田房永子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ会話調で書かれているのでなかなか刺激的な表現ではあるが、今まで女性が感じていなもやもやを分かりやすい言葉で言語化されているので、とても読みやすい。
印象に残った言葉:
・おっさん的想像力の撲滅→性犯罪の話で男に「自分の娘や彼女が被害に遭ったらと考えて行動しよう」っていう話し方、それ自体が女性が男性の所有物という感覚であり、おっさん的想像力になっている
・夫(男)には既得権益があり妻(女)はその不平等にキレるという構図→社会構造上の問題であり、家庭の問題として捉えずにしぶとく議論することが大事
・男は既得権益を保有していることを無自覚的に認識しており、女に奪われると感じているが、女は別に尊重して -
Posted by ブクログ
自分の中に存在していた不可思議な「男性嫌悪感」を紐解き、自身の心の傷を癒やし理解したことで、夫との関係性も改善された、という話。
田房さんの書籍は何冊か持っているが、自分の生臭い部分と対峙する覚悟・決意には毎度驚嘆し、勇気をもらえる。
私も所謂毒親の元で育ち、男性嫌悪感を抱いたり鬱病になって過去の自分と向き合う経験をした。
結婚した夫を愛おしく思う一方で、男性である夫に対し謂れのない怒りや憎しみを抱き、そんな自分に戸惑ったり、2人の息子を持ったことで、自分の思っていた"男性像"と現実の"男性"が全く異なることに気づき、男性学や性犯罪者の本を読み漁ったりも -
Posted by ブクログ
2021.1.13
「母がしんどい」の漫画で知っていた田房永子さん。エッセイを読むのは初めてだったけれど読んでとても良かった。
女性の妊娠、出産、育児に関する伝統的儀礼のようなおかしなアレコレに対する疑問にうなずくこと多々。こういうの、読みたかったー!
子育て支援センターなどで、子供が褒められたりすると謙遜して「でもうちの子暴れん坊だから」とか「でも〇〇だから」って否定しちゃうのあるある。子供が聞いたら絶対悲しいと思うからやめようと思うし否定する意味もない。その場も白けず誰も傷つかない良い返しがないかなぁ…。「ありがとうございます」だけ言えば良いのかな…とっさに否定しちゃうんだよなぁ。息子 -
購入済み
読書感想文に
たまたま目につき、読書感想文に書きました。
田房さんの人生や男性に対しての気持ちがよく現れていると思います。
もし、このエッセイを読書感想文で書こうと思う方がいるのならば最終学年で書くことがおすすめです。
何を思われてもあと一年で終わりますからね。 -
Posted by ブクログ
これ正に私の話しです…
最近の親子のニュースを見ていると、こういう方は私以外にも沢山いると感じていましたが今作で確信してホッとしました 自分だけじゃないんだという思いで
たぶん、歴史的に見ると家族の幸せのかたちというのは政府の操作で戦後教育等であったのでしょうね
それが、時間と共に情報の開示やら多様性やらで個人が幸せの形が描き辛くなってきたのと、子育ては母親の責任という時代の教育を受けて核家族化・少子化が重なって過干渉になり、束縛ハンパない母親が増えた結果が今作に反映されていると思います
子供の立場からすると自分が幸せを感じる子供時代を過ごして来なかったので何が幸せかわからない…親になってみて -
Posted by ブクログ
田房永子さんが、上野千鶴子さんに質問していくかたちでフェミニズムについて学べる一冊。良書だった。
私自身、フェミニズムって日本で広まったのは伊藤詩織さんの事件や#MeToo運動などからで、海外に触発された思想だと思っていたのが無知すぎて恥ずかしい。
上野先生が青春を過ごしたいわゆる全共闘時代から、学生運動に参加していた女性たちも性差別を受けていたし、それに対してずっと毅然と闘ってきていたんだ。
女は男によって選ばれるものであり、当時の日本では女性が大学に進学すること、ましてや未婚であることは規格外だった。
田房永子さんは毒母に苦しめられてきた経験を著作にしているけれど、上野先生とほぼ同世代のお -
購入済み
おもしろかったです
私はキレる人間ではないのでわからないのですが、とても興味深かったです。
知り合いのメンタルクリニックにいる人は『アル中でも賭博中毒でも、何かに依存してしまう人は、さみしい人なんだよ。』と言っていました。
問題行動を起こす人には、その裏に何かがあるのでしょう。
自分を愛せない、自分の心と向き合えない、そんな人を知ることができるとてもよい本でした。 -
購入済み
こういう本が欲しかった
自分が怒っている姿は間違いなく母の様。分かっているけど止められない、誰も解決法を教えてくれない、このままじゃ我が子も同じ目に合わせてしまう、と本当に悩んでいた矢先にやっと出会った本です。ここに書いてあることは大いに参考にさせていただきたいと感じました。この問題に取り組んでくださってありがとうございます。