【感想・ネタバレ】大黒柱妻の日常 共働きワンオペ妻が、夫と役割交替してみたら?のレビュー

1,320円 (税込)
660円 (税込) 12月18日まで

3pt

あらすじ

【『母がしんどい』の著者がおくる、令和の共働きエンターテインメント!】

丸山ふさ子・40歳。フリーランスのデザイナー。2人の子どもがいます。出産後ワンオペで育児担当をしてきた彼女は、ある日夫の転職を期に家計の7割以上を担う「大黒柱妻」になる。ずっと封印してきた仕事欲を爆発させていくうちに、自分が絶対になりたくなかった「昭和のお父さん」になっていくことに気づくのだけどーー。『母がしんどい』『キレる私をやめたい』の著者が送る、令和時代の共働き漫画! 累計100万PVを記録した、Webメディアcakesの大人気連載、待望の書籍化。

夫と妻の立場逆転から見えてくる、
「女性が家事育児する」が前提の社会ーー。
最適解はどこにある?

■第1章 ワンオペ妻、大黒柱妻になる
■第2章 妻からの抗議は、なんと夫にとっては快適だった?!
■第3章 頼まれてないのに家事をする女「別に頼んでない」という男
■第4章 私が大黒柱になった理由
■第5章 家事分担なんてヌルいこと言ってられない!
■第6章 大事なものってなんだろう

〈著者プロフィール〉
田房永子(たぶさ・えいこ)
1978年東京都生まれ。2001年第3回アックスマンガ新人賞佳作受賞(青林工藝舎)。母からの過干渉に悩み、その確執と葛藤を描いたコミックエッセイ『母がしんどい』(KADOKAWA/中経出版)を2012年に刊行、ベストセラーとなる。ほかの主な著書に『ママだって、人間』(河出書房新社)、『キレる私をやめたい』(竹書房)、『お母さんみたいな母親にはなりたくないのに』(河出書房新社)、『しんどい母から逃げる!!』(小学館)、『男社会がしんどい』(竹書房)などがある。漫画以外にも『「男の子の育て方」を真剣に考えてたら夫とのセックスが週3回になりました』(大和書房)などのエッセイ作品も手がける。これまでは主人公を「エイコ」とし自らの体験を描いてきたが、今回初めて架空の人物を主人公とするフィクション作品に挑戦した。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

夫婦間で仕事(収入)と家事育児のバランスをどう分担するか?という永遠のテーマを、その立場を入れ替えることによって自然と目線や考え方が変わってきてしまうという、無意識ながら恐ろしい事実とともに向き合うことができる良作だと思った。

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2021年04月17日

Posted by ブクログ

いわゆる、平成までの価値観としての“旦那”的な仕事生活と、小さい子どもをワンオペで支える“お母さん”的な生活を両方してきた方の、稀有なマンガ。

世の中の全ての“平成までの感覚で働いているお父さん”が読めば、多分、日本は平和に一歩近づく。

今年発見した本の中で、一番素晴らしい1冊 。

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2023年02月19日

購入済み

漫画で読みやすい、内容は濃い

大学の授業や、産前のパパママ講座なんかで是非取り上げてほしい。

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2022年11月10日

Posted by ブクログ

主人公と私は職種や性格は全く違うものの、「自分のやりたいことを我慢してきた(している)、一方の夫は?」という点で同じ。自分自身を重ねることで、私が抱えているもやもやの中身がはっきりした。
会社や義理の実家、夫含めて、全てが「ママ」を前提としている。フルタイムでワンオペの私に「ママも忙しいのにごめんね」と言いながら用事のすべてを夫ではなく私に電話ラインしてくる義理の実家への、「なんでそれわかってんのに私に連絡してくんの…??って、夫から義理の実家に言ってよ…」とお願いしても「可能な限りそういう流れにしていこうね!」しか言わない夫。絶望の連続だけど、そういう絶望をこの本が癒やして(?)くれる。
決して「癒やし系」ではないんだけど、私自身がそんな大した聖人ではないんだ、という思いに気づかせてくれる。
誰も大した人ではない。私も多分ふさこさんと同じで、「大黒柱」になったらプシュッとやりだすんだろうなー!って思った。

私の夫、という単品ではなく。みんな、男も女も関係なく自分を重ねて読んでほしい。みんな大した人じゃないから。だから。みんなで負担するしかない。女、母は聖人ではない。

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2022年06月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今の自分にとってタイムリーな漫画でした。と言っても大黒柱妻ではないですし、その予定もないのですが。

ハーゲンダッツを買ってくることではなく、早く帰ってきて家事育児を淡々とやるくだりは、その通りすぎて夫に教えたいです笑 お互い無駄な冷戦が減りそうです。

あと、主人公ふさ子さんの元彼との回想シーンですが、すごくわかる!!普段は思っていないのに、突然化学反応を起こして女たるもの…に頼まれてもないのに目覚めちゃう感じ。でもそれは性別ではなく役割がそうさせるというのは新たな発見でした。トシさんの後半の世の中の主婦の気持ちがわかるようになった辺りのところも読み応えがあって何度も読み返しました。

本編と関係ないですが、ふさ子さん元カレ、元同僚の元カレなど、いるいるこんな人的な絶妙な見た目がツボでした。

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2021年07月24日

Posted by ブクログ

わたしは仕事が好きで、仕事で自己実現をし社会的に認められることにも充実感を感じているやや大黒柱妻なのですが「自分にとっての幸せを大切にする」というふさ子の気づきが、とってもよかった。

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2021年05月17日

Posted by ブクログ

職場の方から勧められた本
ワンオペ育児の妻とモラハラ夫(T ^ T)

なんと、ワンオペ妻から大黒柱妻になり 
夫と役割交代してしまうストーリー

妻、夫それぞれの感情も描いていて
面白くて、スルッと読める

日本は妻や母親に対して厳しいと思う
でも、妻は夫育てまでしなくていい!

男性も(夫)ぜひ読んでほしい


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2024年05月07日

Posted by ブクログ

あまりにも共感し過ぎて読むのが苦しくなった本ははじめて。主人公が大黒柱となり、働きに出てわかった旦那さん側の気持ち。読みながら、「あーお父さんはこういう気持ち、感覚だったのかと」気づいた。気づき過ぎて本当イライラ笑。世の中の家事を担ってる母親の役割を、世間は当たり前だと思い、本人もやって当たり前だと思わされてる。。そりゃ母親は疲れるし、病むよね。。。

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2021年10月17日

Posted by ブクログ

仕事バリバリやってた私が妊娠していま15週目。今後の不安がある中で読んだ本。世の中の仕事を頑張るパパとママ全員に読んでほしい本だと思いました。

大黒柱の妻というのは「夫より収入が高くて家計の7割を負担している」という定義らしいのですが、たぶんそんな家庭はどんどん増えてくる。

私の場合も筆者と同様の経験があり、「女だから子供の世話しなくては」「料理をしなければ」という体内前提玉を埋めなければいけない気がして焦っていたし、出産で収入が減るという不安で、興味がない副業をしようとしていた。

でも、いざこの本を読むと、私の夫は料理や家事をやってくれるし、男の競争に必死な人でもないから、「なんで一人で焦ってるんだろ。一緒に頑張っていけばいいやん。」と思えた。

色んな葛藤を抱えているママパパが、助け合える社会に早くなってほしいな。

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2024年04月14日

Posted by ブクログ

どこに向けられたものかは正直よく分からないのだが、おそらく、仕事しかしない夫に対して、お前のやってるのはこういうことだぞ思い知れ!ってとこか。結局、共働きの中で家事育児と稼ぐのを完全分担するには稼ぐ方の家計負担率を少なくとも3倍は傾斜させないとバランスは取れないのだろうな。そうだとしても家事育児する方には不満は残るだろうけど最低限それくらいはないと仕組みとして成り立たん。「頼んでない」、「何勝手にしてんだ」、「余計なことすんな」ってもあるけど、「言わなきゃできないのか」、「自分で考えろ」、「いちいち確認してくるな」ってのもあって、まぁ、対人コミュニケーションは難しいですね。頼んでいようがいまいが、人に何かしてもらったらまず「ありがとう」、その出来に不満なら「次からはこうしてくれたら嬉しいな」、それができないのなら人には任せない。してほしくないことは明確に言葉で伝える。あと、一番大切なのはルールを平等に適用する、ですかねぇ。

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2021年05月17日

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