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『母がしんどい』の田房永子が今まで誰にも言えなかった深刻な悩み――それは“キレる”こと。
あなたも家族や彼氏にこんなことしてませんか?
・頭に血がのぼってヒステリーをおこす
・後先考えずに物を投げたり、破壊したりしてしまう
・泣き叫んでわめき散らしてしまう
・つかみかかったり、ビンタや肩パンチをしてしまう
・思わず子供を叩いてしまう
・イライラして暴言を吐いてしまう
・怒りが抑えきれず、裸足で外に飛び出したことがある
理性を取り戻したあとに毎回、自己嫌悪。
私って、本当にダメな人間なんだ…。
いいえ、違うんです。
あなたは傷つきすぎているから、キレてしまうのです。
キレることに苦しんでいた私が、穏やか生活を手に入れるまで――。
★単行本カバー下イラスト収録★
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
私が居た
私は、キレる女です。
それはもうハチャメチャに。
どうにか出来ないかと悩んでいます。
同じことに悩んでいる人が居るんだ!
本があるんだ!作者はこんな経験をしたんだ!
どれも、うなずくことばかりでした。
そして、本の中には、私が居ました。
私も、キレなくなりたいと思います!
Posted by ブクログ
「キレる」の度合いが想像のはるか上で、序盤だけ読んだ時点では正直ちょっと引いちゃいました。
それと同時に、この状況を漫画という形で詳細にアウトプットできること、「このままでは良くない」と根本的に解決しようとする姿勢がただただ凄いと思いました。
「キレる」メカニズムにアプローチして、トレーニングを重ねる。
トレーニングを積めばしっかり変化できることがしっかり伝わりましたが、これは意志が強くないとなかなかできそうでできないことだなと思いました。
「ゲシュタルト療法」はこの本で初めて知りましたが、もう少し詳しく知りたくなりました。
【メモ】
・人は状況同士で話をしている
・『心』に注目するとわかることがある
・『心』に注目する方法は(ゲシュタルト療法だと)体の状態や今の気持ちを聴くこと
・人は誰かに『心』の部分に注目してもらったり、自分で『心』の部分に注目するだけで癒される
ここに戻る
この漫画は私のお守りです。本当に辛い時はここにいつも戻ってきます。「今ここにいる」「やすむ」「褒める」これを忘れずに前を向いていきます。
Posted by ブクログ
最初のスムージー飲んでくれなくてキレる話にドン引きしつつ、その後の数々のエピソードで段々おもしろく思えてきて、ヨーグルト踏んづけるときのアグレッシブな描写で爆笑してしまいました
作者さん、ごめんなさい
どれも辛い記憶だと思うのですが、遠くから拝見する読者の目線からだと面白くって⋯
チャップリンの「人生は近くで見ると悲劇だが遠くから見れば喜劇である」ってやつですね
実際に目撃したらドン引きなんでしょうけど、この方の手にかかると躍動感溢れる動きとすんごい表情とエピソードの強さが面白すぎて⋯コミックエッセイストは天職ですね
現在の夫さんと暮らすときに「上に立つぞ!」と構える姿勢や、ずっと不要だと思っていた食器棚を買って家に置いてみると「すごく家っぽい!」と驚く様に、これまでどれだけ常識外れの辛い体験をされてきたのかと、読んでて悲しい気持ちになりました
この方のお母さまは、「母がしんどい」に詳細が書かれていますが、本当にすごいモンスターで、当たり前の心地よい家庭と親を本当に知らない人生なんですよね
子どもを抱っこしたまま掴みかかったり、キレると少し気持ちよさがあるなど、細部も私の知らない世界への発見が沢山あり、私には全く共感できなかった「キレる人」がこういう感覚でこういう世界で生きているのかと、目から鱗が大量に落ちます
キレるパターンを分析すると、「自分のことダメだダメだと思っているとき」にキレたくなると気づく作者
そして、自分でキレなくなる方法を調べようとするのが凄い!そんな発想が出てくることが素晴らしいです
しかし、キレなくなる方法が見つからないことに愕然とすることに⋯
努力しようとしても方法がわからなかったら呆然とするしかないです
目から鱗の打開策を知りたい、それを教えてくれる誰か(専門家)に会いたい
その苦しみはいかほどだったか
前に受けた箱庭セラピーがよかったからと、他のセラピストがやっている箱庭セラピーに行ったら期待外れだったのにも共感
セラピストやカウンセリングって高額なわりになんの意味もないこともよくありますよね
もちろんすごく効果的なこともありますが、先方の腕前で左右されるギャンブル性があるんですよね
さらにホームページがよさそうだった病院にいっても医者の診察は意味なし
旦那さんに話せばわかってくれると思うよーなんてテキトーなこと言われて終わってしまう
そしていよいよ、ゲシュタルト療法に行き着いたのが素晴らしい
諦めずに行動し続けたからこそたどり着けた、著者の努力の賜物だと思います
私もゲシュタルト療法してみたいなーってすごく思いました
怒っている自分をみてどう思いますか?と聞かれて、「お母さんみたい」って言うところで衝撃を受けました
お母さんみたいにしてたら私も夫に嫌われると身にギュッと力が入っている描写が心に痛い
そのあとのセラピストの対応がいいですよね
お母さんがいると思って「殺してやる」って言ってみてくださいって言うんですよ
ええー!本人いないとはいえ、お母さんに殺してやるって言っていいのー!?!?!?ってびっくりしました
しかも、お母さんに殺してやるって言ったあと、どんな顔をしてると思いますか?って聞かれて作者は「笑ってます」って答えるんですよ
即答できるほど母親のことがわかる作者もすごいし、ここで笑っているだろう母親もあまりにヤバい人間すぎて、ゾッとします
その後のお母さんになりきったときのお母さんそっくりな喋り方も、憑依しているみたいで、なんだかすごい現場でした
その後は自然とキレることが激減したとのこと
キレるのは怒りもあったけれど、ダメダメだと思っている自分をさらにダメだと攻撃される(ように感じる)状況にパニックになっていた側面もあるのだと自己分析されてます
そして、爆笑しちゃったのが、牛乳を子どもがこぼしたときにキレた場面、子どもはキレる作者をみて「バイト先で突然キレだした奴にドン引きしてる人みたいな表情」してて、作者は急に羞恥心を感じるんです
その子どもの「はぁ?」って表情が絶妙で笑っちゃいました
セラピーの基本は「状況」じゃなくて、「心」に寄り添うこと
誰かに心の部分に注目してもらったり、自分で心の部分に注目するだけで癒されるんだとか
たとえば、「もう会社を辞めようかと思ってる」って言われたとき、「やめないほうがいいよ、就職難だし」って返答は、「心」じゃなくて「状況」への返答
その人の心には向き合ってないんです
ここはすごく勉強になりました
私は母に微妙な気持ちをずっと抱いている反面、母は毒親というほど悪い人ではなく、よく育ててくれた人だと思っています
それでも母への引っ掛かりがずっと付き纏うのは、母は私の状況にずっと返事をして、心をみようとしたり、心に寄り添おう、心に返答しようとしてくれたことがなかったからなのだと腑に落ちました
最後の最後に、夫婦の関係について見直すことになるのもじーんときました
夫と喧嘩になったり揉めたとき、相手の答えを待つことができてなかったことに気付いた作者
どっちが悪いと結論がでないと落ち着かないから、自分が暴れることで「自分が悪い」という結論を無理やりつくってその場をしのいでいた
そして、夫にとってもそうやって妻が勝手に結論をつけてくれる関係がちょうどよかったのだと分析する
こんなキレる作者と結婚している夫を最初は聖人かと思い、不思議な人だなぁなんて思っていたが、夫にもメリットがある関係性だった
キレる自分をやめようとしたから、夫婦関係の歪みがいま表面化してきたのですね
作者が変わったら夫も変わらなくちゃいけなくなる
変わったらずっと変わり続けなきゃなんない
キレることから、人間関係の根幹を問い直される素晴らしい良書でした
Posted by ブクログ
以下自分用要約メモ
・筆者はゲシュタルト療法(セラピー)が効いた
怒りを思い出して身体で感じる→身体はどうなっている?→カッカする部分が喋るとしたら、自分がキレてしまう相手になにを言っている?(意識をその部分に集中させる)→怒っている自分が隣にいると仮定し客観視してみる。どう思うかいろんな言葉で口にする(例:まるで○○みたい)→ここまで経て、今どんな気持ち?身体のどこかが力んでいたりする?→「キレる自分(筆者の場合はお母さん)」に対して言いたいことをぶちまける→今度は「キレる自分」になり、対話する(何度か繰り返す)→最後に「キレる自分」の言っていたことを聞いてどう思うか?アホらしくなってるはず。
・「今ここにいる」エクササイズ
これもゲシュタルト療法の一つ。
ただ目の前に見えるものを心の中で言う。「空が見えます」「花が見えます」それ以外のことは考えない。
「自分の体は今こうなっている」「少し喉が痛い」「ベッドに横になっている」など…モヤモヤした時、パニックな時にやると落ち着き、自分のすべきことがハッキリしてくる。
「なんか居心地が悪い」という時にも効果的。自室でやると「実はこれは気に入らない物だった」とわかったり、電車の中でやると「嫌いな人に似てる人が乗ってる」と分かったりする。
・キレてパニックになる時は、勝手に未来に悪いことが起きると決めつけている。辛すぎて耐えられなくなると、今度は「どうしてこんなことに」「あの時こうしてれば」と過去に目を向ける。
意識が未来と過去を行き来して「今」にいないので、本当にするべきことが余計に分からなくなる。
・自分の悩みは悩むに値しない、と思わなくていい
・人には「状況」と「心」がある。
普段「状況」同士で話をする(例:「会社辞めたい」「辞めない方がいいよ、再就職大変だよ」など)
もしかしたら自分でも気付かずに会社以外のことで悩んでいる可能性がある。相手の体の状況、今の気持ちを聞くことで「心」に注目してあげられる。
実際の悩みの原因が分かるかどうかはどうでもよく、人間は誰かに「心」に注目してもらったり、自分で注目するだけで癒される。
・キレやすい人は人から「お前はダメ」「価値が無い」と言われ続け、些細な刺激にもとても弱い。ちょっと言われたことが強烈な悪口に変換されてしまう。「心」では自分のことを地球で一番どうしようもない人間だと思っている。だが意識のピントが「状況」に合っているため「心」に気付かない。
・キレないようになるには自分の「心」の部分にピントを合わせる必要がある。
「状況」は経歴やスペック、経験(私はダメだという前提)が貼り付いているため変化があまりない。「私はダメなやつ」という同じ情報しか入ってこない。
だが「心」は常に動きがあり変化している。「今」を生きているから!(例:うれしい、つらい、なんで!?こんなはずじゃ、これが好き!もっとこうしたかった、疲れた…など)
・無理せず自分の身体を労わろう。行きたくない場所には行かない。実はあなたは誰よりも自分に厳しい。24時間最も自分に厳しい人と一緒にいるようなもの。
・自分をけなしまくるのがキレる原因なので、機械的でもいいから自分を褒めよう。当たり前のことと思わず、えらい!すごい!できた!終わった!
「半分しか終わってない!」じゃなく「半分もできた!」に思考を変える
どうしても褒められない時はひたすら「今ここにいる」を実践
Posted by ブクログ
ものすごく共感…。
叱る、ではない、怒りというものは、扱うことがとても難しい。
第二感情と言われるけれど、「怒り」に移るまでの第一感情を理解していないと、本人は自分の怒りを自分自身でハンドリングできないのだと思う。
第一感情を理解するためには、自分の辛い思いなど、昇華できていない過去に向き合うことが必須となってくる。
自分の精神の安全を守るために、辛い過去にふたをしている場合には、現在の自分が何に怒っているか、全くわからないけど、なんか身体の奥底からぶわーっと怒りが湧き上がってくるのだから、始末に負えない。
田房さんは子どもに向かう前に、自分の問題を解決しなくては、と気づいて、しかも行動に移したのが素晴らしいと思った。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
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