武内涼のレビュー一覧

  • 忍びの森

    Posted by ブクログ

    ホラーというよりはファンタジー色の強い作品です.

    大まかには天正伊賀の乱を土台に敗走する忍者一党が妖怪の支配する寺院の敷地に迷い込み,閉じられた結界から抜け出すために妖怪を退治してゆくという話です.
    史実や忍者の造詣を適度に盛り込んでいますが,若干説明くさいところが読んでいてペースを崩されるのが難点.
    面白いけれども途中で物語から意識が離れてしまうのが非常に残念でした.

    とはいえ,最後まで読ませるだけの文章力は見事.
    本作でデビューした著者の次回作に期待です.

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    2011年11月04日
  • 忍びの森

    Posted by ブクログ

    信長に敗れた伊賀の忍者が魔物に目をつけられ死闘を繰り広げるお話。
    非常に読みやすい、情景描写に小難しい表現や聞いたこともない植物の名前などあるものの、基本的にサクサク読める。
    でてくる魔物も個性がありよかったと思う。
    しかし、全体的になにか食いたりなかったというのが正直なところ。
    主人公が驚く役柄を割り当てられているせいで、忍びの頭領としての凄みがいまいち伝わってこなかったところや、なまじ大きな志を掲げてしまったばかりにそれが成就するとは思えないところもすっきりしない原因だと思う。
    とはいえ鍛えに鍛えられた忍者という存在がなんとなくリアルに感じられたこと、またこれをきっかけに山田風太郎先生の作

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    2011年06月25日
  • 忍びの森

    Posted by ブクログ

    まずは、これをホラー文庫に入れるって考え方が(以下略)。
    ま、角川のやることはよくわかりません。
    ぶっちゃけ、ホラーに入れたのは失敗じゃないかという気もするくらい、別に怖くない。(^^;
    これなら、京極の百物語とか風太郎の忍法帳とかの方がホラーに近いんじゃ無かろうか。
    忍者対妖怪っていうアイデアはよかったのかもしれないけれど、妖怪というより怪獣だしなぁ。
    風太郎だったり南條だったり、方向性の近い先駆者がいる以上、もう少し工夫が必要だったのではないかと思います。
    賞を逃すのも詮無しってところでしょうか。

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    2011年06月01日