【感想・ネタバレ】キレる私をやめたい ~夫をグーで殴る妻をやめるまで~のレビュー

あらすじ

『母がしんどい』の田房永子が今まで誰にも言えなかった深刻な悩み――それは“キレる”こと。
あなたも家族や彼氏にこんなことしてませんか?

・頭に血がのぼってヒステリーをおこす
・後先考えずに物を投げたり、破壊したりしてしまう
・泣き叫んでわめき散らしてしまう
・つかみかかったり、ビンタや肩パンチをしてしまう
・思わず子供を叩いてしまう
・イライラして暴言を吐いてしまう
・怒りが抑えきれず、裸足で外に飛び出したことがある

理性を取り戻したあとに毎回、自己嫌悪。
私って、本当にダメな人間なんだ…。
いいえ、違うんです。
あなたは傷つきすぎているから、キレてしまうのです。
キレることに苦しんでいた私が、穏やか生活を手に入れるまで――。
★単行本カバー下イラスト収録★

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私が居た

私は、キレる女です。
それはもうハチャメチャに。
どうにか出来ないかと悩んでいます。

同じことに悩んでいる人が居るんだ!
本があるんだ!作者はこんな経験をしたんだ!

どれも、うなずくことばかりでした。

そして、本の中には、私が居ました。

私も、キレなくなりたいと思います!

3
2016年10月18日

Posted by ブクログ

「キレる」の度合いが想像のはるか上で、序盤だけ読んだ時点では正直ちょっと引いちゃいました。
それと同時に、この状況を漫画という形で詳細にアウトプットできること、「このままでは良くない」と根本的に解決しようとする姿勢がただただ凄いと思いました。

「キレる」メカニズムにアプローチして、トレーニングを重ねる。
トレーニングを積めばしっかり変化できることがしっかり伝わりましたが、これは意志が強くないとなかなかできそうでできないことだなと思いました。
「ゲシュタルト療法」はこの本で初めて知りましたが、もう少し詳しく知りたくなりました。


【メモ】
・人は状況同士で話をしている
・『心』に注目するとわかることがある
・『心』に注目する方法は(ゲシュタルト療法だと)体の状態や今の気持ちを聴くこと
・人は誰かに『心』の部分に注目してもらったり、自分で『心』の部分に注目するだけで癒される

2
2023年09月04日

ネタバレ 購入済み

この本に出会えて良かった

事が起きるとパニックになる自分が情けなくて(主に仕事で)、何か良い解決策はないかと探しててこの本に出会いました。

失敗をおかす➡︎未来に悪い事が起きると決めつけ➡︎過去の自分を責める
この件は、まさに私のこと。
あぁ、こうやって自分はパニックに陥っていたんだなと、客観的に見る事が出来、少し心が楽になりました。

「今ここにいる」
やってみましたが、確かにざわついていた心が落ち着きました。
未熟者なので、また同じことを繰り返してしまうかもしれませんが、何度もこの本を読み返して、心をコントロール出来る様になりたいです。

2
2020年09月08日

ネタバレ 購入済み

探してました。

結婚2年目。まだぐーパンチはなかったけど、こんなにブチ切れて暴言吐く妻は私だけ???どうやればこのイラつきが落ち着くの?そしてキレずにいられるの?
とエスカレートする怒りの疑問の解消方をずっと探してました。

本を読んでびっくり。
私の母も、35ー6歳くらいの時めちゃくちゃ怖かったんです。毎日ブチ切れられながら育ちました。
今でこそ笑い話で母もすっかり丸くなり虐待に近い子育てを悔いていますが、読んでいて納得してしまった自分がいるのと、『悩んでいるのは私だけじゃないんだ』と少しホッとしました。

すぐにとはいかないんでしょうが、少しずつ気をつけて旦那さんと円満でいられる努力をしていきたいと思います。

2
2020年04月26日

購入済み

ここに戻る

この漫画は私のお守りです。本当に辛い時はここにいつも戻ってきます。「今ここにいる」「やすむ」「褒める」これを忘れずに前を向いていきます。

1
2022年03月14日

Posted by ブクログ

キレる自分に自己嫌悪が止まらず情緒不安定の悪循環を起こしていましたが、仕組みや対処法を教わり、心が動揺したりこわばった時も、落ち着くことができるようになりました。
今ここにいる…私は○○をしている…そして○○だと思っているんだね。と自分の気持ちを分析するだけで楽になります。出会えて良かった本です。

1
2022年02月01日

Posted by ブクログ

以下自分用要約メモ

・筆者はゲシュタルト療法(セラピー)が効いた
怒りを思い出して身体で感じる→身体はどうなっている?→カッカする部分が喋るとしたら、自分がキレてしまう相手になにを言っている?(意識をその部分に集中させる)→怒っている自分が隣にいると仮定し客観視してみる。どう思うかいろんな言葉で口にする(例:まるで○○みたい)→ここまで経て、今どんな気持ち?身体のどこかが力んでいたりする?→「キレる自分(筆者の場合はお母さん)」に対して言いたいことをぶちまける→今度は「キレる自分」になり、対話する(何度か繰り返す)→最後に「キレる自分」の言っていたことを聞いてどう思うか?アホらしくなってるはず。

・「今ここにいる」エクササイズ
これもゲシュタルト療法の一つ。
ただ目の前に見えるものを心の中で言う。「空が見えます」「花が見えます」それ以外のことは考えない。
「自分の体は今こうなっている」「少し喉が痛い」「ベッドに横になっている」など…モヤモヤした時、パニックな時にやると落ち着き、自分のすべきことがハッキリしてくる。
「なんか居心地が悪い」という時にも効果的。自室でやると「実はこれは気に入らない物だった」とわかったり、電車の中でやると「嫌いな人に似てる人が乗ってる」と分かったりする。

・キレてパニックになる時は、勝手に未来に悪いことが起きると決めつけている。辛すぎて耐えられなくなると、今度は「どうしてこんなことに」「あの時こうしてれば」と過去に目を向ける。
意識が未来と過去を行き来して「今」にいないので、本当にするべきことが余計に分からなくなる。

・自分の悩みは悩むに値しない、と思わなくていい

・人には「状況」と「心」がある。
普段「状況」同士で話をする(例:「会社辞めたい」「辞めない方がいいよ、再就職大変だよ」など)
もしかしたら自分でも気付かずに会社以外のことで悩んでいる可能性がある。相手の体の状況、今の気持ちを聞くことで「心」に注目してあげられる。
実際の悩みの原因が分かるかどうかはどうでもよく、人間は誰かに「心」に注目してもらったり、自分で注目するだけで癒される。

・キレやすい人は人から「お前はダメ」「価値が無い」と言われ続け、些細な刺激にもとても弱い。ちょっと言われたことが強烈な悪口に変換されてしまう。「心」では自分のことを地球で一番どうしようもない人間だと思っている。だが意識のピントが「状況」に合っているため「心」に気付かない。

・キレないようになるには自分の「心」の部分にピントを合わせる必要がある。
「状況」は経歴やスペック、経験(私はダメだという前提)が貼り付いているため変化があまりない。「私はダメなやつ」という同じ情報しか入ってこない。
だが「心」は常に動きがあり変化している。「今」を生きているから!(例:うれしい、つらい、なんで!?こんなはずじゃ、これが好き!もっとこうしたかった、疲れた…など)

・無理せず自分の身体を労わろう。行きたくない場所には行かない。実はあなたは誰よりも自分に厳しい。24時間最も自分に厳しい人と一緒にいるようなもの。

・自分をけなしまくるのがキレる原因なので、機械的でもいいから自分を褒めよう。当たり前のことと思わず、えらい!すごい!できた!終わった!
「半分しか終わってない!」じゃなく「半分もできた!」に思考を変える
どうしても褒められない時はひたすら「今ここにいる」を実践

0
2025年10月24日

Posted by ブクログ

予想以上に深い内容で面白かった。
自分はキレるほどではないけど、イライラしたり、感情が爆発すると泣いてしまうので似ているところがあると思う。
セラピーで心の中の母親と会話するところは何故か涙が出た。
「心では自分のことを地球で一番どうしようもない人間だと思っている」に当てはまりすぎてドキッとした。
状況と心を分ける。心に注目する。今ここにいる。
自分をほめるというのはなかなか難しそうだから、「今ここにいる」を意識することからやってみよう。
この本をきっかけに自己分析が深まった。

0
2025年07月28日

Posted by ブクログ

ものすごく共感…。
叱る、ではない、怒りというものは、扱うことがとても難しい。

第二感情と言われるけれど、「怒り」に移るまでの第一感情を理解していないと、本人は自分の怒りを自分自身でハンドリングできないのだと思う。

第一感情を理解するためには、自分の辛い思いなど、昇華できていない過去に向き合うことが必須となってくる。

自分の精神の安全を守るために、辛い過去にふたをしている場合には、現在の自分が何に怒っているか、全くわからないけど、なんか身体の奥底からぶわーっと怒りが湧き上がってくるのだから、始末に負えない。

田房さんは子どもに向かう前に、自分の問題を解決しなくては、と気づいて、しかも行動に移したのが素晴らしいと思った。

0
2025年01月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分は「キレる」タイプではなく、不機嫌になると「黙る」タイプで、その原因や背景は筆者とは異なる部分もあるけど、
自分の中の「どうしてこんなに不満を感じてしまうのだろう」「もっとこういう風に生きられたら楽なのに」という無意識の感覚に向き合うきっかけになった。

人間関係はつまるところ、自分の心の中(ひいてはこれまでの人生経験)の写しで、生きづらさや人への不満は、自分の心の中を見ないと変わらないのだと思った。

・状況ではなく心に焦点を当てる
・「今ここにある」ことを意識する
この2つは、これから自分の中に染み込ませていきたい。

「キレる」メカニズムがわかるので、周りの「キレている」人への接し方にも活かせそう。

かわいいタッチの漫画だけど、キレ散らかしていたときの筆者はすごくしんどそうで、読んでいる側にも深刻さと切羽詰まっている感じが伝わったし、「キレる」ことのメカニズムは本当にわかりやすく説明されていた。「キレる」ことに悩んでいる人はもちろん、対人関係や将来のことなど、いろんな悩みを抱える人たちに読んでもらいたい本。

0
2024年05月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

怒りは6秒で収まらないし、衝動に駆られることがある。止めたいけど、どうしたらよいか分からないという方にオススメなエッセイ漫画。

作者は夫を殴ったり、物を投げたり、警察を呼んでしまったりとヘビーな状況だった。その原因は、幼少期からの母の支配や否定され続けたこと。そこからキレなくなるまで、文章やイラストで論理的に表現している。
怒りの根本の理解や改善方法、キレてる人への対応にも活かせそう。

●「今ここに意識」
キレてパニックになるのは、未来に悪いことが怒ると勝手に決めつけているから。過去と未来を行き来し、誰かにダメと言われることに怯えている。
「空が見えます」等、目の前に見える物を心の中でいう。

●状況でなく心に注目
例 上司が嫌で会社辞めたい
×就職難なのに勿体無い。
×辞めたら。この本よいよ。
実は別のことが原因かも。上司の期待に応えられない自分が嫌。別の人への怒りを上司に重ねていたり。

「部屋が片付いてない」と現実の話をしても、自分の前提(お前はダメ)で意識が別のところに反応

●休む、「今ここにいる」ようにする、自分を褒める

0
2024年01月25日

Posted by ブクログ

どうしてもキレてしまう自分を直したい人全員に効果がある方法が書かれている、とか、そういうことではない。

ここまで誠実に、自分の気持ちを外に発信して良いんだ、という風潮が出来てくると良いと思うし、私はそういう人が一人でも増えるような雰囲気を作る。

0
2023年02月19日

Posted by ブクログ

『母がしんどい』の田房永子が今まで誰にも言えなかった深刻な悩み――それは“キレる"こと。
あなたも家族や彼氏にこんなことしてませんか?

・頭に血がのぼってヒステリーをおこす
・後先考えずに物を投げたり、破壊したりしてしまう
・泣き叫んでわめき散らしてしまう
・つかみかかったり、ビンタや肩パンチをしてしまう
・思わず子供を叩いてしまう
・イライラして暴言を吐いてしまう
・怒りが抑えきれず、裸足で外に飛び出したことがある

理性を取り戻したあとに毎回、自己嫌悪。
私って、本当にダメな人間なんだ…。
いいえ、違うんです。
あなたは傷つきすぎているから、キレてしまうのです。
キレることに苦しんでいた私が、穏やか生活を手に入れるまで――。
夫から言われたことにブチキレ暴言を吐き暴力を振るった作者が、暴言と暴力を自分の子供に向けようとしている自分に気づいて、どうしたら夫にブチキレないようになるか治療法を探すことにする。
作者はゲシュタルト療法を受ける中で、夫にブチキレている感情の中に、自尊心が低いゆえに夫から注意されるとパニックになりブチキレていたことに気づく。
さらに相手が自分の言いたいことを受け止めてくれなかった経験から、注意する夫に最初から言うことを聞いてくれないという諦めがある。心の中で自分をどうしょうもない人間と思い込んでいるので、夫からちょっと注意されただけで自分の全存在を否定された気持ちになる。相手の意見が正しい部分があると、思えない。こうしたことに、気づく。
今感じている感情や気持ちに集中したら、自分がやるべきことが見えて冷静になれた。
イライラしやすい人に、イライラの中にある隠された感情を見出だすハウツーを知ることが出来る傑作コミックエッセイ。

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2022年12月22日

Posted by ブクログ

どこかの書評で見かけて気になったもの。出典忘却。でも、内容はなかなかに身につまされるものがあった。ここまで極端ではないにせよ、何だか分からんけどご機嫌にふるまえない、みたいなことなら、結構心当たりがあるもの。どんなやり方が良いかは個人差があるだろうけど、ここで取りあがられた手法は誰でもどこでも出来そうなことだし、ちょっと意識してみる価値はあるかも。

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2021年12月02日

Posted by ブクログ

昔の自分に当てはまってて、共感する部分がたくさんでした!誰かにすすめたい一冊。

〇〇が起こったという状況で相談して、その状況に対する返答をするけどそのとき少しだけ心に注目する。

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2021年04月09日

Posted by ブクログ

筆者の言う通り女が旦那にキレるのを治すという視点で書かれている本ってなかなかなくありがたい上に、漫画で読みやすい。さらに明日から試したくなるようなことがたくさん書かれている。旦那にいらいらしたらいつでも読みたくなる本。

0
2020年08月15日

購入済み

良作

色々調べてみたくなった。きっかけを作ったこの本に感謝します。

0
2018年11月23日

購入済み

逃げたくない

今までずっと焦ってた。なんで突然、小さいことでキレちゃうの??

キレてる時、
「何度言われたらわかるの?!なっさけないな!!ふざけるなよまったく!!」と子供に怒鳴って、言っている頭の中では(お前の事だよ)と自分に思ってた。支離滅裂。
でも変えられない。怒鳴ってると、怒鳴ってることにイラっとして、ムカついて、ヒートアップして、お母さん頑張ってるよという保健師の言葉も響かない。
泣いても、反省しても、変わんない。反省というのができない。
もう6年間、変わんない。

胸の中は、子供といる時間中、モヤモヤ、イライラ。
子供の笑顔で母は優しくなれない。最低だけど本当。
夫はいつ私に見切りをつけるか? それもハラハラする。


読んでから思うのは、この本には光明がある気がする。
まずこんなに自分と怒りのプロセスや行動やひどさが似ているものにあった事がない。
私のヒントになるかもしれない。うまくいくかまだ分からない。
変われるまで、この本読み直したい。
少しでも変われたら、またレビューを書きたい。

怒りがヒートアップして止められない方に、お勧めです(とってつけたようでごめんなさい)

20160707


以下、20240920追記
レビュー当時から8年経ちました。
当時保育園、小学校だった子供たちは現在高校や中学、小学校にあがり、生活のリズムも様子もガラリと変わりました。
今の私は瞬間沸騰機だった自分と比べると、なかなかに穏やかでものの言い方や伝え方も平坦だと思います。喧嘩腰に言い捨てていた昔と比べたらとても良い方です。
変わった理由は、子供が成長したこと、私以外の周囲の状況が少しずつ変わって行ったこと。それが大部分のように思います。
私自身が小さく普通に遊び回る子供に上手に対応した訳ではなく、子供が分別を覚え始め、
こちらが伝えることをそのまま受け取って行動したり言葉で返答するようになったから、私が鬼になる回数が減っていき結果的に助かった。

理由はともかく、こんな状況から変わりたい、という1番の目標は突破しました。あとは維持を頑張りたい。
当時のように戻らないように、今は自分のネガティブ感情を書き出して客観的に考えたり、コーピングリストを作ったりしてなんとか回ってます。
穏やかで笑いが起こる家庭に今の所はなっていると思います。
この本はきっかけを与えてくれました。感謝しています。

8
2024年09月20日

購入済み

おもしろかったです

私はキレる人間ではないのでわからないのですが、とても興味深かったです。

知り合いのメンタルクリニックにいる人は『アル中でも賭博中毒でも、何かに依存してしまう人は、さみしい人なんだよ。』と言っていました。

問題行動を起こす人には、その裏に何かがあるのでしょう。
自分を愛せない、自分の心と向き合えない、そんな人を知ることができるとてもよい本でした。

3
2019年07月05日

購入済み

こういう本が欲しかった

自分が怒っている姿は間違いなく母の様。分かっているけど止められない、誰も解決法を教えてくれない、このままじゃ我が子も同じ目に合わせてしまう、と本当に悩んでいた矢先にやっと出会った本です。ここに書いてあることは大いに参考にさせていただきたいと感じました。この問題に取り組んでくださってありがとうございます。

2
2018年09月19日

購入済み

なかなか

面白かった!自分にも重なる部分があるので参考にしたい!

1
2016年12月24日

Posted by ブクログ

最初に思ったのは読んでて辛くなった。自分とは違う感性や悩みを持つ人の内容過ぎて、もし自分がそうなったらとかそういう人と付き合ったらとか家族がそうなったら…とか。たられば話になってしまうけど、衝動的な怒りや怒ってる人への対応が納得できる所が多かった。

0
2025年11月10日

Posted by ブクログ

読みやすかった。
ゲシュタルトセラピーが気になった。
私もたまにキレやすいのでちょっとだけ共感できた。

0
2025年06月16日

Posted by ブクログ

本作品に出てくるゲシュタルト療法に俄然興味が湧きました。
私自身はキレるタイプではないのですが、自分の気持ちを言葉にするのが苦手、且つ自己肯定感が低くて自分を後回しにしがちです。そして(こちらの作者の母親程ではないですが)メンタル不安定で過干渉な母親との関係に悩んでいます。
自分の人生を一段階上げるために、自分自身と向き合いたい。でも何をしたらいいか分からないと思っていたので、とても為になる情報でした。
最後に。巻末に載っていた「ゲシュタルトの祈り」ひびきました。写真に撮ったので、折に触れて見返そうと思います。

0
2025年02月25日

Posted by ブクログ

夫に対してどうしてもキレてしまう著者が、その悩みを克服するまでを描いたコミックエッセイ。
相手の肩を殴ったり、裸足で外を飛び出したり、怒鳴り散らかしたり、赤ちゃんを抱えたままキレたり…。
そして我に帰った後、自己嫌悪に陥る。
ヒステリックという言葉で片付けられてしまいがちだけど、内情を覗き見するとここまで深刻な葛藤があるのか…といたたまれない気持ちになった。
毒親や過去のトラウマが原因なことも多いそう。
どうしてもキレてしまう自分との向き合い方、そういう人に対する接し方を考えるきっかけになった。

0
2024年12月20日

Posted by ブクログ

人は、親や恋人など、身近な人から良いところも悪いところも学んでしまう生きものだ。
虐待された子どもは、大人になって虐待する側に回ってしまうことが少なくないという。
著者は必死でもがき、苦しみ、のたうちまわりながら、その連鎖を断ち切ろうと、カウンセリングやセラピーに行くなど、積極的に行動している。
られても受け止めてくれる夫さんのおかげもあるが(もちろん険悪になることも多々ある)、不幸の連鎖を止めるのはこういう人なんだと、納得できた。

0
2023年10月21日

Posted by ブクログ

田房さんの本は、いつも実践的だなぁ、と思いました。こうやってキレる気持ちも分かるし、そういう人もいる。
もしかしたら、万人に通用はしないかもしれないけど、自分に目を向けることの大切さに、改めて気づいた本でした。久しぶりにマインドルフネスやろうっと。

0
2023年07月17日

Posted by ブクログ

「おまえは俺か?」ってなる本だった。キレるタイミングとか理由がわけわかんないのとかほんと一緒。あと食器棚を買った時に「あっ、家っぽい!」ってなるのわかりすぎた。私も心の中のどこかに「私はお金をかけてはいけない」みたいな気持ちがあって、普通の値段なのに必要なものを買うのを躊躇することがある。「私のキレはパニック」っていう言葉が腑に落ちた。

0
2023年05月31日

Posted by ブクログ

なんとなく手に取ったのだけど、読んで良かったです。
エッセイの大きな魅力はフィクションではないものに共感できて、癒されること、自分にとっては。
半分虚構みたいなもんです、のようなお洒落でのほほんとした日々つらつら系エッセイも素敵だけど、ご自身の傷や(とても失礼な言い方になってしまうけど)もしかすると「恥」と見做されてしまうような内側を描く本は、読めて有難いと思う。作者さんすごいなあと思う。

井戸の底にいる自分、心ではなく状況だけを捉えてしまう・しまわれること、家族への悔しさ。私は自分のそれに触れたとき「キレる」方面にはいかないのだけど、根っこにある感覚は分かる気がしました。感情が悲鳴をあげてるんだなあ。

0
2022年11月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

漫画形式でさくさく読めた。
要点がよくまとめられていて分かりやすかった。

特に「今ここにいる」の効果がすごくてかなり落ち着ける。
自分自身はそこまでひどくなくなったけれど、近くに似たような感じの人がいるので対処法?その人の理解のためにも良かった。

・今ここにいる
・休む
・ホメる

どうにもならない時、どうしても疲れている時って休むのが第一だよなと思った。

0
2022年11月05日

Posted by ブクログ

自分が、夫など近しい人にキレてしまうことを、赤裸々に淡々(ある意味分析的に)記載しているところがすごいなと思った。

「ゲシュタルト療法」で、自分のことを客観的にみられるようになるところが見せ場で。筆者にすごいフィットした療法だったのだと思います。

本当に、相手の立場になって考えてみること、ファクトと自分の感情(評価)を分けること、が大事。

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2022年07月03日

Posted by ブクログ

井戸の例えがまさにそう
「状況」と「心」のとこもすごい納得で、今まで人が状況に対して何か言ってるのを全部自分がダメなんだって思ってたからこれ読んでちょっと変われた気がするというか練習中
「今」を感じること、マインドフルネス?も練習中

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2022年02月15日

Posted by ブクログ

気づくことがたくさんあり、勉強になった。

おわりにの「悩みすぎないで、何をされても子どもはお母さんのことが大好きだから、大丈夫」っていう教育者の言葉は久々に気持ち悪かった
現にそうは思わない自分がいるし
お母さんと子どもを強く結びつけすぎても辛さしかないような。
そうはいかないんだろうけど、たまたま無事産まれて、たまたま養育者ぐらいのテンションのがありがたい。

著者の問題解決のための精力的な行動力に尊敬。

0
2021年02月05日

購入済み

難しいけど面白かった

こちらの作者の独親に関する本をいくつか読んでいました。毒親というのはその影響をいつまでも引きずる厄介なものですね。

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2020年03月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

二人目の子が生まれたころからイライラしやすくなった。今までならこんなことでイライラしなかったのにって思うことが多くて凹んだ。身体の中でメラッとする感覚、そう、そんな感じ!今まではうまくできてたのに、上の子の赤ちゃん返りが自分を否定されているようでツライ。そのイライラを子に当たってはイカンと、代わりに夫に当たってたかも。。私のイライラはそこだったのかなあ。私も井戸の底にいるのかもしれない。

「今ここにいる」というエクササイズ、私もやってみよう。これ、本当に私が最近よくパニックになるやつ。。わかりすぎる。。そういうことだったのか、なるほど、、という感じ。。

未来に悪いことが起こると勝手に決めつけて、つらすぎて耐えられなくて「あの時こうしてなかったから!」と過去に目がいく。意識が未来と過去をいったり来たりして「今」にいないから、本当にやるべきことがわからなくて余計にパニックになる。

自分の心の動きにピントを合わせる。
休む、「今ここにいる」ようにする、自分をほめる
ゲシュタルトセラピー気になる。もっとひどくなったときは私も受けてみよう。。

0
2020年01月05日

Posted by ブクログ

私も“夫には”キレてしまうことがあった

私も相手の言葉を拡大解釈してる癖があった。
「ちゃんとしないとダメ」という曖昧な自分のものさしがあって、そこから溢れたら落ち込むみたいな。

状況と心を分けて考える大切さ
今の現状に目を向ける

こうすると、自分が何を考え気にしているか解像度が上がって、曖昧で散乱しやすかった注意がなくなる、そんな感覚があった

0
2025年09月12日

Posted by ブクログ

結婚して出産後(2020〜2021年)こういう自分がいて悩んで買った本。その時はすごく共感した…
数年経ちさまざまな環境が変化した2025年現在、久しぶりに読んでみたらキレすぎている著者に引く自分がいた。DVだよな…と。
あの頃から少しぐらい…変われたかな自分…!

0
2025年07月10日

Posted by ブクログ

ちょっとした事にいらいらするのは、当たり前。
しかし、それが止められないくらいになったら??

叫んで怒鳴って、はっと我に返ってがっくりする。
こんな自分は嫌だ、と止めれば、多分ストレスがたまり
それはそれで大変な事になりそうな気がします。
相手もよくこれに付き合ってくれたな、という思いと
冷静になると、ああそうなのか、と見えてくるものが。

怒っていると、ものすごく損ですが
それによって得られるものもあります。
対処法に出会えた、というのも嬉しい現実に
そんな方法があったのか、という驚きも。
広く知られれば、楽になれる人が増えるかも
知れません。

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2022年01月11日

Posted by ブクログ

最初の方の夫にキレる部分に激しく共感し、爆笑した(笑)男って甘やかすと、直ぐそれをフツーと思いますよね?!www

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2021年11月20日

Posted by ブクログ

夫に何か言われるとちょっとしたことで爆発したようにキレてしまうという田房永子さんが、その怒りの構造やコントロールについて考察したコミックエッセイ。いわゆるアンガーマネジメント。
他人や友人には不快にさせないよう言動に気を遣いすぎて疲弊するぐらいなのに、夫や子供などにだけキレてしまうというのは、自尊心の低い人あるあるだと思う。
ここで紹介されていたゲシュタルトセラピーってすごいですね。怒りが爆発しそうになったら、とにかく"今目の前にあるもの"を考える。過去を振り返るのでも未来を心配しすぎるのでもなく、ただ今をみつめる。"今ここにいる"ことを考える。まだ実践してないけど、この方法はすごく冷静になれそうな気がする。
あとは怒ってしまいそうなとき、状況に対してアクセスするのではなく、自分あるいは相手の心にアクセスする。育児書とかでも目にするけど、これは共感することに近いのかもしれない。
私もいつも冷静に叱ったりすることができず、突然溜まりたまった怒りが噴火するようになってしまうことがあるので、また後悔する前にちゃんと練習してみたい。キレることをやめたい!って自分で強く思うことから始まるのかもしれない。

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2019年10月28日

Kim

購入済み

文句書くため金払う自分もどーか

yahooでチラッと読んで、一言書きたかったけど、それなら金払って全部読もうと思い購入しました。どうしようもないクズ人間が何とかふつー(に近いモノ)になれたって話なんだけど、、、。同情も共感も湧かないし。。。ただ読んでて腹が立つ。周りにこんなのいなくてヨカッター、ってだけ。まったくの「喜捨」でした。がんばって下さいね。

1
2020年08月28日

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