感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2023年09月03日
ホラーとしてはそこまでの怖さはないけど、
ショートショートとしての切れ味は抜群によかったので好き
1ページものもあれば、
30ページ強のものもあり、
バリエーションに富んでる
Posted by ブクログ 2009年10月04日
落ちが最高。
だからページ数が少ない、自動的に落ちが早くわかるものを
先に読んでしまった。
「生きている脳」
初っ端からすごいぞこれはって思わせる。
ゾクっと後を引く怖さ。
「大怪獣ギョトス」
個人的にこの落ち、風刺が効いてて好き。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
ホラー短篇集。といっても、筒井康隆のホラーなので、ニヤリと笑えたり、くすりと笑えたり、怖いのだけどどこか笑えてしまう面白さがある。だけど、だからといって油断していると、突然「怖い!」物語が入っていたりするのでご用心。…とはいえ、わたしはホラー系がかなり駄目で、「怖い!」と思う沸点がとても低目。他の...続きを読む方が読まれたら、こんなの全然怖くないやん。と思われるかもしれませんな…。
この短編集には「新未発掘短篇」の「大怪獣ギョトス」が収録されているのもウリな模様。これはなかなかに強烈な皮肉が効いている作品だった。わたしは「星は生きている」が一番好き。これは他の短編アンソロジーで読んだことがあったのだけど、シュールでとても面白い。わずか4ページあまりの話なのだけど、面白くてついつい何度も読み返してしまうほど面白いのです。
背筋を寒くするようなホラーを求める人には向かないと思うけれど、シニカルな面白味が好きな方にはおすすめなホラー短篇集です。
Posted by ブクログ 2014年12月24日
安心と安定の筒井節。
ホラーと銘打ってありますが、所謂ホラー的な物は「くさり」「鍵」位かなと云う印象で、後はシュールだったりコミカルだったり。
「くさり」は怖いです…盲目の少女の視点(と云うのもおかしいですが)で進むので、情景の暗さ、手探りのみの進行が非常にスリリングでした。
個人的には「ふたりの印...続きを読む度人」が好きでした…相手の意図が全く分からないだけに恐怖感がある、と云えば殊勝な物ですが…絵的に面白いな~と。
あと「亭主調理法」も。いいのかこれ(笑)
手軽く読める一冊。
町田久美さんの表紙絵も素晴らしいです。
Posted by ブクログ 2010年05月26日
読むものが切れたとき、つなぎで持ち歩くのにちょうどいい文庫。「ホラー短編集」と銘打ってはいるものの、特に怖い(臭い)小説はこの中にはない。筒井としてはね。「肥満考」だけがかろうじて「らしく」て怖いが、臭くないからなあ。全体的にソフトな短編ばかりを集めた印象。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
「生きている脳」「肥満考」「ふたりの印度人」「池猫」「二元論の家」「星は生きている」「さなぎ」「大怪獣ギョトス」「我輩の執念」「到着」「たぬきの方程式」「お助け」「穴」「怪物たちの夜」「くさり」「善猫メダル」「「蝶」の硫黄島」「亭主調理法」「アフリカの血」「台所にいたスパイ」「サチコちゃん」