【感想・ネタバレ】お母さんみたいな母親にはなりたくないのにのレビュー

あらすじ

実母との関係に悩む女性が、「女の子のママ」になったら一体どうなる!?『母がしんどい』『ママだって、人間』の田房永子が今度は自分が母として、娘との日々を描くコミックエッセイ!

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Posted by ブクログ

子供の頃からお母さんの過干渉に悩まされてきた、毒母育ちの筆者が女の子を出産、そして育児。お母さんみたいな母親にならないためにはどうすればいいのか、悩みながら奮闘する姿を描いた育児サバイバル・コミックエッセイ。


世界はA面B面があるって分かりやすくて納得。その境界線で踏ん張ってる場面を見て、私の立ち位置は何処だろうかと考えた。
子が生まれて一年くらいはどっぷりB面で、今はちらちらA面を覗いてる感じかな。
社会に馴染ませる為にはA面を見ないといけないと無意識のうちに思って、時に厳しくなってしまうけれど、その度にどうしてこんな風に振る舞わないといけないんだろう?って考えて立ち止まってしまう。
子供の特性や個性を殺すようなことはしたくないって思うけれど、B面が過ぎるとそれはそれで面倒で、結局行ったり来たりしてる。

母親になった時には感じなかったけれど、子がある程度育って人間らしくなってきた最近、ようやく母親もこういう気持ちだったんだろうなって思えるようになった。
世間的にはそこまで気付けたなら親を許さないとって繋がってるようで少ししんどかったけれど、この本を読んで許さなくてもいい、それとこれとは別問題だと思わせてくれて読んでよかった。

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2018年09月21日

Posted by ブクログ

初期より絵が細かくなっている点は賛否両論あると思われる。内容としては、「出産経験」「子供のため」という印籠を持った有象無象が、脳筋系善意を一方的に押し付けてくる様子がリアルであり、著者の冷徹な分析が光る。

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2019年04月06日

Posted by ブクログ

田房さんの内面て結構ヤバいんだなと思った。
もう母親からの呪縛は解けたのだと思ってたけど、全然そんなことはなく、精神面の問題もまだまだあるみたい。
まぁ私もそうだけど(笑)
メンタルの問題って一朝一夕では治らないんだと思う。もしかしたら一生…。
女の子の子育ての話はとても面白かった。
自分とは真逆の趣味や性格になったりするんだね。
私も今はすっかり男っぽい格好が好きだけど、好きな服装をさせてくれる親の元で育ってたら違ったのかな?

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2021年03月22日

Posted by ブクログ

タイトルから、虐待的な親を想像していたが、ストーリーからわかった親は、過度な過干渉。というよりも、子供を自分の所有物と捉える親だった。
表立っては、所有物とは言っていないけど、「◯ちゃんのため!」って言うのは、逆に自分のためであるから。

読んでいって、この方、大丈夫⁈いや、大丈夫じゃないよな。。。と、思うこと多々。

負の連鎖が起きないように、すごい戦っている感じだが、それがまた、負の連鎖に足を突っ込みそうになる入り口でもある。
でも、本人がそれに気づくので、踏みとどまれる。

逃げるにしろ、恨むにしろ、諦めるにしろ、何にしろ、親という存在は消しきれないし、切れないもの。
恨み言を並びたてている時、その裏には「本当は、こうして欲しかった。」「本当はこうしたかった」という思い。それが対象者を変えて表出をしたのが、負の連鎖の始まり。

人間は過去には戻れないので、それらの思いをしないことはできないけれど、その思いに気付いて、納得することは、大人だからこそできることなのだと思う。その過程、相当苦しいけれど。

著者は、それらを子育てしながら一生懸命やっているのだと思う。
でも、◯ちゃんのために頑張ってやらなきゃ!と思うと、またドツボにハマるから、「自分が何をしたいのか」と、肩の力を抜いて楽しんで欲しいなーと思った。

でも。。一番初めに文鳥さんで気づけて良かったね。

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2020年01月15日

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