山下紘加のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
思ってたんと違った‥
というのがまず第一印象。
タイトルから「生」の話だと思っていた。
それぞれ病気や障害、特性などを抱えながら「私の身体を生きる」というような内容だと思っていたし、そういう内容が読みたかった。
‥それはそれとして、読み進めると
こんなに明け透けに自分の体験や性被害や性癖や生き方を世間に曝け出して大丈夫なのか?と心配になるような内容が多くて驚いた。
そして、みんな色々な事を抱え、考え生きているんだな‥と改めて考えさせられた。
普通に見えるあの人も、幸せそうだと感じるあの人も本当は色々な事情を抱えているのかもしれないと。
「性」に対する考え方・感じ方・捉え方も本当に様々で -
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Posted by ブクログ
支配と依存の話に見えた。支配と依存を嗜癖しててそれが煩悩ってことかもと思った。涼子は安奈が自分の意思で恋をし、誰かと肉体関係をもつのが嫌なんだろうなと思った。自分の許可なく脱毛するのですら嫌がるくらいだから。支配下から離れて自分の意思を持たれるのが嫌なんだよね。肉体関係の数でマウントをとるようなふしもあるし正直涼子みたいな人が身の回りにいたらわたしはあからさまに避けてしまうと思った。こういう人間関係をつくろうとする人って性別年齢問わずいて、自分にも身に覚えがあるからこそ苦い読後感があった。でも読んでこういう感想持つってことは描写が巧みなんだと思う。
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Posted by ブクログ
ずっと前にポッドキャストでおすすめされていたことを本屋で見かけた際にふと思い出しすぐに読んでみた。
一果という女性フードファイターが主人公の話。
真王という人気大食い番組を4回優勝していたが、水島という方が優勝して負けるところから始まる。
作者の描写からは1ミリも可愛さは感じられないが、彼女の評判は可愛く美味しそうに食べることでテレビ映えする大食いタレントだ。
初めて負けたことによって一層胃を拡張するために味の無い麺などを食べてトレーニングに励んだりして
そもそも大食いとはなんなのか、なんのために大食いをしているのかが不思議に感じた。
作者の食べ物の描写が絶妙だった。美味しいとかの味ではなく咀 -
Posted by ブクログ
彼は、ただ話し相手が必要だから、僕を利用しているだけなのかもしれない。その証拠に、僕という人間にも、僕という人間が置かれている状況にも、全く興味がない。
それでも僕は長谷川に声を掛けられたり、彼の話に相槌をうっている時、ほんの少しいい気分になることがあった。混乱しているのかもしれない。僕は、友達というものが、よくわからなかった。(P.86)
人形に恋をし、学校ではいじめられ、女子の机に精液を入れたりと主人公の行動も性格も理解できず、ただただ気持ち悪い。好きなものを好きと言って何が悪いと担任に吐き出した言葉は、きっと彼の本心なのだろう。しかし、周囲の人間から見れば少年は異常で歪んだ性癖を持っ -
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ネタバレ読み終わって感じたことは、「老い」て介護が必要な人と、仕事や家事があり尚且つ老人介護しなければならない人とは、分かっていても感情的及び感覚的に相容れないところがあるということ。それでもまた、受け入れていかなければ生き辛いということ。
この小説の「ばばあ」も長く生きてきて、自分なりの生き方がある。当然これからも同じような生き方をしようとする。が、介護している方からみれば、危なっかしいし、考え方も古くて現在では通用しないものも多い。そこで溝が生じる、
「ばばあ」は負けない、我を通す。回りが自分のことを心配し、自分のためにしていることとは分かっていても、自分のやりたいことをやらせてくれない、自分の思