あらすじ
「母がしんどい」の田房永子が、“その後”の母子関係を描いた最新エッセイコミック。両親との関係に疲れ果てたあなたへ捧げます。自分が壊れるまで、親子関係を続けなくてもいいのです。
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Posted by ブクログ
自分が壊れるまで、親子関係を続けなくてもいいのです
というメッセージ。「母がしんどい」人たちは
親の過去の悪行を「許さない」人じゃなくて
「許して許して許しまくった挙句
限界を超えてしまった」人たちなんですよね
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「うちの母ってヘンですか?」の続編、今回も強烈な毒親オンパレードです。しかし、「毒親」としてテレビ等で簡単に消費されてしまう現状への違和感や、田房さんの母親再会など、それ以外のコンテンツも盛りだくさんです。田房ファンならぜひご一読を。
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一巻完結。
『母がしんどい』その後のエピソードと、
作者が同じ悩みを抱える方々を取材した、
人それぞれ様々な形の『毒親』話を収録。
様々な形があれど、少しでも共通する部分は必ずどこかにある。
一般人には伝わらない『毒親』の辛さを皆で共有し、対処法を学ぶ。そんなエッセイ漫画。
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色々な人の話あり、作者の話あり。
浄化しないと食べられない、という人の気持ちは
ちょっと分かります。
何だかこう…気持ち悪いというか
このままだといけない気分になるのが。
人に回して食べてもらう、という手もありますが
多分それをするには、さらに罪悪感が産まれて
できないのだろう、と思います。
Posted by ブクログ
親子に関する違和感、体験や考えがまとめられたコミックエッセイ。
親に対するヘイトを口にすると「いくら嫌いでも苦手でも、育ててくれた親なんだから!」と説教してくる人いますよね。そういう風に言えるのってきっと真っ直ぐに育ってきた方で、純粋に羨ましいしすごいなと思います。
私の親はたぶん毒親ではなかったけれど、それでも私はなぜか小さい頃から家族という枠にずっと居心地の悪さを感じていて、高校卒業後すぐに実家を出て現在に至るまで両親、きょうだいとは滅多な理由がない限りは距離を置いて過ごしている。
だから、家族を嫌いであること、家族と関わらずに生きていくことを認めてくれるこんなエッセイがあると心底救われる気がします。
それでも親子でいなきゃいけないの?そんなことはない。
"毒親"は、決して親を罵るための蔑称ではない。病名でもない。
あくまでも子供が自分と親を切り離して考えるための言葉であって、誰かに判定してもらうものでもなく、自分の「つらい」という気持ちを基準に決めていいんだ。