佐竹美保のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
最後が少し残念。でも名作!!
児童書なので、ひらがなが多めになっており少々読みづらい。
しかし、ハックルベリー君が話しかけてくるように書かれる文章は温かみがあって、味がある。
内容面で言えば、1800年代のアメリカの雰囲気が描かれていて面白い。
人々の、優しくて純粋で、疑うことを知らない部分と、すぐに暴徒と化してリンチに走ったりする荒々しい部分が同居している様子が良く描かれている。
あと、登場人物(詐欺師)の活躍するシーンがとても表現巧みでリアルだった。スピード感もありハラハラさせられて、物語の見せ場としてとても秀逸だったと思う。
しかし、やっぱり最後のエピソードが中だるみのようなものを感じさせてしまい残念だった。
個人的にはこの話の続きが知りたかった。
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Posted by ブクログ
海にのぞむ隣国サンガルに招かれた新ヨゴ皇国、皇太子チャグム。しかし、異界からの使いといわれる“ナユーグル・ライタの目”があらわれ、王宮は不安と、やがて恐怖につつまれる。海へと消える運命の者を救うため、呪いと陰謀のなかをチャグムは奔走する。『精霊の守り人』からさらに広がる世界、守り人シリーズ4作目。(「BOOK」データベースより)
あの小さかったチャグムがこんな立派な皇太子になったのね。
国王の名代を立派につとめて、わが子の成長を見るようで感激してしまいます。
シュガのファンなのですが、冷静沈着に意見を述べたり、チャグムを命を掛けて守ろうとする姿に胸キュン(笑)。
バルサは登場しない、シリーズの中では外伝的な位置づけのこの作品。
でもチャグムの中にはバルサやタンダと過ごした証がしっかり残っていてうれしい。
宮から出ず、外の世界を知らないままでいたより、ずっといい皇太子になれたと思います。
自分の命を掛けて、幼い少女の命を救おうとするチャグム。
ただ闇雲に感情だけで動いているのかと思いきや、きちんと国や諸外国との関係も考えているなんて。
立派になったわ、チャグム。
そして忠誠を尽くすシュガ。
二人の確かな信頼関係に安心しました。
これからも大丈夫ってね。
でもバルサやタンダと暮らしていた頃のチャグムも、自由で楽しそうだったから、ちょっと複雑かなあ。
またバルサたちに会わせてあげたいな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ他人の言動に振り回されて自分を見失うキキ。でも大切なのは、自分が何を思い、どう行動したいか、なのだ。
コリコの町に一人きりの、特別な魔女。自分がみんなのことを好きなように、みんなも自分のことを好きになってくれて。そこが自分の居場所であり、大切なものがたくさんある場所。でも、そういうものは、ある意味、子供時代のものなのだ。大切なものを取られてしまうかもしれない気持ちも、ケケを疎ましく思うのも、それが世界であり、それが生きていくということであり、そうして子供時代を脱して大人になっていく。何もかも放り出したくなって、キキが最後に見つけたものは、自分の本当の気持ちだった。ケケがこう言ったからとか、とんぼさんもケケと仲良くしたいみたいだからとか、そういう外側のことではなく、内側にある気持ち。おしゃれしたいのも本当だけれど、黒いワンピースの裾を短くしてもらうよりもジジのクッションをつくってもらいたいと思ったキキは確かにいた。ケケが来る前、キキはどんなことを思って暮らしていたのか? いつもいつも順風満帆というわけにはいかない。生きていれば、嫌な出来事や予期せぬ事態も起こりうる。それでも、いつも自分の内側にある心の声を聞いて、それを見失わなければ、きっと大丈夫だと思えるのだ。そうして、キキはまた一歩、大人になった。