佐竹美保のレビュー一覧

  • 守り人シリーズ電子版 炎路を行く者

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    本人視点の旨味を活かした戦闘/喧嘩シーンがいい。人を殴る、切ることがどう自分に返ってくるかを描く話は少ない。
    児童書は特に、本当は大事なそういうことを甘く描きがちだけれど、さすが上橋菜穂子、スイスアーミーナイフを持ち歩く現実主義者である。

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    2015年09月19日
  • 守り人シリーズ電子版 4.虚空の旅人

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    呪術師は…〈はずれた者〉だった。死に深くかかわるもっとも穢れた者でありながら死の淵から魂をとりもどす力をもつ者。もっとも穢れた者だが、大いなる力をもつ者として、身分の外に身をおいていた。人に呪いをかけて金をもらう穢れた者と怖れ、きらわれながら、一方では、医術師にも見放された者が、最後にすがるのは、呪術師だった。

    きちんと
    呪術師への悲哀も含めて
    その存在の意味が書き込まれている

    呪術師に限らず
    物語に登場する
    どんなに些細な者へも
    きちんと愛情が注がれている
    単純に 悪 とか 善 とか
    言い切れない
    その細やかさが
    素敵です

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    2015年07月30日
  • アーサー王物語

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    アーサー王伝説について書かれた物語を読んでみたいと思い探していたときに出合った本です。

    スケールの大きなアーサー王の遠征あり(アーサー王がローマ帝国を征服していたとは知りませんでした)、騎士たちの冒険行とロマンスあり、聖杯探求の神秘的なエピソードありでとても魅力的なお話でした。

    キリスト教徒の物語なのですけど、魔術士、巨人、神秘的な現象等、非常に異教的なモチーフが多く取り込まれており、それがこの伝説に独特の雰囲気を与えている気がしました。

    挿絵もこの神秘的な伝説の雰囲気に合った作風で、物語をさらに素晴らしいものにしています。

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    2015年01月22日
  • ハックルベリィ・フィンの冒険

    ネタバレ 購入済み

    最後が少し残念。でも名作!!

    児童書なので、ひらがなが多めになっており少々読みづらい。
    しかし、ハックルベリー君が話しかけてくるように書かれる文章は温かみがあって、味がある。

    内容面で言えば、1800年代のアメリカの雰囲気が描かれていて面白い。
    人々の、優しくて純粋で、疑うことを知らない部分と、すぐに暴徒と化してリンチに走ったりする荒々しい部分が同居している様子が良く描かれている。

    あと、登場人物(詐欺師)の活躍するシーンがとても表現巧みでリアルだった。スピード感もありハラハラさせられて、物語の見せ場としてとても秀逸だったと思う。

    しかし、やっぱり最後のエピソードが中だるみのようなものを感じさせてしま

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    2015年01月09日
  • 守り人シリーズ電子版 4.虚空の旅人

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    海にのぞむ隣国サンガルに招かれた新ヨゴ皇国、皇太子チャグム。しかし、異界からの使いといわれる“ナユーグル・ライタの目”があらわれ、王宮は不安と、やがて恐怖につつまれる。海へと消える運命の者を救うため、呪いと陰謀のなかをチャグムは奔走する。『精霊の守り人』からさらに広がる世界、守り人シリーズ4作目。(「BOOK」データベースより)

    あの小さかったチャグムがこんな立派な皇太子になったのね。
    国王の名代を立派につとめて、わが子の成長を見るようで感激してしまいます。
    シュガのファンなのですが、冷静沈着に意見を述べたり、チャグムを命を掛けて守ろうとする姿に胸キュン(笑)。

    バルサは登場しない、シリー

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    2014年12月31日
  • 守り人シリーズ電子版 4.虚空の旅人

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    11月-3。4.0点。
    サンガル王国へ招かれたチャグム、シュガ。
    ある国の呪術師の罠が。
    大きく成長を遂げる、皇太子チャグム。
    物語の転換点かな。相変わらず面白い。

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    2014年11月14日
  • 魔女の宅急便 その5 魔法のとまり木

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    ジジがしゃべれなくなるかと心配しました。やっぱり、キキのそばにはジジがいないとね。でも、本来は離れるものだったんですね。
    今回も優しい話がいっぱいです。

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    2014年10月27日
  • 大魔法使いクレストマンシー 魔法使いはだれだ

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    再読
    子供たちの自分勝手な行動が生き生きと書かれていて、クレストマンシーの活躍には今もほれぼれしましたが、それ以上に友情やイジメやプライドといった学校生活が魔法とごっちゃになって楽しかった。

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    2014年10月14日
  • 大魔法使いクレストマンシー トニーノの歌う魔法

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    ロミオとジュリエットの世界にクレストマンシーの世界がオーバーラップして、猫とネズミの形を変えた戦いもあり、魔法の大放出でハチャメチャの大騒動!再読ながらとても楽しめた。大公さんがかわいかったです。

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    2014年10月10日
  • 魔女の宅急便 その4 キキの恋

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    個人的には今までの中ではこの巻が一番好きでした。
    特にヨモギさんの話と、花嫁さんのベールの話が好きです。コキリさんが死んじゃうかと思いました。助かってよかったです。

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    2014年10月02日
  • ブンダバー

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    おしゃべりできる猫、ブンダバーとタンスのたんちゃんのお話。

    小学4年の親戚の子に勧められて読んでみました。

    ほのぼのでおもしろかったです。

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    2014年09月08日
  • 魔女の宅急便 その5 魔法のとまり木

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    苦節○○年。ようやく読めました。
    なんだろうね、この日常のちょっとした浮き沈みを優しいタッチで描いてくれる。理由なく好きなお話です。

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    2014年08月10日
  • 魔女の宅急便 その3 キキともうひとりの魔女

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    瑞々しい葛藤。
    キキの成長。
    良質のファンタジーは、魔法でなく感情で楽しませるものと思う。
    続きも楽しみ。

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    2014年04月20日
  • 守り人シリーズ電子版 4.虚空の旅人

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    自分的にはバルサが出てこなくてあまり面白くありませんでした(まあ外伝なので出てこないのですが・・・)

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    2014年09月10日
  • 魔女の宅急便 その6 それぞれの旅立ち

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    ネタバレ

    これは魔女の血筋の物語だけれども、魔女の血筋の物語ではない。
    昔のキキ以上にお調子者のニニだけれど、遊びの時間は終わり、大人になる時がやってくる。魔女になると決めただけで簡単に飛べてしまうニニ。魔女になりたくても飛べないトト。トトは飛べなくても、トトだけの魔法があるはずで、それはトトだけのことを言っているのではない。「半分魔女」の響きは、寂しい。でも、キキやニニのように「全部魔女」の方が少ないのだ。だから、自分の魔法を見つけるために旅に出る。

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    2014年01月25日
  • 魔女の宅急便 その4 キキの恋

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    恋するキキの話。
    基本的に、キキはお調子者だと思う。浮かれて羽目をはずして自分を見失う。そして我に返って反省する。これまでも何度かそういうことはあって、でもあの暗い森での出来事で、キキは少し変わったと思う。今までよりも少しブレーキをかけることを学んだというか。そうして、キキはさらにまた一つ大人になった。

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    2014年01月19日
  • 魔女の宅急便 その3 キキともうひとりの魔女

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    ネタバレ

    他人の言動に振り回されて自分を見失うキキ。でも大切なのは、自分が何を思い、どう行動したいか、なのだ。
    コリコの町に一人きりの、特別な魔女。自分がみんなのことを好きなように、みんなも自分のことを好きになってくれて。そこが自分の居場所であり、大切なものがたくさんある場所。でも、そういうものは、ある意味、子供時代のものなのだ。大切なものを取られてしまうかもしれない気持ちも、ケケを疎ましく思うのも、それが世界であり、それが生きていくということであり、そうして子供時代を脱して大人になっていく。何もかも放り出したくなって、キキが最後に見つけたものは、自分の本当の気持ちだった。ケケがこう言ったからとか、とん

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    2014年01月15日
  • 大魔法使いクレストマンシー 魔法の館にやとわれて

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    クレストマンシーシリーズの一作。クレストマンシーであるクリストファーの15、6歳の頃を年下の主人公目線で描いてます。「クリストファーの魔法の旅」の頃は他力本願なところもありましたが、今回は行方不明になった自分にとって大事な少女を探すためものすごく頑張っていて成長したんだなーと思いつつ、服のこだわりや気取った言い方から、大人時代の彼の片鱗が見れたりして、楽しかったです。主人公とクリストファーの掛け合いも面白かったし、いつものように後半に向けての展開のスピード感はたまりませんでした。良い友人関係になった二人の今後の物語か、あれば是非読んでみたいです。

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    2013年12月07日
  • リンゴの丘のベッツィー

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    幼い子が自分の力でいろんなことを解決していく姿に感動します。
    ところどころで、いじらしい子どもの姿に涙が浮かびます。

    子どもに必要なのは、教えることよりも、学べる環境を整えてあげることなのかもしれません。

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    2013年11月20日
  • 大魔法使いクレストマンシー 外伝 魔法がいっぱい

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    大魔法使いクレストマンシーシリーズの外伝で、四本の短編で構成されてました。本編に出てきた登場人物のその後とかもでてきたりしたのでファンにはたまらない一冊です。中でも、「魔女と暮らせば」の主人公キャットと「トニーノの歌う魔法」の主人公トニーノが一緒に危機にたちむかう話が面白くて、最後はほのぼのさせられました。

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    2013年11月10日