【感想・ネタバレ】「男の子の育て方」を真剣に考えてたら夫とのセックスが週3回になりましたのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2019年12月08日

おもしろい。
育児書として読んでほしい!
いろんなエピソードが零歳児を育てる自分には共感出来すぎる!
中でも(他の人の共感があまりなさそうなエピソードかと思うが)「子供へのプレゼントを買うのが自分達しかいないということが(祖父母達と疎遠なため)、物凄く悲しかった」とか。あああーわかるーー!!ってなっ...続きを読むた。
他人からすれば細かいこと。でも育児で大変な人には重大なこと。親子関係、夫関係、女の子育児、男の子育児。日々の生活で揺れ動く心情のその原因は?対処は?の答えを示すことのできる一冊。

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Posted by ブクログ 2023年05月25日


著者の、丁寧に自分の心の動きをみつめて向き合っていく過程がスリリングで目が離せない。

なにか不自然な、過剰な感情が湧くとき、その根底にあるのはなにか。
過去の体験から生まれた、自分を守ろうとする心の働きに気づくこと。
そしてその感情が生まれた理由を思い出し、癒すこと。

男性への思い込みについて...続きを読む
子どもとの関係について
夫との関係について

周りの人との関わりや、専門家のサポートのもと、
著者が自分の心の奥底をのぞき込み、
誠実に向き合って自分を癒やし、
過去に振り回されない関係性で家族と付き合えるようになるまでの記録。

その過程で著者が気づいたこと。

・親子関係:子どもと大人の関係は対等ではないから、大人は簡単に加害者になってしまう。夫婦関係がうまくいっていないとき、その皺寄せは一番弱いこどもに流れる。それを自覚し、子どもに押しつけるのではなく、原因であるパートナーと向き合うこと。

・男女関係:男性は本来、上に立って下にいる女性を助けてあげたい、優しくしたい。だから下に立たされると助けてあげられなくなる。男性と戦ったり攻めるのではなく、頼ったり感情を出すことで関係性がうまくいく。

・日本人のセックス観:女性を虐げる価値観のセックスコンテンツが溢れていて、その影響で女性を虐げる価値観を学んだ男性が多く、痴漢の蔓延など有形無形の女性への加害につながっているのではないか。

ぜひこのスリリングな旅路を辿ってほしい。自分の傷や思い込みに気づき、癒やし、周りの人とより良い関係を気づくきっかけがそこにある。

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Posted by ブクログ 2021年09月03日

『母がしんどい』『キレる私をやめたい』などなど、田房さんの本をいろいろ読んできたけど、ずっと一本筋が通っていて、ぶれなくて、それでいて読むたび新しくて進化していてみんなにわかりやすくて、、すごい。すごく面白い。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年09月18日

自分を被害者と認識してどう向き合うか。
自分の感情への向き合いかたや分析がすごい。

キレる行動というのは 自分自身を守っている部分 を普段から自分が無視していることが原因。その部分をおさえつけていると絶望し怒り狂い あんたが私を分かってくれと身近な人へ吐き出されるのがキレるのメカニズム。


産後...続きを読むの夫婦の癒着しやすさも共感。

いいこシーソーや依存と自立のバランスなどイラストつきでわかりやすい。

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購入済み

読書感想文に

2020年04月10日

たまたま目につき、読書感想文に書きました。
田房さんの人生や男性に対しての気持ちがよく現れていると思います。
もし、このエッセイを読書感想文で書こうと思う方がいるのならば最終学年で書くことがおすすめです。
何を思われてもあと一年で終わりますからね。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月23日

自分の感情や思考回路の原因をとことん考えて追求して向き合っていてすごいと思った。自分自身が遭った被害を受け止めること大事。
無意識のうちにジェンダーでかたにはめる発言を子どもにしてしまうのも気をつけようと思った。
膜の話は本当にそうだなーと思った。
最後の方のおちんちん談議は笑いながら読んだ…笑

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Posted by ブクログ 2023年06月14日

田房さんが第二子として息子を授かった時に、自分の中にある男性に対する感情と向き合った本。
これを読んで、私も父に対する気持ちを色々と発見することができた。
うちの父はそのへんにエロ本とかエロビデオを置いておく人だったんだけど、私は本当にそれが嫌だった。性的なことと父とが結びついていることを知るのが嫌...続きを読むだった。でも私は父に私を見て欲しかったので、父が持っていたエロコンテンツに出てくるような女の人になろうとしていた。それは決して父に対して性的な感情があったわけではなく、そうしないと私には価値がないような気がしていた。成人してからのモラ男遍歴もそれじゃん!!と思ったらすごく腑に落ちた。
本当はザ・草食男子みたいな見た目の人が好きなのは、父と正反対だからかもしれない。まあザ・草食男子の人を選んでもモラ男だったんだけど…。
そして田房さんの旦那さんに対してもモラっぽいところがあるなと思うんだけど、ちゃんと向き合っていけるんだと衝撃だった。元夫はもっとヤバいモラだったから比べるのも違うかもしれないけど、私はこれまで生きてきて、男性に対等に扱われたことがないような気がしていて、私、対等に生きていくやり方を知らないかも。と、気づいた。
自分の中に存在するアンビバレントな感情に気づくことができた本。
でも「おちんちん部屋」は笑った。

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Posted by ブクログ 2023年05月26日

性犯罪の被害にあったことはないし、交友関係の中でも遭ったという人を聞いたことはないのだけれども、社会的背景だったり現状の話が記載されていて今までに感じていた違和感と共感する部分があった。
他にも自身の感じていた問題が作者の話と一致する部分があり改善策を学べた気がする。

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Posted by ブクログ 2021年05月04日

自分の中に存在していた不可思議な「男性嫌悪感」を紐解き、自身の心の傷を癒やし理解したことで、夫との関係性も改善された、という話。
田房さんの書籍は何冊か持っているが、自分の生臭い部分と対峙する覚悟・決意には毎度驚嘆し、勇気をもらえる。
私も所謂毒親の元で育ち、男性嫌悪感を抱いたり鬱病になって過去の自...続きを読む分と向き合う経験をした。
結婚した夫を愛おしく思う一方で、男性である夫に対し謂れのない怒りや憎しみを抱き、そんな自分に戸惑ったり、2人の息子を持ったことで、自分の思っていた"男性像"と現実の"男性"が全く異なることに気づき、男性学や性犯罪者の本を読み漁ったりもした。
しかしそんな自分の心理と対峙することは本当にハードで、自分を保つのに精一杯になることも多く、育児と同時進行で進めるのは中々大変であった。
そんな大変な作業を精力的に進め、しかもその内情を明け透けに執筆してくださるのはとてもありがたく、自分も頑張ろうと思える。
田房さんには今後も是非、面白い本を執筆していただきたいです。

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Posted by ブクログ 2020年07月30日

作者と母親の特別な関係は、誰にでも心当たりがあるようでないような感覚。自分は作者と母親の関係は共感できるところが多かった。そこから人間関係の構築が始まっていることがこの作品を読んで気付いた。重すぎず読みやすかった!

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Posted by ブクログ 2019年09月01日

“それでも、これから二人でぬっちゃんを育てていかなきゃいけないから、反省して、改善するように努力してカウンセリングとかセラピーとか行ったりして、でもまたきっと同じような別のことを繰り返してしまいながら、それでもまた反省して、自分で自分を許して、暮らしていかなきゃいけない。”(p.76)


“「この...続きを読む子(この人)は今こういう感情に違いない」と勝手に決めて先回りして動くことは、相手が子どもでも大人でも場合によっては失礼なことだと思う。”(p.145)

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