山下紘加のレビュー一覧

  • あくてえ
    芥川賞受賞作でも最近は手が伸びなくなっているので、候補作ってだけで読むことはまずない。本作は、ダヴィンチプラチナ本だったから。認知症家族との生活は、比較的よく取り上げられる話題だけど、本作におけるばばあは、少なくとも認知機能は年齢相応に保たれている、という設定。でもその”年相応”というのがなかなかの...続きを読む
  • エラー
    食べることや食べ物についてはかなり微細に描写するのに、人物の解像度は低い感じ。フードファイターを題材にした小説ということで興味をひかれて読んだし、十分面白くもあったけれど、なんだかいまいち踏み込めていないというか、物足りないというか。
  • エラー
    最近大食いの地位が上がっていますが、食べ物を無駄にするという観点で批判を受ける事は重々承知。嫌悪感を抱く人がいる事も承知。その上で僕は大食いを見るのが好き。沢山の食べ物が華奢な人々の体に吸い込まれていくのを見るのがとても楽しいです。
    そんな大食いの世界を小説にしたのは記憶の限りこの本が最初なのではな...続きを読む
  • エラー
    フードファイターの話。

    周囲のモヤモヤしたことでなんだか心が抉られた。

    ほどほどがいいなって思った。
  • エラー
    フードファイターの心の動きが凄くリアルで、撮影の裏側はきっとこんなことも行われていたかも…って思わせるようなリアルな描写が沢山あります。(苦手な人も多いかも)
    ただ、後半からのリアルさと物語のスピード感は、実際自分も食べているような、その場に居合わせているような臨場感を感じられるので、読後感は気持ち...続きを読む
  • エラー
    読後感が重めです。好き嫌いは分かれそう。フードファイターに元々良いイメージは無く、読んでみてもやっぱり何でそんなことしてしまうんだろうという気持ちの方が先に出てしまう。けれどもリアルな表現、臨場感、映像を見てるかのようだった。
  • ドール
    主人公は目にも止まらぬ早さで狂っていくし、どんどん気持ち悪くなる。本当にいつの間にかおかしなことになっていたので、いつからおかしかったのか全く分からない。そこがクセになって一気読みした。読んではいけないものを読んでしまった気持ち。
  • ドール
    ラブドールへ純粋に愛を捧げながら、現実と虚構が分からなくなったのかな?主人公の男子中学生が置かれている状況を考えると、歪んでしまうのも理解しようと思えばできるような気がするけれど、このどうしようもない性癖は、どう育ったら生まれるのだろうか? この異様で嫌悪感しか残らない話を書き上げた著者に脱帽。 「...続きを読む
  • ドール
    終始、淡々とした物語でしたねぇ…作者さんが異常に若い上に女性ということが気になりますが…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    個人的にはそこまで入れ込む物語ではありませんでしたねぇ…いじめっ子が何人か登場してくるのですが、まさしく「記号」として書かれているだけな印象で、名前でのみ登場人物をかき分...続きを読む
  • ドール
    久々に小説を読んだが・・・内容が・・・
    帯に書いてある文章だけを読むと、ラブドールとの倒錯した純愛かと思いきや・・・
    ある意味裏切られ
    ある意味、なるほどな作品
  • ドール
    彼女は僕が今まで見てきたどの女よりも高潔で美しかった。長谷川にユリカを見せるのを、急に恥ずかしく感じた。あまりにも好きな存在を誰かに見せるのは、悲しくなるくらい恥ずかしい。
    (P.123)