佐竹美保のレビュー一覧

  • 大魔法使いクレストマンシー トニーノの歌う魔法

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    クレストマンシーシリーズのひとつ。舞台は魔法が当たり前にあるイタリアの小国。呪文作りの二大名家は犬猿の仲なのですが、シリアスというよりはコミカルな感じで、仲が悪くなった原因もクスッと笑える感じです。昔のしがらみにとらわれた大人たちの代わりに問題を解決しようとする両家の子どもたちが可愛らしく、それをサポートする猫がまたかっこよかったです。今回はクレストマンシーはあまり活躍しませんでしたが、読みごたえある一冊でした。

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    2013年10月15日
  • 大魔法使いクレストマンシー 魔女と暮らせば

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    クレストマンシーシリーズの一作。主人公の姉は本当にひどいし、主人公は気弱でシスコンだしで最初は読むペースがゆっくりだったのですが、中盤以降はあっという間でした。一応最後は問題が解決して終わるような感じでしたが、主人公の気持ちを考えるとちょっとスッキリできません。あと、今回も所々でクレストマンシーの服のセンスに笑わされました。

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    2013年09月05日
  • 魔女の宅急便 その4 キキの恋

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    恋をして、そのひとのことで自分の中がいっぱいになってしまうキキ。
    とんぼさんが夏休みには帰ってくると考えていて、けれど思う通りにはならなくてイライラしちゃったり、誰かから褒められチヤホヤされたりして、ちょっとふわふわ浮かれちゃう気持ちも判る。

    思春期の不安定さが良くでていた巻だった。

    仕事は仕事、と本気で取り組んだりせず「少しくらいなら……」と自分に甘えちゃうところとか、
    楽しみにしていたことが取り上げられるようで、親切にしてくれる人に疑心暗鬼になっちゃったり、決して聖人君子ではない。そんなキキに「あぁ、もう、そんなことしちゃダメでしょう」とついお節介風吹かせてしまう私。

    それでもここに

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    2013年07月30日
  • 魔女の宅急便 その5 魔法のとまり木

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    19歳になったキキ。その年頃の気持ちを、角野さんはこうやって書くんだとなあと読んだ。清々しいし、気持ちの揺れがこれまでに増してよく描かれていると思う。

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    2013年07月14日
  • 大魔法使いクレストマンシー 魔法の館にやとわれて

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    ネタバレ

    クレストマンシーの幼少期。それはいいんだけど、語り手が今までの登場人物じゃなくてがっかり。
    クレストマンシーとミリーの二人の仲がちょっと見れて満足。
    そして焦っているクリストファーが貴重すぎる。

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    2013年07月09日
  • 十五少年漂流記

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    学校という枠をなくしても一定の組織は形成されるんやなと。自ら行動していく少年たちにほんわか、いい大人になるよ。

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    2013年05月21日
  • 魔女の宅急便 その4 キキの恋

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    時には疑心暗鬼になってしまったり、不安を抱えたりしながらも、少しずつ大人になっていくキキ

    すっかり大きくなったヤアくんや、パン屋のノノちゃんオレくんたちのエピソードもとても可愛らしい

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    2012年09月27日
  • 魔女の宅急便 その5 魔法のとまり木

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    ネタバレ

    小さい頃から親に言われて来た言葉は
    こころをしばる、という表現があったのですが
    凄く良く分かります。
    何か望む時、
    それが親の言葉と反するものであったりすると
    例えば悪い事ではない事であっても
    自然にひかえてしまう、回避したり諦めてしまう。
    親から伝わるものって大きいんだな、としみじみ思ったり。
    子供が親から受ける影響のなんと大きい事か。

    このシリーズ、最初の一冊目はただの児童書という印象が強かったのですが
    だんだん深いところに触れて来て
    色々思い返したり反省したり
    大人になってから読んでも良い本だなあと思いました。

    成長して行く心の葛藤や
    親の心や思い、
    魔女の話なのに魔女、といより「人

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    2012年08月04日
  • 帰命寺横丁の夏

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    ふたつの物語が併走して全体が進んでいく。
    ひとつは、突然幽霊がクラスメートになって戸惑う主人公の視点、
    もうひとつは、その幽霊が何十年も前に大好きだったという幻の連載小説そのもの。
    前者は、いわゆる普通の小学校5年生の日常が描かれていて、
    後者は、魔女の呪いにとらわれた哀しい少女たちが、
    どうにかしてそこから自分たちと世界とを救おうとする話が描かれている。
    全くテイストが違う両者なのだが、根底では、
    「死んだものがよみがえるということ」という同一のテーマで繋がっている。

    淡々としたタッチの魔法の国での話も予想外に惹きつけられて、
    一気に全部読んでしまった。
    面白い。
    のだが、柏葉ファンとして

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    2012年08月04日
  • 魔女の宅急便 その3 キキともうひとりの魔女

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    ネタバレ

    居心地の良い自分の場所を奪われるかも…
    というこの微妙な気持ち、
    大人になった今でも感じる事があるので
    私も色々恥ずかしく思ったり。
    どんどん「心」に触れる内容が重さを増しているように思うので
    次はどのような話になっているのか楽しみです。

    出来ればもうひとりの魔女についてもっと
    深く掘り下げた話も読んでみたかったと思いました。
    魔女の血を引いていても
    その歳になる前に母を失ってしまったら、
    その場合、どうなってしまうのか…

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    2012年07月28日
  • 大魔法使いクレストマンシー キャットと魔法の卵

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    クレストマンシーシリーズ

    今のところ読んだクレストマンシーの中では一番好き
    おばあちゃんが強烈過ぎて
    おじいちゃんが霞のような人で
    キャラクターがとても生き生きとしてる。

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    2012年07月08日
  • 魔女の宅急便 その5 魔法のとまり木

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    キキ19歳のお話ですが、ストーリーとしてはジブリの映画に一番近いかと思います。ジジと話せなくなったり、魔法がなくなったり。
    ただこれまでの様な人生を揺さぶるような悩み方はしていないので、読者としてはキキが大人になっちゃってツマンナイ、と思ってしまいました。
    一番残ったのは「まだこの世に不思議なことがあるんですよって…魔女にはわかってもらう役目があったはずでした」魔法は見せびらかしてもいけないし、バランスが難しい。結局キキはこの問題は解決したのか気になります。

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    2012年06月27日
  • 大魔法使いクレストマンシー キャットと魔法の卵

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    ネタバレ

    この人の作品、非常識な大人に苦労させられている子供が多いな。特に今回のマリアンの災難は・・・グレててもおかしくない。

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    2012年06月27日
  • 魔女の宅急便 その5 魔法のとまり木

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    ネタバレ

    五巻目は、キキが19歳のときのお話です。本の後半へ向けてキキ、ジジ、そして町長さんも含めて登場人物たちの結婚ラッシュです。

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    2012年06月24日
  • 魔女の宅急便 その4 キキの恋

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    ネタバレ

    4巻目になるとキキは17歳になっています。今まで読んだ中でこの4巻目が一番好きです。収められている話の中でもトンネルのように続く夕暮れ路の先にあるヨモギさんの家の話は心温まり哀愁があります。

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    2012年06月18日
  • 大魔法使いクレストマンシー 外伝 魔法がいっぱい

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    クレストマンシーシリーズ外伝の短編集。キャットとトニーノのお話が好き。トニーノにやきもちやいてるキャットが可愛い。

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    2012年08月13日
  • 魔女の宅急便 その6 それぞれの旅立ち

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    結婚して母親になったその後、といえば、当然子供達の話。
    主人公は誰? という状態にはなっていましたが
    今までの人達が、そこかしこに登場していました。

    当然女の子が産まれると思っていた所に、男女の双子。
    しかも性格は正反対で、魔女になりたいと思うのは男の子。
    なろうかどうしようかと思うのは女の子。
    母親はやきもきするし、娘は特別な自分になろうかどうかとうろうろしてるし
    息子はなれないかと悪あがき中。

    どうみても(?)娘のやりたい放題に目が行きます。
    どこが弟の事を思っているのか、という感じがしますが
    そういう文章が出てくる、という事は、思っている…んですよね?
    とはいえ、背中を蹴られた状態と

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    2012年03月06日
  • 魔女の宅急便 その4 キキの恋

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    離れ離れの日々が続いて、ついに戻ってくるだろう夏休み。
    なのに肩すかしをくらって、がっくり状態。
    何を意地になって会いに行かないのか…。
    とはいえ、何だか微笑ましいものがあります。

    子供達も大きくなって、昔撃ち落としてくれた男の子が泊りにきたりで
    いつまでも子供は『子供』ではない状態に。
    それを横目に、大人はやっと『大人』になった、という感じです。

    柔らかくしてあるとはいえ、去って行ってしまった人がいます。
    かと思えば、一緒に未来を紡ぐ事になった人もいます。
    そして、未来が細くなってしまった…と思った人もいます。

    何だか今回は、別れと出会いと出会うべきもの、が
    たくさん詰まっていたような

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    2012年02月08日
  • 魔女の宅急便 その3 キキともうひとりの魔女

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    そうして3年目には、何やら怪しい気配。
    いじけてみたり、嫉妬してみたり…くるくるとやってくる感情。
    そしてそれらと折り合いをつけた時、大人になれる…のかな?w

    空も飛ばない、何が出来るか分からない、年下の魔女。
    一体なぜここにいるのか、何が目的なのか。
    自分ができない事を出来る人を、人はとてもうらやましく思うもの。
    とはいえ…子供だからこそ、なのか。
    近づき方が色々間違ってるかと。

    出会いがあり、別れがあります…が
    来年は一体、どうなるのでしょう??
    目的その1(?)がいなくなっちゃいました?!

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    2012年02月02日
  • 魔女の宅急便 その6 それぞれの旅立ち

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    シリーズ6冊目で、ついに完結。第一巻から15年だそう。キキは、とんほさんと結婚し、双子の母になった。そして、子ども達が13歳になり、旅立って行く。シリーズ全て読んだのだけれど、忘れているので、もう一度よみかえそうと思った。

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    2012年01月21日