佐竹美保のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
キキ17歳の夏。遠く離れた町の学校へ通うとんぼさんは夏休みも研究に夢中。手紙を通じての遠距離恋愛にもどかしさを覚えるキキ。周りの女の子たちはおしゃれをしたり男の子たちと遊んだり、どんどん大人っぽくなっていきます。キキは恋も仕事も魔女もみんな自分で選んだことなのに不満ばかりで自信をなくしつつありました。そんな気持ちが膨らみ、人まで疑いだしたある日、ほうきがなくなってしまいます…ほうきがなくなるザザさんのお話がとても強く印象に残りました。キキの物語は一見大きな事件はないけれど、自分の心の奥深くと向き合い、ものすごく大きなものを乗り越えるお話がたくさんあり、とても魅力的です。夕暮れ路のむこうのヨモギさんのお話は切なさや悲しみが少し大人っぽいけれどとてもいいお話。オソノだんの娘ノノちゃん(4歳)とモリさんの弟(8歳)ヤアくんの恋の行方も気になるところ。幸せのヴェール、花嫁さんの頭にフワッと届けるなんて素敵。最後のコキリさんのエピソードはびっくり。衝撃的な内容のわりにあっという間に終わってしまったので、一つのテーマとしてじっくり書いて欲しかったなあ。
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Posted by ブクログ
何故キキの子供は双子なの?と思ったけれど、読んでみて納得。性格の違う二人の出会いや旅立ちが描かれます。
遠慮がちなトトも、一見わがままなニニもそれなりの悩みや夢があって。キキとは違うそれぞれの人生。
5巻では二十歳の主人公にちょっと違和感もありましたが、この巻はキキの子供たち二人を軸にして、子供の成長を描く児童書のポジションに戻ったと言えます。受け継がれて行く魔女の伝統が、母と子の間に繰り返される。でも、魔女になれぬ男の子の存在が、伝統とは違った道を歩んで行く。それぞれの旅立ち。
キキの母親としての葛藤もうなずけます。
シリーズは終わりとなりましたが、キキたちの住むコリコの街の風景が心に残ります。