リチャード・ウーのレビュー一覧

卑弥呼 -真説・邪馬台国伝- 1

リチャード・ウー / 中村真理子

邪馬台国と卑弥呼。日本史の最初に出てくる国家・人物だけど、未だに謎に包まれています。
その謎めいた人物の卑弥呼になるのかな？主人公のヤノハの生涯を描いていくであろう「卑弥呼」です。

長く続く戦乱の倭の国。生き抜くために、利用できるものをとことん利用していこう井というヤノハ。
彼女の行きつく先は？

クロコーチ 23

リチャード・ウー / コウノコウジ

悪徳警官の悪徳日記みたいなものと思ったら大間違い。
権力と言う名の間の巣窟に挑む男のお話でした。
原作が一緒のディアスポリスみたいな展開、そして何よりラスボスが良いです。
最後の展開は賛否両論あると思いますが、個人的には満足。

クロコーチ 22

リチャード・ウー / コウノコウジ

土橋本部長は日和って沢渡の逮捕に踏み切れず、奴の暴走を誰も止められない。沢渡を追い込む唯一の証人・マミちゃんは……黒河内の怒りと涙が印象的だった。総裁指名を受けた沢渡が向かう県警本部。どうする、黒河内よ？！

アブラカダブラ ～猟奇犯罪特捜室～ ３

リチャード・ウー / 芳崎せいむ

これまで現れなかった人物が登場し、既にいた人物はその立ち位置を変え…ますます複雑さと意外さを持って事態は動き続ける。「脳」も心もぐらぐらします（＾＾；。もう続きが気になるー！

クロコーチ 21

リチャード・ウー / コウノコウジ

沢渡の構想がどんどん具現化されていく。恐らく最悪のテロリストで、映画の悪役テロリストと違い付け入る隙がないように見える。黒河内や清家が、その牙城にどのように食い込んでいくかが楽しみだ。

クロコーチ 20

リチャード・ウー / コウノコウジ

巻を重ねて20巻。M資金はどうもフェイク臭いが、沢渡の暗躍と、彼の正体を突き止めようとする黒河内たちの動きが緊迫感を与える。女性キャラの描き分けが雑になってきたような印象は否めないが……

クロコーチ 5

リチャード・ウー / コウノコウジ

桜吹雪会の主要メンバーが殺され、公安の殺し屋・高橋との最終決戦「硫黄色の終焉」でクライマックスを迎えた……はず。しかし、新たな闇の入り口がぽっかり空くのか〜

クロコーチ 6

リチャード・ウー / コウノコウジ

三億円事件の真犯人が死んだ高橋ではなく……という前巻のエンディングを受けて語られるのだが、やはり呆気ない結末だった。そして、シームレスに次の大きな疑惑に巻き込まれる（自ら首を突っ込む）黒河内と清家。警察庁の公安部が二人をマークするとなると、新章もどす黒い何かがあると期待させるな。警察庁長官狙撃事件とカルト宗教団体と本丸である警察庁をどう料理するのか、期待したい。

クロコーチ 9

リチャード・ウー / コウノコウジ

“大人は判ってくれない”の黒幕と思われる官房審議官を炙り出していく黒河内の手法がエグくて良い。キャリア組を「レールを最速で走る新幹線のグリーン車の乗客」、ノンキャリの自分を「列車にも乗れずレールの上を裸足で歩く貧乏人」との例えは言い得て妙だ。それが黒河内の強みなんだな〜

クロコーチ 10

リチャード・ウー / コウノコウジ

カバーデザインの黒河内が妙に格好いい、が本書にはこのような場面は出てこず。審議官の中から黒幕をあぶり出そうとしたクロコーチの動きを、まんまと逆手にとって原発テロを推進するとは面白い展開になってきた。清家管理官と緑川課長……タヌキとキツネの騙しあいとなってしまうのか？

クロコーチ 11

リチャード・ウー / コウノコウジ

黒幕・鳥尾にとって原発テロも警察庁長官狙撃もフェイクか！？　特別高等警察まで引き合いに出てくるとは驚きだ。しかも帝銀事件と同様の毒殺をホームレスで試すとは……まだまだ底知れぬ物語の展開を予感させる。

クロコーチ 12

リチャード・ウー / コウノコウジ

前巻の伏線を拾っていく。そこには関東軍731部隊のエピソードまで盛られ、エスカレートする一方だ。清家が異動した先のピンク書房という公安の出先にいる面々も一筋縄ではいかないんだろうな。

クロコーチ 13

リチャード・ウー / コウノコウジ

黒河内と清家の別々に進行する調査（捜査）をパラレルに描く本巻。緊張感は黒河内の方が高くなって、鳥尾の過去まで知ることになった。スサノオの桜のハイテク武器は面白いな。ところで最近の黒河内の描き方が、１巻の劇画調面長から漫画調丸顔に変わってきたな～

クロコーチ 14

リチャード・ウー / コウノコウジ

アイディア武器を擁する暗殺集団を、負傷しつつも撃破する黒河内の技量がすごい。警察というよりも軍特殊部隊では？　それにしても、今更ながら登場人物がどれも怪しすぎる。秘密結社へはまだまだ到達しそうにないな。

クロコーチ 15

リチャード・ウー / コウノコウジ

黒河内達が毒物の解明を進める中で、組織が次々に関係者を殺していく。ピンクのメンバーからも犠牲者が……御前と総理の密会、灰田と鳥尾との邂逅など、次巻のための地味だが重要なネタが並べられた一冊だ。

クロコーチ 17

リチャード・ウー / コウノコウジ

恋し恋われた女性二人の殉職ですっかり腑抜けの清家は本巻では復活できず。代わりにベビーフェイスなのに中身は恐い浅黄巡査部長の登場は、彼女の負った悲しい過去と共に物語の進展に拍車をかける役目を果たすのだろう。帯には「壮絶なる新章スタート!!」なんて煽っているけど、毒物事件も新幹線テロもひっくるめて謎だらけ。本当に最後の戦いになるのかな～？

クロコーチ 18

リチャード・ウー / コウノコウジ

とうとう18巻。黒河内が追う闇はやはり沢渡に収束するのか？　清家も復帰して喜ばしい。沢渡の鬼畜ぶりが、浅黄巡査部長に……

クロコーチ 19

リチャード・ウー / コウノコウジ

いよいよ政界への進出に動き出した沢渡。敵に挑む黒河内とは対照的に、報復から逃れようとする白庄司を見せることによって、人という弱い生き物を描き出している。本作の初期の頃の話が伏線になっているような予感。

クロコーチ 7

リチャード・ウー / コウノコウジ

カルト教団に入り込んだ「大人」は何者なのか？　が本件の重要なカギになるのだろう。重傷を負ったきんきら教教祖でさえ信用できない、なんて疑心暗鬼にさせるストーリー展開が面白い。現実の事件を下敷きにした本書のようなフィクションは好きだな～

クロコーチ 1

リチャード・ウー / コウノコウジ

知能犯取締りの見返りの裏金で栄華を得た警察官が最後の奉公として破天荒に巨大事件へ挑むサスペンス。
悪と善の彼岸みたいな黒河内が二枚目エリートと組むのはありがちな筋だが錯綜する事件の黒幕といい先が読めない展開といい続きが気になる話です。