佐竹美保のレビュー一覧

  • 秘密に満ちた魔石館
    いろんな石たちのお話。知ってる宝石もあれば珍しい石も…。国も時代もバラバラで、それぞれ楽しめた。魔石館の主人の話も今後読めるのかな?
  • 西遊記(中)破邪遍歴の巻
    〈中〉も抜群に面白い。
    悟空がいい兄貴になってる。強いし頭はキレるし師匠を本気で守ろうとする姿がいい。ちょっと悪ノリがすぎる時もあるけど、それもご愛嬌。
    悟浄は頼りになるし格好いいし、さすが元捲簾大将。
    地味に白竜もいいキャラしてる。最後の砦はこの男。

    下巻も楽しみ!
  • 西遊記(上)悟空誕生の巻
    めっちゃくちゃ面白い!
    孫悟空ってこんな生い立ちだったんだ…。悟空だけでなく三蔵にも白竜馬にもこんなドラマがあったとは思わなかった。

    佐竹美保の絵が天才的。マンガっぽすぎず、渋すぎず。
    対象が小学生以上だから注釈も分かりやすい。欲しい時に注がくる。
  • 守り人シリーズ電子版 2.闇の守り人
    独特の世界観。アニメは登場人物を増やし、ジャグムらの成長を丁寧に描いている。日本にもこのようなファンタジー作家がいると感動。ちょっと突っ込んでみるかな。
  • ゆりの木荘の子どもたち
    30分で読めちゃう程度の短編と言ってもいいかもしれない。
    描写と表現が好き。
    とにかく優しい温かい。
  • 守り人シリーズ電子版 3.夢の守り人
    守り人シリーズ3冊目。

    トロガイ師の過去に迫ります。
    最初名前が出て来た時に男性だと思っていた自分が懐かしい。
    チャグムやシュガ、帝の隠密部隊も登場し、一作目好きな方には嬉しかったと思う。

    花や花の守り人を主軸にしつつ、裏テーマは恋愛だと思っている。

    個人的にはバルサとタンダの恋愛(?)の行方...続きを読む
  • 守り人シリーズ電子版 2.闇の守り人
    シリーズの中で一番大人に人気らしい一冊。

    そして内容は、過去の自分に向き合うという納得の物語展開。

    人は父母祖先によって生かされているという普遍の事実を確認しつつ、
    バルサの育ての親ジグロの生き様が格好良い。
    ジグロがバルサを憎んだ事があった…と認める辺りが深いなぁと思う。
    愛憎は表裏一体。

    ...続きを読む
  • 守り人シリーズ電子版 1.精霊の守り人
    ドラマ化したファンタジー物語がこんなルビも沢山ふられた児童向けの一冊だとは思わなかった。
    軽装版は漢字を増やしてくれたようでありがたい。

    何と言っても、30歳の槍使いの用心棒という、他にない主人公像が魅力。
    面白かったです。
  • 守り人シリーズ電子版 1.精霊の守り人
    上橋さんの作品を初めて読んだ。
    読書好きにファンが多いのがわかった。
    守り人シリーズ一作目。次の作品も読もうと思う。
  • 湖の国
    児童書としては、主人公が前を向いて力強く生きていくことを
    最終的に期待してしまいますが
    この物語はちょっと違うような気がする
    いろいろ経験した大人が共感しながら読んでいくような感じ
    そして、物語という夢から覚めてからもどこかで続いているような印象

    前半はミステリーで後半はファンタジー
    印象が違う不...続きを読む
  • 守り人シリーズ電子版 1.精霊の守り人
    2020.04.29

    10年ぶり?もしかして20年近くぶりの方が近いくらいの感覚で久々に読んだ
    思春期は挫折したけれど、今度こそはシリーズ通して読もうと思う
    精霊の守り人の最後でこんなに泣くとは思わなかった
    まあきっと、多分に酔っているからなんだろうけど
    酒にね…大人になったなぁ
    そして相変わらず...続きを読む
  • アリババの猫がきいている
    東京で暮らすイランの言語学者アリババさんは、ふとした縁で生後4ヶ月のペルシャ猫シャリフを飼うことになりました。実はその猫はイランのバザールで「長老族」と呼ばれている猫の末裔で、人間の言葉を理解することができました。また、アリババさんは子どもの頃猫の言葉を理解していたことを思い出し、シャリフと話すこと...続きを読む
  • きつねの橋
    平安時代の京の都。源頼光の郎党、平貞道は手柄をたてたいと思っていた。勇ましいがどこかやさしい貞道は、人を化かすきつねを捕まえたものの、いじめられているのを見過ごせず、逃がしてやった。その白きつね葉月と特別なつながりができた貞道は、互いに助け合うようになる。
    京都を舞台に、貞道ときつねの活躍を描く物語...続きを読む
  • 守り人シリーズ電子版 11.守り人短編集 流れ行く者
    あー、これで本当に終わってしまった。
    しかし仕事に追われる日々から異世界に心を飛ばす時間を作ってくれました。ありがとう守り人シリーズ。

    あとがきにあった言葉に納得。
    里に根づき、子供や孫にかこまれて一生を終えるという人生から外れてしまった人々ー流れ行く者たちーの、人生の行く末。

    なかなか現代日本...続きを読む
  • 守り人シリーズ電子版 8.天と地の守り人 第一部
    守り人シリーズ、そして旅人シリーズの集大成となる最後の物語。今までの話が統合されて出てくる感じで、一気読みしてきた身としては感慨深いものがある。何年もかけて読んでいたら登場人物を忘れてそう(笑)
    チャグムの足跡を追いかけて、いつもぎりぎりのところまでたどり着くのになかなか会えずにもどかしく感じたが、...続きを読む
  • 守り人シリーズ電子版 3.夢の守り人
    最強に見える人でも、当然こども時代はあったし、最強になる前の時代があったわけだし、最強に見えても決してそんなことはない、ということを示していて面白い。トロガイの話なわけだが、そんな弱いところを見せたシーンで弟子が活躍する、というのも王道で良いね!
    ただ、サグとナユグという2世界で理解していた中で、ナ...続きを読む
  • 守り人シリーズ電子版 4.虚空の旅人
    これまでのシリーズ史上もっとももどかしく、だからこそ人間味があるというか、共感する内容となっている。というのも、バルサもトロガイも出てこないため、「ここでうまくやっつけてくれる!」という人がいない。そのため、チャグムやシュガが自らの能力を限界まで発揮しつつも、勧善懲悪とはならない感じ。だがそれがよい...続きを読む
  • 湖の国
    いや~やはり柏葉幸子さん、素晴らしく面白かった。前半は割とうだうだとまどろっこしい鬱々とした雰囲気だが、後半すべての伏線が縒り合され加速度を付けてぶっ飛ばされてくような物語展開スピード感が素晴らしくて一気にダア。(この前半ウダウダ後半ぶっとばしパターンの感じってちょっとダイアナ・ウイン・ジョーンズ思...続きを読む
  • 100年の木の下で
    大きな栗の木の下にある祖母の家の歴史。

    年末年始に祖母の家に遊びに来た孫の千尋、12歳。

    立て続けに亡くなった曽祖母ハルの兄弟のために作られたお地蔵さま。

    祖母律が子供の頃に出会った祖父との思い出と栗の木。

    家出した律の行方を叔母と探した母さつき。

    祖父が入院していることへの不安と肖像画を...続きを読む
  • 王様に恋した魔女
    国を守るとして杖殿と呼ばれた魔女たちをどの王様も欲しがっていた。杖殿を召し抱えるために大金をもいとわない。だから、一般の人々は魔女とわかると金貨欲しさに王様に突き出すのだ。しかし、杖殿として使えないとわかると魔女はすぐに処刑されてしまう。だから魔女たちは名前を名乗らず、人間の女としてひっそりと暮そう...続きを読む