筒井康隆のレビュー一覧
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ネタバレ超能力者、大集結!
前作の暗かった話に比べ、
超能力者の仲間に出会い、
自分と仲間たちの危機を一緒に乗り越えようとするお話。
ハラハラドキドキした。
相変わらず七瀬は冷静で感情に頼らない女の子だけど、
自分以外の超能力者や、超能力を持たない友人に出会って、
少し変わっていっているような気がした。
いろいろとチート級な超能力が出てくるし、
前作では全く超能力者に出会わなかったのに、
今作ではなんでこんなに出会うの?という矛盾は置いといて…(笑)
結局七瀬たちを殺そうとしてきた敵がどんな人たちだったのかわからなかったし、
最後は七瀬が死んだような描写で終わっていたから、
次回作が気になる。早く読もう。
相変わらずヘニーデの語意がわからないけど、
ヘニーデ姫は本当にいい子で、
殺されてしまった時とても悲しかった…
ヘニーデ姫と、七瀬が出会った超能力者みんなが七瀬を生かそうとしているのが悲しかったし切なかった…
みんな死んじゃって、どうなるんだろう、、
と、先が気になるエンドでした。 -
Posted by ブクログ
最後まで読んでみたら割と悪くない作品である…と思いましたねぇ。社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
後半のSF的展開はちょっとこちらの想像力が追い付かない部分がありましたが…前半の、何やら理科実験室みたいなところで妙な実験を繰り返しているシーンのが面白かったですねぇ…中にはモロ下ネタなシーンもありましたがまあ、ご愛敬というやつでしょう! 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
ラストには現実で起きていること…つまりは若い男の草食化・軟弱化などを揶揄しているような内容になっており、確かにこれは文学ですね! ただのラノベじゃない…。
というわけで、物足りなさはありますけれども、他のラノベとは違い、少々文学的な要素も楽しめる作品になっているのでした。さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー -
Posted by ブクログ
【正解ではない年功序列】
老人はおとなしくできない。
経験のない人たちがあーでもない、こーでもないと悩んでいると口を挟まずにはいられません。
お年寄りは自己の存在価値を承認してもらえる唯一のことが「先行で経験している」しかないからです。
「ここにいるみんなはまだ経験していないことかもしれないが、俺はすでに経験済みでその結末がどうなるかを知っている」
これがあるから年配者はみんなから必要とされ、自己の承認を得ることができるのです。
逆にそれしかありません。
しかし、最近は時代の変化が速すぎて過去の経験がすぐに陳腐化し正解でなくなってきているのです。また、情報共有が進んでおり調べればすぐにそこそこの答えが出てきます。
老人にとってこれはかなり苦しい状況です。
・過去の経験が役に立たない。
・既知の情報が固有のものでない。
・新しいことを貪欲に取り込んでいくパワーはない。
・若者ほど行動力がなく変化に弱い。
こうなると生きている間はなんとか既得権を固持するしか道はありません。
しかし、著者が考える老人は異なります。
美学があります。
・年老いたものが出しゃばって前にでない。
・昔の同僚(現在現役)にこちらから近づかない。
・不潔にならず孤独を楽しむということです。
これらは「清く引退する」ということに尽きるのではないかと感じました。
いつまでもしがみついてはいけないのです。
人は孤独が一番つらいように感じます。
デンマークでは福祉が充実しており老後の経済的心配がありません。男女間の差もありません。年老いて夫婦が離婚しても女性が生活に困ることもありません。
その結果、晩年の離婚は増え一人暮らしの自殺者が増加しました。
社会から孤立して何年も話をする相手がいない状態は想像を超えて苦痛を伴うものだと思います。
今はSNSがあるのでスマホやパソコンが使える間は、仮想空間ですが人とのつながり感を持つことができる時代です。
加速度的な技術の進歩により、将来的には話相手ロボットができ、他愛もない話を永遠にできる時代になるかもしれません。 -
Posted by ブクログ
近い未来この小説と同じ社会になるのかなと思い少し怖くなりました。
環境汚染で汚れた空、警察官の機能が低下し治安が悪くなった町、人殺しや銃の発砲は当たり前。
そんな無法地帯の中でも父を探し懸命に生きようとする愛。
「今の私が作ったのが今の社会であるなら、今の私以上の私になって今の社会以上の、もっとよい社会に変えなければ」この愛の気持が印象的でした。
今の現状に失望せず知識を深めたら自分が成長するだけでなく視野が広がり社会が変わるきっかけを作ることができるかもしれません。
一番良くないのは今の現状に不平不満言い時代の流れに流されることかもしれませんね。 -
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3.11の描写が出て来て初めて、
これはいつ書かれた本なのかと驚き出版年を見た。
平成27年発行。
筒井康隆ということ、
またその文体の古さから(注釈が多く、それなしでは読めない漢字も多々登場する)
わりと前の作品かと思って読んでいた。
あまりの美しさから、
5歳にして性器を切り取られる少年。
その後、彼の周りの人生は狂い出す…こともなく
意外な形で結末を迎える。
スケープゴートという
最後の一言が
彼の人生を振り返る晴れやかな姿勢を
物語っているのだろう。
わたしはそんな風に、世の中を理解できるだろうか。
生殖機能がなく、
ある意味、生き物として抱えるべき葛藤を失って育つ個体。
煩悩はなく、夢に向かいただ楽しく努力できる環境。
人格者とは何か。
考えさせられる。
面白かった。
また、東浩紀の解説も良かった。
"ぼくたちは虚構が好きだ。そしてぼくたちは必ず老いる。けれども両者は何も矛盾しない。なぜならば、死ぬときにぼくたちのまわりにあるのは、きっと現実ではなく虚構だけなのだから。
筒井氏の文学は、そんなメッセージを届けてくれるのだとぼくは信じている。"
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筒井康隆・原作『筒井漫画瀆本 壱』実業之日本社文庫。
筒井康隆の原作を17名の漫画家や芸能人がコミカライズしたアンソロジーの文庫化。『壱』というからには『弐』もあるのだろう。
大昔、筒井康隆にハマり、文庫本を読み漁った時期がある。SF、コメディ、ミステリー、ナンセンスと様々なジャンルで、その才能を発揮した筒井康隆の作品を漫画化するとどうなるのか……かつて、筒井康隆が自らの作品を漫画化した『筒井康隆全漫画』も読んだが、漫画家により解釈や表現の仕方に特徴があり、興味深い。
収録作品は、内田春菊『ムロジェクに感謝』、相原コージ『死にかた』、吾妻ひでお『池猫』、 いしいひさいち『大富豪刑事』、 蛭子能収『傷ついたのは誰の心』、加藤礼次朗『TROUBLE』、喜国雅彦『鏡と薬と正義と女』、けらえいこ『妻四態』、 三条友美『亭主調理法』、清水ミチコ『傾斜』、 しりあがり寿『樹木 法廷に立つ』、 とり・みき『我が良き狼』、 ふくやまけいこ『かいじゅうゴミイ』、 まつざきあけみ『イチゴの日』、 南伸坊『禁花』、矢萩貴子『セクション』、 山浦章『星は生きている』。
巻末に筒井康隆自身による漫画化作品『アフリカの血』を収録。これは『筒井康隆全漫画』にも収録されていた。
本体価格780円
★★★