佐竹美保のレビュー一覧

  • 王様に恋した魔女

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表題となにより表紙が素敵。
    そしてよくみたら柏葉さんだった。
    ああ、すきなものだらけじゃないか。

    表題の恋した魔女の話は、
    そーゆー魔女はいた、とは話にでてくるんだが、
    物語はないのであれ?っとかおもってたら
    結構後半で、でてきた。
    意外となんとゆーか暗め?な話が多いなか、ふふふっと
    楽しく読めた一話。
    三つ目の話はめっちゃ切なく、
    彼女に見つかって殺された魔女たちもかわいそうだが、
    その裏にそんな話があったとは・・・・という感じ。

    利用できるかできないか、
    それによって大切にされたり殺されたりする魔女たち。
    その理不尽さに憤りを感じながら、
    そんな中でも大切なものを守ろうと必死に生きる彼

    0
    2016年12月04日
  • 王様に恋した魔女

    Posted by ブクログ

    おとぎ話の雰囲気漂う連作短編。

    必ずしもすべてがハッピーエンドなわけではない。そんなもの悲しい雰囲気がとてもいい。とても素敵。

    1
    2016年11月04日
  • 守り人シリーズ電子版 4.虚空の旅人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    チャグムの成長に驚いた。
    本編はバルサ中心の守り人シリーズとは異なるチャグの物語。シュガがチャグムに誓う場面が印象的。チャグムが「陰謀の存在を知りながら、誰かを見殺しにするようなことを、けっして、わたしにさせるな」と言い、それをシュガが約束する。そして後日「清い、かがやく魂を見に秘めたままで、政を行える方がいることを、私は信じます」と。
    人の世にはダークなものがあり、それと同じくらいきれいなものがあると、物語に触れて改めて思った。

    0
    2016年08月26日
  • 守り人シリーズ電子版 炎路を行く者

    Posted by ブクログ

    シリーズの途中から重要な役割で出てくるヒョウゴという男の過去と成り立ちを語った炎路の旅人は面白く読んだ。蒼路の旅人のすぐ後に読めたら、もっと楽しめたような気がする。少し残念。
    十五の我にはバルサの若き日の回想の物語。ジグロとの関係性や当時の境遇をうかがい知ることができる物語。

    0
    2016年08月13日
  • 魔女の宅急便 その4 キキの恋

    Posted by ブクログ

    魔女のキキは17歳、とんぼさんと遠距離になり、やきもきしながら成長していきます。
    一人になり自分を見つめ直すキキ。自然の力を貰いに森に行きたくなります。

    0
    2016年07月16日
  • 魔女の宅急便 その5 魔法のとまり木

    Posted by ブクログ

    魔女のキキは19歳、皆が幸せな結婚をしていきます。
    魔法の調子がちょっとだけ悪くなったりして成長していくキキ。
    あたたかい気分になります。

    0
    2016年07月17日
  • 魔女の宅急便 その6 それぞれの旅立ち

    Posted by ブクログ

    キキとトンボさんが結婚して生まれた双子の旅立ちを描いた作品。
    子供は両親から半分づつ貰って、立派に成長していく姿に安心しました。
    おすそわけが素敵です。

    0
    2016年07月09日
  • 封神演義(上)妖姫乱国の巻

    Posted by ブクログ

    私は最初に藤崎竜の漫画で読んだのですが、原作も読んでみたくなってこの本にしました。
    原作は説明文みたいなのですが、登場人物や宝具などの挿絵が沢山載っていて読みやすかったです。
    改めて藤崎竜の凄さがよく分かりました。

    0
    2016年05月08日
  • 守り人シリーズ電子版 4.虚空の旅人

    Posted by ブクログ

    素晴らしく成長したチャグムの男気溢れるストーリー。
    バルサは登場しないが、精霊の守り人シリーズでもおなじみの国々の登場。そしてとある陰謀をチャグムらしく解決していく人間ドラマ。
    こんなにも感動させられるとは!

    0
    2016年04月19日
  • ブンダバー

    Posted by ブクログ

    古道具屋のおしじさんが拾ったタンスから出てきた黒ネコのブンダバーは、人間の言葉を話せるのだった。
    ごきげんに楽しい物語。やんちゃで元気なブンダバーに引っぱられるようにぐんぐんどんどん読めます。
    話せるネコというひみつをどうやって町の人たちに受け入れてもらえるかという展開も真っ直ぐでいいですし、そこから巻き起こる騒動とその結末も微笑ましくて素敵です。そして佐竹美保さんの挿絵がブンダバーの魅力を倍増しています。
    10巻まで出ているシリーズの第1巻。導入部として楽しく面白く、早く続きが読みたくなります。

    0
    2016年04月17日
  • 大魔法使いクレストマンシー キャットと魔法の卵

    Posted by ブクログ

    子どもたちが、みんな仲良くなっていて嬉しかったです。
    森の道でおじいさんに作ってもらった料理がおいしそうで。
    というか、もう、グリフィンの赤ちゃんがかわいすぎてかわいすぎて、うちの犬が思い浮かばれました。

    乱闘の辺りが面白くって、最後の部分も好き。あぁもう続きは読めないんだななぁと思うと何とも悲しくなってしまう。

    0
    2016年03月02日
  • 大魔法使いクレストマンシー 外伝 魔法がいっぱい

    Posted by ブクログ

    妖術使いの~。
    いや、くたびれたおじさんと、ひっかきまわす少女と犬とか、まさか作者でこんなのが出てくるなんで。楽しくて仕方ない将来。
    キャットと~。
    ふよふよ漂う魂がかわいい。これまた赤ちゃん達が育った頃が面白そうで。
    キャロル~。
    少女に無条件で仕えてしまう、そんな見た目の男性とか、もう。キャロルはそんなに魅力的かな、と思いつつも。

    0
    2016年02月23日
  • 守り人シリーズ電子版 7.蒼路の旅人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    皇太子チャグムは、父との不和の末、罠と知りながら、隣国サンガルの救援に向かう。
    罠に捕らえられたチャグムは、大国タルシュの捕虜となり、敵国の第二王子と対面し、タルシュの傘下に下るようにと言われる。しかし、そのとき父王は暗殺されることとなってしまう。
    清廉すぎるチャグムは清濁併せ呑むことができず、自分なりの道を進むことにする。たとえそこに道はなくとも。

    国交や、その国の歴史や民草などの描写が本当にすごい。
    たくさんの民族が、それぞれの文化や伝統をもって大切にしていることなどが、フィクションとは思えないほどリアルによくわかる。

    0
    2016年02月17日
  • 大魔法使いクレストマンシー 魔女と暮らせば

    Posted by ブクログ

    昔の訳を読んでからなので、初めのうちはちょっと違和感がありましたが、慣れればこちらの方が好きかも。
    こちらの方が、ロジャーとジュリアが自立した印象で格好よかったり。
    やはりドラゴン可愛いよう。
    ソーンダーズ先生のイラストやその世界観で、竹本泉が思い浮かばれまして、その絵で想像したりして面白かったです。
    なんで以前の訳は、1作しか訳されなかったのでしょうか。

    0
    2016年01月11日
  • アーサー王物語

    Posted by ブクログ

    面白かった。アーサー王よりランスロット物語というくらいの比重。
    訳も良く読みやすい。たくさん書かれている『アーサー王物語』読み比べしてみたい。

    0
    2015年11月15日
  • 守り人シリーズ電子版 炎路を行く者

    Posted by ブクログ

    本人視点の旨味を活かした戦闘/喧嘩シーンがいい。人を殴る、切ることがどう自分に返ってくるかを描く話は少ない。
    児童書は特に、本当は大事なそういうことを甘く描きがちだけれど、さすが上橋菜穂子、スイスアーミーナイフを持ち歩く現実主義者である。

    0
    2015年09月19日
  • 守り人シリーズ電子版 4.虚空の旅人

    Posted by ブクログ

    呪術師は…〈はずれた者〉だった。死に深くかかわるもっとも穢れた者でありながら死の淵から魂をとりもどす力をもつ者。もっとも穢れた者だが、大いなる力をもつ者として、身分の外に身をおいていた。人に呪いをかけて金をもらう穢れた者と怖れ、きらわれながら、一方では、医術師にも見放された者が、最後にすがるのは、呪術師だった。

    きちんと
    呪術師への悲哀も含めて
    その存在の意味が書き込まれている

    呪術師に限らず
    物語に登場する
    どんなに些細な者へも
    きちんと愛情が注がれている
    単純に 悪 とか 善 とか
    言い切れない
    その細やかさが
    素敵です

    0
    2015年07月30日
  • アーサー王物語

    Posted by ブクログ

    アーサー王伝説について書かれた物語を読んでみたいと思い探していたときに出合った本です。

    スケールの大きなアーサー王の遠征あり(アーサー王がローマ帝国を征服していたとは知りませんでした)、騎士たちの冒険行とロマンスあり、聖杯探求の神秘的なエピソードありでとても魅力的なお話でした。

    キリスト教徒の物語なのですけど、魔術士、巨人、神秘的な現象等、非常に異教的なモチーフが多く取り込まれており、それがこの伝説に独特の雰囲気を与えている気がしました。

    挿絵もこの神秘的な伝説の雰囲気に合った作風で、物語をさらに素晴らしいものにしています。

    0
    2015年01月22日
  • ハックルベリィ・フィンの冒険

    ネタバレ 購入済み

    最後が少し残念。でも名作!!

    児童書なので、ひらがなが多めになっており少々読みづらい。
    しかし、ハックルベリー君が話しかけてくるように書かれる文章は温かみがあって、味がある。

    内容面で言えば、1800年代のアメリカの雰囲気が描かれていて面白い。
    人々の、優しくて純粋で、疑うことを知らない部分と、すぐに暴徒と化してリンチに走ったりする荒々しい部分が同居している様子が良く描かれている。

    あと、登場人物(詐欺師)の活躍するシーンがとても表現巧みでリアルだった。スピード感もありハラハラさせられて、物語の見せ場としてとても秀逸だったと思う。

    しかし、やっぱり最後のエピソードが中だるみのようなものを感じさせてしま

    0
    2015年01月09日
  • 守り人シリーズ電子版 4.虚空の旅人

    Posted by ブクログ

    海にのぞむ隣国サンガルに招かれた新ヨゴ皇国、皇太子チャグム。しかし、異界からの使いといわれる“ナユーグル・ライタの目”があらわれ、王宮は不安と、やがて恐怖につつまれる。海へと消える運命の者を救うため、呪いと陰謀のなかをチャグムは奔走する。『精霊の守り人』からさらに広がる世界、守り人シリーズ4作目。(「BOOK」データベースより)

    あの小さかったチャグムがこんな立派な皇太子になったのね。
    国王の名代を立派につとめて、わが子の成長を見るようで感激してしまいます。
    シュガのファンなのですが、冷静沈着に意見を述べたり、チャグムを命を掛けて守ろうとする姿に胸キュン(笑)。

    バルサは登場しない、シリー

    0
    2014年12月31日