佐竹美保のレビュー一覧

  • 秘密に満ちた魔石館

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    ネタバレ

    水晶玉を盗んだ占い師の末路、呪いをかけたルビーの指輪の因果応報など、怖い結末の話もあれば、一族の誇りを失わず行動した少年や王の墓荒らしに巻き込まれた心優しい少女などの、正しき者が救われるみたいな結末もありよかった。

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    2019年10月08日
  • 王さまのスプーンになったおたまじゃくし

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    設定がおもしろく、子供は笑いながら聞いていました。

    最後あたりが説教口調になるのが惜しいと思います。教訓を語りすぎず、感じる側に委ねたほうが豊かな読書になるのでは。。

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    2019年09月24日
  • メアリー・ポピンズ

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    読んだのは河出書房新社版。メリー・ポピンズ リターンズをやるらしく見に行くなら最初の見といたほうがいいかな?と考えていたら、どうやら原作があるらしい。
    調べてみると「帰ってきた……」という続編まであった。ならば、最初からと読んでみた。
    日の光がしゃべったり、缶入りのはちみつをヒグマがもらい開けるのに苦労したり、楽しい世界観がちらほら。

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    2019年03月18日
  • 100年の木の下で

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    第30回読書感想画中央コンクール
    中学校・高等学校指定図書

    とても静かだけど大きな物語
    立山連峰を望む大きな栗の木とお地蔵様
    現代へつなぐ家族の歴史

    心にしっとりと沁みました

    ≪ 仰ぎ見て 大地に根差す 木のように ≫

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    2018年12月18日
  • ヘレン・ケラー自伝 (新装版)

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    ネタバレ

    ヘレン・ケラーの自伝。
    1880年6月27日、アラバマ州のテネシー川のほとり、タスカンビアという小さな町でヘレン・ケラーは生まれました。生まれた時は元気で、言葉も早く話しはじめた。けれど急性の胃と脳髄の充血で高熱が出て、一時は医者も助かる見込みは無いと思ったほど。けれど熱は下がり、ヘレンは生き残れた。けれど、見る事も聞く事も出来なくなってしまったのです。

    自分の思いを伝える事も出来ず、かんしゃくばかりだったヘレンには教育が必要だった。そしてアレクサンダー・グラハム・ベル博士を紹介してもらった。ベル博士は電話の発明で有名であると同時に、目の見えない人や、口のきけない人の話し方なども研究していた

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    2018年09月18日
  • 100年の木の下で

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    大きな物語だと思う
    女の子たちのつぶやきのような物語だけど
    流れる時間が大きな感じ
    会ったことがないような人もいるけど、勇気をもらって頑張って行こうとする主人公がいいね

    栗の木の魔法とか、お地蔵さんが現れて…なんていう話じゃない(笑)
    このごろファンタジーを読んでいたのでつい(笑)

    ずっと前に仲良くしていた友達の富山弁をリアルに思い出したよ
    アルトの声だったなぁ

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    2018年06月12日
  • リンゴの丘のベッツィー

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    わかりやすい、ハッピーエンドの主人公成長モノ。

    ジェネリック大草原の小さな家シリーズ。

    あとは当初は不健康だった主人公が、自然のなかで健康な心身を取り戻すさまが、モンゴメリの8人のいとこを思い出す。あとは秘密の花園も。

    この本の一番の売りは、
    佐竹美保さんの挿絵がふんだんにある。に限る。

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    2017年12月08日
  • 王様に恋した魔女

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    りんご畑の作品が好きで読んでみたのですが、まったく作風が違って驚きました。守人シリーズを思わせる重厚感のある文体で、ストーリーは全然違うのに、作品の印象がよく似てます。杖殿というネーミングに見られるように日本風の舞台ですが、魔女狩りという西洋の要素があいまって、独特の世界観を生み出しています。短編ですが、同じ世界でおきた魔女の話を集めたもの。時代も50〜100年くらいの枠組みに収まると思います。

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    2017年10月11日
  • 守り人シリーズ電子版 炎路を行く者

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    ヒュウゴが何故、祖国を滅ぼした敵国の軍に入ったのか。
    そして同じく15くらいの頃のバルサがどうだったのか。
    切ないけれど、考えさせられるし力づけられるし、微笑ましいところもあるし、素敵な話でした。

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    2017年06月09日
  • 守り人シリーズ電子版 4.虚空の旅人

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    ネタバレ

     この本は最初、守り人シリーズの外伝という形でしたので、旅人という題名になっています。
     そして、主人公もチャグムという事でしたが、とっても面白かったです。
     新ヨゴ王国での皇太子という立場で、様々な物事に対応していくチャグムと、その内面にある本心のチャグムが如実に描かれていて、すごく共感を覚えました。
     確かに舞台は作り物の王国であり、ありえない世界ですが、人間模様はどこにでもある現実で、それが大人も楽しめる由来になっていると思います。
     どんどん精神的にも強く成長していくチャグムの今後がとっても楽しみです。

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    2017年03月28日
  • 王様に恋した魔女

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    ふんわり繋がった魔女オムニバス。魔女狩りが横行してる設定ですが、やさしい物語ばかり。お気に入りは「3人の杖殿」と偏屈魔女と卵のやつ。身分を超えた信頼関係とか種族を超えた繋がりとかが好き。

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    2017年01月27日
  • 王様に恋した魔女

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    "「わたしにはすぐわかりました。あの男は、わたしがあなたを見るのとおなじまなざしで姉君をみつめていました。気がついていただきたいものです。姉妹とも似てらっしゃる。」と、すねてみせた。
    春風の姫君は、まゆをもとにもどすよりはやく、ほおをぽっとそめた。そして、わたしの婚約もまちがっていなかったとほほえんだのだ。"[p.39_魔女の縁談]

    連作短編集。

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    2016年12月16日
  • 大魔法使いクレストマンシー 魔女と暮らせば

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    すごく独特の作家なのよね。ローリングなんかより発想や世界観は上等だと思う。キャラクター造形も負けてない。だけどローリングがあれだけ人気がでたのは、一般人の大好きな、感情移入がしやすいこと、恋愛・友情を含んだ学園青春ものであることに理由があると思う。イボットソンやこの人がいたからこそのハリー・ポッター。イギリスの魔法使い文学の豊かな土壌がハリー・ポッターを産んだのだ。ダイアナ・ウィン・ジョーンズだってイボットソンだってもうちょっとそういう要素を取り入れてたらもっと人気が出ただろう。惜しい。でもファンにはこの世界がまたいいんだろうね。
    大人としては、読み始めてすぐに、これは『いつもポケットにショパ

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    2016年07月31日
  • 守り人シリーズ電子版 4.虚空の旅人

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    今回はチャグムの物語。
    お隣の国へ出向いた時に巻き込まれた陰謀を解いていくのですが、やはりその細部まで作り込まれた世界観に飲み込まれます。

    チャグムとシュガのコンビが最高!

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    2016年05月31日
  • 守り人シリーズ電子版 7.蒼路の旅人

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    久しぶりに読んだ守り人シリーズだけれど、思った以上に読みやすくて面白かった(^^;。チャグムが真っすぐでピュアに育っているのが嬉しかったりするあたり、年を取ったなあ、と思ったりしました。

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    2017年02月18日
  • 大魔法使いクレストマンシー トニーノの歌う魔法

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    ネタバレ

    久々に海外の児童向けファンタジーを読んだ。
    やっぱりファンタジーは落ち着いて読める。びっくりするようなオチや展開があるわけじゃないので、何も心配することなく何も考えることなくただただ純粋に楽しい。
    唯一思ってたのと違ったところは、主人公が活躍したとこが目立って描かれなかったことくらい。ラストではアンジェリカの呪文をトニーノが高らかに歌い上げるんだとばかり思っていた。

    でも、伝統や価値観というものはそんなに簡単には崩れないもんだよ。教育って怖ろしいね。諸刃の剣やね。

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    2015年02月09日
  • 守り人シリーズ電子版 7.蒼路の旅人

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    11月-8。3.5点。
    罠とわかりながら、サンガル王国へ向かうチャグム。
    タルシュ王国の捕虜となる。
    成長したチャグムの、民を守ろうという気概に感動。
    天と地の守人へ続く序章という感じ。

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    2014年11月14日
  • 大魔法使いクレストマンシー 魔女と暮らせば

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    なんて意地の悪いおねぇさんなんだろう。一つもいいところなしなんて救いようがない!かわいそうなキャット。
    久しぶりに児童文学読んだ。やっぱり好き。これは4部作中の3巻目だったみたいだけど一冊の本として読めた。ちなみにこの著者がハウルの城の原作者だってこと初めて知った。

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    2014年10月05日
  • リンゴの丘のベッツィー

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    ちょっと教育的指導(笑)が入りすぎている気がしたので
    三ツ星ですが、ほんと、悪くはないです。

    両親に先立たれたベッツィーはおばさんのところに預けられます。
    おばさんはベッツィーをこき使い、意地悪三昧・・・
    ということはなくて、とっても親切に、心を砕いてお世話をしてくれます。
    けれどもベッツィーは、すぐ泣く、弱々しいやせっぽっちに育ってしまいます。

    そんなおばさんのところから、
    下品で荒々しいとおばさんが忌み嫌う田舎の農場の親戚のところへ
    行かなくてはならなくなったベッツィー。

    田舎暮らしで心も体もメキメキ丈夫になるっていう話しです。

    子ども自身が持っている力を伸ばすのが教育、
    というと

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    2014年03月04日
  • 魔女の宅急便 その6 それぞれの旅立ち

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    キキの子の双子、ニニとトトの旅立ちまでが描かれている。弟のトトは魔女になれないけれど、半分魔女であることをいつも心を留めていて、姉のニニは魔女であることに自惚れていて・・・。
    母親となったキキも、昔の自分と重ね合わせながらもなかなか旅立とうとしない娘にイライラしながらも、見守る。
    もどかしく思いながら読み進めた。

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    2014年01月14日