田房永子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
フェミニズムについて。対談形式なので分かりやすいし、田房さんもほぼ初心者だから分からない言葉は上野さんが解説してくれるし、入門書としてはとても読みやすい。
田房さんの父親が田房さんに「長男的な役割を求めていた」という部分で、私の父もそうだ!!と腑に落ちまくった。父は典型的な女性蔑視人間なのに、私を東京に行かせたのはそれが理由だったと思う。
それにしても女性を取り巻いてきた、今も取り巻いている環境は本当に劣悪で、おそらく多くの女性も何が問題なのか気づかないままでいるということを考え出すと気が遠くなる。
私の元夫は自分ではフェミニストと名乗っていたけどおそらくフェミニズムについて何にも理解してないし、何なら家事育児は女の仕事だし、私の仕事を見下していた。腹立つ。
「個人的なことは政治的なこと」
「男のミソジニーは女性蔑視で女のミソジニーは自己嫌悪」
「男を代表してごめんなさい、って言ってくるフェミに寄り添ってますアピールがすごいヤツは腹立つ」
などなど、名言が多かった。 -
Posted by ブクログ
「呪詛抜きダイエット」が面白かったので田房永子さんのこちらを読んでみた。育児エッセイかと思ってたら主に自分の性欲の話だった。
内容とは関係ないんだけど、私は女性器の呼称にめちゃくちゃ嫌悪感があるなと気づいた。男性器の方は大丈夫だけど、「女性が言う用」の呼称は苦手。この年になって自分のセクシュアリティを色々見直す部分があって新鮮。
妊娠〜出産〜育児って、社会からの「こうじゃないといけない」みたいなイメージ像の押し付けがすごくて、「うるせぇ!」って思うことも多いんだけど、この本を読んで再認識した感じ。「妻の妊娠中は男もち○こが腫れたりすればいいのに」っていうところのイラストで笑った。
性欲の向こう側とこっち側を行ったり来たりする気持ちはよく分かる。自分の体が性のためではなく(広義には性のためなのかもしれないけど)子供のためにある、という感覚。私はあの感覚から戻って来てないというか、出産してから更に自分の体が女性であることへの嫌悪感が増したなと思う。 -
Posted by ブクログ
なんとなく手に取ったのだけど、読んで良かったです。
エッセイの大きな魅力はフィクションではないものに共感できて、癒されること、自分にとっては。
半分虚構みたいなもんです、のようなお洒落でのほほんとした日々つらつら系エッセイも素敵だけど、ご自身の傷や(とても失礼な言い方になってしまうけど)もしかすると「恥」と見做されてしまうような内側を描く本は、読めて有難いと思う。作者さんすごいなあと思う。
井戸の底にいる自分、心ではなく状況だけを捉えてしまう・しまわれること、家族への悔しさ。私は自分のそれに触れたとき「キレる」方面にはいかないのだけど、根っこにある感覚は分かる気がしました。感情が悲鳴をあげてるんだなあ。 -
Posted by ブクログ
なんて読みやすくかつわかりやすい本なんだと思った
「物事をA面とB面で捉えてみてみる」という考え方に既視感を思っていたら、上野千鶴子さんとの著書『上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!』で言ってたのだと気づいた。
著者がとある本で出会った「親の行動の種類やひどさの度合いは関係なく、子どもは親から自分の気持ちに耳を傾けてもらえないこと、関心を持ってもらえないことに非常に傷つくのである。」
「相手を理解することとその行為を否定することは両立できる」
日光(親との距離)を調整するのは太陽(親)を否定することにはならない
(親を太陽に、日光を親の影響力に例えている)
薄めで手に取りやすく、中身もコミックエッセイでとても読みやすい。
親との関係がうまくいかず、かつ自分の意思で距離を変えることができない学生さんたちにもっとこの本が届けばいいなと思う -
Posted by ブクログ
この本を読んで、なぜ親はうるさいのか少しわかってきたような気がしました。
私は今、親元を離れ一人暮らしをしている大学生です。親と離れてから、自分の生活、時間を持てるようになり落ち着いて生活出来ています。
しかし、本書のように、中高生のとき自分の進路など様々な面で常に先回りをして子どもの未来にレールを張り、そこから出ようとすると押し込められる日常がとても苦痛でした。特に私のお母さんは、お母さん自身良い子育てをされてきてないという気持ちが強く、絶対に自分の子には立派な子育てをするんだという意思が強いです。それによる私への教育熱は周りの子と比較するとかなり強く、しんどい時期がありました。
それでも、自分は恵まれている。もっと辛い子どもはたくさんいるんだ、わがままだ。という「世間の声」を自分に言い聞かせて誰にもこの事を言ったことがありませんでした。
なぜ自分の人生なのに親が決めるんだと思っていました。
でも、親には親のストレスがあり、それを爆発させていたのでしょうね。
自分が親になった時、自分の気持ちと事情に耳を傾けていける、そんな親になりたいです。 -
Posted by ブクログ
初めて上野さんの本を読んだ。なんというか、言葉がストレートでなぜかこちらがハラハラする方笑 でもこれこそがフェミニズムを牽引するのだろうとも思う。
ゼロから、とあったが流石にど素人にとってのゼロとは違った。また、世代と経験の違いだけでなく歴史知識の足りなさから途中理解しにくいところはあったけれど対談形式は読みやすかった。
今現在結婚や子供というワードに敏感になる中でこれらを取り巻く歴史や現実を知り、勿論相変わらず子供は産みたく無く、所謂男の人の鈍感さに一緒になって不快になった笑 きっと別のところでは女も嫌なのだが。うまく言えない。
不満には声をあげるべき、あげるしかない、あげてよいということがふんわり残った。