山下紘加のレビュー一覧

  • 私の身体を生きる

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     身体や性についてのエッセイ集。この中で柴崎友香さんが呈示していた疑問「なぜ書き手の性別を限っているのか」、私もこれと同じことを思った。もう、このフェーズは終わっていないか。いま、同じテーマで、男性やその他の性の人の語ることも聞きたいし、それらが同じひとつの場所に並べられているところを見たい。
     どのエッセイもそれぞれ興味深かったし、色んな方向に心動かされたが、上記の意味で、柴崎さんが「このような疑問を私が持っていることを編集者と共有できたので、書くと返答した」という経緯を書いてくれていたことが、いちばん嬉しかった。もちろん、疑問の詳細は私が書いたこととは違ったけれど。

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    2025年11月02日
  • 私の身体を生きる

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    どんなことをどんな風に語るかは自由なはずなのに、不思議と受ける印象が近い方も多い。圧倒されたのは、自身の自慰について複数名の方が赤裸々に書かれていたこと。もちろん秘めておくべきかどうかは個人の自由だが、同じことを目の前の男性に言われたらきっと眉間にシワを寄せてしまうと思うので、(こんな性差を感じてどうかとも思うが)そうならないのを織り込み済みの、女性性を逆手に取った表現ような気もする。私のお気に入りはセブンルールで見たことのある藤原麻里菜さん。「もし、技術が発達して、アバターを作って仮想空間で生きれるとしたら、私は女の身体を選ばず、カービィみたいなピンク色の球体を選ぶだろうと思うのだ。そうした

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    2025年10月05日
  • 私の身体を生きる

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    テーマはとても興味深い。
    面白いかと言われれば分からない。
    人の隠しておく部分を覗き見したような気持ちになった。「隠しておく」部分ではないのである、もっとオープンに話そうよ、自分の身体のことなんだから、がメッセージか?

    年を経ると病気の「身体」のことをしょっちゅう話すようになるのに、この本読んで「隠しておく」部分と感じたのは何故なのだろうか? 社会による刷り込みか?

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    2025年09月18日
  • 私の身体を生きる

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    高橋源一郎さんのラジオで紹介されているのを聞いて読んでみた。
    同じ状況でも「気づいてしまう人」と「気づかずスルーする人」がいると思うが、
    「女であること」で少なからず嫌な思いをした経験は誰にでもあると思う。
    痴漢について、本筋からはずれるかもしれないが、これだけ多くの女性が被害に遭ってる、ということはそれだけ痴漢をやったヤツがたくさんいる、ということよね?
    もしかしたらそこにいる善良そうなおぢさん、爽やかそうなお兄さん、しょぼくれたおじいさんだって!
    それでもみんな知らんぷりして普通の生活をしているんだろう、と思うとものすごく腹立たしい。
    またまた話がズレるが最近読んだ大谷晶さんが自分をすごく

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    2025年09月09日
  • 私の身体を生きる

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    こんなにも赤裸々に皆書いて良いのか!?と最初動揺したが、それぞれ考えさせられるものが多く、有意義な時間が過ごせた。

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    2025年08月29日
  • 私の身体を生きる

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    西加奈子さん、村田紗耶香さん、千早茜さん、、他にも豪華な方々のお名前が、、
    もうこれ買うしかないやんと思って購入して即読みました。
    それぞれの女性作家さんたちがご自身の身体をテーマにリレー形式でエッセイをつづられていて、どのエッセイもすごく赤裸々に描かれていて同じ女性として共感するところもあれば、驚かされることもあり、、それこそ、読んでからは「私の身体は私のもの」を強く感じた。
    それぞれの身体に色々な経験や傷が合ったり、コンプレックスが合ったり。
    それでも一つしかない自分の身体。
    こんな私でももっと堂々と生きていていいんだと思わせてくれる作品でした。

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    2025年08月15日
  • 私の身体を生きる

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    生というより性に関するアンソロジーだったが、千早茜さんの「私は小さくない」が切り口も異なり胸に迫った。性別による不利益や舐められることを、コンプレックスである小柄にあえて責任を負わせてきた自分に気付かされた。

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    2025年08月09日
  • 可及的に、すみやかに

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    生きていくのは切なく,苦しい。そう簡単にはいかないものなんだな,と思う。思い通りにいかないけれどなんとか踠きながら,生きていくのが人生なんだなぁと。

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    2025年05月19日
  • 煩悩

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    支配と依存の話に見えた。支配と依存を嗜癖しててそれが煩悩ってことかもと思った。涼子は安奈が自分の意思で恋をし、誰かと肉体関係をもつのが嫌なんだろうなと思った。自分の許可なく脱毛するのですら嫌がるくらいだから。支配下から離れて自分の意思を持たれるのが嫌なんだよね。肉体関係の数でマウントをとるようなふしもあるし正直涼子みたいな人が身の回りにいたらわたしはあからさまに避けてしまうと思った。こういう人間関係をつくろうとする人って性別年齢問わずいて、自分にも身に覚えがあるからこそ苦い読後感があった。でも読んでこういう感想持つってことは描写が巧みなんだと思う。

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    2025年04月13日
  • エラー

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    フードファイターの本な読んだことがなかったからだいぶ新鮮で味に飽きるとかお腹いっぱい以前に顎が疲れるとか手首が痛いとか思いもしなかった。自分の体を理解して試行錯誤し、トレーニングする姿はアスリートそのもの。不正や闘争心や焦りの描写がリアルだった。

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    2025年04月04日
  • ドール

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    いじめられっ子の中学生がダッチワイフを性の対象とする話。アブノーマルな世界がさらりと暗くなりすぎずに読みやすく描かれています。そのためか、表面的に腫物をなぞっただけのような、本来根深いどろどろとした陰湿な部分が中途半端に描かれ、登場人物の個性がぼやけてしまったように感じました。

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    2025年02月28日
  • 可及的に、すみやかに

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    子供のあれこれで精神に強い影響受けるのって母親ばかりだな。それほど責任を強く感じてるし距離が近いからだろうけど。狂気を感じる。

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    2025年02月04日
  • エラー

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    ずっと前にポッドキャストでおすすめされていたことを本屋で見かけた際にふと思い出しすぐに読んでみた。
    一果という女性フードファイターが主人公の話。
    真王という人気大食い番組を4回優勝していたが、水島という方が優勝して負けるところから始まる。
    作者の描写からは1ミリも可愛さは感じられないが、彼女の評判は可愛く美味しそうに食べることでテレビ映えする大食いタレントだ。
    初めて負けたことによって一層胃を拡張するために味の無い麺などを食べてトレーニングに励んだりして
    そもそも大食いとはなんなのか、なんのために大食いをしているのかが不思議に感じた。
    作者の食べ物の描写が絶妙だった。美味しいとかの味ではなく咀

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    2025年01月21日
  • 可及的に、すみやかに

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    うまくいかないことがあると、どこかで発散したくなるよな。誰かに理解してもらえたら、もっと楽になるのかも。他人に気づいてもらうために起こす行動って人それぞれなのかもしれない。

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    2025年01月19日
  • 可及的に、すみやかに

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    人とひとの関係は、見る方向(立場)が変わると全く違ったものとなるのだろう。相手の立場で考えることは重要だが相手になって見ることは不可能であり、想像するのが精一杯。そういった意味からも考えさせられる作品であった。

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    2024年11月30日
  • 可及的に、すみやかに

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    ふたつの話が入っていた。連作。
    表題作の『可及的に、すみやかに』は子どもが小さかった頃を思い出した。
    『掌中』はもやもやする話だった。万引きを繰り返してしまう初老の女性と引きこもりの息子。
    おそらく認知症のふりをした(もしくはまだらボケ)の高齢女性。出てくる人たちの誰にも共感することができず、きみの悪さにゾッとした。

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    2024年11月30日
  • 可及的に、すみやかに

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    前作、煩悩でかなり食らった私。すっかり作者山下紘加さんに魅せられて、さぁ今作と期待値大。前情報は何もないまま、読み始める。今回は連作短編が2作か。前作とは打って変わって雰囲気違うぞ。
    しかし、そこは流石の山下氏、しっかりした文章で読ませてくれます。また会話の端々にリアリティを感じさせ、現代の純文学作家を読んでいる時間を享受しました。

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    2024年09月23日
  • エラー

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    本でお腹がいっぱいになった作品は初めてかもしれない。
    フードファイターってただ食べてるだけかと思いましたが、トレーニングとか色々あるんですね。これは少し勉強になりました。
    非常に読みやすいのでちょっとした時間に読んでみてはどうてしょうか。(^-^)

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    2024年03月01日
  • エラー

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    食べ物が題材の本はいろいろ読んできたが、主人公がフードファイターなのは初めて。
    表紙のラーメンが美味しそうなので、飯テロほっこり系をイメージしていたが、開いてみると想像とは全然違った世界で、今まで読んできたグルメ小説とは一風変わって新鮮だった。

    番組の裏工作などが明らかとなる中で、主人公 一果が食べ物を大切にしている姿勢が、すごくよかった。
    一果は最後どうなったんだろう…とラストの展開が気になった。

    ごはんの量は八分目が一番、ほどよい量を美味しいね〜ってゆっくり食べるのが一番だな。。今日も食べ物に感謝!

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    2024年02月16日
  • 煩悩

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    女性の濃い友情というか、束縛というか、
    緩やかな支配というかそんな感じ。

    濃い付き合いは苦手で、あっさりした付き合いしかしてこなかったので
    共感というよりは、そうなのか〜と思った。

    身体に関する描写は共感するところが多かった。

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    2024年02月09日