佐竹美保のレビュー一覧
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クレストマンシーシリーズの一作。クレストマンシーであるクリストファーの15、6歳の頃を年下の主人公目線で描いてます。「クリストファーの魔法の旅」の頃は他力本願なところもありましたが、今回は行方不明になった自分にとって大事な少女を探すためものすごく頑張っていて成長したんだなーと思いつつ、服のこだわりや気取った言い方から、大人時代の彼の片鱗が見れたりして、楽しかったです。主人公とクリストファーの掛け合いも面白かったし、いつものように後半に向けての展開のスピード感はたまりませんでした。良い友人関係になった二人の今後の物語か、あれば是非読んでみたいです。
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ネタバレ大魔法使いクレストマンシーシリーズの一応3作目。
このシリーズをこの本で4冊読み、私達の世界の言葉でいうパラレルワールドでの出来事という世界観にもだいぶ慣れてきました。とはいえ、前半のゆっくりなペースから、後半の怒涛の展開、というパターンは、他の作品と共通していて、途中から惹きこまれて読んでしまいました。他のことが出来なくなる罠のような作品です(笑)。
前半、惹きこまれ方がゆっくりなペースなのは、舞台となるパラレルワールドがどういう設定なのか、読み進めていくうちに分かってくるという描かれ方のせいかもしれません。今回、召喚され…いや、呼び出されたクレストマンシー自身が、どういう世界かを生徒たちから情報を集めて掴んでいくのを読み、まさに読者も同じことをしているなと感じました。いやいや、クレストマンシーも大変ですね(笑)。
シリーズの他の作品も読むと、この作品に登場するクレストマンシーが誰で(クレストマンシーは役職名なので)、どういう人物かがわかってきます。そういう意味では、1作だけしか読まないのは勿体無いです。あの、「何を考えているかわからない目つき」とか伏線がありまくり(笑)。
ナンやチャールズ達のいる元の世界が灰色なイメージなのに比べ、ラストの世界が虹色な感じで、「魔女と暮らせば」や「クリストファーの魔法の旅」みたいに嫌な人物もそれほど出て来ず、読後感がなかなか良かったです。子供達の中に意地悪な子も出てきますが、そこは成長途中の子供達ですしね。
1つの作品も、後半に掛けて惹きこまれますが、シリーズとしても、何冊も読んでいくうちに「もっと次の作品を読みたい」と思うシリーズです。 -
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ネタバレ大魔法使いクレストマンシーシリーズの第2作目。
ロミオとジュリエットを彷彿とさせる作品で、1作目の「魔女と暮らせば」より、私は好きでした。魔法がお茶目だし(特にルチアの魔法とか困るだろうなと思いつつ笑ってしまいます。あと、紙製の馬とか…笑)、舞台となったイタリアのイメージなのか、明るい感じがしました。
戦争の影が掛かるので少し苦しい感じがする部分もありますが、子供たちが力を合わせて頑張る姿とかが私は好きです。
あと、「魔女と暮らせば」の最後の戦い(?戦いと表現して良いのかな)も華やかさがありましたが、この作品は、更に歌というツールのおかげで、更に華やかで良かったです。トニーノとアンジェリカの将来が楽しみ♪ -
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ネタバレ大魔法使いクレストマンシーシリーズの第1作。
世界観を掴むのに、ちょっと時間が掛かりましたが、途中から一気に惹きこまれて読んでしまいました。(お米を炊く火加減みたいな感じ・笑。)
最初の食いつきが悪かったのは、主人公キャットの頼りなさと姉のグウェンドリンのずる賢さや性格の悪さの所為な気がします。
キャットはかなり後半まで頼りなくて優柔不断だけれど、あの姉に懐いているわりには、心の芯の部分が汚れていなくて、それが良かったかな。
それに引き換え、どんどん性悪になっていくグウェンドリン。彼女の扱いを考えるとハッピーエンドなのかが微妙な気もします。あと、ジャネットもちょっと可哀想な気もします。クレストマンシーは、謎めいているけれど、もっとはっきりいろいろ言っても良いのに、と思ったりします。
そうは言っても、最後の総力戦とか、勢いがあって良かったし、クレストマンシーシリーズの序章という意味では、なかなか面白く読めました。
続きも読みたいと思います。 -
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前回レビューを書いた「魔法使いは誰だ」で子供たちを助けてくれた大魔法使い、クリストファーの子供のころの話です。彼は九つの命をもつ大魔法使いで、あらゆる世界の魔法が正しく使われているか管理するクレストマンシーという役職についてます。前作では落ち着いていて物腰静かな彼だったのですが、子供のころを知ると、どうやってあのような大人になったものか気になります。物語のなかでも成長していくんですけどね。前半は次々命を失っていく過程にハラハラし、文句ばかりいうクリストファーにイライラするのですが、後半一気に伏線が回収されて物語が進んでいくところは面白かったの一言につきます。
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独り立ちを始めて三年目、16歳になったキキの元に、
ケケと名乗る、黒ずくめの不思議な女の子が転がり込んできた。
穏やかだったキキの日常は、ケケの存在で、かき回されてしまう。
最初は私もキキと同じように、ケケには悪い印象しか持てなかったんだけど、なんとなく、ムーミンのミィに似ているかも……と思うと、可愛く思えてきた。
ケケに踊らされるように悪あがきしてるキキはちょっと痛々しい。
どれもこれも「自分」というものを見つけるための試練、いわゆるモラトリアムってことかな?
夜空を切り裂くように飛ぶことで要らないものを振るい落とし、
キキがとんぼさんへの自分の気持ちに気づいた場面は、なんだか私まで胸がいっぱいになった。
けれど、とんぼさんはあと3日で遠い街の学校へ。
その前に、ととんぼさんに呼び出され、二人きりで並んだ夕焼けの海岸、竹とんぼを飛ばす場面は良い雰囲気だったなぁ。
次はキキのどんな成長物語が待っているのかな? -
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面白かった!
最初は子供の読み聞かせ本だったんだけど、もしかして幽霊?ってところでチビちゃんはドン引き。
子供にはちょっと難しい内容ではある。
今のうちのチビちゃんにはまだかな。再読して欲しい本。
作中の物語の方が正直、帰命寺のお話より面白くて、これが始まると読むテンポがグンと早くなる。
ドキドキするファンタジー。
魔法使い、宝探し、王子さま、呪い、血筋の不思議な力。
キャラクターは帰命寺の面々の方が魅力的なのになあ。
なんと言っても水上のばあさんが素敵。何時の間にか子供の視線に降りてきてるところとか。
なにしろ、前向きだし。
こういう元気なおばあさんも柏葉幸子ワールドだよね。
帰命寺と石の鳥の話が最後は一つの結論になる。
「昔思ってたストーリーとかえましたか?」
そこ気になるよね。
最後は爽やかだけど、寂しいような、でもこれがベストな終わり方なのかも。甘くもなく辛くもなく。
少年のちょっと大人になった夏休みの出来事。