田房永子のレビュー一覧
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購入済み
やっぱりおもしろい
この本は母がしんどいを読むよりも精神的に楽です。
母がしんどいは数ページ読む毎に精神的に苦しくて起きあがれないくらいになりますが、この本はフランクに楽しく(?)あるよねーと読めるのでおすすめです。
毒親関係の本ではとっかかりやすいので一度読んでみてもいいかと思います。 -
Posted by ブクログ
これ、出たいなぁ。田房さんに分析・コメント頂きたい
「母と娘はなぜこじれるのか」(他の本と併読をおすすめ 母と娘はなぜこじれるのか」 斎藤環 NHK出版)
を読んで気になっていたマンガ家さんの作品を見つけたので
読んでみたのですが、なんと、発売日に読んでました。
読み始めると、止めることが出来ず最後まで疾走してしまいました。
前回田房さんの対談での感想でも書きましたが、
評価が分かれると思います。
皮膚感覚でわかる女性か、その他男女です。
男性だと環境が同じでも、思考回路がここまでも違うのかと、
男性が出てきた回を読んで痛感。衝撃。
あとは、お子さんを産んで初めて、育った家庭がおかしいことに
気づいた方が多いことにびっくり。
私は昔から、家の話をするとひかれる、もしくは真剣に
悲しがってくれたり、助言をくれたり、一刻も早く逃げた方が良いと
言われたりとしていたので母親に友人が取り込まれ、
友人にまで責め立てられる人の話を見ると、
私は幸せだなと感じました。
1話が終わったところで入っている田房さんのカットが
その回をうまく集約していて、含蓄深い「母毒あるある」
になってます。家族の話をするとどんびかれる話とか、
そんなときはどうしようもないのでテンション高く
家族のことを話すしかない、など。
該当する方を見つけた方は、こういった本を読まさせて差し上げると
良いかと思います。
理解できない方が考える一般的な解決法は逆効果ですよ。
これ出たいなぁ。田房さんに、自分の家庭状況や、言動に対する
分析、コメントを頂いてみたいものです。
ネタ的には、十分出られるエピソード持っていると思いますし。
次回の引っ越しでは合鍵を取り返し、住所も伝えないようにしようかな、
という目標を立ててしまいそうです。 -
Posted by ブクログ
著者が「対談を終えて」のコメントにも書いたように、萩尾望都さんのプライヴェートなお話が聞けてよかった。就活の学生さん、本当の「貴重なお話」っていうのは、こういう話のことなんですよーーだそうですw
まあ皆さん酷い母親をお持ちで。私も機能不全家庭で育ちましたが、大して珍しい事ではなかったんだなと。また母親と距離を置きたいと思う事に罪悪感を感じなくてもよかったんだと今更ながら納得しました。水無田さんのように理路整然と考えていれば、もっと早くに楽になれたのかなと思いました。
母性は存在しない、精神分析的には男性は身体を持っていない、にはビックリ。
p152
信田 だからあんなメタボな身体でも平気でさらせるんですね(笑)。私、よく恥ずかしげもなくメタボな身体や、薄くなった髪の毛を電車のなかで平気でさらして、足を広げて寝ていられるなと思うんですけど、あれはそういうことだったんですね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白い。
漫画版の自己啓発っていうのかな。
喫茶店にいる様々な客の会話を盗み聞きし、その客が退店した後お店を閉め、盗み聞きした会話の内容をテーマにスタッフであれやこれやと議論し合う。
ここだけ聞いたら、噂好きの人が集まった井戸端会議をカフェでやってるだけの、お前ら仕事せぇ界隈やけど、漫画だからそこは良しとする。
カップルの喧嘩、主婦たちのいざこざなど、日常でありがちなトラブルを上手に言語化してる。
人間関係において問題が起きた時、どういうふうに整理して話し合ったらいいのか、その本質が丁寧に描かれている。
なるほど、「行動」と「人格」に分けて考えると整理できることが学べるのか。
普通におもろい。
買って読んですぐに売ろうと思ったけど、これは手元に置いておきたい。 -
Posted by ブクログ
田房さんの本を一通り読んだ。
私も親に対して複雑な思いを持っているが、自分自身が親になってしまったいま、過去起きたことと今の自分の気持ちを整理して、今後より心穏やかに生きていくために読んだ。
一番大きな気づきは、「私は母親の人間性を求めていたのではなくて、母性を求めていたんだ」ということ。毎晩暴力があるような夫婦喧嘩をしないで欲しかった、あなたはこうするのよ、と私の感情を否定してそれが正しいかのように私の人生を進めないで欲しかった、上手くいったらいったで嫉妬するような、蹴落とすような言葉を投げかけないで欲しかった。でも、母親のことを嫌いになりきれなくて、自分自身の感情を否定してきたけど、あの時のあの苦しさ、悲しさ、怒りはまるっと全て本物だった。それでも必死になってこれらの感情を否定してきたのは、多分母性に包まれたかったから。母性に包まれるために、母親の人間性も全て受け入れて、それに伴って自分を否定して、、ということをしているうちにあの時はどんどん私は苦しくなっていった。けど、母性と人間性は別物だ。母親も一人の人間で、その人間性と母性は別物なんだ。母性は欲しい・包まれたい、けど、人としてはこれは違うよね、って、切り分けていくと、私の中で今起こっている感情を見失わずに済む。相手も人間で欠点だらけなんだから、無理に相手の人間性を全部認めて受け入れなくても良いのだ。私が欲しかったのはまた別のものだ。人間性に紐づいていない、母性という独立した一つの個体みたいなものだ。この気づきによって、私は心が少し落ち着いた。
また、父親への過度な「すごい」は不要。この漫画にもあるように、私の父も母娘問題に関してのみ石像化していいた。以前勇気を振り絞って父親に助けを求めたことがあったが、「まあ娘と母親は難しいものだからな!」と笑って一蹴された。あの時は「父親はわかってて放置している・・・のかも?」と思っていたが、違う。母親のヒステリックが自分に降りかかることが面倒だったのだ。私が受け皿になってくれて、楽をしていたのかもしれない。そういう意味では、父親はやっぱり自己中だった。
とここまで自己分析できていても、両親に対して反論する感情を持つことと罪悪感ががもれなくセットで心の中に置かれることが、親子問題の難しさ。
田房さんの漫画は、そういう文章では描きにくい葛藤を描いてくれる。親子関係に悩んだ人たちの、「やっぱり私の気持ちは間違っていなかったよね」を気づかせてくれる良書です。