田房永子のレビュー一覧
-
購入済み
おもしろかったです
私はキレる人間ではないのでわからないのですが、とても興味深かったです。
知り合いのメンタルクリニックにいる人は『アル中でも賭博中毒でも、何かに依存してしまう人は、さみしい人なんだよ。』と言っていました。
問題行動を起こす人には、その裏に何かがあるのでしょう。
自分を愛せない、自分の心と向き合えない、そんな人を知ることができるとてもよい本でした。 -
購入済み
こういう本が欲しかった
自分が怒っている姿は間違いなく母の様。分かっているけど止められない、誰も解決法を教えてくれない、このままじゃ我が子も同じ目に合わせてしまう、と本当に悩んでいた矢先にやっと出会った本です。ここに書いてあることは大いに参考にさせていただきたいと感じました。この問題に取り組んでくださってありがとうございます。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ言葉って呪いだと思います。
悪意のある、または悪意のない(つもりの)言葉が人を傷つけ、自分を縛る。
この本の著者の田房さんは自分が不健康に太っているという自覚があり、それではダメだという強い思いももっている。
が、食べてしまう。異常に。運動もしない。
人前に出るのも苦しく、笑いを誘わせようとするデブネタも恐怖だ。
過食症や強迫症、死を思うことでしか心を落ち着かせられない時もあった。
それではいけないといろんな試行錯誤をした記録が本エッセイ。
私だったら「だまされるんじゃないか」と思って手を出さないと思う前世セラピー、自己啓発CDや河合隼雄さんで有名な箱庭療法、ゲシュタルトセラピーなど様々なことを体験し、かけられた/自らにかけた呪詛=トラウマと向き合っていく。
鍵となるのは前々作、『母がしんどい』のおかあさん、ばかりではなく...。
いや、人ってささいにみえる言動でも気にやんでずうっと引きずっちゃったりするのである。
まわりも、本人ですら「たいしたことない」と思い込んでいた事が後々の人生を左右する。
怖いですよね。
他人の発言に一見親切のようでも悪意がこもっていたり、親から子へも密着している分悪い影響もあたえるかもしれない。
...この世は呪いで満ちている(笑)
逆にいい呪詛というのもある。
自信に満ちた人はいい呪詛を自分でもかけて、悪い呪詛を早め早めに自分でなんとか抜いているのだろう、とは田房さんの弁。
いわゆる自己肯定感が低い人、必読。
オカルトものでも単純なダイエットものでもないので注意。 -
Posted by ブクログ
いろいろなタイプの毒母が載っている。親子であっても他人をコントロールしようとしてはいけないという点は誰もが注意しないといけない。
事情を知らない他人が「でも血のつながりは大事、親は大切」って善人面して言うのって害しかないと昔から思う。親の大切さなんて自分で気付くしかないし、家族や家に縛られて不幸になる話なんて昔からたくさんあるのにね。
自分の家はおかしかったのは父と、二人目の父だったのでちょっと感覚が違うんだけど、やっぱり救われたのは一人暮らしと結婚だった。
それに夫の親が良い人だったことに最初は戸惑ったり、娘は絶対欲しくないと思ったりとやっぱり呪縛はあったなあ。
もし、周りに家庭問題を抱えている人がいたら、意見しないでまずはただ聞いてあげて欲しい。ジャッジを求められた時は常識ではなく、その内容についてのみの感想(例えば殴られたという行為のみの是非を。誰にとか理由のいかんを問わずに)を言ってあげて欲しい。その問題が誤解や妄想だったとしても、素人が諭したところで解決することじゃないから。 -
購入済み
逃げたくない
今までずっと焦ってた。なんで突然、小さいことでキレちゃうの??
キレてる時、
「何度言われたらわかるの?!なっさけないな!!ふざけるなよまったく!!」と子供に怒鳴って、言っている頭の中では(お前の事だよ)と自分に思ってた。支離滅裂。
でも変えられない。怒鳴ってると、怒鳴ってることにイラっとして、ムカついて、ヒートアップして、お母さん頑張ってるよという保健師の言葉も響かない。
泣いても、反省しても、変わんない。反省というのができない。
もう6年間、変わんない。
胸の中は、子供といる時間中、モヤモヤ、イライラ。
子供の笑顔で母は優しくなれない。最低だけど本当。
夫はいつ私に見切りをつけるか? それもハラハラする。
読んでから思うのは、この本には光明がある気がする。
まずこんなに自分と怒りのプロセスや行動やひどさが似ているものにあった事がない。
私のヒントになるかもしれない。うまくいくかまだ分からない。
変われるまで、この本読み直したい。
少しでも変われたら、またレビューを書きたい。
怒りがヒートアップして止められない方に、お勧めです(とってつけたようでごめんなさい)
20160707
以下、20240920追記
レビュー当時から8年経ちました。
当時保育園、小学校だった子供たちは現在高校や中学、小学校にあがり、生活のリズムも様子もガラリと変わりました。
今の私は瞬間沸騰機だった自分と比べると、なかなかに穏やかでものの言い方や伝え方も平坦だと思います。喧嘩腰に言い捨てていた昔と比べたらとても良い方です。
変わった理由は、子供が成長したこと、私以外の周囲の状況が少しずつ変わって行ったこと。それが大部分のように思います。
私自身が小さく普通に遊び回る子供に上手に対応した訳ではなく、子供が分別を覚え始め、
こちらが伝えることをそのまま受け取って行動したり言葉で返答するようになったから、私が鬼になる回数が減っていき結果的に助かった。
理由はともかく、こんな状況から変わりたい、という1番の目標は突破しました。あとは維持を頑張りたい。
当時のように戻らないように、今は自分のネガティブ感情を書き出して客観的に考えたり、コーピングリストを作ったりしてなんとか回ってます。
穏やかで笑いが起こる家庭に今の所はなっていると思います。
この本はきっかけを与えてくれました。感謝しています。 -
Posted by ブクログ
エロ雑誌でルポ漫画を描いている筆者が、エロ雑誌には書けなかった女だからこそ感じるあれこれを綴ったエッセイ。
下世話な好奇心で手に取った男性陣はぶったまげるだろう。
エロや下の話もあるにはあるが、むしろ筆者が膨大な量のフィールドワークをもとに、風俗の世界に如実に表れるジェンダーとセクシュアリティの問題、ダブスタ、男から見る女の分類、などなどについて真面目に考察した社会学に分類されるべき一冊である。
ジェンダーを語る上で風俗はやはり切り離せるものではないと改めて感じた。
最終章のAKBに関する考察が秀逸。
こんなにも分かりやすく、モー娘。との違いも絡めてAKBを論じたものを読んだことがなかった。
私自身、とある事情でAKBのことはデビュー前から知っていたが、ずっと気持ち悪いという思いが拭えずにいた。
それを何となく許容できるようになったのは、13年のAKB選抜総選挙で指原梨乃が1位になった頃からであり、AKBの枠を飛び出して単独でTVに出る彼女を見てみたら、指原梨乃は自分の考えをしっかり持ち、それを自分の言葉で語ることのできる人で、いわゆる「女に嫌われる女」ではない。
彼女を応援している人の中には相当数の女性も混じっているように思う。
しかしAKBという男が作った男のための集団を、女性も享受しているという今が、いいことなのか悪いことなのかよく分からない。