あらすじ
「毒親」「母娘問題」解決方法の決定版。
自身の母親との葛藤を描いたコミックエッセイ『母がしんどい』で、
「毒親」「母娘問題」を社会現象までにひきあげた漫画家の田房永子さん。
その『母がしんどい』のアンサーブックとして、
親から呪縛を解いていく過程を漫画化。
「この苦しさは親のせいだ」という気持を封印し、
生きづらさを抱えた毒親持ちの人たちにむけ、
経験者だからこその視点で、
その原理をわかりやすく解き明かし、
解決の糸口を見せてくれます。
WEB連載時
「苦しみの正体が掴めた」
「うちの母親そっくり!」
「読むと苦しんでる人がそこから抜ける時間が早まる!」
等々共感の嵐が吹き荒れた作品です。
フィックス型EPUB42.8MB(校正データ時の数値)。
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
もう共感の嵐だった〜〜〜泣ける
私は去年盛大にビッグバンしたので、今は排出期ですね。
父親が完全にノノシラーでもう本当にイライラ。
くやしくてくやしくてくやしくて、怒鳴りつけたくなる気持ちめちゃめちゃわかるし(というか去年それがたまりにたまって爆発したのだが)、一方でいや世の中にはもっとひどい家庭もあるっていう比較や、ここまで〜してもらったしといった世間一般の親への感謝が当たり前の風潮の中にいると、自分の中では許せないことが沢山あるのに、憎い気持ちを親に持つことへの罪悪感に引っ張られることも共感。でも、積もり積もった納得できないことを、自分のメンタルのためにも、正々堂々と親のせいにする。これって本当大事。
育ちのいい家庭や世間的には、"親のせいにするなんて"、"愛あってのことじゃん"、って言う人もいるけど、その言葉に引っ張られないで無視することも大事。自分がどんなに辛かったかは自分だけのもので、それは他人にとやかく言われるものじゃないし、ちゃんと辛いって感じられることも大事なんだろうな。
「撒き散らさない」には結構モヤッたけど、要は手当たり次第撒き散らすんじゃなくて、まず被害者としての自分を受け止めて、ちゃんと自分が抱えてる不安と向き合って分析してみる、そんで撒き散らすなら適切な場所で撒き散らしてもいいってことなんかなと。
田房さんも現在進行形でまだまだ色々考えながら生きているんだろうな。
まぁとりあえず、連絡先と金銭的繋がりはは真っ先に断ったから、私はとっとと実家を出て親と顔を合わせることのない自分の暮らしを始めないと抜け出せないわ。関係するものを捨てるも実行していこうと思う。頑張ろう。
Posted by ブクログ
思ってたより、自分と同じことが書かれてて、救われた。
父が亡くなり実家に帰ることになり、今までの私の暮らしを遊びみたいに思われたり、なんでも茶化したり。
腹が立ってしかたなかったり、なんで分かってくれないのか、私がもっとしっかりしたら、1人の人として対等に扱うのかと思ったり、最近ずっと悩んで、昨日から自分の部屋に逃げ帰ってたので、このタイミングで読めて良かった。この本を注文した私は偉い。
なんでも気にしすぎだと茶化したり、わざわざ人が嫌がることを言ったり、怒ると、家族なんだから、これぐらい言ってもいい、仲良い証拠だし、どこの家族もそうだって、言われ続けて、自分がおかしいんだと思ってきたけど、どう考えても、毎日毎日嫌な気持ちにさせられるのに、なぜ一緒にいなきゃならないのかわからない。
楽しく会話できる時もあるから、なお、タチが悪い。
自分の心根を変えなきゃって思ってたけど、それでは何も変わらないし、私は幸せになれないってわかった。
自分が、助けが必要で、辛い状態に置かれてきたこと、親からひどいことをされてきたこと、育ててもらったからって好きにならなきゃいけないことはないこと、を心から納得できるように、セラピーとか本とか、1人の時間とか、必要なことをやろう。罪悪感をもたずに。
親が一人暮らしの私の部屋に突撃してくる夢がひどく怖かったこと、旅行とか買い物とかを隠したり、仕事を言い訳にしてたこと、全部腑に落ちた。
結局、実家には戻るんだろうけど、安い部屋を借りとくのもいいかも。
Posted by ブクログ
救われた言葉。「罪悪感は罠。」
親を嫌いだとか恨んでいるとか、例え人に話さなくても、そういう思考を持っているだけで罪悪感がありました。
自分の中に受け入れて良いんだと思えただけで、かなり心が楽になりました。
Posted by ブクログ
漫画ですが、現在辛い状況に居る人には役立つと思います。
私も過干渉の親を持っています。作者さんの言うことがとても分かります。
輪の中にいると気づきにくいのですが、胸に秘めた不満を吐き出してみる。親不孝と言われても遠ざかって良いのだと思います。
何より大事なのは、自分の人生を生きることだと思います。
Posted by ブクログ
こんなにも抑圧された環境で育ちながらも「正しく生きようとする本能」は決してあきらめず、抵抗し続ける。もちろん個人差はあると思うが、こういった本能がある限り、どんな状況でも、人は間違いに気づくことができる。そのことが喜ばしい。