武内涼のレビュー一覧

  • あらごと、わごと 魔王咆哮

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    大長編だったので、読むのに疲れてしまったけれど、欲を言えば、千方が「魔王」になった理由について、もうちょっと突っ込んで欲しかった、という気がする。しかし、そうすると、もっと長大な話になっていただろうから、まだ終わらなかった、かもしれないけど?!

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    2025年03月29日
  • 読んで旅する鎌倉時代

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    鎌倉時代の鎌倉をテーマにして鶴岡八幡宮や銭洗弁天など場所に纏わる短編集。
    鎌倉はよく行っていたので全ての場所が分かって面白かった。しかし源頼朝は好きになれない。

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    2024年09月16日
  • あらごと、わごと 魔軍襲来

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    この作品は、かなりの大作になりそうだな!1巻目2巻目合わせて1,000ページを越えているのに、いまだに先行きが見えない。今から「4つの宝」なるものを、試練を克服しながら探していくなんて、気が遠くなりそうだ。果たして、僕が生きているうちに完結するのか?

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    2024年07月26日
  • 阿修羅草紙(新潮文庫)

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     無駄な殺しはしないくノ一・すがると、殺しをいとわない伊賀忍者・音無の二人が呪いの巻物を取り戻すため、手を組んで、死闘を繰り広げていく。

     時は応仁の乱の前夜、まもなく戦国時代に突入していく頃が舞台で、その時代の忍者の活躍というところが新鮮であり、また、数多の流派の忍者が登場してくるところも、忍者好きの自分にとってはたまらないところでした。

     二人の対照的なキャラクター設定も絶妙で、死闘の中でより際立つ形となっていて、より闘いの緊張感味わえました。

     忍者の闘いのアクション要素を横軸に、呪いの巻物の謎を解いていくミステリー要素が縦軸と、物語が展開するところも十分に楽しむことができました。

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    2024年02月10日
  • 読んで旅する鎌倉時代

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    鎌倉三代将軍家の時代の13篇の短編アンソロジー。
    タイトルは『旅する』だけど、旅自体を扱った作品はなかったような?(^_^;)各作品の冒頭に、作品にちなんだ名所の写真と説明がついています。
    前半は頼朝と政子の逸話が多く、後ろになるにしたがって時代があとになります。
    砂原浩太朗さんの「実朝の猫」が好きかも。鎌倉に行きたくなりました(^.^)

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    2024年02月09日
  • 阿修羅草紙(新潮文庫)

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    物語の最初の頃に予想した結末は、ある程度、当たっていた。けれども、決定的な部分で、全く思いもよらない結末になった。この主人公のすがるは、非常に魅力的で、今後の展開も気になるけど、たぶん、続編は書かれないだろう。

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    2024年01月13日
  • 駒姫―三条河原異聞―(新潮文庫)

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    結末を知っているのですが、もしかして…と思いつつ、早く続きが読みたくて一気に読めました。
    というわけで、今は秀吉嫌いになってます。
    いつもは、大阪在住なので秀吉びいきですが。

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    2023年12月03日
  • 謀聖 尼子経久伝 風雲の章

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    尼子経久伝第二巻風雲の章。牢人の身から月山富田城を奪還した尼子経久は、出雲統一に向けて、動き出す。
    室町時代には、名乗り合い、正々堂々と闘う事が武士だと認識されていたが、ここ戦国時代となり、なりふり構わず、闘う方向へ変革していくようだ。
    尼子経久も、正月に攻めていったり、山中勘兵衛の出奔、敵方の三沢への仕官を仕掛けるなど、謀略の限りを尽くし、ついに出雲を統一する。
    しかし、こういう時代であるだけに、民を想い、敵をも味方にしてしまう傑物が登場するのであろう。

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    2023年06月06日
  • 謀聖 尼子経久伝 瑞雲の章

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    今後への期待

    これから展開に期待が楽しみになる。外へ拡大していく部分より、国内を充実させていく部分が中心になっており、また世代交代も見えてきた。一層の飛躍がどう描かれていくか、期待したい。

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    2023年02月05日
  • 謀聖 尼子経久伝 青雲の章

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    次を読みたくなる

    当時の常識に反することへの葛藤も深かったと思うが、その深刻さはあまり感じられない。一方、話の展開がスピーディーで一気に読め、続編を読み進めていきたいと思えた。

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    2023年01月11日
  • 謀聖 尼子経久伝 風雲の章

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    なかなか興味深い尼子経久

    一時は中国山地を越えて播磨まで侵略、あるいは毛利元就ともしのぎをけずった尼子氏だが、私自身よく知らなかった。この本を知り尼子氏を理解するきっかけにしようと思った。
     経久自身劇的な人生を送ったようだ。ただ、経久だけでなく、地域の勢力、経済に加え彼を取り巻く人々も筆を惜しまず描きだしているため当時の時代をより深く理解出来た。
    続編が待ち遠しい。

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    2022年07月24日
  • 読んで旅する鎌倉時代

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    NHK大河ドラマ、鎌倉殿と13人、を見ているので、それぞれの物語を読むたびに、役者の顔が浮かび、楽しんだ。

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    2022年07月16日
  • 謀聖 尼子経久伝 青雲の章

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    尼子氏については、家来の山中鹿之助は有名だけど、殿様のことは、ほとんど知りませんでした。尼子氏の初代(?)が北条早雲に先駆けて戦国大名になった武将だったなんて。この作品には続きがあるので、楽しみです。

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    2022年04月11日
  • 駒姫―三条河原異聞―(新潮文庫)

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    豊臣秀次の処刑と共に実行された妻子主従の三十九人斬殺事件。その中にいた嫁いだばかりの最上家の娘を救い出そうとするエンターテインメント時代小説。

    秀吉側を擁護するわけではないが、秀次に会ってないからと言って駒姫のみを処刑の対象外にするという理屈は少し違うのではと思い、中盤まであまり没入できなかった。

    しかし、堀喜吽の「(この世は)理非なき地獄。地獄では理非を閻王が見る…。その閻王不在の地獄」という言葉から妻女の辞世の句までそれぞれの言葉が重く響いて感涙に誘われた。特に、浦山筑後の最後の騒動が印象的だった。子や孫に近い歳の駒姫からの言葉を大切にする戦国の強者である筑後、その駒姫の亡骸すら引き取

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    2020年05月13日
  • 妖草師

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    2016.1.11 4
    はじめ、すごく読みづらかった。漢字は多いし、登場人物が入り乱れていて、ちっとも頭に入らなかった。
    中盤から、やっと場面が思い描けるようになり、せっかくの休日、外出もせずに読みふけった。
    妖草、実在するかも。
    著者は
    テレビの仕事をしてたとか。映像にしたら面白いと思ったのは当然か。
    読み終わったあとに再度、はじめから読むことは珍しい。
    それだけ気に入ったのかもしれない。次作が2月に出るという。楽しみだ。

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    2016年02月28日
  • 戦都の陰陽師 騒乱ノ奈良編

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    ネタバレ

    戦都の陰陽師シリーズ、2作目。

    前作で出雲から京に持ち帰った速秋津比売の剣を、果心居士率いる四天狗たちに奪われる。今作ではその剣を取り戻すまで。
    松永弾正を始め、島左近やら、史上の人物が前作と同じく沢山登場し、上手くストーリーに組み込まれ、楽しく読めた。その代わり、ストーリーと史実の絡みにページ数を奪われ、前作のようなスピード感溢れる戦闘描写は終盤に差し掛かるまでほとんどあらず。終わり方にしても、シリーズ作品の流れにある一部でしかないという印象。その物足りない部分を次作で満足させてほしい。

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    2014年04月15日
  • 戦都の陰陽師

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    戦都の陰陽師シリーズ、1作目。

    角川ホラー文庫による出版で、ラノベ的な位置付けかと思いきや、なかなか読みごたえのある一冊だった。特に、妖討ちのための剣を手に取ってから、京の都に持ち帰るまでの大名配下の忍びたちとの攻防は、予想がつかない手に汗握る展開の連続。また、時代背景もきちんと描かれており、歴史上の人物と上手く絡めてあって、面白かった。そして、安倍晴明の血を引くも、根っからの公家のお姫様であった主人公が、伊賀の七人衆に守られながら、徐々に力強く成長。非常に魅力的なキャラとなり、これからの陰陽師としての活躍に期待が高まった。

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    2014年04月03日
  • 戦都の陰陽師

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    様々な身分の者たちが絡み解れて読み応えたっぷり。伊賀の七人それぞれの個性に興味を惹かれ、忍者である以上戦いを避けられないとわかっていても誰も欠けてほしくないとつい願ってしまう。
    過酷な世界に身を置く忍者の奮闘が敵味方共に熱い。異色の忍者、黒女の存在が悲しくも強烈で魅力的だった。

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    2023年02月20日
  • 忍びの森

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    ー--時は戦国。
    織田の軍勢に妻子を殺された若き上忍•影正は、復讐を誓い紀州をめざす。
    付き従うは右腕の朽磨呂、くノ一の詩音ら一騎当千の七人。
    山中の荒れ寺に辿りついた彼らだったが、寺の空間が不自然にひき伸ばされどうしても脱出できない!さらに一人が見えない敵によって一瞬で屠られる…。


    表紙で興味を惹かれ、裏表紙を見て期待をもち、文章を読んで確信に至った新規開拓(・∀・)貴志祐介も帯で推薦してたしな!(^p^)

    超人的な武芸を身につけた忍者集団と
    恐るべき超常能力を秘めた異形の妖怪軍団の死闘
    時代小説風の語り口ではあるけど、中身はホラー+エンターテイメントの見事な融合

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    2012年12月30日
  • 忍びの森

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    廃寺に閉じ込められた忍者VS妖怪。
    人外の圧倒的な強さを持つ妖怪たちに、頭脳と鍛え抜かれた肉体で挑む忍者たちのバトルはかなりおもしろかったです。
    妖怪と忍者それぞれの特徴や特技を活かした戦いで、テンポよく迫力に満ちていました。
    「忍者」という存在の強さと悲哀もテーマになっており、一級品のエンターテイメント小説だと思います。

    織田軍に敗戦、復讐の流れと化け物退治の流れがなんだか噛み合っていない気はしました。
    個人的には、伊賀忍者VS織田信長軍&甲賀忍者のガチバトルもおもしろそうだったので、この辺の復讐劇がもっとみたかったです。

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    2011年05月26日