【感想・ネタバレ】謀聖 尼子経久伝 風雲の章のレビュー

あらすじ

月山富田城を奪取した経久は、いよいよ出雲統一の戦いに乗り出した。そこで繰り広げられたのは戦史に残る激闘の数々。こうして、類まれなる計略家・尼子経久の名は、山陰のみならず日本中に響き渡ることとなった!

戦国初期に活躍した山陰の雄、尼子経久。「謀聖」と言われるほど計略に優れた人物でありながら、「天性無欲正直の人」と評された得体のしれない個性。そして、東の北条早雲とともに、下剋上大名の代名詞的存在である経久が、旧秩序の破壊を志した本当の狙いとは?

「妖草師」シリーズの武内涼が描く、大河歴史小説シリーズ、躍動の第二巻!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

文明元年(1486)元旦、月山富田城を取り戻したあと、北の松田を数日で従える。そして次は強大な南の三沢。知謀の限りを尽くし二年をかける。そして勝負は一瞬で決まる。謀略は尽くすが、卑怯な戦いはしない。
謀聖とはよく言ったものだ。しかし目的は凄い。人々に豊かな暮らしをさせるためなのだ。こんな武将が日本にいたのか。知らなかった。

0
2025年11月18日

Posted by ブクログ

尼子経久伝第二巻風雲の章。牢人の身から月山富田城を奪還した尼子経久は、出雲統一に向けて、動き出す。
室町時代には、名乗り合い、正々堂々と闘う事が武士だと認識されていたが、ここ戦国時代となり、なりふり構わず、闘う方向へ変革していくようだ。
尼子経久も、正月に攻めていったり、山中勘兵衛の出奔、敵方の三沢への仕官を仕掛けるなど、謀略の限りを尽くし、ついに出雲を統一する。
しかし、こういう時代であるだけに、民を想い、敵をも味方にしてしまう傑物が登場するのであろう。

0
2023年06月06日

購入済み

なかなか興味深い尼子経久

一時は中国山地を越えて播磨まで侵略、あるいは毛利元就ともしのぎをけずった尼子氏だが、私自身よく知らなかった。この本を知り尼子氏を理解するきっかけにしようと思った。
 経久自身劇的な人生を送ったようだ。ただ、経久だけでなく、地域の勢力、経済に加え彼を取り巻く人々も筆を惜しまず描きだしているため当時の時代をより深く理解出来た。
続編が待ち遠しい。

0
2022年07月24日

購入済み

清々しさがある

ストーリーが軽く、登場人物の言動などから清々しさを感じる。前巻よりもハッピーエンドな展開もあって、血なまぐささを感じさせない。

0
2023年01月19日

「歴史・時代」ランキング