やトリックスター的な存在の多数配置など、様々な工夫をいたるところに凝らしており、急展開や止まらないスピード感を強く感じられた。
    逆に言えばトリックによる揺さぶりだけで、種がわかると何も残らない、ただ消費されるだけのものになってしまった。

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    2014年03月18日
  • 銀齢の果て(新潮文庫)

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    増大した老齢人口調節のため、ついに政府は70歳以上の国民に殺し合いをさせる「老人相互処刑制度(シルバーバトル)」を開始した。

    ご老人版バトルロワイヤル、刃物と弾丸が飛び交い、命乞いや画策があり、血まみれスプラッタにエログロ表現の筒井節。姥捨山ベースの「楢山節考」より過激で、シュールな人間模様。

    私の手元にあるものは平成20年発行分で、巻末には歌人の穂村弘氏の文が…!

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    2014年03月15日
  • 時をかける少女

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    表題の作品が短編である事を初めて知りました。
    その意味ではやや拍子抜けした感もありましたが、敬愛する「タイムリープ」や「涼宮ハルヒ」の着想のヒントになったであろう要素も散見され、意義深い読書体験となりました。
    1967年の作品としてこのSF設定が斬新だったかは分かりませんが、「夏への扉」といい少なくとも50年前の頃は、人々はもっと未来に対し大きな希望を抱いていたであろう様子が垣間見え、現代とのギャップに少なからぬ衝撃を受けたりしていました。
    そう、SF読みが夢を抱かないと社会は前向きにならないんです。頑張ろう!

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    2014年03月02日
  • 佇むひと リリカル短篇集

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    短編集。とにかく、表題作が最高です。社会批判をした妻が密告され、逮捕。土に植えられてしまいます。次第に植物化し、感情を失っていく妻の描き方が素晴らしかったです。

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    2013年09月19日
  • 銀齢の果て(新潮文庫)

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    老人版バトルロワイアルですね。
    老い先短いお年寄りが殺し合うというストーリーに最初は不快感があったのですが、この作品を書いてる筒井さんも“お年寄り”なんだって気づきました。筒井さんもシルバーバトルの対象者なんですね。
    皮肉な作品です。
    これは筒井さんが書いたものでなかったら読めなかったかもしれません。
    一括りに高齢者とかお年寄りとかいうけど当然ながら経験を積んだ人生の大先輩なわけで、いろんな人がいます。そういう意味ではおもしろかったです。エンターテイメントだと思えば楽しめる作品だと思います。
    一応主人公である九一郎の存在感があまりなかったことと、別地区のシルバーバトルで対象者となった熊ばあさん

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    2013年09月13日